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Web担当者になったら、最初にすべきことは何? 初心者向けに解説

1.会社・団体のWeb担当者になったら、最初にすべきことは?

会社・団体のホームページ担当者になったら、最初にすべきことは?
「ホームページの更新はキミに任せたから!」
 なんていきなり言われても……。
プレッシャーだなぁ。
 いったい何から手を付けたらいいんだろう?

まずは自社の商品・サービスをよく理解することです

まずは自社の商品・サービスをよく理解することです
ホームページ(HP)の更新をまかされた!
その時、あなたは何から手を付けますか?
アクセス解析?
SEO対策?
あるいはアクセスアップを狙っての広告?
それぞれに重要な取り組みでありますが、それより何より肝心なものがあります。
それは「自社の商品・サービスをよく理解する」ということです。
 
「自分の会社が扱っている商品なんだから、言われるまでもなく知ってるよ」と言うかも知れません。

しかしながらここでいう「理解する」とは自社が何を作っている・売っている・提供しているかという話ではなく、その商品・サービスがなぜ必要とされ市場に受け入れられているのか、ということです。

なぜ自社の商品・サービスが市場に求められているのか、考えてみましょう

なぜ自社の商品・サービスが市場に求められているのか、考えてみましょう
あなたの会社の商品やサービスとそれを取り巻く市場について、もっともよく理解しているのは誰でしょうか?
それは、営業や販売に関わる人々です。
 
  • お客様は何に困っているのか?
  • どんな相談を受けるのか?
  • どんな売り込み方がよいか?
  • その商品のどこがウケているのか?
  • どんなライバルがいて、どうやって違いを出しているか?
     
会社の収益を支える商品・サービスについて、いろいろな角度から疑問を持って聞き出してみましょう。
自分で商品やサービスを利用してみるのも、いいかもしれません。

市場に必要とされている理由、それはあなたの会社が持つ強みです。

これを理解しているといないとでは、ホームページを使って発信できる内容にも大きな違いが出ます。
ぜひこの機会に整理してみてください。

強みが見えたら、ライバル企業のホームページをチェックして分析する

強みが見えたら、ライバル企業のホームページをチェックして分析する
さて、強みが見えてきたら今度は戦略を練ってみましょう。
強みを“魅力”として打ち出していくのです。
いちばん手っ取り早いのは、ライバル企業のホームページをチェックして、そこが打ち出せていない要素をクローズアップすることです。

価格、品質、デザイン、品揃え、希少性、対応スピード、アフターサービス……とさまざまな角度からライバル企業との比較をおこない、自社の強みを拾い上げ、いざ見つかったら今度はそれをできるだけ分かりやすく伝わりやすく、噛み砕いていきます。
 
何がどういうふうにお客様の役に立てるのか? という視点を持ちながらライバルと比較することで、自社の商品・サービスについてさらに詳しくなります。

そうしてはじめて、お客様にとって有益な情報を提供したり、タイムリーな発信ができるようになります。

これにより、従来からのお客様にあらためてアピールできるだけでなく、新しいお客様の目に留まる機会も増えていきます。

自社のビジネスへの理解から、企業ホームページ運営のすべてが始まる

自社のビジネスへの理解から、企業ホームページ運営のすべてが始まる
このようにみずから行動を起こして、周囲に協力を仰ぎつつ自社とその事業に対する理解を深めていくこと。
これが、自社サイト運営の第一歩です。
 
あらかじめ情報収集をしておくことは、何について、どれだけ、どんなペースで、といった発信内容の配分ができるようになることにも繋がり、後が楽になります。
あせらずに、少しずつでも良いので着実に準備を進めていってください。

2.自社の商品・サービス・業界に関するコンテンツを充実させよう

「さて、何を書こう……?」
ホームページの更新について考える時、
誰もがぶつかる壁です。
今回はこの「何」という部分について、
考えてみましょう。

まずは自社の業務に関連する話題を掘り下げる

まずは自社の業務に関連する話題を掘り下げる
あなたが運営するホームページを訪れる人たちは、自分が知りたいことについて何らかの答えを求めた結果として、たどり着いて来ました。
 
その答えとは、あなたが携わるお仕事そのものについてのさまざまな情報です。

たとえば家を建てたい、あるいはリフォームしたいという人であれば、「あなたの会社がどういった住まいを形にしてくれるんだろう?」という疑問を持っています。
 
「住まい」とひと口に言っても、それにまつわる情報は多岐にわたります。
外観、部屋数、建材、工法、価格、工期……などなど、挙げればきりがありません。

これらについてひとつずつ掘り下げていくだけでも、見に来てくれた人たちにとっては十分に価値のある内容になります。

あなたや職場のみなさんしか知らないこと、あなたの会社のなかでは当たり前になっていることも、画面の向こうの人たちには新鮮で有意義な情報なのです。
 

業界のニュース・動向を収集して、独自の解説を加える

業界のニュース・動向を収集して、独自の解説を加える
業界の最新情報を伝える媒体からニュースを拾って、あなたなりに解釈を加えて届ける、というのもひとつの手です。
 
食品業界だけをとっても、
 
■日本食糧新聞 電子版 https://news.nissyoku.co.jp/news/
■食品産業新聞社 http://www.ssnp.co.jp/
 
といった情報ポータルが存在しており、業界ごとにこうしたさまざまなサイトがあります。
 
上に挙げた日本食糧新聞の見出しを斜め読みするだけでも
●15年度チーズ消費量、史上最高量を記録 NC輸入量が大幅増 農水省
●グルテンフリーで注目される食品素材「米粉」
●海苔、史上3度目の高騰 海外減産傾向など新潮流

といった項目が見かけられます。

こうしたトピックから広げられる話題は、実際にその業界に身を置くあなたなら豊富にお持ちのことでしょう。
 
ただし、コピー&ペーストだけでページを作っても、それはあなたのホームページを訪れたみなさんには有意義な内容になりませんし、何よりも著作権侵害になってしまいます。

記事に取り上げる際は、トピックを取り上げたページへのリンクを貼ったりしながら、あくまで独自性を持った内容にしましょう。

あなたなりの物の見方や解釈が加えられた内容は、ほかにはない価値を持った情報になります。
 

業界関係者どうしで話題になっているテーマを取り上げる

業界関係者どうしで話題になっているテーマを取り上げる
私たちディーエスブランドが身を置くインターネット業界では「グーグルがこんなことに取り組んでいるらしい」「アップルからこんな新製品が発売されるらしい」と、毎日いろんな噂やニュースが出てきては流れていきます。

こうした話題は、あなたの会社でも日々飛び交っているはずです。
それらに「私たちはこう考えます」「みなさんがお住まいの地域ではこういう状況です」と独自目線のアレンジが加わると、それはそれで興味深い内容になります。
 
ちょっとした立ち話に加わる際も、次からは「これはホームページのネタになるかも……」と意識しながら、みんなの輪に入ってはいかがでしょうか?
 

ホームページのコンテンツを探すときのヒント

ホームページのコンテンツを探すときのヒント
●商品やサービスについてさまざまな角度から眺める
●インターネットならではの情報源を探す
●何気ない日常会話に気を付ける
というちょっとした心がけで、業界ネタはいろいろと探し出すことができます。
 
「何」を見つけるアンテナの感度は、記事を書くたびに良くなっていくものです。
 
ぜひ、あなたなりの「何」を見つけていきましょう!
ホームページ無料相談ホームページ無料相談

3.ホームページ運営のモチベーションを上げる方法は?

3.ホームページ運営のモチベーションを上げる方法は?
“モチベーション”。
よく耳にする言葉ですが、上がったり下がったリと、ちょっと厄介な存在です。
今回はホームページ運営とモチベーションの関係について、考えてみます。

ホームページ運営のモチベーションアップに欠かせないもの

ホームページ運営のモチベーションアップに欠かせないもの
記事を増やすたびにアクセス数が伸びる、つまり何か書くごとにアクセスの数字が大きくなっていれば、それだけそのホームページは注目を浴びているということになります。

ホームページ運営を続けるうえで、これに勝るモチベーションアップ術はありません。
 
ただし、ホームページを開設してすぐにそのような状態に漕ぎ着けるのは、テレビで話題のタレントやスポーツ選手くらいのものです。

一般企業の場合、そうはいきません。
更新を続けるためにはモチベーションを保つことも、とても大切です。

そもそも企業ホームページにはどうして更新が必要なのか?

そもそも企業ホームページにはどうして更新が必要なのか?
ではまず、何のために企業ホームページを更新するのか?について考えてみましょう。
 
ひとつには、掲載情報の量を増やす目的が挙げられます。
少しでも情報量を増やすことが、訪問者の役に立つことに繋がるという考え方です。

情報量が増えれば、その文章に含まれるキーワードの種類が増え、また訪問者の滞在時間も延びます。これはSEO面で非常に有効です。
 
もうひとつは、数あるホームページのなかから自社の記事を見つけてもらう、という考え方が挙げられます。

更新し続けることで各種検索エンジンに対して存在感をアピールし、見込み客の目に留まりやすくするのが目的です。

事実、検索結果の上位に表示されるホームページは、情報量が豊富でコンスタントに更新されているサイトが多いです。
 
内容を充実させ、訪問者に役に立つ情報を提供し、きちんと更新し続けること。
これこそが、インターネットにおける集客の基本なのです。

自社ホームページでどのような成果を得たいのか、そのためには何が必要なのかを考える

自社ホームページでどのような成果を得たいのか、そのためには何が必要なのかを考える
そうなると1ヶ月後、3ヶ月後、あるいは半年後、1年後にどんなホームページにしたいかということを思い描けるか? が重要になってきます。

アクセス数が集まるまでの間、モチベーションは自分で上げるしかない、というわけです。
 
■1ヶ月後、あるいは3ヶ月後までに○記事追加しよう!
■半年後までに今の△倍のアクセスを集めよう!
■1年後に□件の問い合わせや資料請求を集めよう!
 
このように数字で目標を定めておくと、取り組む目安も具体的になります。
1ヶ月で○件の記事を書こうと思ったら、必然的に1週間で何件の記事が必要か考えることになり、そのためのネタ集めに意識が向くようになります。

アクセス数をアップさせようと思ったら、訪問者が求めている情報に敏感になります。
問い合わせや資料請求を増やそうと思ったら、売上を伸ばしているライバルの取り組みを研究します。
 
こうしてホームページの中身が充実すれば、アクセス数は伸びていきます。
 

最初は我慢しながらも継続的にコンテンツを追加していけば、自然とアクセス数がモチベーションをアップさせる

最初は我慢しながらも継続的にコンテンツを追加していけば、自然とアクセス数がモチベーションをアップさせる
最初に言ったように、アクセス数が伸びればモチベーションも上がります。そのモチベーションは、みなさんがご自分で築き上げた実績です。そう考えれば、きっと自信も湧くはずです。

このような時間をかけた取り組みを通して、みなさんも自社ホームページのことを知り尽くした立派なWeb担当者になっていくことでしょう。
 
※効率的にアクセス数を増やせるコンテンツの作り方や、お問い合わせ数を増やせるページ構成については以下で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。