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アクセス数を増やせる、良質なSEOコンテンツの作り方を徹底解説!

アクセス数を増やせる、良質なSEOコンテンツの作り方を徹底解説!
  • 「SEO対策では良質なコンテンツが大事だというけど、そんなもの、どうやって作ればいいのかわからない…」
  • 「SEOコンテンツのネタが思いつかないし、思いついても途中で手が止まってしまう…」
 
こんなお悩みはありませんか?
 
ホームページ制作会社やSEO業者から、コンテンツを作れと口を酸っぱくして言われているけど、結局何をすればいいのかわからず、途方に暮れているという方も多いのではないでしょうか?
 
今回はそんな方のために、SEO対策の初心者でも検索上位が獲れて売上げもアップできる、良質なSEOコンテンツを作る方法について、わかりやすく解説いたします。

SEOコンテンツの作成では準備作業が一番大事!

下準備をしないまま、ホームページ作成ソフトをなんとなく触ってみても途中で挫折する可能性が高い

下準備をしないまま、ホームページ作成ソフトをなんとなく触ってみても途中で挫折する可能性が高い
SEOコンテンツを作成するときに、いきなりホームページ作成ソフトに文章を書きこんだり、Wordファイルに本文を執筆したりする・・・という方も多いと思います。
 
短い内容のページやブログなら、それでまったく問題ありません。
 
しかし、1000~2000字を超えるボリュームの記事となると、そのやり方では途中で挫折してしまう可能性が極めて高くなってしまいます。
 
あるいは、「どんなSEOコンテンツを作ればいいのか、検討もつかない・・・」と途方に暮れている方も多いでしょう。
 
以上のようなお悩みのほとんどは、SEOコンテンツを作り始める前の準備作業が不足していることに起因しています。

企業ホームページのSEOコンテンツ作りは、リサーチなどの準備作業が7割!

企業ホームページのSEOコンテンツ作りは、リサーチなどの準備作業が7割!
企業ホームページのSEOコンテンツ作成というと、ホームページ作成ソフトやCMSに内容を入力する姿を思い浮かべるかもしれませんが、実際はそれ以前の作業のほうが圧倒的に重要です。
 
企業ホームページのSEOコンテンツ作りはプランニングとリサーチなどの準備作業が、全工程の7割を占めるといっても過言ではないでしょう。
 
逆に、ろくに準備をしないまま、いきなりホームページ作成ソフトやCMSを立ち上げても、途中で挫折したりアイディアが何も思い浮かばなくなったりするのは当然です。
 
企業ホームページのSEOコンテンツの質は、プランニングとリサーチに費やした努力と時間の量に比例します。

きちんとした下準備をしておけば、SEOコンテンツのクオリティも生産効率も急激に上昇する

きちんとした下準備をしておけば、SEOコンテンツのクオリティも生産効率も急激に上昇する
また、一見遠回りなようでも、万全な準備とリサーチを積み上げておけば、SEOコンテンツ作成の途中で手が止まることが激減するので、完成も早くなります。
 
つまり、きちんとした準備をしておけば、SEOコンテンツのクオリティも生産力も確実に向上するのです。
 
それでは、企業ホームページのSEOコンテンツを効率的に作成し集客力や売上げをアップするには、どのような工程を踏めばよいのでしょうか?
 
これから具体的に解説していきます。
 
※基本である、「SEO対策やWebコンテンツとは何か?」というところから詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

企業ホームページのSEOコンテンツ作成の5ステップ

企業ホームページのSEOコンテンツの作り方は、以下の5ステップで進めるのが効率的です。
 
  1. 自社の商品・サービスの分析(自社分析)
  2. 現在の自社ホームページの分析
  3. 競合他社のライバルサイトの分析
  4. どんなSEOコンテンツを追加するかのプランニング
  5. 個々のSEOコンテンツの中身のプランニング・作成作業
 
この5ステップを意識して作業を進めるだけで、「SEOコンテンツのネタが思いつかない・・・」「ホームページを更新するネタがない・・・」とお悩みの方も、集客できて売上げにもつながるSEOコンテンツを簡単に作成できるようになります。
 
それでは、各ステップを詳しく解説していきましょう。

1.自社の商品・サービスの分析(自社分析)

自社分析の精度は、場合によってはどのホームページ制作会社を選ぶかよりも、企業ホームページの出来映えを左右する

自社分析の精度は、場合によってはどのホームページ制作会社を選ぶかよりも、企業ホームページの出来映えを左右する
最初のステップは自社分析です。
 
「就職活動では自己分析が重要」と盛んにいわれますが、コンテンツマーケティングの実行時でも自社分析は非常に大きなウェイトを占めます。
 
場合によっては、この自社分析がどれだけ緻密にできているかどうかは、どのホームページ制作会社を選ぶかよりも、サイトのクオリティや売上げに強く影響します。
 
自社分析をおろそかにしたばかりに、「高いお金を払って、ホームページ制作会社に作ってもらったのに結果がイマイチ…」となってしまうと多大な損害が発生してしまうので、ホームページの開設・リニューアル前の段階でも自社分析はしっかりとおこなうようにしましょう。

まずは紙とペンでいいので、自社の商品・サービスを箇条書きでリストアップしていく

まずは紙とペンでいいので、自社の商品・サービスを箇条書きでリストアップしていく
SEOコンテンツ作成のための自社分析では、必ず自分の会社の商品・サービスの特性から発想をスタートさせてください。
 
まずは、自社が顧客に提供している商品・サービスのメニューを箇条書きでリストアップしていきます。
パソコンが苦手…という方は、紙にペンで書きだす形式でもまったく構いません。
 
というよりも、これ以降も下準備の段階ではライバルサイトの分析等をのぞき、パソコンが必須の作業はほとんどないといってよいでしょう。
 
企業ホームページのプランニングでは、紙とペンでもいいので、まずは手を動かしてみることが一番大事です。
 
■工務店のホームページの場合
・新築(注文住宅)
・リフォーム
・アフターサービス ・・・etc

商品・サービスの内容は可能なかぎり細分化していく

商品・サービスの内容は可能なかぎり細分化していく
この箇条書きでは、できるだけ商品・サービスの内容を細分化してください。
 
たとえば、工務店なら単に注文住宅ではなく和風住宅・洋風住宅・二世帯住宅などにさらに分けられますし、リフォームならリビング・キッチン・お風呂・・・など箇所ごとに細分化できるでしょう。
 
最初はノートなどに書きこむ形式でも構わないので、この箇条書き作業をまずは進めてください。
 
もし、みなさんが情報システム部や総務部など、商品・サービスの販売とあまり関わらない部署に所属していて、実情がよくわからないときは、営業部や広報部、販売員などのお客様への提案や情報提供を日常的におこなっている部署の方に協力してもらいましょう。
SEOキーワードの探し方:商品・サービスを細分化していきます

商品・サービスをひとつピックアップして、その良いところを多く書き出す

商品・サービスをひとつピックアップして、その良いところを多く書き出す
次には、細分化した商品・サービスのうちひとつをピックアップして、その良いところを可能なかぎり多く書き出してください。
 
たとえば、「お風呂のリフォーム」を選ぶなら以下のような良いところがピックアップできます。
 
【お風呂のリフォームの良いところ・メリット】
  • 浴槽が広く(深く)なり、よりゆったりと入浴できて毎日の疲れを癒せる
  • 浴室暖房を導入することで、寒い日でも快適かつ健康に入浴できる
  • 床の素材を滑りにくくし、出入り口との段差をなくすことで、転倒でのケガを防げる
  • カビが発生しづらい素材に変更し、掃除の手間を省力化する
  • 浴室にテレビを設置して、楽しみながら入浴できる
 
この商品・サービスの良いところ探しでも、自分だけではあまり思いつかないときは営業社員や販売員・広報に協力してもらってください。

商品・サービスの良いところから、それを求めているターゲット層を想定しよう

商品・サービスの良いところから、それを求めているターゲット層を想定しよう
商品・サービスの良いところのリストアップが完了したら、それらの特長をどんな方なら喜ぶのかを徹底的に考えてみましょう。
 
それらの特長はターゲットが抱えている、どんな課題を解決するでしょうか?
 
自社の商品・サービスを求めている方について、綿密に想定していってください。
 
【お風呂のリフォームの想定ターゲット層】
浴槽が広く(深く)なり、よりゆったりと入浴できて毎日の疲れを癒せる
→日々のお仕事で疲れている方や疲れがたまりやすい中高年層、スポーツなどで激しい運動をする方など。
 
浴室暖房を導入することで、寒い日でも快適かつ健康に入浴できる
→急激な温度差がヒートショックなどの深刻な健康被害をもたらしやすい高年齢層のいる家庭、また、浴室乾燥機能が付随するので洗濯物が多いファミリー層にもメリットが大きい。
 
床の素材を滑りにくくし、出入り口との段差をなくすことで、転倒でのケガを防げる
→転倒しやすい高年齢層や足の不自由な方、子どものいる家庭など。
 
カビが発生しづらい素材に変更し、掃除の手間を省力化する
→お風呂掃除を面倒に感じている方や、きれい好きな方など。
 
浴室にテレビを設置して、楽しみながら入浴できる
→半身浴などを楽しみたい方、入浴中も時間を無駄にしたくない方。
 
ここで想定される人々が自社のホームページに集客すべき潜在顧客になります。

同じ商品・サービスでもターゲット層が明確にちがえば、それぞれ単独のページを用意したほうが集客できる

同じ商品・サービスでもターゲット層が明確にちがえば、それぞれ単独のページを用意したほうが集客できる
あとはこれらのターゲット層に刺さるSEOコンテンツ(ピンポイントに訴求できるSEOコンテンツ)を整備していけば、アクセス数も集められ売上げも増加できるようになります。
 
特に重要なのが、商品・サービスごとにページを設けるだけではなく、ターゲット層ごとにも分割したページを作成することです。
 
なぜ同じ商品・サービスでもページを分けるべきなのかといえば、ターゲット層がちがえばYahoo!やGoogleの検索キーワードがまったく異なってくるからです。
 
実例でご説明しましょう。

当サイトの実例:ニーズごとにページを細分化することで、それぞれのキーワードで検索上位を獲得!

当サイトの実例:ニーズごとにページを細分化することで、それぞれのキーワードで検索上位を獲得!
弊社の企業向けホームページ作成ソフト・おりこうブログには、パンフレットやカタログを作成する機能が搭載されています。
 
「カタログ作成機能」の1ページだけあれば十分に思えますが、あえて当サイトでは「会社案内パンフレットの作成」「商品・製品カタログの作成」「リーフレット(三つ折りパンフレット)の作成」「求人案内の作成」などの個別ページも設けています。
 
これは一口にカタログ・パンフレットの作成といっても、お客様ごとに求めているものは異なり、検索キーワードも変化するためです。
 
きちんと各ターゲット層の受け皿となるページを整備したおかげで、「会社案内パンフレット 作成」「商品カタログ 作成」「リーフレット 作成」「求人案内 作成」などの多様なキーワードでYahoo!やGoogleで検索上位(10位以内)を獲得し、集客できています。

異なるテーマが混在しているページは検索上位を獲りづらいうえに、読みづらい

実は、異なるテーマが混在しているページは検索ユーザーへのピンポイントな回答とならないため、ランキング上位を獲るのが極めて難しくなるのです。
 
具体例を出しましょう。
 
野球・サッカー・バスケットボールの3分野についての記事が、まとめて掲載されているページがあるとします。
 
すると、検索エンジンは「このページは野球のキーワードで上位に配置すればいいの? それともサッカー? バスケットボール?」と混乱してしまいます。
異なるテーマが混在するページは検索エンジンも上位に設置しづらい

異なるテーマが混在していると、訪問者にとっても読みづらい

異なるテーマが混在しているページは、検索エンジンを惑わせるだけでなく、同時に訪問者の満足度も下げてしまいます。
 
なぜなら、バスケットボールの情報を求めてアクセスした人にとっては、野球やサッカーにとっての情報は不要だからです。
 
もし「野球→サッカー→バスケットボール」の順番で記事が並んでいる場合は、ページの最後までスクロールしなければ訪問者は目的のバスケットボールの情報に辿りつくことができません。
テーマが混在していると、検索キーワードと最初の画面(ファーストビュー)の不一致が起こる
最初の画面を開いたときに野球の情報しか表示されていなければ「あれ? バスケットボールの記事が読みたくてこのページを開いたのに、野球の情報しか載ってないぞ?」と訪問者は困惑してしまいます。
 
大抵の訪問者はその時点で直帰して別のホームページを探すでしょうし、ページの下部にバスケットボールの記事が掲載されていると気づいた場合でも「野球やサッカーの話はどうでもいいから、早くバスケットボールの記事を読ませてくれ!」とストレスを感じるのは必至です。
 
企業ホームページを例に出せば、お風呂のリフォーム・リビングのリフォーム・キッチンのリフォームの内容を1ページにまとめてしまっている工務店のホームページなどが、これと同じ状態に陥っています。

テーマごとにページを分けないと、多種類のキーワードで集客はできない

以上の理由から、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンはテーマが混在しているページや、キーワードが詰め込まれているページを高く評価しません。
 
キーワードの詰め込みの程度が甚だしい場合はスパム行為としてペナルティを与えることすらありえます。
 
よって、多種類のキーワードで検索エンジン経由の流入を確保するには、1ページごとに異なるSEOキーワードを設定してページ数自体を増やしていく必要があります。
 
先程の例でいえば、「野球」のページ、「サッカー」のページ、「バスケットボール」のページというように、それぞれの内容に特化した単独ページに分割するのです。
ページ分けしたほうが、各キーワードでダイレクトにアクセスできseo対策上で有利になる

各ページは情報を伝えるだけでなく、集客の入り口として機能する

各ページは情報を伝えるだけでなく、集客の入り口として機能する
こうすれば「バスケットボール」の記事を求めている人は目的のページにダイレクトにアクセスできるので訪問者の満足度も高くなりますし、より検索順位も高くなります。
 
※ただし、各ページの文章がしっかり書かれていることが前提です。薄い内容のページではキーワードを特定のテーマに特化させても、ランキング上位は獲れません。
 
 
それぞれのページが「野球」「サッカー」「バスケットボール」のキーワード検索されたときに訪問者をホームページへ流入させる入り口として機能することでしょう。
 
各ページには単に商品や会社の情報を伝えるだけでなく、訪問者を呼びこむ機能も備わっています。
 
この視点は企業ホームページで集客するうえで必要不可欠です。
 
※SEO対策ではトップページだけがいくら優れていてもダメで、良質なページを増やさないと集客力はアップしません。
 
以下のページでさらに詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

2.現在の自社ホームページの分析

自社分析で洗い出した商品・サービスの良いところと各ターゲット層に応じたページが、現在の企業ホームページで網羅されているかチェックする

自社分析で洗い出した商品・サービスの良いところと各ターゲット層に応じたページが、現在の企業ホームページで網羅されているかチェックする
自社分析が完了しトピックの洗い出しが完了したら、その一覧を現在運営している企業ホームページ内に存在するコンテンツと照らし合わせてみましょう。
 
自社分析でピックアップした商品・サービスの良いところは、現在のホームページ上にも網羅されているでしょうか?
 
さまざまなターゲット層に対応した文章がサイト内に用意されていますか?
 
「ホームページのアクセス数が増えない」「お問い合わせ数が増えない」という会社の大半は、ここで自社のホームページに圧倒的に情報が不足していることに気づくはずです。

SEOコンテンツの作成では、自社分析で明確化した内容と、現在の企業ホームページのコンテンツのギャップを少しずつ埋めていく

SEOコンテンツの作成では、自社分析で明確化した内容と、現在の企業ホームページのコンテンツのギャップを少しずつ埋めていく
企業ホームぺージ内の情報が不足している現状を放置していては、せっかくの商品・サービスの良いところが顧客に伝わらず、売上げもアップしません。
サイトを充実させている競合他社に顧客を奪われる確率も高まるでしょう。
 
つまり、自分の会社・商品・サービスに本来存在するポテンシャルと、企業ホームページ上で掲載されている情報にギャップがあるのです。
 
あとはこのギャップを埋めるようにSEOコンテンツを着々と追加していくだけで、標準以上のSEOコンテンツの質と量をともなった企業ホームページは簡単に作成できます。

まずは現在の企業ホームページの商品・サービスの紹介ページをチェックしよう!

まずは現在の企業ホームページの商品・サービスの紹介ページをチェックしよう!
まずは現在の企業ホームページの商品・サービスの紹介ページをチェックしてください。
 
  • 現在のホームページには各ターゲット層に刺さる情報があるか?
  • ターゲット層ごとにページは細分化されているか?
  • 各ページに顧客を納得させ、「この会社の商品・サービスを購入すれば今の問題を解決できそうだ」と納得させるだけの、情報量はあるか?
 
以上の点に気を付けながら、商品・サービスの紹介ページに追加すべき情報を洗い出してみましょう。

企業ホームページでは売り込み系のコンテンツだけでなく、訪問者に有益な情報を伝える知識・教育系のコンテンツも用意しよう

企業ホームページでは売り込み系のコンテンツだけでなく、訪問者に有益な情報を伝える知識・教育系のコンテンツも用意しよう
自社ホームページでチェックすべき箇所は商品・サービスの紹介ページだけではありません。
 
商品・サービス紹介ページは最優先で充実すべきなのですが、ひととおり整備し終わったら、次には売り込み以外の有益なSEOコンテンツが存在しているかをチェックしてください。
 
典型的な例が、訪問者の役に立つ情報やノウハウを共有する知識・教育系のSEOコンテンツです。
 
商品・サービスを購入するときに前提になる知識や、専門用語などを解説する記事がなければ、せっかくの訪問者を離脱させている可能性が高いです。
 
たとえば高齢者向けのバリアフリーリフォームでは、浴槽と浴室の温度差で心臓に負担がかかって発生するヒートショックの危険性や、バリアフリーリフォームには介護保険の助成金が下りることなどを解説する記事があれば、受注率はさらに高まるでしょう。
 
以下のような、顧客の心理ステップに応じたコンテンツ作りをすると、SEOによる集客数を増加させるだけでなく、お問い合わせや注文などのコンバージョン数の増加も期待できます。
ちなみに、このような図のことをカスタマージャーニーマップと呼びます。
カスタマージャーニーマップ

現在のホームページの文章は、訪問者目線でわかりやすく書かれているか?

現在のホームページの文章は、訪問者目線でわかりやすく書かれているか?
自社のホームページを分析するときのコツは、訪問者と同じ目線でSEOコンテンツを眺めることです。
 
「ウチは高度の専門知識を持っている人以外は、ホームページに来てもらわなくて結構」というケース以外は、予備知識ゼロの中学生や高校生でも内容を深く理解できるようにしてください。
 
たとえBtoB企業でも、顧客の担当者はまだ知識の乏しい新入社員や、他部署から異動してきたばかりの方かもしれないのです。
 
ですが、SEOコンテンツの内容は平易に書く必要がありますが、必ずしも専門用語を使ってはいけないわけではありません。
 
専門用語はそれ自体がニッチなキーワードになるので、Yahoo!やGoogleからの集客が見込めるからです。
また、すでに一定の知識量を持っている訪問者にとっては、専門用語を使ってくれたほうがかえって内容を飲み込みやすくなることも多いです。
 
ただし、専門用語の意味を紹介する補足を周囲の文章に配置したり、専門用語を解説するコンテンツを作ったりして、知識量が少ない訪問者に対してもフォローするようにしましょう。

現在のホームページ上では、文章の因果関係がきちんと説明されているか?

現在のホームページ上では、文章の因果関係がきちんと説明されているか?
アクセスが集められていない企業ホームページや情報量が少ない企業ホームページにありがちなのが、文章の因果関係が丁寧に説明されていないケースです。
 
たとえば、以下のような文章があるとします。
 
「企業向けホームページ作成ソフト・おりこうブログではHTMLなどの専門知識がない方でも簡単に編集できます。そのため自由に更新回数を増やすことができるので、アクセス数がアップします。」
 
一見自然な文章のように見えますが、この文だけでは「なぜ更新回数を増やせば、アクセス数がアップするのか」がわかりません。
 
【更新回数の増加がアクセス数をアップさせる理由】
  • 最新の有益な情報を常に追加しているホームページはGoogleの評価が高まり、検索順位が上昇する傾向にある
  • 新しいページを追加すれば、検索エンジンから集客できるキーワードのバリエーションが多くなる
  • 更新回数を増やしてFacebookやTwitterなどで告知すると、リピーターやSNSからの流入が見込める
 
以上のような説明が先ほどの文よりも前に配置されていれば、訪問者は更新とアクセス数の関係をすでに理解しているので問題ありませんが、そうでないなら不親切な文章になってしまいます。

チラシやパンフレットでは紙幅の都合から情報を削ることが求められるが、ホームページだとそれでは食い足りない文章になってしまう

チラシやパンフレットでは紙幅の都合から情報を削ることが求められるが、ホームページだとそれでは食い足りない文章になってしまう
アクセス数やお問い合わせ数が少ない企業ホームページの多くが、このような説明不足の状態になっています。
 
しかし、実はこれは企業ホームページ運営の初心者なら誰もが陥りがちな状況です。
 
なぜなら、紙のチラシやパンフレット、提案書を作成するときは、文章を可能なかぎり削り、重要な部分のみを残すことが求められるからです。
あるいは業務報告を上司などにおこなう際も、内容の要約が求められるでしょう。
 
つまり、チラシや提案書などの作成に慣れている方や優秀な社会人ほど、情報量に制限のないホームページ上では食い足りない文章になってしまうことが多いのです。

知識のない方が検索エンジンからダイレクトにアクセスしてきた場合も、内容が読み取れるように丁寧に文章を書こう

知識のない方が検索エンジンからダイレクトにアクセスしてきた場合も、内容が読み取れるように丁寧に文章を書こう
ホームページはチラシやパンフレット・広告よりも、大量の情報を伝達できる新聞や書籍に性質が近い媒体と考えたほうがよいでしょう。
 
コンテンツマーケティング業界での格言「Think Like a Publisher(編集者のように考えろ)」という言葉からも、それがよくわかります。
 
デザインやレイアウト上の制約が大きいトップページやランディングページでは、文章の削減が求められることもありますが、通常のページでは説明が必要な因果関係を省いてまで文字数を少なくする必要はありません。
 
むしろ丁寧に前提知識を解説したほうが、訪問者にとっても検索エンジンにとっても評価が高いページになります。
 
知識のない方がYahoo!やGoogleからダイレクトにそのページに訪問しても意味がつかめるように、丁寧に説明を書きこみましょう。
 
※しっかりと内容を充実させた文章のほうが、Yahoo!やGoogleでは検索上位を獲りやすくなります。
情報量・文字数とSEO対策の関係については、以下のページでさらに詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

運営しているブログからSEOコンテンツの種を探る

運営しているブログからSEOコンテンツの種を探る
現在の企業ホームページの情報が乏しいときは、社長や社員が運営しているブログからSEOコンテンツの種を探すのも有効な手です。
 
とはいっても、「今日はこんなランチを食べました」といった投稿は企業ホームページのSEOコンテンツにはなりえないので、業務について書かれている投稿をブログのなかからピックアップしてください。
 
【ブログで特に注目すべき内容】
  • お客様にお喜びいただいた内容
  • お客様から相談された内容や質問された内容
  • 競合他社とくらべて、自社の優位点が表現されている内容
 
ブログのなかには、いくつもアピールポイントやビジネスチャンスにつながりそうな内容があるのに、肝心の商品・サービスの紹介ページにはそれらの内容が含まれていない…というケースは多々見受けられます。
 
ブログでは過去の投稿内容が埋もれてしまうので、有益な情報が昔の投稿に書かれていても訪問者がなかなかアクセスできません。
 
これは非常にもったいないので、ブログの使える内容はどんどんSEOコンテンツ化・ページ化して公開しましょう。

自社の商圏がページを見てすぐに理解できるか?

自社の商圏がページを見てすぐに理解できるか?
各ページを見て、自社の商圏が一瞬で訪問者に伝わる構成になっているかも重要です。
 
たとえば、「石川県 お風呂 リフォーム」のキーワードで検索してアクセスしたときに、ファーストビュー(ページを開いたときに最初に画面に表示される範囲)に「石川県」の文字がないと訪問者は戸惑ってしまいます。
 
SEOコンテンツの作成時は自社の商圏をファーストビューで必ず伝えるようにしましょう。
 
ヘッダーなどに県名などを埋めこんだうえで、本文のリード文内にも地名キーワードを入れるのが有効です(検索エンジンはヘッダーなどの共通部分のキーワードよりも、本文内のキーワードを重視する傾向にあるため)。

3.競合他社が運営するライバルサイトの分析

現在、Yahoo!やGoogleで検索上位を獲得しているライバルサイトの内容をチェックしよう

現在、Yahoo!やGoogleで検索上位を獲得しているライバルサイトの内容をチェックしよう
初心者のSEOコンテンツ作成で特に重要なのが、競合他社が運営しているライバルサイトの分析です。
 
たとえば自社が佐賀県内の工務店なら「佐賀県 リフォーム」などのキーワードで、Yahoo!やGoogleで検索して上位のライバルサイトをチェックしてみてください。
 
また、自社の商圏だけでなく「東京 リフォーム」や「神奈川 リフォーム」「大阪 リフォーム」など、都市圏の激戦区のライバルサイトも参考にしましょう。

SEO対策の初心者は、最初からSEOツールでコンテンツのアイディアを探すよりも、生きたホームページであるライバルサイトを眺めたほうが作業を進めやすい

SEO対策の初心者は、最初からSEOツールでコンテンツのアイディアを探すよりも、生きたホームページであるライバルサイトを眺めたほうが作業を進めやすい
SEOコンテンツの作成といえば、SEOツールなどを使って抽出した検索キーワードからコンテンツのアイディアを収集する手法がいろいろなページで解説されていますが、この手法はあまり初心者にはオススメできません。
 
なぜなら、SEOキーワードを見ただけで、どんなコンテンツを作るべきかを想定するのはホームページ運営初心者には難しいからです。
また、「SEOツールに入力するキーワード自体が、そもそも思いつかない…」という方もいるでしょう。
 
よって、初心者は実際に成功している同業者のホームページを眺めながら、コンテンツのアイディアを探すほうがはるかに取り組みやすいのです。
 
無機質なSEOキーワードの群れと格闘するよりも、検索上位を獲得している生きたホームページを読み込んだほうが、得られるものは大きいです。
 
SEOツールは、コンテンツ作成の方針が固まった際のチェックとして使用するとよいでしょう。(詳しくは後述します)

ライバルサイトは見習うべき先輩として、リスペクトしながら分析しよう

ライバルサイトは見習うべき先輩として、リスペクトしながら分析しよう
優れたライバルサイトを分析するときの心構えで大事なのが、競争相手として敵意を持つのではなく、見習うべき同業者として敬意を払うことです。
 
実際、優れた同業他社の企業ホームページをみると、多くの発見や同じプロとして関心する部分が多々出てくるはずです。
 
「なるほど、他の会社はこんな営業トークをしているのか」「この説明はわかりやすいなぁ」など、単にホームページ運営だけでなくビジネス全体を進化させる有益なヒントがいくつも見つかります。
 
優れたライバルが存在すると、自分の能力が急激に引き上げられる現象は過去の歴史でも証明されています。
第二次世界大戦後の日本はめざましい高度経済成長を遂げましたが、その大きな要因にアメリカという優れたお手本があったことが経済学の分野では指摘されています。
 
つまり、世界のトップランナーであるアメリカの優れた工業生産体制を必死に取り入れることで、驚異的なスピードで日本の生産性は向上しました。
 
これをキャッチアップ効果と呼びます。
 
参考資料:『戦後世界経済史―自由と平等の視点から』 (猪木武徳著・中公新書)

開設したてのホームページや、集客できないホームページは優れたライバルサイトを見習うことでキャッチアップ効果が発生し、飛躍的に成長できる

開設したてのホームページや、集客できないホームページは優れたライバルサイトを見習うことでキャッチアップ効果が発生し、飛躍的に成長できる
開設したての企業ホームページや、運営がうまくいっていない企業ホームページにとって、ライバルサイトの分析はこのキャッチアップ効果を引き起こし、サイト全体のクオリティと集客力を飛躍的にアップさせます。
 
アクセス数がなかなか伸びない序盤の時期は、自社のホームページとライバルサイトとの間にどんなギャップがあるのかを常に意識しながら、それを埋めるようにSEOコンテンツの充実化を図りましょう。
 
特に優れていると思ったライバルサイトは主要ページを印刷して保管しておき、SEOコンテンツのプランニングや作成の場面で何度も読み返すようにしてください。
 
それでは、ライバルサイトのなかで具体的に注目すべき点を、以下より解説していきます。

ファーストビューではどんな内容が強調されているか?

ファーストビューではどんな内容が強調されているか?
企業ホームページではアクセスしたときに最初に開かれる画面、ファーストビューが一番重要です。
 
そこで訪問者の心をつかまなければ、それ以降にどんなに有益な内容が書かれていてもスクロールしてもらえないからです。
 
そのため、優れた企業ホームページのファーストビューには無駄な要素が一切ありません。
 
ライバルサイトを開いたら、まずはファーストビューでどんな情報が提示されているかを分析してください。
 
ファーストビューで強調されている要素は、訪問者の興味を惹き売上げにもつながる情報です。
 
もし、自社のホームページではあまり強調されていない要素があれば、それをSEOコンテンツの内容に盛り込めないか検討しましょう。

ライバルサイトのコンテンツ(ページ)の一覧をチェックする

ライバルサイトの各コンテンツの一覧をチェックする
トップページのチェックが終わったら、個々のコンテンツの分析に移ります。
ライバルサイトのコンテンツを詳細にチェックするときは、各ページが一覧としてまとめられている箇所に注目しましょう。
 
サイドメニューやフッターメニュー、あるいはサイトマップのページがそれにあたります。
 
このなかで単独ページが設けられている内容は顧客のニーズが大きいか、検索エンジンから集客できる内容である可能性が高いです。
 
自社のホームページでは一行で済ませている内容でも、ライバルサイトが丁寧に詳しく解説しているときは、自社ホームページでもSEOコンテンツ化できないか検討してください。
ライバルサイトのコンテンツ(ページ)の一覧をチェックする

商品・サービスの紹介ページの充実度をチェックする

商品・サービスの紹介ページの充実度をチェックする
コンテンツのなかでは、特に商品・サービスの紹介ページがどれだけ充実しているかをチェックします。
 
特に、トップページからバナーボタンが貼られているページは重要度が高いSEOコンテンツです。
各ページをチェックし、優れていると思ったページは印刷して自社のSEOコンテンツ作成のお手本にしてください。

ライバルサイト内でお客様目線になっている表現をピックアップする

ライバルサイト内でお客様目線になっている表現をピックアップする
ライバルサイトを分析するなかで、「ここはお客様目線の表現になっていてわかりやすい」「お客様にとって役に立つ情報だ」と感じたところに特に注目してください。
 
優秀なライバルサイトと見比べると、現在の自社ホームページで社内目線に陥っている箇所がすぐにわかるはずです。
 
特に良いと思った表現は、ページを印刷してペンでマークしておきましょう。

4.どんなSEOコンテンツを追加するかのプランニング

これまでの分析結果を踏まえて、どんなSEOコンテンツ(ページ)を作成すべきかリストアップしていく

これまでの分析結果を踏まえて、どんなSEOコンテンツ(ページ)を作成すべきかリストアップしていく
自社分析やライバルサイトの分析が完了したら、これから自社ホームページへどんなSEOコンテンツ(ページ)を追加していくべきなのか、できるだけ多くリストアップしてください。
 
このSEOコンテンツリストが多ければ多いほど、ホームページの伸びしろが拡大し、より多くの集客数と売上げを獲得できるようになります。
 
なかには優先して早めに作成すべきSEOコンテンツが存在します。
特に、重視すべきSEOコンテンツを今から紹介します。

複数のライバルサイトに共通して掲載されていたSEOコンテンツ

複数のライバルサイトに共通して掲載されていたSEOコンテンツ
検索上位のライバルサイト群に同じような内容のSEOコンテンツ(ページ)が掲載されていたら、そのSEOコンテンツは真っ先に自社ホームページに追加するべきです。
 
検索上位を獲得しているほどの、優秀なライバルサイトのSEOコンテンツは必ず何らかの意図を持って作成されています。
 
同じ内容のSEOコンテンツが複数の検索上位サイトに共通して掲載されていれば、それは取りも直さず重要性が高いSEOコンテンツだということになります。
 
【重要性が高いSEOコンテンツの特徴】
  • 検索エンジンからの集客力が大きい
  • 訪問者(お客様)が必要としている情報である
  • 訪問者が注文やお問い合わせをする際の、不安や疑問を取り除く効果がある
  • 注文やお問い合わせなどのコンバージョンを高確率で誘導できる

    ※コンバージョンについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

ライバルサイトの重要コンテンツを見習って整備することで、高い集客数と受注率をキャッチアップできる

たとえば、屋根のリフォームについてライバルサイトを調べているときに、A社のホームページとB社のホームページに、「屋根の修理では、意外なことに火災保険が適用できることがある」という内容が共通して掲載されていれば、それが顧客の目を惹き、受注につながる情報なのだということが理解できます。
 
このように、複数のライバルサイトに共通して掲載されているSEOコンテンツ(情報)は、極めてコストパフォーマンスが高い傾向にあるので、まずはこちらのページを作りこんでください。

主力商品・サービスに関するSEOコンテンツ

主力商品・サービスに関するSEOコンテンツ
もし、現在のホームページに主力商品・主力サービスに関するSEOコンテンツが十分に整備されていないときは、それらの追加も最優先事項です。
 
あるいは主力商品・サービスのページ自体は存在していても、ライバルサイトと比較するうちに、自社ホームページには情報量・文字数が圧倒的に欠けていることを痛感することも多いでしょう。
 
そんなときは、既存ページのリストアをおこない、有益な情報と文章を追加していきましょう。
 
ライバルサイトと比べて見映えが悪いときは、画像をページ内に追加するのも効果的です。

単価・利益率が高い商品やサービスのSEOコンテンツ

単価・利益率が高い商品やサービスのSEOコンテンツ
単価や利益率が高い商品・サービスは、主力の商品・サービスと比べて、お問い合わせ数自体は少なくても、売上げアップに直結しやすいです。
 
一度作成して公開したSEOコンテンツは、日本全国に訴求できるため、県内などに商圏が限られていたときは高くて売れなかった商品・サービスも販売できる確率が飛躍的にアップします。

SEOキーワードの検索回数が多いSEOコンテンツ

SEOキーワードの検索回数が多いSEOコンテンツ
Yahoo!やGoogleからの集客効果が高いSEOコンテンツも、優先して作成するべきです。
 
そのSEOコンテンツの潜在的な集客力は、SEOキーワードの検索回数の量によって決まります。
 
たとえば、「神奈川 お風呂 リフォーム」というキーワードの月間検索回数(一ヶ月あたりにそのキーワードが検索される回数のこと)が100で、「神奈川 リビング リフォーム」というキーワードの月間検索回数が300なら、後者のリビングのリフォームに関するページを先に作ったほうがアクセス数を効率的に増やせます。
 
アクセス数を迅速にアップさせたいなら、月間検索回数(検索ボリューム)の調査は必須です。
 
月間検索回数の調査ではGoogleのキーワードプランナーが最も信頼できます。
 
しかし、キーワードプランナーを利用するにはGoogleアドワーズのアカウントが必要なうえに、リスティング広告(検索連動型広告)を運用していないと、数字が詳細に表示されないので、初心者にはハードルが高いのも事実です。
 
気軽に月間検索回数を知りたい方は、「aramakijake.jp」というログイン不要ですぐに使えるSEOツールがありますので、こちらをご利用ください。
 
検索ボリューム測定ツール aramakijake.jpの使い方
aramakijake.jpの利用画面
 
 
※ツールに入力するキーワードがなかなか思いつかない方は、以下のページをご覧ください。

コンバージョンを誘導できるコンテンツ

コンバージョンを誘導できるコンテンツ
訪問者が商品やサ-ビスに興味を持ったとしても、即座に注文やお問い合わせをしてくれるとは限りません。
 
訪問者は常に「本当にこの会社に頼んで大丈夫なの?」という不安と抵抗感を抱えています。
 
このような不安や抵抗感を取り除き、コンバージョンへのハードルを低くするSEOコンテンツを整備することで、お問い合わせや注文の獲得率をアップできます。
 
具体的には「ご相談の流れ」や「よくあるご質問」などのSEOコンテンツです。
 
ライバルサイト「ご相談の流れ」や「よくあるご質問」の項目をチェックして、複数のサイトで共通している内容を取り入れながら、これらのSEOコンテンツを作成していきましょう。
 
このようなページはそれ自体がYahoo!やGoogleからの集客力を持つわけではありませんが、他のページで集めたアクセスをより効率的にコンバージョンさせる役割を発揮します。

原稿を書きやすいSEOコンテンツ

原稿を書きやすいSEOコンテンツ
ここまで、どんなSEOコンテンツから優先して作成すべきかを説明してきましたが、これらの判断を一旦保留して、自分が原稿を書きやすいSEOコンテンツから作り始めるのも実は効果的です。
 
「絶対にこのSEOコンテンツから作り始めなければ!」などという考えにとらわれてしまうと、最初のSEOコンテンツが作りづらかったときに、全体の進捗が遅れるだけでなく、モチベーションも低下して、SEOコンテンツ作成自体を挫折してしまう危険があります。
 
すべてのSEOコンテンツ作成が頓挫してしまえば、アクセス数や売上げはまったく増えなくなるわけですから、これでは元も子もありません。
 
特に初心者のうちは割り切って、難しいSEOコンテンツは後回しにして、手を付けやすいSEOコンテンツから作成していくのもよいでしょう。
 
その後、SEOコンテンツ作成の経験を積み重ねていけば、当初は作るのが難しいと感じたSEOコンテンツも、はるかに簡単に作れるようになります。
 
以上のような流れを踏まえて、作成すべきSEOコンテンツのプランを練り上げてください。

5.個々のコンテンツの中身のプランニング・作成作業

ライバルサイトの同様のコンテンツ(ページ)を読み込んで、どんな情報を掲載すべきかを想定する

ライバルサイトの同様のコンテンツ(ページ)を読み込んで、どんな情報を掲載すべきかを想定する
どんなSEOコンテンツを作成するのかが決まったら、ついに個々のSEOコンテンツの作成作業に移ります。
 
ここでも作成の指針になるのは、ライバルサイトです。
 
ライバルサイトのなかから、これから作成しようとしているSEOコンテンツと同種のページを印刷し、複数の会社のページを見比べながら、自社のページをどんな内容で構成するかを考えましょう。
 
その際は、盛り込みたい内容を紙やMicrosoft Wordなどに箇条書きでトピックを洗い出していくのがお勧めです。
 
このトピックのまとめ作業なしに、いきなり本文を書き始めても、途中で挫折する可能性が高いので、必ず原稿執筆の下準備を入念におこなってください。

そのコンテンツでSEO対策するキーワードを確定させる

そのコンテンツでSEO対策するキーワードを確定させる
この時点でも、「このSEOコンテンツはこんなSEOキーワードで集客しよう」という目算はある程度固まっていると思います。
 
次は、集客に使用するメインキーワードを完全に確定させます。
 
■サジェストキーワードを探る
たとえば、「神奈川 一戸建て」というキーワードで作成するページを考えてみます。
 
もちろん「神奈川 一戸建て」で順当に検索上位が獲れるにこしたことはないのですが、かならず高順位が獲得できるとは限りません。
 
そのため、メインキーワードには3語程度の組み合わせで保険をかけておきましょう。
 
キーワードの調査ではgoodkeywordというSEOツールを使用します。
 
これはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで表示されるサジェストキーワード(関連キーワード)を一覧として示すツールです。
 
ラッコキーワードの使い方
ラッコキーワードの利用画面
これはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで表示されるサジェストキーワードを一覧として示すツールです。
 
検索エンジンは実際によく検索されているキーワードをサジェストで表示しているので、そちらまでカバーしたSEO設定をすることで、幅広いキーワードで集客できます。
 
とりわけ、複数の単語を組み合わせた複合キーワードを考える際は、このgoodkeywordが役に立つでしょう。
 
実際にguoodkeywordを使用すると、「神奈川 一戸建て 新築」「神奈川 一戸建て 中古」「神奈川 一戸建て 賃貸」などがヒットします。
このなかから、自社のサービスと一致しているものを候補としてピックアップしましょう。
 
キーワードの組み合わせ候補が決まったら、それぞれの月間検索回数を先ほど紹介した「aramakijake.jp」でチェックします。
 
複合キーワードのなかで内容の一致度が最も高く、なおかつ検索回数が多いものを採用しましょう。

漢字やひらがななどで、複数の表記がありうるキーワードでは最も検索回数が多いものを選ぶ

漢字やひらがななどで、複数の表記がありうるキーワードでは最も検索回数が多いものを選ぶ
複数の表記方法がある単語については、それぞれの検索回数のチェックを怠らないようにしてください。
 
たとえば「一戸建て」は、他にも「一戸建」や「一戸だて」などの表記が想定されます。
 
SEOキーワードや、SEOコンテンツ内の文章の表記をどれに統一するか悩んだときは、「aramakijake.jp」で検索回数をチェックして、最も多いものを採用しましょう。

箇条書きしたトピックを小見出しにして、文章で肉付けしていく

箇条書きしたトピックを小見出しにして、文章で肉付けしていく
あとは箇条書きしたトピックを適切な順番に並び替えて、そちらも完了したら各トピックを小見出しにして300字~400字程度で肉付けしていってください。
 
ひとつのトピックが500字を超えそうなときは、内容を分割して二つのトピックにしましょう。
 
あとは、これらを繰り返すだけで原稿は完成します。
 
※各トピックの順番や構成方法については、以下のページで詳しく解説していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

重要なSEO設定であるtitleタグ・meta descriptionタグの最適化

重要なSEO設定であるtitleタグ・meta descriptionタグの最適化
ページの作成が完了したら、titleタグやmeta descriptionタグなどのSEOの重要設定を整備します。
 
たとえば「神奈川 一戸建て 新築」でSEO対策するなら、titleタグは「神奈川県で新築の一戸建てをお探しなら、山田不動産へ」などと設定しましょう。
 
特にtitleタグは最適化するかしないかで、そのページの検索順位やクリック率が激変します。
 
必ずページごとに固有のtitleタグを設定してください。
 
※これらSEO設定のコツについては、以下のページで詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。

良質な下準備とインプットが、検索上位を獲れるSEOコンテンツを生み出す

自社の商品やサービス・お客様・競合他社の三者の情報を徹底的にインプットし分析すれば、SEOコンテンツ作成は快調に進行する

自社の商品やサービス・お客様・競合他社の三者の情報を徹底的にインプットし分析すれば、SEOコンテンツ作成は快調に進行する
ここまでSEOコンテンツの作り方について詳しく解説してきました。
 
最後に、効果がでるSEOコンテンツを作成するときの鉄則をひとつ紹介するなら、「インプットをせずに、アウトプットはできない」ということです。
 
「全然SEOコンテンツの内容が思いつかない!」「コンテンツの原稿を書こうとしても、途中で手が止まってしまう…」という方のほとんどは、準備不足やインプット不足に原因があります。
 
  • 自社の商品・サービスの特長やメリットを、つまびらかに理解できているか?
  • 自社の商品・サービスを求めるお客様はどんな方々なのか?
  • 検索上位を獲得しているライバルサイトは、どんなコンテンツを充実させているのか?
 
コンテンツを作るときの手が止まったときや、ネタ切れになったときは、以上の3点を自分に問いかけてみてください。
必ず打開策や新しいアイディアが見つかるはずです。

パソコンの技術やマーケティングの知識ではなく、どれだけ自社のビジネスに真剣に向き合っているかという本質が、企業ホームページのSEOコンテンツ作りでは一番大事

パソコンの技術やマーケティングの知識ではなく、どれだけ自社のビジネスに真剣に向き合っているかという本質が、企業ホームページのSEOコンテンツ作りでは一番大事
この3つの問いかけを見ればわかるように、企業ホームページのSEOコンテンツの作成に必要なのは、パソコンの技術やWebマーケティングの高度な知識などではありません。
 
自社のビジネスにどれだけ真剣に向き合い、理解できているかという本質が一番重要なのです。
 
この本質を極めたうえで作成されたコンテンツは、検索上位を獲りやすく売上げアップにも貢献します。
 
SEO対策やWebマーケティングの流行に振り回されるのではなく、ひとつひとつ煉瓦を積み上げるように、ビジネスの本質をとらえたSEOコンテンツを着実に作成していきましょう。