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メタバースとVRの違い・特徴・メリット・ビジネスでの活用を解説

更新日:2024.07.04
メタバースとVRの違い・特徴・ビジネスでの活用方法を簡単に解説
 現在は、「メタバース」「VRゴーグル」というワードを耳にする機会が増えました。

しかし、具体的に内容を把握している人は多くありません。

「メタバースとVRの違いがわからない」「VRゴーグルって絶対必要なの?」このような疑問をお持ちの方のために、メタバースとVRの違いについてわかりやすく解説します。

他にもメタバースでVRを利用した場合のメリットやデメリット、メタバースとVRの活用事例についても説明します。

この機会に、メタバースとVRの理解を深めていきましょう。


メタバースとは

メタバースとは、インターネット上に3DCGの技術でバーチャルな世界が構築された「仮想空間」のことです。

※「3DCG」…Dimensional Computer Graphics(3次元コンピュータグラフィックス)の略。2次元CGで表現される「縦」と「横」の空間に加えて、3次元CGでは「奥行き」と物体を「立体」で表現できるようになった。

超越を意味するメタ(meta)と宇宙を意味するユニバース(universe)を組み合わせた造語で、ニール・スティーヴンスンのSF小説『スノウ・クラッシュ』に登場する仮想空間の名前が由来になっています。

参考ページ:メタバースとは? 意味やメリット、仮想空間の活用法をわかりやすく解説

メタバース上では、アバターと呼ばれる自分の分身を使って、さまざまな活動を行います。
たとえば、2020年8月7日に大人気バトルロイヤル・ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」で、米津玄師が日本人初となるバーチャルライブを開催しました。参加したアバターは、音楽に合わせて手拍子をしたり、踊ったり会場の一体感を楽しみました。


現実世界でライブに参戦しているような没入感を体験できるのは、メタバースの特徴といえるでしょう。
参考動画:Kenshi Yonezu 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE(2020.8.7)

VRとは

VRとは
VRとは、「Virtual Reality(バーチャル リアリティ)」の略で、「仮想現実」とも呼ばれています。

現実に近い世界を体感できるツール(手段)や技術のことを意味します。

VRゴーグルを活用すれば、360°の映像と音声が人間の視覚や聴覚に訴えて、あたかも現実世界で起こっているかのような錯覚を味わうことができます。

現在のVRの使用用途としては、ゲームやライブ(音楽)などのエンターテインメントの分野をはじめ、シミュレーションやトレーニングなどの教育(医療)分野でも活用されています。


弊社のビジネス向けメタバースサービス「おりこうブログCX」でも、VRでメタバース空間に没入できます。ご興味のある方は、ぜひ以下より詳細をご覧ください。
メタバースをビジネス活用するなら、おりこうブログCXにおまかせ!

メタバースとVRの違い

メタバースとVRの違いをまとめると、以下となります。

  • メタバースは、インターネット上に存在している「仮想空間」のこと
  • VRとは、仮想空間でより現実に近い世界を体感できる「ツール(手段)・技術」のこと

つまり、メタバースという空間を体験するために、VRという技術が用いられているということです。

昨今の定義では、メタバースでは他者との交流の要素が必須だが、VRでは1人で楽しむコンテンツも存在する

さらに、昨今の定義では他者との交流をメタバースの要素の一つに含むことが多いです。

なぜなら、仮想空間内で行動できるだけだと、インターネット上で1人でプレイするゲームなどもメタバースに含まれてしまうからです。

一方、VRには他者との交流を含まず、1人だけで楽しむサービスも存在します。

たとえば、YouTubeのVR動画サービス「YouTube VR」では360°見渡せる観光地の映像や、ホラー映像を無料で視聴できます。

1人時間を満喫できるのも、VRならではの楽しみ方でしょう。

このように、他者との交流の要素が必須か否かも、メタバースとVRの大きなちがいです。

メタバースではインターネットが必須だが、VRはオフラインでも利用できる場合がある

また、メタバースにはインターネットが必須ですが、VRには必須ではありません。
現にインターネットの登場以前から、VR技術は開発が進められてきたからです。

では、VRの開発はいつから始まったのでしょうか。『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』という書籍では、以下のように解説されています。

『HMDを使って視覚を騙す、という方法論は新しいものではない。世界初のHMDは、1968年にコンピュータ研究者のアイヴァン・サザランドが、教え子のボブ・スプロールとともに開発した「The Sword of Damocles」だと言われている。』

※HMD(ヘッドマウンディスプレイ)…頭部に装着するディスプレイ装置のこと。 左右の目の視差を用いた立体映像によるVR(仮想現実)の表示装置の総称。

このようにVRの開発は、1968年頃からすでに始まっています。
人々は、昔も今もVRの可能性に注目しているといえるでしょう。

実際、現在でもVRゲームやVR動画のデータをあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでもVRは楽しめます。

しかし、メタバースはオフラインで使用できないため、インターネットの接続が必須か否かもメタバースとVRが大きく異なるポイントだといえるでしょう。

メタバースでVRを活用するメリット

メタバースでVRを活用するメリットは以下の3点です。

  1. リアルに近い体験を味わえる
  2. 新たなビジネスを創出できる
  3. 今までにない創作活動が可能

それぞれ具体的に解説します。

メリット.1 リアルに近い体験を味わえる

VRゴーグルを装着することで、仮想空間をよりリアルに近い感覚で体験できます。

たとえば、Z世代を中心に大人気のメタバースゲーム「Minecraft(マインクラフト)」はものづくりや狩りなどが楽しめる冒険ゲームです。

VRになると「ブロックの破壊、水泳、食事、敵との戦闘」などの動作を自分の体を動かしてゲームの世界に反映させることが可能です。そのため、実際にゲームの世界で冒険しているかのような没入感を体感できます。

このように、現実世界ではなかなか体験できないことを気軽にできるのはVRゲームの魅力と言えるでしょう。
参考動画:『Minecraft PS VR 対応』 トレーラー
一方で従来のゲームでは、ボイスチャットを中心に通信相手とコミュケーションをとっていました。

たとえば、2019年にリリースされたバトルロワイヤルゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」は2人1組、または3人1組で戦うチームプレイが特徴です。

プレイ中はマイクでほかのチーム(敵)の居場所を教えたり、撃たれたら仲間に助けを求めたりします。

VRのように現実世界に近い感覚は味わえませんが、気軽にチームプレイを楽しめるコミュニケーションツールの一つだといえるでしょう。
参考動画:Apex Legends: Revelry Gameplay Trailer

メリット2. 新たなビジネスを創出できる

医療業界では「シミュレーター」として活用

医学生向けのバーチャルトレーニング
今までVRは、会議やゲームとしての活用が目立ちました。
一方で、医療業界にもVR活用の動きが見えてきました。
用途としては、「シミュレーター」です。

たとえば、イマクリエイトと呼ばれるベンチャー企業が東京大学と共同で開発した、医学生向けのバーチャルトレーニングがあります。
注射やカテーテル挿入のトレーニングをバーチャル上で訓練できるものです。

人間を相手にした練習は、気軽にできるものではないため何度も試せるVRでのトレーニングは活用的です。
今後はトレーニングにとどまらず、実際の治療や手術にも活用されるでしょう。

参考ページ:イマクリエイトと東京大学、現実のように身体を動かしながらの実習が可能なバーチャルトレーニングを共同開発―PR TIMES

VRで見学できる「住宅展示場」

VRで見学できる「住宅展示場」
他にも、「住宅展示場」をVRで見学できるなど住宅業界にもメタバースとVRのビジネスが展開しています。

たとえば、2022年6月1日に、住宅業界初となるバーチャル住宅展示場「LIVRA WORLD」を岡田工業株式会社が一般公開しました。

今まで、住宅販売の定番である住宅展示場は、建築や運営に多額の費用がかかっていました。

また、近年ではコロナ禍の影響により、住宅展示場の来場者は減少していたため、新たな集客方法としてバーチャル住宅展示場が誕生しました。

バーチャル住宅展示場「LIVRA WORLD」は、住宅を建築する費用が不要となるため、大幅なコスト削減につながります。

サービス内容は、住宅購入に併せて、家具についてもバーチャルで配置したり、ニーズに合わせた間取りに変更したりすることも可能です。

顧客側のメリットとしては、「気軽に見学できる」「数パターンの間取りを見れる」などが挙げられるでしょう。

参考ページ:住宅業界のメタバースに向けたバーチャル住宅展示場「LIVRA WORLD」公開:岡田工業-BITTIMES

このように医療や住宅業界をはじめ、現在さまざまな分野にメタバースとVRの技術の応用が進んでおり、ビジネスにおいても新たな価値を創出する可能性を秘めています。

なお、弊社でも手軽に導入できる住宅展示場メタバースのサービスを提供しているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

メリット3. 今までにない創作活動が可能

最近では、仮想空間で絵を描くVRアーティストが注目されています。

アーティストは、VRゴーグルを装着して、両手に持っているコントローラーを自由自在に操りながら絵を描いていきます。
360°見渡せるリアルで幻想的なVRアートは魅力的です。

VRアーティスト「せきぐちあいみ」さんはVRアートの魅力を以下のように語っています。

『平面に描く普通の絵とは違い、VRアートは仮想空間で立体的に描かれるので、作品に奥行きを持たせたり、360°さまざまな角度から鑑賞したりすることができます。
それは単に絵を描くというよりも、ゼロから世界を創造していく感覚に近いと思います。
見る人に自分が作った世界に入ってきてもらい、一緒に世界観を体感してもらうような感覚。自分の作った世界に触れることで、鑑賞者の想像力やモチベーションを刺激できるところがVRアートの最大の魅力だと感じています。』


アートを直感的に多くの人に体感してもらうため、メタバースとVRが活用されています。
近い将来、VRがアート業界を引っ張っていく存在になるかもしれません。
出典:Ever Changing Phoenix【VRArtist Aimi Sekiguchi】

メタバースでVRを活用するデメリット

メタバースでVRを活用するデメリットは以下の3点です。

  1. VRゴーグルを購入するコストがかかる
  2. VR酔いを起こす可能性がある
  3. ネットワークへの接続が遅くなることがある

それぞれ具体的に解説します。

デメリット.1 VRゴーグルを購入するコストがかかる

VRでメタバース空間に参加するには、VRゴーグルが必要ですので購入するコストがかかります。
VRゴーグルには大きく3つの種類があり、 それぞれ価格帯や特徴が異なるため個別に紹介していきます。

  • 「スマートフォンはめ込み型」
  • 「スタンドアローン型」
  • 「PC・ゲーム機据置型」

「スマートフォンはめ込み型」

価格帯:2000円~1万円
特徴:スマートフォンをはめ込むことでVRを体験できる
   他のデバイスに比べて安くて軽い
気軽にVR体験したい方にオススメのデバイスです。

「スタンドアローン型」

価格帯:4万円~10万円
特徴:パソコンなどの外部機器との接続や面倒なセッティングが不要
   持ち運びがしやすく場所を問わず利用できる
今後、主流となるVRデバイスです。

「PC・ゲーム機据置型」

価格帯:10万円~20万円
特徴:VRゴーグルのみでは使用できず、パソコンやゲームと連動させなければいけない
   VRに特化したデバイスのため、高度なVR体験が可能
   VRゴーグルの中で最も没入感を味わえるデバイス
「VRの質にこだわりたい!」という方にオススメです。


VRゴーグルは、現実世界を体感できる優れたデバイスです。
その一方で、デバイスによっては高コストがかかってしまいます。
初心者の方は、「スマートフォンはめ込み型」や「スタンドアローン型」から体験することをオススメします。

デメリット.2 VR酔いを起こす可能性がある

VR映像を見るときに、吐き気やめまいといった「VR酔い」を引き起こす可能性があります。症状としては、「乗り物酔い」に似ているでしょう。

-VR酔いの主な症状-
  • 吐き気
  • めまい
  • 頭痛
  • 目の疲れ

VR酔いが起きる原因は、映像と感覚のずれです。
目で見る視覚情報と平衡感覚がずれることによって、脳が混乱して気分を悪くしてしまいます。
※平衡感覚…頭および全身の位置や直進・回転運動などを判別する感覚。

たとえば停泊している船に乗っているとしましょう。このとき外の景色は変わらないのに、船は停泊してもずっと波にゆられています。そうすると、体は揺れているという感覚になりますが、脳は同じ景色を見ているだけだと錯覚を起こすのです。VRの場合も同じ理由で、体の動きと映像のずれが生じることでVR酔いが起きます。

VR酔いを起こしたときは、深呼吸や水分補給をしてゆっくり休憩しましょう。
VR空間で過ごす時間を少しずつ増やしていけば、数日のうちにVR酔いを克服できる可能性もあります。
体調に合わせた使い方を心がけてください。

デメリット.3 ネットワークへの接続が遅くなることがある

VRはデータ通信量が大きいため、ネットワークへの接続が遅くなり、動作に遅延やラグが起きる場合もあります。
高画質でVR動画を視聴するためには50Mbps以上の速度が必要とされています。

4KのVRになると約500Mbps通信速度が必要になるといわれているので、ポケットWi-Fiなどの接続では難しくなるでしょう。
あらかじめ光回線の上位プランを選ぶなどの対策をオススメします。

メタバースやVRを活用したサービスの紹介

メタバースを利用するとき、「VRゴーグルって必須なの?」という声をよく耳にします。もちろんVRゴーグルを装着すると、より現実世界にいるかのような感覚を体験できます。
しかしながら、メタバースではVRゴーグルは必須ではありません。

一方VRでは、メタバースのように複数人での交流を目的としたサービスだけでなく、1人で楽しむサービスも存在します。メタバースとVRを利用したサービスは、主に以下3つの種類に分けられます。

【メタバースやVRを活用したサービスの種類】
  • メタバースとVRを両方含むサービス
  • メタバースのみで利用できるサービス
  • VRのみで利用できるサービス
メタバースとVRを活用したサービスの紹介

次のトピックでそれぞれのサービスを紹介していきます。

メタバースとVRを両方含むサービス

メタバースとVRを両方含むサービスを以下の4つ紹介します。

  • Horizon Workrooms    
  • VR chat      
  • Minecraft
  • Roblox

【Horizon Workrooms】

Horizon Workrooms

Horizon Workroomsとは、Metaがビジネス向けに開発したオンライン会議ツールです。VRゴーグルを装着するとリアルな会議をオンラインで体感できます。

たとえば、アバターの身振り手振りで意思疎通したり、ホワイトボード上にメモや図を書いてディスカッションしたりすることが可能です。

コロナ禍で在宅ワークという働き方が一般化してきている現在、Horizon Workroomsのようなリアルを体感できるバーチャルオフィスの活躍に期待が高まります。

※「Meta(メタ)」とは、Facebook社の新しい社名。代表のマーク・ザッカーバーグはSNSからメタバースファーストの会社へと移行した。

【VRChat 】

VRchat
公式URL:https://hello.vrchat.com/

VRChatは、自作したアバターを使用して大人数でコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。過去最大の同時接続ユーザー数は約42,000人にもおよびました(2022年時点)。

※ソーシャルVR…複数のユーザー同士で会話したり、オブジェクトを制作したり
バーチャル空間で社会的な交流のできるジャンルのアプリ。

VRChat内にはユーザーが手がけたさまざまなVR空間が用意されており、好きな場所で他のユーザーとの交流を楽しめます。周囲にいる人とボイスチャットや自分の身体の動きをアバターに反映させて、リアクションをとることも可能です。

そのため、現実世界で話しているかのような没入感の高い体験を味わえます。
また、大人数のユーザーが同時接続できるため、音楽ライブやイベントにおいて熱気が伝わる点が最大の魅力です。

【Minecraft】

Minecraft

Minecraftは、Windowsを開発したMicrosoft(マイクロソフト)社が運営しています。現在全世界で2億3800万本も売れており、Z世代を中心に大人気です(2022年時点)。

ユーザーは、Minecraft内で自分の好きなものを建築したり、狩りをしたり、採取するなど自由度が高いメタバースゲームです。

また、他のプレイヤーと同じワールド上で一緒にプレイすることもできます。
その場合は、オンライン接続やレンタルサーバーを借りて他のプレイヤーと通信する方法などがあります。

オンライン接続の場合、だれか1人が「ホスト」になって通信したいプレイヤーをゲームに招待することでプライできます。しかし、ゲームの通信量が大きいため、2~3名の少人数でのプレイが向いているでしょう。

大人数でプレイしたい場合は、レンタルサーバーを借りてプレイすることをオススメします。
1000円前後のレンタルサーバー代はかかりますが、大人数の通信でも安定した動作で、快適にゲームを楽しむことができます。

最近では、教育現場で取り入れられるなど創造力を養う手段としても注目されています。ゲームだけにとどまらず、教育業界でも活用されている点は、他のメタバースゲームにはない特徴でしょう。

【Roblox】

Roblox
公式URL:https://www.roblox.com/

Robloxは、世界的に大流行しているメタバースゲームです。
コロナ禍では、月間アクティブユーザーが1億5000人を突破し、ますます注目度が高まっています。

ユーザーは、世界中で制作された5000万本を超えるゲームをオンライン上でプレイしたりオリジナルゲームを独自に開発したりできます。

開発したゲームは、世界中のユーザーにプレイしてもらうことも可能で、クリエイティブな活動ができる点がRobloxの魅力といえるでしょう。

メタバースのみで利用できるサービス

メタバースのみで利用できるサービスを紹介します。

  • あつまれどうぶつの森

【あつまれどうぶつの森】

あつまれどうぶつの森
公式URL:https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

あつまれどうぶつの森(通称:あつ森)は2020年にNintendo Switch用ゲームソフトとして発売されました。

その後、爆発的に流行し「あつ森」が2020年の流行語大賞にもノミネートされました。

ゲームの舞台は無人島で、プレイヤーが住民となって島を開拓していきます。
たとえば、島の木を切って椅子などの家具にDIYをしたり、虫や魚を捕まえて収入を得たりできます。

また、他のプレイヤーとのインターネット通信も可能です。通信をすると、友達の島へ遊びに行ったり、逆に友達が自分の島に遊びに来ることもできます。

つまり、プレイヤーによって島の雰囲気が異なるので、オリジナルの島を開拓できるところや、オンラインを通して友達と交流できるところが「あつまれどうぶつの森」の最大の魅力でしょう。

VRのみで利用できるサービス

VRのみで利用できるサービスを以下2つ紹介します。

  • YouTube VR
  • Netflix VR

【Youtube VR】

YouTube VRはYouTubeに上げられた動画をVRで観られるサービスです。
なかでも、観光スポットの紹介動画は迫力があり、実際そこにいるかのような感覚を味わえます。

コロナ禍で旅行になかなか行けない方や、旅行する場所を悩んでいる方にオススメです。
参考動画:OKINAWA 360° -VR SEA TOUR-(沖縄)

【Netflix VR】

Netflix VRはVR空間内にシアタールームが作成されていて、その中にあるモニターでNetflixの映画やドラマを視聴することができます。

VR空間内にあるシアタールームでは、映画館にいるような感覚で映画やドラマを楽しめます。どこにいても、簡単に映画館を堪能できるところがNetflix VRの魅力と言えるでしょう。

結局メタバースとVRってどっちがいいの?

さて、ここまでメタバースとVRの違いについてそれぞれ解説しました。
まとめると、

  • メタバースは「仮想空間」、VRは仮想空間をより現実世界に近づける「ツール(手段)・技術」のこと
  • メタバースを体験するとき、VRゴーグルは必須ではないが装着することでより現実世界に近い体験ができる
  • 昨今の定義では、メタバースは他者との交流の要素があるものを指すことが多い
    それに対してVRは1人だけで楽しむサービスも含まれている

メタバースとVRは一緒に利用する機会が多いため、それぞれの役割や特徴を混同してしまいがちです。
しかし、メタバースは「仮想空間」、VRはより現実世界に近づける「ツール(手段)・技術」という明確な役割があることをご理解いただけたかと思います。

また、メタバースには必ずVRの技術が必要というわけではありません。VR単体でも楽しめるサービスが存在するので、用途に応じてメタバースとVRを体験してみてください。今後もゲームやイベントにとどまらず、医療業界などの新たなビジネス展開が増えていくでしょう。メタバースとVRの成長に目が離せません。

簡単にメタバースをビジネス活用できるサービス、おりこうブログCXの紹介

おりこうCX
最後に、中小企業様に向けたオススメのメタバースサービス「おりこうブログCX」を紹介いたします。

「おりこうブログCX」とは、以下の2種類のサービスが一体となったソリューションです。リアルとオンラインをつないだ、次世代の顧客体験を実現します。

「おりこうブログAI」…ホームページ作成ソフト
「おりこうブログXR」…メタバース空間を構築できるソフト

特徴としては、
・メタバース空間にコンテンツを掲載することでより深く閲覧してもらいやすくなる
・採用活動において他社との差別化を図れる
・新しい技術を活用することにより企業価値向上に繋げられる

が挙げられます。

では、おりこうブログCXをどのように活用できるのか、以下2つの活用シーンを具体的にご紹介します。

活用シーン1.【企業の採用活動】
採用ホームページや最新テクノロジーであるメタバースを活用し、紹介動画やコンテンツをバーチャル上で閲覧できる空間「職場見学メタバース」を通じて、「求職者に新しい体験」を提供します。また、採用イベントをメタバース上で開催して求職者と交流することで、求職者の心理的な不安を解消し、企業価値の向上や競合他社との差別化にもつながります。

活用シーン2.【住宅展示場】
メタバース空間にオリジナルの住宅展示場を構築します。実際に展示場に訪問しているような、臨場感のある内見をいつでもどこでも体験可能です。バーチャル住宅展示場は従来の住宅展示場に比べて、大幅なコスト削減につながります。

これらのように新たな顧客体験を提供することで、企業価値の向上にとともに、集客力の強化や売り上げ拡大にも貢献します。

現在、メタバースを導入している中小企業はごく一部です。メタバース空間による未来のビジネスモデルを取り入れて、競合他社との差別化を図りませんか。

メタバースを自社でも手軽に始めたい方は、ぜひ以下から詳細をご覧ください。