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Web面接(オンライン面接)とは?メリットと導入方法・効果を初心者向けに解説

Web面接(オンライン面接)とは?メリットと導入効果を初心者向けに解説
  • 「求人募集をしても、応募が集まらず人手不足が解消できない…」
  • 「新型コロナウイルスなどの感染症の拡大で、対面面接が実施しづらく困っている…」
  • 「Web面接(オンライン面接)に興味はあるけど、やり方がわからないし導入して本当に効果があるのか不安…」

こんなお悩みはありませんか?

昨今は慢性的な人手不足にくわえて、感染症拡大の影響で多くの企業が採用活動を制限されています。

それらの人材獲得のお悩み・課題を解決する手段として、昨今Web面接が注目されています。

今回はWeb面接のメリットや導入方法・効果を、主に中小企業の採用担当者の視点でわかりやすく解説します。


【動画版の紹介】はじめてのWeb面接セミナー【企業側・採用側】 前編

なお、こちらのページの内容を動画セミナーでも解説しております。
動画のほうが理解しやすいという方は、ぜひこちらをご覧ください。

現在、多くの企業が抱えている求人のお悩みとは?

少子高齢化で中小企業では慢性的な人材不足が生じている

少子高齢化で中小企業では慢性的な人材不足が生じている
現在、日本では少子高齢化が進んでいますので、若い人材がどんどん少なくなっています。
その結果、大企業や有名企業を除けば、多くの会社で慢性的な人手不足が生じています。

これまでは地元に近い人材をかき集めることでなんとか回せている会社が多かったのですが、これからはそれも難しくなるでしょう。

過疎化と高齢化は地方を中心に加速度的に進んでいますので、地元のみで求職者を集めていてもいずれ人材が枯渇してしまいます。

2030年には644万人(千葉県の人口に匹敵)もの人手不足が発生

とくに2030年には7073万人の労働需要に対して、644万人の人手不足が発生すると予想されています。

これは千葉県の人口に匹敵する人数であり、その差異にはたとえ事業は黒字でも会社を回す人手が集められず倒産に陥る「人手不足倒産」が多発すると考えられています。

出典: パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」

※人手不足倒産について詳しくは以下をご覧ください。
参考ページ:人手不足倒産とは? なぜ起きるのかの原因と防止する方法・対策を解説
2030年には644万人(千葉県の人口に匹敵)もの人手不足が発生

2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、採用活動を大幅に制限される

2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、採用活動を大幅に制限される
さらに人手不足の状況に加えて、感染症の拡大が採用活動により大きなダメージを与えています。

この記事は2020年の5月に作成していますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大がまだまだ予断を許さない状況であり、なかなか会社説明会が開けない、あるいは対面での面接ができず採用活動がストップしてしまっている企業が多いです。

中小企業の採用担当者は他の業務と兼務しているため負担が大きい

中小企業の採用担当者は他の業務と兼務しているため負担が大きい
また、採用担当者の業務負担が大きいのも多くの企業で慢性的な課題になっています。

とくに大手を除いた中小規模の会社だと専任の採用担当者がおらず、総務関係の社員などが他のお仕事といっしょに採用活動もこなしているケースが多いです。

そのため業務負担が大きくなってしまい、採用担当者の長時間労働も招きやすい状態になっています。



ここまで見てきたように、現在は多くの企業が採用活動に課題やお悩みを抱えています。

そして、それらのお悩みを解消する有効な手段として、Web面接に注目が集まっています。

まずは、そもそもWeb面接(オンライン面接)とは何かについて基礎から確認してみましょう。

Web面接(オンライン面接)とは?

Web面接はオンラインで面接を進める手法のことで、2020年の新型コロナウイルス感染拡大から急速に普及が始まった

Web面接はオンラインで面接を進める手法のことで、2020年の新型コロナウイルス感染拡大から急速に普及が始まった
Web面接(オンライン面接)とは、求職者と実際に顔を合わせて面接するのではなく、オンラインで中継しながら面接を進める方法のことです。

Web面接・オンライン面接は、数年前からSkype(スカイプ)などのツールを利用してIT企業や大企業を中心に導入が進んでいました。

しかし、中小規模の企業にはなかなか普及が進まない状況があったのです。

その理由のひとつとして、「対面して実際にしゃべってみないと、本当に信頼できる人かどうかわからない」という問題がありました。

「オンラインだけで採用を決めて実際に入社したら思っていたような人とちがっていた…」というリスクがあるため、一部の企業やIT企業を除けばWeb面接の導入に二の足を踏んでいる企業が多数派だったのです。

ですが、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大から、その状況が一変しました。

それまでは「会って対面で面接をする」のが当たり前だったのに、「対面で面接すると、リスク(感染の危険)がある」と、まったく逆の状況になってしまったのです。

Web面接を導入せず、対面面接にこだわる企業は求職者から敬遠されている

Web面接を導入せず、対面面接にこだわる企業は求職者から敬遠されている
実際、Web面接を取り入れず対面面接に固執している企業は感染症のリスクに日々さらされている求職者から不安感、不信感を抱かれてしまい、敬遠されています。

2020年7月7日の毎日新聞の記事によれば、内定を得た就職活動中の女子大学生が「面接のために会社に来させるなんて、社員を大切にしてくれない会社なのではないかと、承諾を迷っている」と回答しています。

また、同じ記事で東北大学4年生の大学生は「コロナの環境で対面面接と言われても、都内まで行きたくない。変わりにくい企業なのかと心配になる」と語っています。

出典:新型コロナ IT後手、働く人敬遠 テレワーク不徹底→転職希望 対面での採用面接→学生不安(毎日新聞・2020年7月7日)

また、詳しくは後述しますが、新型コロナウイルスの感染拡大以前から、対面面接は求職者側に多大な交通費・移動時間を強いるデメリットが存在していたことを忘れてはなりません。

それに加えて新型コロナウイルスが決定打となり、多くの求職者がWeb面接を導入せず対面面接にこだわる企業を敬遠する傾向が急速に広がっているのです。

現在の採用の課題を解決する根本的な手段はWeb面接しかない

以上の課題を解決するには、Web面接の導入しかありません。

ですが「本当にWeb面接を入れて効果があるの?」「大企業ならともかく、中小企業がWeb面接を導入しても意味がないんじゃないの?」などの疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで、次はWeb面接のメリットをわかりやすくご紹介します。

Web面接のメリットとは?

メリットは大きく分けて次の5つになります。
 
  1. 遠方の求職者が応募しやすくなるので、応募数を増加できる
  2. 転職希望者が面接の時間を取りやすくなるので、中途採用を強化できる
  3. 感染症のリスクを減らし台風・大雨などの天候にも左右されない
  4. 面接の日程調整が簡単になり、採用プロセスを高速化できる
  5. 面接官が集まりやすく、録画機能で内容を後日振り返れる
 
それでは、それぞれの内容を見ていきましょう。

メリット1. 遠方の求職者が応募しやすくなるので、応募数を増加できる

遠方にある会社への応募は求職者への金銭的・時間的負担が非常に大きい

まずは、求職者の目線に立って考えてみましょう。
新卒にせよ中途採用にせよ、遠くにある会社への応募は求職者から敬遠されている現状があります。

飛行機を使って面接を受けに行くと1回あたり10万円以上かかることも…

飛行機を使って面接を受けに行くと1回あたり10万円以上かかることも…
一番大きい理由がお金の問題ですね。

就職活動や転職活動では、最終面接などを除いて交通費が企業から支給されないことが多いです。
そのため新幹線や飛行機を使って面接会場まで移動すると、その交通費はすべて求職者側が負担することになります。

たとえば、弊社ディーエスブランドは長崎県の長崎駅近くにオフィスがありますので、関東の求職者が弊社へ面接を受けにきた場合の費用を考えてみましょう。

それが下の図になります。
羽田空港からの飛行機代・高速バス代だけで片道4万円・往復で8万円以上もかかってしまいます。
関東在住の学生が長崎県まで採用面接を受けに来たときの交通費

面接日は書類選考後に確定するため、飛行機・ホテルの割引が使いづらく金銭的負担が重くなる

旅行なら数ヶ月前から早めに飛行機を予約しておいて割安の金額で乗ることもできますが、
就職活動や転職活動の面接の場合はそうもいきません。

まだ書類選考に合格しているかどうかわからない段階で飛行機を予約するわけにもいきませんし、その時点では面接日がわからないことも多いです。
合格した場合は書類選考結果の連絡が来てから1週間~2週間後に面接というケースが大半ですから、なかなか飛行機の割引が使えない現状があります。

これにホテルなどの宿泊費も加えれば、たった1回面接を受けるだけで10万円以上お金がかかることになります。

このような出費が何度も重なると、学生だけでなく現在会社に勤めている社会人の方が転職活動をする際にも、かなり重い負担になってきます。

以上の金銭的理由から、遠方の会社の採用応募を多くの求職者が諦めているという実態があるのです。

面接を受けるのに半日~2日以上スケジュールを空ける必要がある

面接を受けるのに半日~2日以上スケジュールを空ける必要がある
次に、面接会場への移動時間の問題も深刻です。

新幹線や鉄道でも往復で数時間はかかりますし、飛行機だとフライトの1時間まえには空港に到着しておく必要がありますからその待機時間にフライト時間などを加えると、移動時間だけで半日が潰れてしまいます。

また、日帰りができない場合は2日空ける必要が出てきます。
このようにたった1社の面接を受けるだけで莫大な時間がかかるのです。

学生ならまだしも、すでに働いていて転職を考えている社会人の場合はそう何度も有給を取れる方ばかりではないでしょうし、育児中・介護中の方などはそう長い時間家を空けられないという問題もあります。

このような移動時間の問題も、遠方の会社へ求職者が応募しない大きな理由になっています。
面接会場までの移動時間の問題で半日~2日以上がつぶれてしまう

途中で不採用もしくは選考辞退することになれば、かけたお金と時間がすべて無駄になる

途中で不採用もしくは選考辞退することになれば、かけたお金と時間がすべて無駄になる
そして、そこまでのお金と時間をかけて、遠い会社の面接を受けにいって、100%その会社に採用されるなら「まぁ仕方ないか」となるかもしれませんが、もちろんそうではありません。

当然選考の途中で落ちてしまうこともあるわけで、そうなるといままでにかけたお金・時間が全部無駄になってしまうわけです。

あるいは選考の過程で求職者が「思っていたような会社・仕事とちがうな…」と考えて選考を辞退した場合も、それらのコストはすべて無駄になります。

場合によっては遠くの会社を受けるのについやしたお金・時間があれば、もっと多くの会社も受けられた…と後悔するかもしれません。

そうすると、求職者にとっては遠方の会社に採用応募すること自体が、非常にリスクのある危険な行動になっているわけです。

それを気にせずに遠い会社でも何度も面接に行けるほど、金銭的・時間的な余裕がある求職者は少数派ですので、遠くにある会社はそもそも応募するのをやめようという状態がこれまで延々と続いてきました。

以上のような課題が原因で、企業側が広い範囲で人材を募集しようとしてもなかなか応募が集まらないのが現状でした。
遠くの会社を応募するとお金と時間が無駄になるからエントリーをやめよう

Web面接なら交通費・移動時間がゼロになる

Web面接なら交通費・移動時間がゼロになる
そこで、以上の課題を解消するためにWeb面接を導入するのがオススメです。

まず、交通費がゼロになるのが求職者にとっては一番大きいですね。
これまで新幹線なら往復で数千円、飛行機なら数万円かかっていたのがゼロになるわけですから、非常にありがたいです。

また移動時間を気にせずにすむので、スケジュールを圧迫せず簡単に面接を受けられるようになります。

以上のように金銭的・時間的なコストがゼロになりますので、「少し離れた地域だけど、この会社気になっているから応募してみようかなあ」と求職者は格段に応募しやすくなります。

一次面接・二次面接だけにWeb面接を導入するだけでも、他の企業よりはるかに応募しやすくなるので応募数を増加できる

こういうお話をすると、「さすがに最初から最後までまったく会わずに採用を決めるのは不安なんだけど…」と感じる採用担当者様も多いと思います。

ですが、かならずしも一次面接から最終面接までがすべてがオンラインである必要はありません。

部分的にWeb面接を導入するだけでも十分なメリットがあります。

たとえば一次面接・二次面接がオンラインで、最終面接だけは対面でという会社でも、「一次面接の時点から絶対会社に来てください」と対面での面接を要求される会社に比べれば、求職者にとって圧倒的に受けやすいわけですから、かなり応募のハードルは低くなるでしょう。

以上の理由からWeb面接を導入することで、今までだったら「この会社、ちょっと気になっていたけど、遠いから受けるのをやめておこう」と思われてしまい、取りこぼしていた多くの求職者に応募してもらうことが可能になり、応募総数を増やせます。

そして、応募数が多くなればそれだけ良い人材に巡り会える可能性も高くなるでしょう。

2. 転職希望者が面接の時間を取りやすくなるので、中途採用を強化できる

中小企業では中途採用の強化が人材獲得のカギとなる

とりわけ中小企業にとってこのメリットは非常に大きなものになります。

まずは、現在の採用市場の状況を具体的に見ていきましょう。
こちらは厚生労働省のレポートに掲載されている表で、新卒採用と中途採用の割合を企業の規模別に分析したものです。
出典:『中途採用に係る現状等について』厚生労働省職業安定局

このように従業員数が多くて規模が大きい会社ほど新卒の割合が高く、従業員が少なくて規模が小さい会社ほど中途採用が多くなる結果になっています。

おそらく、小規模な会社ほどイチから人材を教育するよりも、即戦力を求める傾向にあるからでしょう。

従業員数が5名~299名までの中小規模の会社の場合は、実に人材の75%を中途採用で獲得していることになります。

つまり大企業以外だと、中途採用をいかに強化していくかが人材獲得のカギとなるわけです。

60%以上の転職者は在職中に次の就職先を探している

そして中途採用される転職者の多くは、前の会社で働きながら転職活動をしています。
リクナビNEXTが実施したアンケート調査によると、転職した人の63%が「在職中に転職活動をした」と答えています。
出典:転職活動にはどれぐらいの期間がかかる?ケース別・転職活動スケジュール(リクナビNEXT)

つまり、中小企業が採用活動を強化するにはこの層に会社をアピールしないと成果が出ないし、人も獲れないということになります。


在職中の転職希望者は面接日のスケジュール調整で四苦八苦している

そして働きながら転職活動をしている人の大きな悩みのひとつが、面接日のスケジュール決めです。

マイナビ転職が実施したアンケート調査によると、第3位に「現職の仕事をうまく調整できず、面接の日程が決まらない」とあります。
転職した300人に聞きました!転職活動中 「正直しんどかったこと・悩み」ベスト5(マイナビ転職)

日中は会社で働いているわけですから、なかなか平日に面接に行けないのがネックになっているわけです。

なんども面接のたびに有給を取れないという求職者も多いので、ここは大きな悩みのタネになっています。

Web面接の導入で、忙しい在職中の求職者も応募しやすくなる

Web面接の導入で、忙しい在職中の求職者も応募しやすくなる
そんな在職中の求職者のお悩みもWeb面接で解決できます。

まず、会社や面接会場までの移動時間がなくなりますので、圧倒的にスケジュールの確保が楽になります。
午前・午後だけの半休や時間単位の有給を取るだけで、面接が可能です。

また、鉄道や飛行機で長時間移動するのは体力的にもかなり疲れますが、それも一切なくなりますので手軽に求職者が応募できます。

さらに、自宅や個室があるネットカフェなどで面接を受けられますので、「内定がもらえるまで今の職場には転職活動をしていることを知られたくない…」と考えている求職者にとっても安心です。

以上の理由で、「ウチの会社では希望者にはWeb面接も可能ですよ!」とアピールするだけで応募のハードルが格段に下がりますので、在職中の即戦力の求職者を集めやすくなります。
Web面接なら 在職中の方もスケジュールが調整しやすく、即戦力の中途採用を強化できる

実際、Web面接(オンライン面接)を経験した求職者の6割以上が「デメリットよりメリットのほうが大きい」と回答

実際ビズリーチが実施したアンケートによれば、Web面接(オンライン面接)を経験した求職者の多くはWeb面接に対して好意的な評価を持っています。

このように各種データからもWeb面接が求職者にとって利便性が高い点が証明されつつありますので、早めに導入することで人材獲得競争を優位に進めることができます。
実際、Web面接(オンライン面接)を経験した求職者の6割以上が「デメリットよりメリットのほうが大きい」と回答

メリット3.感染症のリスクを減らし台風・大雨などの天候にも左右されない

2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、対面面接は求職者・社員に感染症を広げてしまうリスクが高い

2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、対面面接は求職者・社員に感染症を広げてしまうリスクが高い
対面での面接では、求職者に物理的に会社や面接会場に来てもらわなければいけません。
そのため外部環境の影響を受けやすいのもネックになります。

とりわけ2020年5月現在は新型コロナウイルスの影響で、求職者に訪問してもらっての面接が非常にしづらい状況です。

求職者が会社や面接会場に向かう際に、バスや電車などの公共交通機関のなかで感染してしまうリスクがありますし、求職者を経由して面接官や採用担当の社員に感染してしまう危険性も否定できません。

そこからさらに社内に感染が広がることも十分考えられます。
社内にクラスターが発生し、感染症の患者が続出すれば業務はままならなくなりますし、オフィスを一定期間閉鎖せざるをえない事態も発生します。

また、新型コロナウイルスは高齢者が感染した場合に重篤化しやすい傾向がありますので、高齢な経営者・役員・幹部社員・再雇用の社員・パートやアルバイトが働いている職場では深刻な健康被害や命の危機が出てきます。

このように対面の採用活動は感染症のリスクに非常に弱いのです。

対面面接のみにこだわると求職者に不信感を与えてしまい、ネット上で炎上する危険性もある

対面面接のみにこだわると求職者に不信感を与えてしまい、ネット上で炎上する危険性もある
感染症の拡大が懸念される状況で、もし「ウチの会社は1次面接から対面面接以外は認めません」という方針をとり続けると求職者にも不信感を与えてしまい敬遠されてしまいます。

すでに紹介しましたが、実際に対面面接のみにこだわる会社には学生や求職者から「面接のために会社に来させるなんて、社員を大切にしてくれない会社なのではないかと不安に思う」「コロナの環境下で対面面接と言われても、都内まで行きたくない。変わりにくい企業なのかと心配になる」と不安・疑問の声が出ています。

出典:新型コロナ IT後手、働く人敬遠 テレワーク不徹底→転職希望 対面での採用面接→学生不安(毎日新聞・2020年7月7日)

さらに万一、面接や会社説明会に来たことが原因で求職者がウイルスに感染してしまったら、FacebookやTwitterなどのSNSで求職者がその体験を投稿する可能性があります。

そうなると、インターネット上での炎上やマスメディアによる報道で会社の信頼性が急激に落ちて大打撃を受けるでしょう。

対面面接は大雨・台風・地震などの災害の影響も受けやすい

もし新型コロナウイルスがある程度終息したとしても、他に天候や地震などの影響も軽視できません。

大きな地震があれば移動に大きな影響が伴いますし、飛行機や新幹線などの公共交通機関が停止してしまいます。

地域によっては毎年来る大雨・台風や、大雪でもそれは同じです。

たとえば「沖縄に住んでいる求職者が東京で面接を受けようとしたら、台風の影響で飛行機が欠航してしまった…」、あるいは「東北に住んでいる求職者が他の地域で面接を受けようとしたら、大雪で新幹線が運休してしまった…」というのは起こる可能性が毎年ある話です。

このように対面での採用活動は外部環境によって阻害されやすく、実行しようとすると求職者の身に危険が及ぶケースが多いのです。
大雨
大雨
台風
台風
大雪
大雪
地震
地震

Web面接の導入で感染症・災害に関係なくスムーズに採用活動を実施できる

Web面接の導入で感染症・災害に関係なくスムーズに採用活動を実施できる
そこでWeb面接を導入することで、求職者や社員が感染症にかかってしまうリスクを減らし安全に面接を行えるようになります。

また、地震や台風などの影響で対面での面接ができない場合にも有効です。

求職者や社員の健康を守るためにも、Web商談の早急な導入をオススメします。

メリット4. 面接の日程調整が簡単になり、採用プロセスを高速化できる

Web面接では移動時間がいらず飛行機・ホテルの予約も不要のため、書類選考後にすぐ面接を実施できる

Web面接では移動時間がいらず飛行機・ホテルの予約も不要のため、書類選考後にすぐ面接を実施できる
まず、対面での面接の場合は書類選考通過の連絡を出してから面接日が1週間~2週間かかるところが多いです。

なぜこれだけ間が空くのかというと、求職者側の理由が大きいです。

書類選考結果を知った求職者はそれから面接日にスケジュールを空ける必要がありますので、その準備期間として1~2週間のスパンを設けている会社が多いわけです。

もちろん遠方の求職者の場合は飛行機やホテルの準備も必要ですから、それだけ間を空けないと、面接を受けられない可能性があります。

以上の理由から、対面面接の場合は一定のスパンを設ける必要があるのです。

ですが、Web面接を活用すれば移動時間がいらないので、求職者側が予定を空けやすくなります。

そのため求職者側の了承が取れれば、3日後~4日後にはもう面接を実施することができます。

もちろんこれは1次面接だけではなくて、2次面接・3次面接などの際にも同じことが言えます。

採用プロセスの短縮化で採用担当者の負担が軽減され、中途採用の場合は早期に人材を職場に供給できる

採用プロセスの短縮化で採用担当者の負担が軽減され、中途採用の場合は早期に人材を職場に供給できる
そして、採用までのプロセスが短縮されると、採用担当者は早期に採用業務から解放されることになります。
 
中小企業など人事の専任担当者がいない会社だと、採用業務が他のお仕事を圧迫することが少なくなりますので、これは大きなメリットです。
 
また、中途採用の場合は採用プロセスが短くなるぶん、早めに人材を職場に送り出すことができ、より早く人手不足を解消できるようになります。
Web面接導入による採用プロセス短縮化の図

メリット5. 面接官が集まりやすく、録画機能で内容を後日振り返れる

複数の面接官が一箇所に集まるのは移動が大変なうえ、感染症拡大のリスクがある

複数の面接官が一箇所に集まるのは移動が大変なうえ、感染症拡大のリスクがある
まず対面面接で面接官が複数人いる場合は、全員が一箇所に集まる必要があります。
その際、地理的に離れている工場や営業所に所属している社員がいるときは移動が大変です。

また、密閉した空間の中に複数人が集まりますので、新型コロナウイルスを含めた感染症のリスクも大きくなってしまいます。

対面面接だと、面接の内容が他の社員にはわからないブラックボックスになりがちで、評価がしづらい

くわえて、面接の内容が実際に参加した面接官以外の社員にはほとんどわからない、ブラックボックス状態になってしまうのも、対面面接の課題でした。

もちろんほとんどの会社では、面接官が評価シートやメモなどで記録を残していると思いますが、それらだけでは情報量に限りがあるうえに、面接官の主観も影響しやすい問題があります。

そのため適切に面接が行われているかどうかを他の社員がチェックできませんし、客観的な評価が得られないので面接官のスキルアップも難しいところです。

また、選考の過程で「この人の1次面接のときの様子を見てみたいな」というときも評価シートしか資料がないと情報量が少なく、雰囲気もつかみにくいといったデメリットがあります。

建設現場や工場などの生産現場に出ている社員や、営業で外回りをしている社員は面接に参加しづらいため、現場にマッチしない人材が採用されがちだった

建設現場や工場などの生産現場に出ている社員や、営業で外回りをしている社員は面接に参加しづらいため、現場にマッチしない人材が採用されがちだった
さらに建設現場や工場などの生産現場に出ている社員、営業で外回りをしている社員は面接に同席できないことも多々あります。

後日そういった方の意見を選考に反映してもらおうとしても、面接内容がよくわからないので難しいという現状がありました。

そのため、いわゆる現場の意見をなかなか採用に反映できず、「この人はウチの職場には合わないんじゃないか…」という人を何度も採用してしまい、求職者と現場の双方が不幸になる事態がたびたび発生していたのです。
 対面面接は参加した面接官以外は チェックしづらい状況にある
対面面接は参加した面接官以外は チェックしづらい状況にある

Web面接では複数の拠点の社員が同時に面接参加しやすく、後日録画を観られるので現場の意見を選考に反映しやすい

Web面接では複数の拠点の社員が同時に面接参加しやすく、後日録画を観られるので現場の意見を選考に反映しやすい
そこでWeb面接を導入すれば、離れた場所にある工場や営業所にいる社員も移動の手間がなく面接に参加できるようになります。
密閉空間に複数人が集まらないため、感染症のリスクを減らし、求職者と面接官の健康と安全を守れます。

また、Web面接であれば録画したデータをいつでも見返すことができるので、スケジュールが合わず面接当日に参加できなかった方もあとから確認して意見を選考に反映できます。

建設現場や工場、外回りの営業社員なども録画データをもとに、求職者をチェックできるのでより職場にマッチした人材を採用しやすくなるでしょう。

さらに面接の内容を客観的にチェックできますので、面接官の対応が適切だったかも評価でき、面接のスキルアップと採用の精度の向上が期待できます。
Web面接では録画があるので面接の振り返りがしやすく 採用の精度が向上する

Web面接に必要なもの(ツール・環境)は?

「Web面接、ちょっと興味は出てきたけれど、結局始めるには何が必要なの?」という疑問をお持ちの方もいると思います。
 
そこで次に、Web面接を実施するのに最低限必要な機材やソフトウェアなどのツールについて、ご紹介します。
 
端的にいえば以下の3つが最低限必要です。
 
【Web面接に最低限必要なもの】
  • Web会議システム
  • Webカメラ&マイクを内蔵したパソコン・タブレット・スマートフォン
  • インターネット通信環境(Wi-Fi、光回線)
 
あとは可能であれば、イヤホンとマイクが一体化したヘッドセットなどの機材があれば、より相手の声を聴きやすく、自分の声を伝えやすくなるのでお勧めです。
Web面接に必要なもの(機材・ツール)

Web面接の導入で、これまでの採用活動が一気に改善される可能性がある

Web面接の導入で、これまでの採用活動が一気に改善される可能性がある
このようにWeb面接には今まで採用に苦労していた会社の状況を一気に改善できる可能性があります。

「採用で人が集まらず、いつも人手不足で困っている…」という会社は、ぜひ一度Web面接の導入を検討してみてください。

なお、弊社でもWeb面接に使えるWeb会議システム・「おりこうオンライン」を提供しています。

初心者でもわかりやすいシンプルな操作画面で、電話サポートもありますので、情報システム部などのIT専門の部署がない中小企業でも使いやすく、安心です。

ご興味のある方は、ぜひ以下から詳細をご覧ください。