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メタバースとNFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の関係を解説

メタバースとNFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の関係を解説
メタバースの話題で頻出する単語として、「NFT」・「暗号資産(仮想通貨)」・「Web3」があります。

これらがメタバースでは必須であるかのように語られることもありますが、それぞれの意味やメタバースとの関係性を初心者向けに解説します。

目次

メタバースとは?

メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間のことです。

超越を意味するmetaとuniverse(世界)を組み合わせた造語で、ニール・スティーブンスンのSF小説『スノウクラッシュ』に登場する仮想空間の名前が由来になっています。

メタバース上では自分の分身であるアバターを操作することで、空間内の移動や他のユーザーとの会話、共同作業などが可能です。

参考ページ:アバターとは? 意味とゲーム・メタバースでの活用方法を簡単に解説

現在はメタバースと言えば、「Fortnite(フォートナイト)」などのゲーム分野や、VRChatなどのエンターテインメント分野が注目されがちですが、ビジネスの分野でもメタバースの活用が少しずつ広がっています。


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NFT(ノンファンジブル・トークン、非代替性トークン)とは

NFT(ノンファンジブル・トークン、非代替性トークン)とは
NFTとはNon-Fungible Token(ノンファンジブル・トークン)の略で、代替不可能なデジタルデータを指します。

これまでデジタルデータは容易にコピーや改ざんができるため、希少価値を持たせるのが難しい面がありました。

しかし、NFTではブロックチェーンによって、唯一無二のオリジナルであることを証明する識別情報をデジタルデータに付与できるため、デジタルデータに希少性や資産価値を持たせられます。

※ブロックチェーン…取引履歴(ブロック)を一本の鎖のようにつなげて、分散して管理する技術のこと。ある取引について改ざんをおこなおうとした場合、前後のブロックの情報との整合性が取れなくなるため、データの改ざんが極めて難しい仕組みとされている。

メタバースではNFTを使うことで、数量が限定されたアバターやグッズ・土地などを、希少価値を持たせて売買できるようになります。

実際にThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というゲームでは、NFTの土地をユーザーが自由に売買できるようになっています。

また、複数のメタバースサービスでデジタル資産を相互利用する際などにも、NFTの仕組みが有効活用できるのではないかと期待されています。

暗号資産(仮想通貨)とは

暗号資産(仮想通貨)とは
暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でやり取りできるデジタル資産のことです。「ビットコイン」や「イーサリアム」などが代表的な暗号資産です。

暗号資産は法定通貨(円やドルなど)と異なり、国家や中央銀行などが管理しているわけではなく、ブロックチェーンの技術を用いて取引履歴が分散管理されています。

先述したとおり、メタバースでは今後NFTが広く活用される可能性が高いですが、NFTを売買する手段として暗号資産が注目されているのです。

また、今後メタバース内では新たな経済圏が生まれると予測されていますので、両替が不要でインターネット上で取引しやすい暗号資産はその点でも大きなメリットがあります。

Web3(ウェブスリー)とは

Web3(ウェブスリー)とは
Web3(ウェブスリー)とは、ブロックチェーンの技術を基盤とした次世代型インターネットのことです。

特定のプラットフォーマーに依存せず、ユーザーがそれぞれデータを共有・管理しながら運用する、分散型のインターネットなのが特徴です。

NFTや暗号資産(仮想通貨)などのWeb3の代表的なサービスを運用するための場として、メタバースが注目されています。

なお、Web3はメタバースと意味が混同されることも多いです。

次世代型インターネットのインフラやパラダイムに近い概念を指すのがWeb3で、仮想空間という場所やプラットフォームを提供するのがメタバースだと考えるとよいでしょう。

メタバースにおいて、NFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の技術は必須ではない

メタバースにおいて、NFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の技術は必須ではない
先述したように、今後メタバースにおいてNFT・暗号資産・Web3の技術は広く利用される可能性があります。

ですが、これらの技術やサービスがメタバースにおいて必須というわけではありません。

NFT・暗号資産・Web3の技術を用いなくても、利用できるメタバースサービスも多数存在します。

書籍『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』においても、以下のように注意喚起されています。

「大切なのは、「NFTやWeb3のような技術=メタバース」ではないということだ。もちろん、メタバースの構成要素の中で、NFTやWeb3関連の技術が重要な位置を占めることはあるだろうが、絶対に必要とされる技術ではない」


出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

とりわけバーチャルオフィスや住宅展示場メタバースのようなBtoBの分野においては、NFT・暗号資産・Web3の要素が含まれないメタバースも普及していくと思われます。

なお、弊社ディーエスブランドでは、中小企業・団体でも利用しやすいメタバースソリューション・おりこうブログCXを提供しています。

アバターを操作して3D空間内で会話・チャットするなどのメタバースの基本機能に加えて、訪問者をメタバース空間に誘導するためのホームページやランディングページ(LP)も作成できます。

採用活動での会社説明会やや交流会などのイベントに利用して、他社との差別化が可能です。

また、建築業・工務店であれば、住宅営業支援システム・ALTA Revolutionで作成した住宅データをメタバース上に設置して、お客様オリジナルの住宅展示場・モデルハウスを構築できます。

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