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オヤカクとは? その意味と内定辞退率を下げるための対策・方法を解説

オヤカクとは? その意味と内定辞退率を下げるための対策・方法を解説
就職・転職が売り手市場の昨今、学生や求職者の内定辞退は企業にとって大きなダメージとなります。
とくに中小企業では内定辞退が発生しやすく、どの会社の採用担当者も頭を悩ませている状態です。
 
そんななか、内定辞退率を減少させるための「オヤカク」という活動が採用現場で注目されています。
 
今回はオヤカクの意味と具体的な方法、新卒採用だけでなく中途採用でも内定者の家族の意見が重要になる理由をご説明します。

オヤカクとは?

オヤカクとは?
オヤカクとは、企業が内定を出した学生の親に対して自社のことを紹介したり、内定同意の確認を取ったりする行為のことです。
 
近年になってこのオヤカクという言葉は採用活動の現場で注目を集めており、各企業にとっても内定者の親の印象まで視野に入れた採用活動が重要になっています。
 
株式会社ネオキャリアが実施したアンケートでは、「新卒生の親の関与が高まっている」と回答した企業は全体の58.3%にものぼります。
 
また、内定者が「親の意向によって内定辞退を申し出てきたことがある」との回答も47.9%に達しました。
 
 
以上の理由から、オヤカクを実施している企業が近年増加しているのです。
 

オヤカクの必要性が増している理由

オヤカクの必要性が増している理由
オヤカクの必要性が近年になって大きくなっている理由に、内定辞退率の高止まりが挙げられます。
 
マイナビの調査によれば、2018年卒のデータでは「内定辞退率が全体の3割以上あった」と回答した非上場企業は53.8%にものぼりました。
従業員数が300人以下の小規模企業に限れば、この割合はさらにハネ上がるでしょう。
 
 
内定辞退者が出ると、それまでに支払った求人広告費、会社説明会などへの出展費用、面接や筆記試験に費やした人件費などが無駄になり、大きな損失が発生します。
 
社員を確保するために、追加の求人広告を出稿する必要に迫られる会社も多いでしょう。
 
それではなぜ内定辞退率がここまで上昇しているのでしょうか?
その理由を以下でご説明します。

少子化の進行による売り手市場化で内定辞退率が上昇

少子化の進行による売り手市場化で内定辞退率が上昇
現在の日本では少子化の進行により、若い労働力の不足が深刻化しています。
 
現在は1人の学生・求職者が複数の内定を獲得するのが普通になっており、そのぶん内定辞退率も必然的に上昇しています。
 
また、インターネットを使った就職活動が主流になっている現在では、数十・数百の企業にエントリーすることも容易になっているので、それも学生・求職者の内定辞退率上昇に拍車をかけています。

2022年以降の通年採用拡大で、中小企業の内定辞退率はさらに急上昇する恐れがある

2022年以降の通年採用拡大で、「中小企業の内定は、大企業の内定が出るまでのすべり止め」との扱いが深刻化する

2022年以降の通年採用拡大で、「中小企業の内定は大企業の内定が出るまでのすべり止め」との扱いが深刻化する
また、中小企業における新卒採用の内定辞退率は今後さらなる急上昇が懸念されています。
 
その最大の要因が、2022年から大企業の通年採用が解禁されることです。
 
通年採用とは、新卒一括採用にこだわらず企業が年間を通して採用応募を受け付ける採用形式のことです。
 
これまでは大企業の採用活動がひととおり終了したあとで、中小企業の採用活動がスタートすることで時期の住み分けができており、内定辞退率の上昇を軽減できていました。
 
ですが通年採用の拡大後、学生は中小企業の内定を確保したあとで、いくらでも大企業の入社試験を受けられるようになります。
 
そのため「中小企業の内定は、大企業の内定が出るまでのすべり止め」という傾向がいっそう深刻化するでしょう。

実際に多くの中小企業が通年採用拡大に懸念のコメントを表明

実際に多くの中小企業が通年採用拡大に懸念のコメントを表明
実際、各種報道でもすでに中小企業の懸念の声が取り上げられています。
 
SankeiBizの『通年採用拡大 人材獲得競争激化、中小に危機感』という記事では以下のような中小企業経営者の声が紹介されています。
※注目していただきたい箇所は、弊社側で赤字にしています(これ以降の引用部分も同様)。
 
『一方、中小企業の採用活動には影響が出そうだ。機能性衣料を開発するミツフジ(京都府精華町)の三寺歩社長は「学生の多くが大企業に流れるのでは」と懸念する。油圧機器製造の今野製作所(東京都足立区)も「ここで働きたいと思える魅力を打ち出さないと」(今野浩好社長)と危機感を口にする。』
 

愛媛県内の企業へのアンケートでは約4割が「通年採用拡大で採用活動が難しくなる」と回答 「容易になる」との答えはゼロ

愛媛県内の企業へのアンケートでは約4割が「通年採用拡大で採用活動が難しくなる」と回答 「容易になる」との答えはゼロ
また、愛媛新聞が実施したアンケートでも、通年採用拡大で中小企業の採用活動が困難になる懸念が如実に示されています。
 
『現行の就活では、大企業の後に中小企業という日程のすみ分けが機能している面もある。
 
学生優位の売り手市場が続く中、大手が相次いで通年採用に乗り出せば、中小の人材確保が一層困難になりかねない。
 
愛媛新聞が実施した県内222社アンケートでも、指針廃止を受け、約4割が採用活動が「難しくなる」と回答。「容易になる」との答えはゼロだった。
 
 
今後、中小企業における内定辞退の問題がより深刻化するのはほぼ確実です。
 
※通年採用拡大については、以下のページでさらに詳しく解説しています。
ここまで内定辞退が中小企業にとって大きな負担になっていることを解説してきました。
 
次に、なぜ現在では親の意見が内定辞退に大きく関わっているのか、その理由を解説します。

親の意見が内定辞退率に深く関係する理由とは?

1.学生にとって親がもっとも身近にいる社会人で相談しやすいから

1.学生にとって親がもっとも身近にいる社会人で相談しやすいから
親の意見が内定辞退率に大きく関わる最大の理由は、学生にとって親がもっとも身近にいる社会人だからでしょう。
 
「この企業以外考えられない」「間違いなくベスト」と断言できる会社から内定を得ている学生なら別ですが、売り手市場の現在であってもそうではない学生がほとんどです。
 
その場合、どの会社に入社しようか迷っている学生が親に意見を聞いてみるのは、ごく自然な行為と思われます。
 
※なお実際は親だけでなく、社会人としてすでに働いている兄・姉や親族、友人に相談する学生も多いでしょうが、その場合も親への相談と基本的な流れは変わりません。

2.ひとりっ子家庭が多くなり、親も真剣に相談に乗るようになってきている

2.ひとりっ子家庭が多くなり、親も真剣に相談に乗るようになってきている
また、お子さんからどの会社に入社すべきか相談を受けたときに、以前なら「お前の好きにしなさい」などの言葉をかけるだけで済ませる親も多かったと思いますが、昨今は内定先の会社をしっかりと吟味する親も増加しています。
 
その理由のひとつは、やはり少子化です。
 
他にも家庭に小さなお子さんや、中学生~大学生の弟・妹がいれば、就活中の息子・娘だけに構っていられないので、「自分の好きなようにしなさい」との言葉で済ませていた親も多いと思います。
 
ですが現在はひとりっ子が多くなっているため、親の側に時間的・精神的余裕が生まれると同時に思い入れも強くなり、より1人の子供の進路に真剣に向き合うようになっています。

3.ブラック企業や過酷な労働環境についての報道増加

3.ブラック企業や過酷な労働環境についての報道増加
より深刻な理由としては、近年のブラック企業や長時間労働、過労死・過労自殺に関する報道も一因です。
 
大学卒業まで手塩にかけて愛情・労力・お金を注ぎこんで育ててきた息子・娘が、就職先を誤ったばかりに体や心を壊してしまったり、万が一にも過労死・過労自殺に追い込まれたりしてしまっては悔やんでも悔やみきれません。
 
2018年のマイナビの調査でも、「お子さまの就職活動について不安になったことがある」と回答した親へのアンケートで「子供がブラック企業にエントリーしていないか」が不安、と回答した方が26.9%にのぼっています。
 
 
ブラック企業に関する情報がメディアやWeb上で氾濫している状況ですから、内定者の親・家族が就職先を真剣に吟味・調査するようになっているのも無理からぬことでしょう。

知名度が低い中小企業では、入社に賛成する親よりも反対する親のほうが多いという厳しい現実

わが子が入社を希望する会社が、大企業か中小企業かで親の反応は極端に変化する

わが子が入社を希望する会社が、大企業か中小企業かで親の反応は極端に変化する
とくに労働問題については名だたる大企業でも数多く報道されていますから、大企業よりも給与・福利厚生・コンプライアンスが劣っていることが多い中小企業にはより厳しい目が向けられています。
 
先ほど引用したマイナビの調査でも、内定者の親がお子さんの中小企業の入社に対して厳しい視線を向けていることは裏付けられています。
 
就職活動を終えた保護者等におこなったアンケートには、「あなたは、お子さまが以下の企業を就職先に望まれた場合、賛成したと思いますか、反対したと思いますか」との質問があります。
 
これに対する保護者の回答が、大企業か中小企業かではっきりと分かれているのです。

「知名度の高い大企業」への入社は62.2%の親が賛成するが、「無名の中小企業」では賛成が15.1%まで激減 入社に反対する親のほうが上回る

「知名度の高い大企業」への入社は62.2%の親が賛成するが、「無名の中小企業」では賛成が15.1%まで激減 反対する親のほうが上回る
「知名度の高い大企業」への就職を子供が希望した場合、賛成する保護者は62.2%にもおよびます。反対する保護者は0.8%しかいません(残りは「どちらともいえない」の回答です)。
 
ですが、「無名の中小企業」への就職を子供が希望した場合は、賛成は15.1%まで激減してしまうのです。
 
それどころか「無名の中小企業」の場合は、就職を反対する親が16.3%にまで急増し、賛成する保護者を上回ってしまいます。
 
出典:『2018年度 マイナビ就職活動に対する保護者の意識調査』(マイナビ・PDF)

弊社も含めて大半の中小企業は知名度が低いですから、中小企業が学生・求職者に内定を出したときには、その親に賛成される確率よりも反対される確率のほうが高いことになります。
 
中小企業の採用担当者や経営者はこの厳しい現状を理解したうえで、採用活動を進めなければなりません。

親から入社に反対されやすい中小企業ほど、オヤカクが重要

親から入社に反対されやすい中小企業ほど、オヤカクが重要
以上のように、知名度が低い中小企業ほど内定者・求職者の親から反対されやすい事情もあり、中小企業のオヤカクの重要性は高まっています。
 
知名度やブランドイメージが高い大企業では志望者に困らないので、多少内定辞退者が出てもすぐに代わりの人材を確保しやすいですが、優秀な人材が集まりづらい中小企業においてはひとり内定辞退者が出るだけでも甚大なダメージを受けます。
 
実際、真剣にオヤカクを実施している会社は意識が高い中小企業に多いとの報道もあります。
 
『就職活動における売り手(学生)優位が続く中、具体的なオヤカク対策を取っているのは中小規模の企業が目立つ。
中小企業にとって、優秀な学生を採用できるチャンスは多くない。オヤカクに正面から向き合うことで、親の反対が原因で内定を辞退される事態を防ごうと懸命だ。」
 
 
「オヤカクなんてやっているのは、どうせ大企業だけでしょ」と思われている方も多いかもしれませんが、学生・求職者の親と真剣に向き合うべきなのは、実は入社に反対されやすい中小企業のほうなのです。

中途採用のほうが「嫁ブロック」・「旦那ブロック」があるぶん、家族の反対による内定辞退が発生しやすい

実は新卒採用よりも中途採用のほうが、家族の反対で内定辞退に至るケースは格段に多い

実は新卒採用よりも中途採用のほうが、家族の反対で内定辞退に至るケースは格段に多い
なお、ここまでお読みいただいて「たしかに新卒だと親の反対が大変そうだが、ウチは中途採用メインだから、そこまで真剣にならなくてもよさそうだ」と考えている方もいるかもしれません。
 
ですが、実はその認識は誤っています。
 
なぜなら新卒採用よりも、中途採用や転職市場のほうが家族の反対で内定を辞退するケースは多くなるからです。
 
実際、エン・ジャパンが35歳以上のユーザーを対象に実施したアンケートでは、「これまで家族に転職を反対された経験はありますか?」と質問したところ、46%の方が「はい」と回答しています。
 
また、家族に転職を反対された方のうち、「反対されたことを理由に内定を辞退したことがある」と回答した方は51%と過半数を超えています。
 

新卒とちがい中途採用で入社に反対する家族は、妻や夫などの配偶者が圧倒的に多い(嫁ブロック・旦那ブロック)

新卒とちがい、中途採用で入社に反対する家族は妻や夫などの配偶者が圧倒的に多い(嫁ブロック・旦那ブロック)
中途採用や転職市場において、本人の転職に反対する家族には親も多いですが、圧倒的に多数を占めているのは配偶者です。
 
さきほどのエン・ジャパンのアンケートでも、「転職に反対した家族は誰ですか?」(複数回答可)との問いに対し、76%が「妻」と回答。
 
「夫」との回答が4%であることを考えると、実に転職に反対する家族の8割は配偶者なのです。
 
このように本人は転職に乗り気で企業側が内定を出しても、妻や夫の反対で辞退に至る例は枚挙にいとまがありません。
この現象は「嫁ブロック」あるいは「旦那ブロック」と呼ばれています。
 
 
※なお、転職に反対した家族で「親」との回答も28%あり、転職市場においても内定辞退に親の意向がある程度影響していることがうかがえます。

やはり給与や知名度で劣る中小企業ほど、中途採用でも家族から入社を反対されやすい

やはり給与や知名度で劣る中小企業ほど、中途採用でも家族から入社を反対されやすい
ここで家族がなぜ転職に反対するのか、その理由を見てみましょう。
 
さきほどのエン・ジャパンのアンケートによれば、家族が転職に反対する理由のトップは「年収が下がる」で50%、次点が「勤務地が遠い」で20%、「大企業という肩書きがなくなるから」が19%になっています。
 
また、「転職先がベンチャー企業だから」という回答も10%存在します。
 
 
やはり中途採用市場でも新卒市場と同様、高い年収を提示しづらい中小企業ほど入社を家族から反対されやすい現状が見てとれます。
 
以上の理由から、新卒採用であろうと中途採用であろうと内定辞退率の上昇を抑制するためには、本人だけでなくその家族の理解を取り付けることは、今や必須になっているのです。
 
中途採用においてもオヤカクのような施策を打って内定者の家族の賛成を得られる企業が、今後の人手不足の日本社会を生き残っていくのではないでしょうか。

具体的なオヤカクの方法とは

オヤカクの方法:資料の郵送や企業ホームページ・採用サイトのリニューアル、イベントに親を招待する…など

それではオヤカクの方法には具体的にどんなものがあるのかをご紹介します。
 
【具体的なオヤカク対策の方法】
  • 会社案内パンフレットや採用パンフレット、DVDを親向けに送付する
  • 企業ホームページ・採用サイトをリニューアルする
  • 採用サイトに保護者向けの紹介ページを設置する
  • 自社の商品を親向けに送付する
  • 手紙や内定理由通知書(学生・求職者のどの部分を評価して内定を出したのかを説明する文書)を送付する
  • 親に入社についての同意書をもらう
  • 親に社長や採用担当者からあいさつの電話をかける
  • 食事会・懇親会などのイベントに親を招待する
  • 社長・採用担当者がご家庭に訪問する
 
※以上は、実施しやすくハードルが低いオヤカク対策から順番に紹介しています。
 
食事会・懇親会などのイベントに親を招待する例としてはサッポロビールが有名です。
同社では交通費を一部負担したうえで、会社見学やビアレストランでの懇親会も実施しているとのことです。
 
 
さすがに、ここまで派手で大規模な施策は中小企業が実施するのは相当厳しいかもしれません。

1人ひとりの親に手紙を出している企業 「多くの親に『よろしくお願いします』と言ってもらえる」

1人ひとりの親に手紙を出している企業 「多くの親に『よろしくお願いします』と言ってもらえる」
ですが、もっと地道な方法でオヤカクを続けて成果を発揮している中小企業も存在します。
 
 
『「我々のような大手ではない企業では、昔から親に応援してもらう環境をつくってきました」と話すのは、神奈川県を中心に不動産事業を展開するリスト(横浜市)の総務部課長、福林悠哉さん。
 
■一人ひとりの親に手紙で採用した思いを伝える
 
内定を出す際には、なぜリストで働きたいのかを親に必ず伝えるよう促す。さらに、一人ひとりの親に会社から手紙を出す。「会社の現状に加え、なぜお子さんに内定を出したのかを、個別に書きます」(福林さん)
 
内定を出した学生が前年夏などのインターンに参加していた場合には、インターン中に行うプレゼンの様子を撮影した動画も一緒に送る。「それでもダメという親もいるが、多くは『よろしくお願いします』と言ってもらえる」という。」

地方を巡って内定者の親に訪問する社長 「大切に育てたお子さんが働く場なのだから、もっと会社を成長させなくては」

地方を巡って内定者の親に訪問する社長 「大切に育てたお子さんが働く場なのだから、もっと会社を成長させなくては」
また、「社長・採用担当者がご家庭に訪問する」という対策について、「本当にそんな大変なことをしている会社があるの?」と思われる方もいるかもしれません。
 
ですが先程のNIKKEI STYLEの記事に、東京都渋谷区にある会社でありながら、長崎・宮崎・北海道・京都などに遠征し、内定を出したすべての学生の実家に訪問している社長のエピソードが紹介されています。
 
「大切に育てたお子さんが働く場なのだから、もっと会社を成長させなくては」
そうした思いから、自分を叱咤する機会として、家庭訪問を毎年実施することを決意したとのこと。
 
訪問した際は親と仲良くなり、酒を酌み交わして帰ってくることも多いそうです。
 

まずは着手しやすい企業ホームページ・採用サイトのリニューアルと、会社案内パンフレットの郵送からオヤカクを始めるのがオススメ

まずは着手しやすい企業ホームページ・採用サイトのリニューアルと、会社案内パンフレットの郵送からオヤカクを始めるのがオススメ
以上のように、個性的なオヤカク対策を実施している中小企業も存在しますが、「自社では難しそうだ…」と考える方も多いと思います。
 
そこで比較的実施しやすいオヤカク対策である、企業ホームページ・採用サイトのリニューアル会社案内パンフレットの郵送について詳しく紹介します。
 
「内定者の親の反対を少しでも緩和したい…」という方は、まずはこのふたつの施策から始めることをオススメします。

手軽なオヤカク対策1.企業ホームページや採用サイトの開設・リニューアル

もし企業ホームページがまったくなければ、内定者の親や家族の不信感を招いてしまう

もし企業ホームページがまったくなければ、内定者の親や家族の不信感を招いてしまう
内定者から相談を受けた保護者や家族は、その会社についての情報収集を開始します。
 
しかし、中小企業についてはメディア上に情報が乏しいので、その会社のホームページや採用サイトのチェックが中心となるでしょう。
 
ですがそこで、会社のホームページが見つからなければどうでしょうか?
 
「今どきホームページもないなんて、本当にこの会社は信頼できるんだろうか? それともホームページの制作費・運営費も捻出できないほど、経営状況が悪いんだろうか?」と悪い印象を持たれてしまいます。

ホームページのない会社は学生・求職者から敬遠され、採用応募も獲得するのも困難になる

ホームページのない会社は学生・求職者から敬遠され、採用応募も獲得するのも困難になる
実際、「ホームページのない会社」というキーワードでYahoo!・Googleなどで検索してみてください。
 
「ホームページのない会社はブラック企業なんでしょうか?」などの不安の声がいくつもヒットするはずです。
 
検索エンジンはユーザーに需要のある情報を上位に表示する傾向にあるので、ホームページのない会社に不安感・不信感を抱いている人が多数存在していることを如実に示していいます。
 
これでは親が入社に反対するのも仕方ないといえるでしょう。
 
また、会社のホームページがないと内定辞退率が上昇するだけでなく、そもそも求職者から敬遠されるので応募すら獲得できない状況が頻発します。
 
企業ホームページや採用サイトをお持ちでない会社は早急に開設をご検討ください。

企業ホームページのクオリティが低い場合も、親や家族の不信感を増幅させてしまう

すでに企業ホームページがある会社の方も、それだけで安心せずに現在のサイトをチェックしてみましょう。
みなさんの会社のホームページは以下のような状態に当てはまっていませんか?
 
【内定者の親・家族の不信感を招くホームページの特徴】
  • デザインがかなり古くさい
  • スマートフォン閲覧に対応していない
  • 更新がされておらず、数年前の新着情報がそのまま掲載されている
  • 情報量・ページ量が乏しく、どんな事業・どんな業務をしているのかよくわからない
  • 無料ホームページなので他社の広告が表示されていたり、無料サービスのロゴが表示されたりしている(あるいは、ホームページが無料サービスのサブドメイン・サブディレクトリで運営されているので、URLをみれば無料ホームページであることがすぐわかる)
 
すでにご紹介しましたが、知名度の低い中小企業ではお子さんの入社に賛成する親よりも反対する親のほうが多い状況です。
 
ただでさえ自社に疑念を抱いてリサーチしている親が、以上のような状態の会社ホームページを閲覧したらどう思うでしょうか?
 
疑念が不信感に変わる確率は相当高くなってしまいます。
強硬に反対はしないまでも、それとなく「他の会社も見てみたら?」と水を向ける親は多数にのぼるでしょう。
 
※なお、無料ホームページのサブドメイン・サブディレクトリには、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジン経由で集客する際に不利になるなど、他にも大きなデメリットがあります。詳しくは以下のページをご覧ください。

スマホ未対応のホームページは求職者の印象も悪化させるので改善が必要

スマホ未対応のホームページは求職者の印象も悪化させるので改善が必要
また、企業ホームページがスマートフォン閲覧に最適化されておらず、未対応の状態だと求職者の印象を悪化させて敬遠される要因にもなります。
 
マイナビが就活生に行ったアンケート調査では、「採用ホームページはスマートフォン向けに最適化(スマホ対応)されていた方がよいか?」との質問に対し、「最適化されていた方がよい」と答えた方が45.8%一番多く、「PC画面と同様でも気にならない」の11.6%を大きく引き離しています。また、スマホ最適化を望む就活生の割合は年々上昇しています。
 
出典: 「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」(マイナビ)
 
企業ホームページや採用サイトがスマホ未対応の場合は、迅速にリニューアルをご検討ください。
 
※スマホ対応の必要性は以下のページでも詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

企業ホームページ・採用サイトの内容充実化も親の信頼性獲得には有効

企業ホームページ・採用サイトの内容充実化も親の信頼性獲得には有効
事業内容、商品・サービスの紹介、福利厚生制度、業務内容、社員の1日の流れなどを詳細に企業ホームページ・採用サイトに掲載することで、会社をチェックする親も安心できるようになります。
 
少なくとも、ホームページがまったくない中小企業や、事業内容をわずか数行の箇条書きだけで済ませている中小企業よりも印象がよくなることは間違いありません。
 
そして、事業内容や商品・サービスを豊富な文章とコンテンツで紹介することで、Googleなどの検索エンジンの評価と検索順位も向上します。
 
これは人材募集だけでなく、売上げの拡大にも効果的です。
 
「現在の企業ホームページの情報量が不足している…」という場合は、ぜひコンテンツの充実化を実施しましょう。
 
※豊富なコンテンツと文章が検索エンジン経由の集客に大きく関係する理由については、以下のページをご覧ください。

手軽なオヤカク対策2.会社案内パンフレット・採用パンフレットの郵送

オヤカクでは企業側が能動的にアクションして、不安を解消する施策も必要

オヤカクでは企業側が能動的にアクションして、不安を解消する施策も必要
先ほどの企業ホームページ・採用サイトの開設・リニューアルは、内定者の親が会社をリサーチした場合に効果を発揮する、いわば受動的な施策でした。
 
しかし、当然のことながらお子さんの内定先の会社を綿密にリサーチする親ばかりではありません。
 
「自分から調べようとまでは思わないけど、名前を聞いたことがない中小企業なので子供を入社させるのはすこし不安…」という親には、こちらから能動的にアクションを取って不安や疑問を払拭する必要があります。

会社案内パンフレットや採用パンフレットの親への郵送はもっとも手軽に始めやすいオヤカク対策

会社案内パンフレットや採用パンフレットの親への郵送はもっとも手軽に始めやすいオヤカク対策
能動的におこなうオヤカクのなかでも、比較的低コストかつ手軽におこなえるのが、自社のことを紹介するパンフレットの郵送です。
 
会社の事業内容や仕事内容、福利厚生制度、キャリアパスなどを記載した採用パンフレットを読んでいただくことで、内定者の親の不安を軽減しやすくなります。
 
会社案内パンフレット・採用パンフレットの郵送は、採用担当者が直接親に電話したり訪問したりするよりも、親側の抵抗感がすくなく受け入れられやすい施策です。
 
そのため能動的なオヤカクを実施したいなら、まずはパンフレットの郵送から始めてみてはいかがでしょうか?

企業ホームページやパンフレットは、学生や求職者が親・家族を説得するツールとして使える

採用ホームページやパンフレットを使用して、親に説明することで入社に納得してもらった事例も

採用ホームページやパンフレットを使用して、親に説明することで入社に納得してもらった事例も
また、きちんとした企業ホームページ・採用サイトやパンフレットを持つことで、学生や求職者もそれを利用して親を説得しやすくなります。
 
実際、毎日新聞では入社に反対していた親を採用ホームページやパンフレットを見せて、説得に成功した事例が紹介されています。
 
広告代理店『プレシャスパートナーズ』(東京都新宿区)の営業担当で、内定当初は親に反対されていた衣川菜緖さん(25)は言う。『採用ホームページやパンフレットを見せて親に説明し、その姿勢を最終的には認めてもらえたのかなと思う。売り手市場だからこそ、学生は自分の置かれた環境を考えてみてはいかがでしょう』
 
 
内定者が親を説得する際に、手作り感がするホームページやパンフレット、無料ホームページでは親の不信感を増してしまいます。
 
以上を踏まえると、企業ホームページ・採用サイトやパンフレットには最低限のクオリティは欲しいところです。

中途採用時の「嫁ブロック」や「旦那ブロック」による内定辞退防止にも、会社側の情報提供が有効

中途採用時の「嫁ブロック」や「旦那ブロック」による内定辞退防止にも、会社側の情報提供が有効
また、中途採用において内定者が「嫁ブロック」や「旦那ブロック」で転職を反対されているときも、会社側の情報提供が解決の糸口になります。
 
マイナビ転職でも会社側が福利厚生や退職金制度などの情報を詳しく提供した結果、当初は反対していた奥様に納得してもらい、転職に成功した例が紹介されています。
 
 
新卒採用であろうと中途採用であろうと、入社を内定者の家族に納得してもらうには企業側の協力と情報提供が必要なことがわかります。

自分のお子さんや家族を入社させたいと思えるような、ホームページ・パンフレットになっていますか?

『もし、自分の子が「この会社に入社したい」と言ってきたら…』と想定することで、客観的に自社のホームページやパンフレットをチェックできる

『もし、自分の子が「この会社に入社したい」と言ってきたら…』と想定することで、客観的に自社をチェックできる
ぜひみなさんに確認していただきたいことがあります。
 
それは自社のホームページやパンフレットが、もし自分の子から「この会社から内定をもらったんだけど…」と相談されたときに見せられた場合に、入社に賛成できるようなクオリティになっているか? ということです。
 
これまで多大な愛情・労力・学費を注ぎこんで育ててきたわが子の人生は、入社する会社によって大きく変わります。
 
そこで、子供が内定した会社のホームページが、古くてまったく更新されていなかったら安心できるでしょうか?
 
無料ホームページサービスで自社ホームページを開設している会社に、積極的にお子さんを入社させたいですか? 「この会社はホームページの制作費も捻出できないほど、お金がないのか。業績も悪いのでは…」という疑念が生じませんか?
 
ホームページを見てもどんな事業や業務をしているのか見当もつかない会社で、安心できますか?

自社のホームページやパンフレットが「自分の子や家族が入社するといったら反対するかも」というクオリティなら、実際の内定者の親や家族も不安を感じている

自社のホームページやパンフレットが「自分の子や家族が入社するといったら反対するかも」というクオリティなら、実際の内定者の親や家族も不安を感じている可能性が高い
このように、わが子が入社する会社をチェックするときの目で自社のホームページやパンフレットを精査してみてください。
 
もしホームページやパンフレットのクオリティに満足できず、わが子を入社させるには二の足を踏んでしまうようであれば、現在みなさんの会社が内定を出した学生・求職者の親も同じ不安を抱えている可能性が高いです。
 
あるいは、もし自分の配偶者が「この会社に転職したい」といったときに、不安を感じるようなホームページ・パンフレットであれば、中途採用で内定を出した方の妻や夫が転職に反対するのも自然なことでしょう。
 
ぜひ企業ホームページ・採用サイトやパンフレットをチェックするときは、「もしわが子や配偶者が入社したいといったときに、賛成できるようなクオリティか?」という厳しい目線を持ってみてください。

内定者の親や家族にも入社に賛成してもらえるような採用活動を目指そう!

内定者の親や家族にも入社に賛成してもらえるような採用活動を目指そう!
ここまで中小企業でも実施しやすいオヤカク対策を紹介してきました。
 
 
内定辞退率の高止まりを改善して人材確保と採用コストの削減を実現するためにも、中小企業にとってオヤカクは今後も重要性を増していくでしょう。
 
ぜひ内定者・求職者本人だけでなく、その親や家族にも入社を賛成してもらえるような採用活動を目指してください。
 
なお、弊社の企業向けホームページ作成ソフト・おりこうブログであれば、企業ホームページや採用サイト、パンフレットを初心者でも簡単に作成できます。
 
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