【SEO対策】meta descriptionタグの最適な文字数の目安とクリック率を上げる書き方を徹底解説!
- 「meta descriptionタグ(メタ・ディスクリプションタグ)の意味と効果がよくわからない」
- 「クリック率を上げるmeta descriptionタグを書くにはどうすればいいの!?」
- 「企業ホームページでmeta descriptionタグを設定するときの具体例を知りたい」
こんなお悩みや疑問はありませんか?
このページではmeta descriptionタグの意味と効果を初心者にもわかりやすくレクチャーし、アクセス数を増やせるmeta descriptionタグを手軽に作成する方法や、適切な文字数の上限の目安や、具体例を徹底解説します。
目次
- meta descriptionタグとは?
- meta descriptionタグはSEO対策上なぜ重要なのか?
- meta descriptionタグで、ページの内容をあらかじめ伝えることで訪問者の理解度が上昇する
- meta descriptionタグは無料で出せる広告枠!
- meta descriptionタグはtitleタグよりもクリック率に影響することがある
- meta descriptionタグは検索結果上の説明文に、必ずそのとおりに反映されるわけではない
- meta descriptionタグを変更しても、クローラーが巡回しないと反映されない
- ページごとに固有のmeta descriptionタグを付けよう
- ページの内容を端的に紹介した文章を入れる
- そのページでターゲットにしているSEOキーワードを入れる
- SEOキーワードはmeta descriptionタグの前半に含めるようにする
- ページの内容に関係ないキーワードはmeta descriptionタグ内に入れない
- meta descriptionタグの文字数は120字以内に収める(ただし、変動あり!)
meta descriptionタグとは? |
meta descriptionタグとは?
meta descriptionタグ(メタ・ディスクリプションタグ)はHTMLタグの一種で、そのページがどんな内容なのかを検索ユーザーに伝える役割を持っています。
単にdescriptionタグとも呼ばれます。
meta descriptionタグに設定した文章はYahoo!やGoogleの検索時に以下のように表示されます。この検索結果上の説明文のことをスニペット(snippet)と呼びます。
description自体が「説明文」の意味なので、meta descriptionタグにはそのページの内容を端的に検索ユーザーに説明し、クリックしてもらう役割があります。
※なお、検索結果上のページタイトルはtitleタグに設定した文字が反映されます。
titleタグはmeta descriptionタグ以上にSEO対策では重要になりますので、ぜひ以下のページをご覧ください。
meta descriptionタグはSEO対策上なぜ重要なのか?
meta descriptionタグ自体には検索順位の上昇効果はないが・・・
勘違いされている方も多いのですが、meta descriptionタグ自体にはYahoo!やGoogleの検索順位を上げる効果はありません。
Googleは200以上の要素を判定して検索順位を決定していますが、その要素のなかにmeta descriptionタグは含まれていないということです。
よって、meta descriptionタグ内にターゲットキーワードを入れても、それだけで検索順位が上昇することはありえません。
※それに対し、titleタグにはSEOキーワードを含めると順位上昇効果が発生します。SEO対策関係のタグのなかで、titleタグが最重要である所以です。
ですが、meta descriptionタグの設定はSEO対策で長期的に集客するうえで、とても重要になります。
それでは、なぜ検索順位には関係ないにもかかわらず、meta descriptionタグの設定がSEO対策では大切なのでしょうか?
meta descriptionタグは検索結果上のクリック率を大きく左右する
検索ユーザーがあるキーワードで検索したとき、そのキーワードに関連するページの一覧が検索結果として表示されます。
そのとき、ページの内容を推測できる材料は基本的には、titleタグとmeta descriptionタグの文章しかありません。
この二つの要素だけで、検索ユーザーはどのページをクリックするかを決定します。
そこで、説明文に以下のような内容が含まれていたら、どうでしょうか?
- 自分が探している内容がありそうだ
- 他のページにはないオリジナルの情報がありそうだ
- 「セール」「〇〇限定」など、このページを見るとお得そうだ
検索ユーザーは他のページよりも、それらの内容を含んだ説明文のページを開く可能性が急激に高まるでしょう。
つまり、meta descriptionタグの内容次第で検索結果上のクリック率(Click Through Rate、略してCTRとも呼ばれます)が大きく変動するのです。
meta descriptionタグの内容次第では、検索順位が上のページよりも集客することも可能
魅力的なmeta descriptionタグを設定していれば、自分のページの検索順位が2位でも、1位のページよりも多くクリックしてもらうことすら可能です。
SEO対策では、上位に表示されるだけでは意味がありません。
検索ユーザーにクリックされて、はじめて訪問者を獲得できるのです。
meta descriptionタグはページのクリック率を大きく左右し、企業ホームページの集客に貢献します。
※SEO対策について、基礎から知りたい方は以下のページをぜひご覧ください。
meta descriptionタグで、ページの内容をあらかじめ伝えることで訪問者の理解度が上昇する
meta descriptionタグはtitleタグと併せて、訪問者へ最初に情報を提供する場所
meta descriptionタグはSEOの場面において、titleタグと併せて検索ユーザーへ最初の情報提供をおこないます。
このステップで、ページの内容を大まかにわかりやすく伝えられれば、訪問者がクリック後に本文を読み進めるときの理解度も格段にアップします。
そのページの前提情報がわからないと、訪問者は読むのを苦痛に感じ離脱してしまう
人は何の前提情報も与えられないまま、いきなり数千字の文章を読まされると理解度も関心も著しく低くなってしまいます。
- この文章はどんな人に向けたものなのか?
- この文章は結局何を言いたいのか
- この文章を読むことで、自分にどんな利益があるのか
これらが不明で、文章のゴールが見えないからです。
ゴールの場所がどこなのか知らされないままマラソンを走らされるようなものですから、訪問者はページを読むのを苦痛に感じて、その大部分が途中で離脱してしまいます。
meta descriptionタグであらかじめ情報を伝えることで、訪問者の理解度を増し、離脱率も低下できる
descriptionタグでページの大まかな内容をあらかじめ示しておけば、訪問者も「このページを読むとこんなことがわかりそうだ」「こんなメリットが自分にはありそうだ」と予想が立てられるので、安心して本文を読んでもらえます。
本論に入るまえに、概要を知らせたほうが理解力が高まる現象は教育学の分野でも立証されており、先行オーガナイザーと呼ばれています。
的確なmeta descriptionタグを設定すれば、それが先行オーガナイザーとして機能し、訪問者がよりスムーズに本文を理解できるようになります。
その結果、途中での脱落が減少するので直帰率が低減して、ホームページ内の滞在時間も増加します。
meta descriptionタグは無料で出せる広告枠!
meta descriptionタグの設定は確かに手間がかかるが、検索上位を獲得するとコストパフォーマンスが極めて高くなる
ここまでお読みいただいて「わざわざページの要約文を書かなければいけないのか。大変だ…」と考えている方も多いのではないでしょうか?
確かにmeta descriptionタグの作成は手間のかかる作業です。
しかし、考え方によっては、meta descriptionタグの作成は非常にコストパフォーマンスが高い作業だとも言えます。
なぜなら、Yahoo!やGoogleの検索上位を獲得できた場合、meta descriptionタグは無料で出せる広告のようなものだからです。
リスティング広告と自然検索結果にはほとんど表示上のちがいがない
以上のように、有料のリスティング広告と無料の自然検索結果には、ほとんど表示上の差異がありません。
むしろ、自然検索結果のほうがリスティング広告よりもクリック率は圧倒的に高く、meta descriptionタグのほうが表示できる文字数は多いので、リスティング広告の表示欄よりも優れているとすらいえます。
リスティング広告では1クリックあたり数百円~数千円がかかるが、自然検索結果なら何回クリックされても無料
リスティング広告は1クリックされるごとに数十円~数百円のコストがかかります。
競合の多いキーワードでは、1クリックが数千円にまで高騰することも珍しくありません。
一方、自然検索で表示されるtitleタグやmeta descriptionタグは何回クリックされても永遠に無料です。
meta descriptionタグの設定を面倒に思って完全に放棄するのは、タダで広告を出せる機会をみすみす逃すようなものです。
最低でも、トップページや検索上位を目指しているページについては、しっかりmeta descriptionタグを設定するようにしましょう。
meta descriptionタグはtitleタグよりもクリック率に影響することがある
検索ユーザーはページタイトルよりも説明文のほうを時間をかけて読んでいる
実はmeta descriptionタグは、titleタグよりもクリック率に大きな影響を与えている可能性があります。
人間の視線の動きを分析すると、「検索ユーザーはページタイトルよりも説明文のほうをじっくり読んでいる」という調査結果が出ているからです。
クリック率が数%上がるだけで、長期的なアクセス数が激増する
meta descriptionタグを効果的なものに編集すれば、クリック率が1%~数%程度上昇します。
「なんだ、クリック率が上がるといっても、たった数%か」と思われた方も多いかもしれません。
しかし、そのたった数%の差が長期的に見ると莫大なアクセス数を生み出し、売上げにも直結するのです。
以下のページは当サイトの「ランディングページ(LP)とは何か?
初心者にもわかりやすく解説!」というページを、Googleサーチコンソールで分析したものです。
初心者にもわかりやすく解説!」というページを、Googleサーチコンソールで分析したものです。
※こちらは検索クエリ(検索キーワード)「ランディングページ」1語のみの分析結果になります。
クリック率が1%変わるだけで、1キーワードで集客数が年間1800人増加することも!
1ヶ月あたりのGoogleの検索結果への合計表示回数が16,332回、クリック数が659回、平均クリック率(平均CTR)は4.04%になっています。
もし、クリック率が1%上昇し5%になった場合、アクセス数はどうなるでしょうか?
16,332×5%=816.6
アクセス数:659回→816回(157回増加)
1ヶ月あたりのアクセス数が157回増加すると、1年単位では157回×12ヵ月=1884回になります。
つまり、クリック率が1%変わるだけで1キーワード・1ページあたりの集客数に年間1800人も差が出てしまうのです。
また、Googleサーチコンソールで測定される数字はGoogleのみに限られているので、Yahoo!などの他の検索エンジンからのアクセス数も考慮すると、年間2500人以上の差が発生することになるでしょう。
meta descriptionタグの設定の有無によるクリック率の差は、多数のキーワード、全ページで発生する
そして、これだけのアクセス数の差がmeta descriptionタグを最適化するかしないかによって、多数の検索キーワード・全ページにおいて発生します。
企業ホームページ全体で長期的に考えれば、meta descriptionタグを設定するかしないかで、アクセス数と売上げには雲泥の差が生まれることになります。
コンテンツ作成に力を入れているのにアクセス数がなかなか増えない方は、すぐにでもmeta descriptionタグとtitleタグの最適化をおこなうべきです。
meta descriptionタグは検索結果上の説明文に、必ずそのとおりに反映されるわけではない
meta descriptionタグ内の文章は、検索エンジンの判断で書き変えられて検索結果上に表示されることがある
ここまで説明してきたように、meta descriptionタグをうまく使えば検索結果でのクリック率を大幅にアップし、アクセス数を増加できます。
しかし、ひとつ留意しなければならない点があります。
それは、meta descriptionタグ内に設定した文章が確実に検索結果のスニペットに反映されるとは限らない点です。
あまりにも短いmeta descriptionタグや、ページの内容をうまく表現していないmeta descriptionタグは採用されず、説明文が検索エンジンによって書き変えられてしまうことがあります。
また、仮にmeta descriptionタグの質は問題なくても、検索エンジンが「本文のこの部分をピックアップしたほうがわかりやすいな」と判断したときは、meta descriptionタグではなくページ内の文章が流用されます。
titleタグやmeta descriptionタグ内にないキーワードで検索されたときも書き変えられる
さらに、titleタグやmeta descriptionタグ内で使われていないキーワードで検索されたときも、設定されたmeta descriptionタグは高確率で説明文(スニペット)に採用されません。
大抵の場合、本文中にあるそのキーワードの周辺の文章がピックアップされます。
以上のように、meta descriptionタグは必ず検索結果に反映されるわけではないという点はご了承ください。
meta descriptionタグを変更しても、クローラーが巡回しないと反映されない
meta descriptionタグやtitleタグなどのSEO設定は、検索エンジンのクローラー(ホームページの内容を読み取るコンピュータプログラム)が巡回した段階で設定されていたものが検索結果上に表示されつづけます。
そのため、meta descriptionタグやtitleタグの文章を修正しても、Googleのクローラーが新たに巡回に来ないかぎり、検索結果に反映はされません。
ホームページに有益なコンテンツを追加して、新鮮さ(フレッシュネス)を高めるほどクローラーの巡回頻度は高まりますので、meta descriptionタグの修正後は、適宜更新を続けながら気長にお待ちください。
ただし、確実かつ迅速にmeta descriptionタグの修正を反映させたいときにはGoogleサーチコンソールの機能を利用するのがおすすめです。
Googleサーチコンソールではクローラーの巡回を能動的にリクエストできるので、早期の反映が見込めます。
※クローラーやインデックスなどの検索エンジンの基本的な仕組みについては、以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
効果的なmeta descriptionタグを書くための基本ルール |
ページごとに固有のmeta descriptionタグを付けよう
meta descriptionタグは必ずページごとに異なる文章を設定しましょう。
Googleが公式に発表している『検索エンジン最適化スターターガイド』でも、ページごとに固有のmeta descriptionタグを付けることが推奨されています。
複数のページでmeta descriptionタグ内の文章が重複していると、検索エンジンが混乱してホームページ全体の評価を低下させかねません。
meta descriptionタグはお店の看板や、店外に設置されたメニューのようなものです。
商店街の飲食店がすべて同じ内容のメニューを掲げていたら、どのお店に入ればいいのかまったくわからず、混乱してしまうでしょう。
SEO対策においても、それは同じです。
重複しているmeta descriptionタグが多数存在すると、検索エンジンのクローラーや、検索ユーザーも戸惑ってしまいます。
※各ページに固有のmeta descriptionタグを付けることで、多様なコンテンツから集客できるコンテンツSEOの体制を整えることができます。
コンテンツSEOについては、以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
ページの内容を端的に紹介した文章を入れる
descriptionの意味は「説明文」です。
その名のとおり、まずはページの内容を正確かつわかりやすく説明した文章を書くように心がけてください。
ページの内容をきちんと反映した文章を入れることは、検索順位を上げたりクリック率を上げたりすることよりも、本質的には重要です。
そのページでターゲットにしているSEOキーワードを入れる
すでにご説明しているように、meta descriptionタグにSEOキーワードを入れても、検索順位を上昇させる効果はありません。
しかし、meta descriptionタグ内の文章には対策しているキーワードを確実に入れるようにしてください。
なぜなら、検索キーワードと一致している言葉がmeta descriptionタグ内に入っている場合、その文字が太字になって強調されるからです。
この太字強調は「あなたが探している情報は、このページ内にありますよ!」と検索ユーザーへアピールし、クリック率を上昇させます。
※効果的なSEOキーワードの選び方については以下のページで詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
SEOキーワードはmeta descriptionタグの前半に含めるようにする
狙っているSEOキーワードはmeta descriptionタグの最初に含めるようにする
前述のとおり、meta descriptionタグでは狙っているキーワードを確実に入れるべきですが、その入れ方にも効果を出すためのコツがあります。
SEOキーワードは説明文のできるだけ最初のほうに設置してください。
前半に設置したほうが効果的である理由は主に二つあります。
文章の前半(左側)に表示されたほうが、検索ユーザーの目にとまりやすい
検索ユーザーは以下のようなFラインの視線で検索結果を眺めています。
したがって文章の後半にキーワードが出てくるよりも、前半に出したほうが圧倒的に目にとまりやすくなります。
meta descriptionタグの後半は省略される可能性がある
詳しくは後述しますが、meta descriptionタグの後半の文章は検索エンジンの判断で省略されることがあります。
文章が省略されると検索ユーザーがキーワードを視認できず、太字強調の恩恵も受けられません。
以上の理由から、重要キーワードはmeta descriptionタグの前半に置いたほうがよいでしょう。
ページの内容に関係ないキーワードはmeta descriptionタグ内に入れない
ページの内容と関係ないキーワードは、meta descriptionタグ内から徹底的に排除する
meta descriptionタグは、そのページの内容を検索ユーザーに伝えるためのものです。
そのため、ページの内容と関係ないキーワードは徹底的に排除してください。
たとえば、それがお風呂のリフォームのみについて書かれているページであれば、リビングのリフォームはまったく関係ない情報なので、meta descriptionタグ内には「リビング」というキーワードを入れないようにしましょう。
ページと関係ないキーワードが入っていると、検索エンジンだけでなく訪問者も混乱し失望する
ページの内容と関係ないキーワードを入れるのがNGである理由は検索ユーザーの気持ちを想像すれば、簡単にわかるはずです。
先ほどの例で考えてみましょう。
お風呂のリフォームがテーマのページなのに、meta descriptionタグ内に「リビング」というキーワードが入っているページが上位表示されたとします。
そうすると、検索ユーザーは「これは、お風呂のリフォームだけでなく、リビングのリフォームについても書かれているページなんだな。」と検索ユーザーは推測してクリックします。
しかし、いざページを読みこんでみると、リビングのリフォームについては一切記述がない・・・。
そうなると、リビングのリフォームの情報も期待していた検索ユーザーは失望し、確実に直帰するでしょう。
よって、ページの内容と関係ないキーワードがmeta descriptionタグに入っていると、滞在時間や直帰率などのスコアも悪化してしまいます。
meta descriptionタグの文字数は120字以内に収める(ただし、変動あり!)
パソコン検索では、meta descriptionタグの文字数が120字を超えたあたりから省略が始まる
meta descriptionタグに設定する文章には、実質的な文字数の上限があります。
パソコンからの検索の場合、説明文の120字程度を超えた部分は省略される可能性が高いです。
meta descriptionタグ内の文章は最大120字以内を目安に表現するようにしましょう。
※Googleの説明文(スニペット)の文字数ですが、2017年12月より250字まで拡大され、
2018年の5月にふたたび120字程度へ縮小されました。
そのため、meta descriptionタグの文字数の上限は絶対的な数値ではなく、
Googleの調整によって変動しうるものだと捉えていただければ幸いです。
スマートフォンだと、meta descriptionタグの最大50字程度が表示される
なお、スマートフォンで検索した場合はパソコンよりも画面が小さいので、より多くの文字が省略されてしまいます。
おおまかにいえば、説明文が50字を超えたあたりから省略が始まります。
meta descriptionタグを50字以内で書くとパソコン・スマートフォンともに対応できるのですが、50字だとパソコン表示時に文字数が少なすぎて、有効な情報を盛り込めなくなってしまいます。
よって、オススメなのが以下の方法です。
- 絶対に表示させたい内容は最初の50字以内に収める
- 残りの後半部分には補足的な内容や、省略されても大意が伝わる情報を記入する
これなら、パソコン検索でもスマホ検索でも検索ユーザーに十分かつ必要な情報を提示できます。
※さらに、スマホ検索時はホームページがスマートフォン閲覧に最適化されているかどうかが検索順位に影響し、集客力を左右します(モバイルフレンドリー補正)。
また、スマホ対応していないホームページは、訪問者にストレスを与えるので離脱されてしまいます。
スマホ対応の重要性は以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
meta descriptionタグの文字数のカウントにはツールを使おう
さて、先述のmeta descriptionタグに入れる文章は上限を120字程度にするというルールですが、自分の目で文字数をカウントしていくのは結構大変です。
特にmeta descriptionタグを考える際は、何度も言葉を削ったり追加したりの作業が発生するので、その度に手動でカウントするのは非常に面倒です。
そのため、文字数をカウントするときは以下のようなツールを使いましょう。
文字数カウントツール1. 【文字数カウント】 - ODN
サイト上の空欄に文章を貼り付けて、「字数を数える」ボタンを押すだけで文字数をカウントできます。
Yahoo!やGoogleなどで「文字数カウント」というキーワードで検索すると1位に出てくるので、簡便性も高いです。
文字数カウントツール2. Microsoft Word
Microsoft Wordでは、文字をドラッグして選択状態にすれば、その部分の文字数が画面の左下に表示されます。
ページ内の文章をWordで下書きするときに、meta descriptionタグも一緒に作成すると効率的です。
※こちらはMicrosoft Word2007の画面になります。Wordのバージョンによって画面には差異があります。
クリック率を上げる |
meta descriptionタグを書く時の3つの基本情報
ここからはより多くのクリックを獲得するためのmeta descriptionタグの書き方について解説していきます。
特に重要な基本が以下の3つです。
- どんな内容が書かれたページなのか?
- どんな人に向けたページなのか?
- このページを読むことで、訪問者にはどんな利益やメリットが発生するのか? あるいは、このページで紹介されている商品・サービスを購入すると、どんなメリットがあるのか?
meta descriptionタグを書くときは、最低でも以上の3点がわかるような内容にしましょう。
これらの基本ポイントがおさえられていれば、確実に標準以上のmeta descriptionタグになります。
検索ユーザーに対して、meta descriptionタグの内容を自分ごと化させる
人は自分に関係ないと思っている情報にアクセスしたいとは思いません。
よって、クリック率を高めるには検索結果上で「このページはあなたが現在抱いている疑問や要望、お困りごとを解消できるページですよ!」ということをアピールする必要があります。
■自分ごと化の効果を生むキーワード例
- 「~していませんか?」
- 「●●で◇◇したい方はこちらにお任せください」
- ターゲットの属性を限定する内容 例:「〇〇市にお住まいの40~50代の方は必見!」「現在子育て中の方へ」「〇〇市の結婚式場をお探しの方へ」など。
以上のように、meta descriptionタグで自分ごと化する内容を盛り込むことで、検索ユーザーのスクロールを止めるフックになります。
自分ごと化では、プラスの欲求とマイナスの欲求のどちらかを刺激する
プラスとマイナスのどちらに焦点を合わせるかによって、文章表現も大きく変わる
自分ごと化の手法で特に効果的なのが、プラスの欲求を刺激する方法とマイナスの欲求を刺激する方法です。
プラスの欲求とは、「●●したい」「こんなサービス・商品が欲しい」などの要望やニーズを反映したものです。
それに対し、マイナスの欲求は「●●したくない…」「現在の状態を改善したい」などの、不安やお悩みが中心になります。
たとえば、お風呂のバリアフリーリフォームの紹介を目的にしたページでも、プラスの欲求とマイナスの欲求のどちらに焦点を合わせるかによって、文章が変わってきます。
■プラスの欲求パターン
「高齢のご家族も安心して入浴できるお風呂へ」
■マイナスの欲求パターン
「高齢のご家族の入浴に不安を感じていませんか?」
プラスの欲求とマイナスの欲求を意識して、meta descriptionタグを作成しよう
meta descriptionタグでは、このプラスの欲求とマイナスの欲求のいずれかを刺激する文章を入れてみましょう。
プラスの欲求なら「そうそう、そんな商品が欲しかったんだよ!」、マイナスの欲求なら「今の悩みを解決してくれそうだ!」と検索ユーザーに印象付けられれば、クリック率は大幅にアップします。
それでは、それぞれのパターンでどのようなキーワードを盛り込むべきか具体的に見てみましょう。
プラスの欲求刺激ではメリット・利益を明確に提示する
ページをクリックすることで起こるポジティブな変化をmeta descriptionタグでアピールする
そのページを読むと、検索ユーザーにとってどんなメリットが発生するでしょうか?
ページ内で紹介されている商品・サービスを購入すると、どんな利益がお客様に発生しますか?
クリック率をアップさせるには、メリットや利益を明確に提示することが重要です。
「このページをクリックすれば(あるいは商品・サービスを購入すれば)、あなたにはこんな変化が生まれます!」というメッセージをmeta descriptionタグには、含めるようにしましょう。
【メリット・利益系のキーワード例】
・「~できるようになる」 ・「~になれる」 ・「健康にやさしい~」 ・「業務を効率化する~」特に金銭的なメリットは、BtoC・BtoBを問わず訴求力が高い
通常よりも安く商品・サービスを購入できる、経費が今よりも少なくなる・・・といった金銭的メリットを示すキーワードは、BtoC(一般消費者向け事業)とBtoB(企業向け事業)を問わず、幅広く効果を発揮します。
金銭的メリットはシンプルながら非常に効果的なので、ぜひ活用しましょう。
【金銭的メリットのキーワード例】
・「割引価格」 ・「格安」 ・「●●%オフ」 ・「無料」
・「●●円からはじめられる~」 ・「セットなら●●●円お得に!」
・「売上げアップ」 ・「経費を節約」 ・「コストをカット」
マイナスの欲求刺激ではまず不安のあぶり出しをおこない、解決策とセットで提示する
ターゲットの悩みや不安、課題をピンポイントで刺激する文言をmeta descriptionタグ内に入れる
人は誰でも悩みや不安、課題をひとつくらい抱えているものです。
マイナスの欲求刺激では損失回避バイアスが働くので、高いクリック率を実現できる
2017年のノーベル経済学賞は、行動経済学の草分け的存在であるリチャード・セイラー教授が受賞しました。
その行動経済学では、利益と損失が同じ値であれば、利益を得たときの喜びよりも損失を被ったときの苦痛のほうを大きく感じるという調査結果が出ています(プロスペクト理論・損失回避バイアス)。
たとえば、10万円をもらったときの嬉しさよりも、10万円を失ったときの悲しみのほうを人間は強く感じるということです。
マイナスの欲求をmeta descriptionタグ内でうまく刺激することで、損失回避バイアスを利用して通常よりも大きいクリック率を実現できます。
【マイナスの欲求のキーワード例】
・「●●で困っていませんか?」 ・「こんな不安はありませんか?」
・「●●な状況を変えたい方へ」 ・「●●なままで、満足していますか?」
meta descriptionタグのクリック率を上げるキーワードとは? |
地名系のキーワード
商圏が県内や市内に限られているときは、必ずmeta descriptionタグにも地名系キーワードを入れる
自社の商圏が県内・市内などに限られている場合は、必ずmeta descriptionタグ内にも地名を示すキーワードを入れましょう。
「自分の地区も対象なんだな」と検索ユーザーが理解できるので、クリック率が向上します。
地名系のキーワードは特に前半に設置したほうがよいでしょう。
地名系のキーワードは特に前半に設置したほうがよいでしょう。
【地名系キーワードの例】
・「都道府県名」 ・「市町村名」 ・「最寄り駅の名前、路線名」
・「有名な観光地や近隣の施設名(学生向けアパートのページなら「●●大学徒歩10分」など)」
・「都道府県名」 ・「市町村名」 ・「最寄り駅の名前、路線名」
・「有名な観光地や近隣の施設名(学生向けアパートのページなら「●●大学徒歩10分」など)」
titleタグ内に入れられなかった地名を、meta descriptionタグ内に含めて補完する
地名キーワードはmeta descriptionタグだけでなく、titleタグでも重要です。
しかし、titleタグは30字程度までしか内容が盛り込めないので、ターゲットとしている地名を網羅することが難しいことがあります。
そんなときは、titleタグに入れられなかった地名をmeta descriptionタグ内で補完することで効果を高めましょう。
例
titleタグ:愛知県のお風呂のリフォームなら■■建築へ│無料相談受付中!
meta descriptionタグ:
愛知県内でお風呂のリフォームをするなら、■■建築におまかせください! 名古屋市・豊田市・岡崎市・新庄市など県内なら幅広く対応します。これまで300件以上のリフォーム実績があるので安心です。
簡単・迅速系のキーワード
検索ユーザーは自分が抱えている要望やお悩み・疑問をできるだけ早く、簡単に解決したいと考えています。
「このページを読めば、現在のお悩みや疑問をすぐに解消できますよ!」「この商品なら、お客様のご要望を簡単に実現できます」というメッセージをmeta descriptionタグ内に含めることで、クリック率が上昇します。
【簡単・迅速系のキーワード例】
・「簡単」 ・「手軽に~」 ・「いつでも~」 ・「短納期でもOK」
・「Webから申込可能!」 ・「スピード納品」
人気・トレンド系のキーワード
みなさんがランチを食べるお店を探しているとき、食べログなどのレビューサイトで星が多く集まっているお店を選んだことはありませんか?
あるいは、Amazonなどのネットショップで好評のレビューが多数投稿されている商品をつい買ってしまったという経験はないでしょうか?
人は「これが今売れていますよ!」「売上げランキング1位ですよ!」と紹介されている商品・サービスに安心感を抱く傾向にあります。
多くのお客様から選ばれている実績をmeta descriptionタグ内でアピールし、クリック率を上昇させましょう。
【人気・トレンド系のキーワード例】
・「ご導入数年間●●件以上~」 ・「これまで●●名のお客様に選ばれた~」
・「今人気の~」 ・「注目されている~」 ・「当店売上げランキング1位!」
ブランド・信頼系のキーワード
検索ユーザーはYahoo!やGoogleなどの検索結果上で、常に複数のページを同時に比較しています。
そこで、「他の会社よりもウチは信頼できますよ!」という情報をmeta descriptionタグに盛り込めば、選ばれる確率を上げられます。
以下のような、ブランド・信頼系のキーワードを使って、これまでの実績をアピールしてみてください。
【ブランド・信頼系のキーワード】
・「創業●●年以上~」 ・「一部上場企業にも納入」 ・「プロが選ぶ~」
・「有資格者多数~」 ・「信頼と実績の~」
高品質系のキーワード
インターネットで得られる情報は、信頼できる人からの口コミやテレビ・新聞などのマスメディアと違って、玉石混交である傾向が強いです。
そのため、検索ユーザーは商品・サービスを購入したときに想定している品質が得られるかどうかを常に気にしています。
自社の商品・サービスが高品質で満足度が高いことをmeta descriptionタグ内の文章に書き、集客を強化しましょう。
【高品質系のキーワード例】
・「高品質の~」 ・「良質な~」 ・「経験豊富なスタッフが~」
・「選び抜かれた~」 ・「ハイグレードな~」 ・「特別な~」
・「じっくり丁寧に~」 ・「こだわりの~」
・「厳選した素材で~」 ・「自然素材100%」
限定系のキーワード
検索ユーザーには今すぐ商品・サービスを購入しなければならない義務はありません。
そのため、不要不急のものでなければ検索ユーザーは購入をいつまでも先延ばししようとします。
先述した行動経済学でも、現状維持バイアスという言葉でこの現象は照明されています。
自社の商品・サービスを購入してもらい売上げにつなげるには、顧客の現状維持バイアスを打破する必要があります。
そこで有効なのが限定要素です。
meta descriptionタグ内で商品・サービスの数量や提供期間を限定することで、検索ユーザーの重い腰を上げ、購入活動へ誘導します。
【限定系のキーワード】
・「今だけ~」 ・「数量限定」 ・「月●●件まで」 ・「期間限定」
差別化系のキーワード
検索ユーザーはみなさんのページを、検索結果上の競合他社のページと常に比較しています。
そこで自社ならではの強みを打ち出せないと、みなさんのページがクリックされることもありませんし、競合他社に顧客を取られてしまいます、
meta descriptionタグ内には、自社の差別的優位点を盛り込み「なぜ競合他社ではなく、この会社で商品・サービスを購入すべきなのか?」を明確にしましょう。
【差別化系のキーワード】
・「他社にはない機能~」 ・「独自開発した~」 ・「●●だけの~」
アクション誘導系のキーワード
ホームページはすべて訪問者に何らかのアクションを起こさせることが目的で作られています。
商品・サービスの購入や来店、お問い合わせ、求人への募集など、目的とするアクションは業種や会社によっても大きく異なりますが、訪問者のアクションを起こすことがホームページのゴールである点は一致しています。
このような訪問者のアクションのことをコンバージョンと呼びます。
最終的には以上のようなコンバージョンにつなげる必要があるのですが、SEOの世界でまず起こしてもらわなければならないアクションは、検索ユーザーに数あるページの中から自社のページを選んでもらい、クリックされることです。
そのため、meta descriptionタグ内にはクリックやアクションを誘導する文言も盛り込みましょう。
【アクション誘導系のキーワードの例】
・「~したい方はぜひお読みください」 ・「~するには、このページをご覧ください」
・「無料相談受付中!」 ・「~な方はお気軽にお問い合わせください」
※コンバージョンについて、詳しく知りたい方はぜひこちらのページもご覧ください。
クリック率を上げる |
meta descriptionタグはページの本文を書き終えてから考えよう!
ページの本文が完成していれば、meta descriptionタグは格段に書きやすくなる
meta descriptionタグを簡単に書くコツのひとつが、そのページの本文を書き上げてから考えるということです。
meta descriptionタグはページ全体の内容を端的に伝える説明文です。
本文ができあがっておらず、どんな内容になるのかわからない状態では、当然meta descriptionタグ内の文章の作成も難しくなります。
それに対し、すでに本文を書き上げていれば、伝えるべき情報が頭のなかで把握・整理されているので、はるかに簡単にmeta descriptionタグを作成できます。
リード文の内容をmeta descriptionタグに流用すると、非常に効率的
特におすすめなのが、
- 本文を作成→
- リード文を作成→
- meta descriptionタグを作成
という、流れでコンテンツ作りを進行させることです。
リード文とは、ページの最初にある読者を誘導する説明文のことです。
ページではいきなり本論を書きだすよりも、リード文で「どんな内容が書かれているのか」や「このページを読めば、訪問者にとってどんなメリットがあるのか」をしっかり伝えたほうが、離脱される可能性が少なくなり、じっくりと読みこんでもらえます。
また、先行オーガナイザーとして説明したように、本論の前に大まかな流れを提示したほうが訪問者の理解度も高まります。
meta descriptionタグとリード文は非常に性質が似通っているので、リード文の内容をmeta descriptionタグの文章に利用すると効率的です。
リード文とちがって、meta descriptionタグには文字数制限があるので要約が必須
ただし、リード文には明確な文字数制限がありませんが、meta descriptionタグでは120字程度内に文章を収めなければいけません。
リード文をもとにmeta descriptionタグを作成するときは、ところどころ内容を省略し、文章を要約しましょう。
そのときのコツは、重要なSEOキーワードが含まれている箇所をうまくピックアップすることです。
当サイトの実例を次の項で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
例示の出典ページ:『中小企業が集客を強化するには、なぜホームページの活用が重要なのか?』
リード文参考例
- 「集客を増やして売上げをアップさせたいけど解決策が見つからない・・・」
- 「ホームページはすでに持っているけど、お問い合わせがゼロでアクセス数もほとんどない。本当に集客に役立つの?」
こんなお悩みや疑問をお持ちの、中小企業の経営者・社員の方も多いのではないでしょうか?
中小企業や個人事業主は広告宣伝費に大きな予算を割けないので、集客に苦戦している会社も多いと思います。
そこで、企業ホームページとコンテンツマーケティングを活用すれば、集客が伸び悩んでいる状況を打開して売上げアップを実現できます。
- ホームページなら低コストかつ持続的に集客できる理由
- 中小企業に最適のWeb集客方法、コンテンツマーケティングとは何か?
- 中小企業に適したホームページサービスの選び方のポイントとは?
以上の3点を初心者にもわかりやすく徹底解説します。(355字)
meta descriptionタグ例
「中小企業がホームページとコンテンツマーケティングを活用すれば、集客が伸び悩んでいる状況を打開して売上げアップを実現できます。中小企業に適したホームページサービスの選び方も含めて、初心者にもわかりやすく解説します。」(106字)
複数のセリフ文は文字数を大量に使うので、meta descriptionタグでは省略対象
二つの文の違いとして、真っ先に目に留まるのがリード文にあった文頭のセリフ文(「集客を増やして売上げをアップさせたいけど~」の部分)がmeta descriptionタグではバッサリとカットされている部分ではないでしょうか。
このようなリード文内のセリフ文は、ページを開いた訪問者の注意を惹きつけ自分ごと化する役割を果たしています。
しかし、複数のセリフ文を設置すると文字数を多く消費してしまうため、meta descriptionタグ内の文章には向いていません。
そのため、meta descriptionタグ内では削除しています。
想定しているSEOキーワードと重要な補足情報をピックアップして、meta descriptionタグを完成させる
そして、このページはSEOキーワード「中小企業 集客」で対策しているので、集客が伸び悩んでいる人に向けた文章をピックアップして、meta descriptionタグの第一文に採用しました。
このページの趣旨は「中小企業の集客にはホームページの活用が不可欠である」ですが、サブの内容として「中小企業に適したホームページサービスの選び方」も存在します。
このサブ内容は、商品ページへ訪問者の橋渡しをする役割を担いますので重要です。
よって、第二文ではサブ内容の補足を盛り込んだうえ、「初心者にもわかりやすく解説します」というアクションにつながりやすい文言をつなげて構成しました。
以上のような思考の流れで、リード文を要約しmeta descriptionタグを手軽に作成していきましょう。
ライバルサイトのmeta descriptionタグを参考にしよう!
狙っているキーワードで実際に検索してみて、ライバルサイトの説明文を参考にすると作りやすい
全くゼロの状態から効果的なmeta descriptionタグを書き上げるのは、初心者にはかなりハードルが高いです。
「どんなmeta descriptionタグならクリックしてもらえるのか?」「どうすれば売上げにつながる見込み顧客を集客できるのか?」を具体的に知るには、競合他社のライバルサイトのmeta descriptionタグを参考にするのが一番です。
まずはSEO対策しようとしているキーワードで、実際にYahoo!やGoogleで検索して、上位のページの説明文(スニペット)を熟読してみてください。
ただし、実際の検索結果では説明文の省略や書き変えが発生している可能性も高いです。
正確なmeta descriptionタグ内の文章を知りたいときは、以下のようなツールを使いましょう。
meta descriptionタグ調査に利用できるツール:SEOチェキの使い方
SEOチェキというツールを使えば、そのサイトの運営者が設定しているとおりのmeta descriptionタグがわかります。
競合調査にぜひ利用してみてください。
参考ページ:『SEOチェキ』
- 情報をチェックしたいページのURLをコピーする
- SEOチェキにアクセスして記入欄にURLを貼りつけて「チェック!」のボタンを押す
- titleタグやdescriptionタグ、h1タグなどの、SEOの重要設定へ競合他社がどんな文章を入れているのかが確認できる
meta descriptionタグは3つの文で構成するのがおすすめ
meta descriptionタグは3つの文で構成すると、文字数制限に過不足なく収まりやすい
meta descriptionタグの具体的な書き方についてですが、3つの文で構成すると文字数制限に収まりやすいのでおすすめです。
第一文、第二文、第三文の役割を詳しくご説明します。
第一文の役割と具体例
meta descriptionタグでも、最も重要度が高い文です。
第一文では、ターゲットにしているSEOキーワードを含んだ文章や、検索ユーザーへの問いかけや自分ごと化させる文章を配置しましょう。
特に地名系のキーワードを使うときは、第一文内に含めるのが効果的です。
前述のとおり、スマートフォンでは50字を超えると省略の可能性が出てくるので、この第一文は50字以内で収めるようにしてください。
【meta descriptionタグ 第一文の例】
- 「神奈川県でお風呂のリフォームをするなら、山田工務店へお任せください。」
- 「交通事故の示談金が適正かどうかお悩みではありませんか?」
- 「SEO対策という言葉をご存知でしょうか?」
第二文の役割と具体例
第二文ではページ内容の詳細や、主力SEOキーワードと掛け合わせて検索されるサブキーワードを盛り込むとよいでしょう。
もし第一文が問いかけの形式の場合は、それに対応する文章を配置します。
第二文の時点で100字を超えているときは、第三文を書かないという選択肢もあります。
ケースバイケースで判断してみてください。絶対に3文にする必要はありません。
【meta descriptionタグ 第二文の例】
- 「株式会社●●なら、■■などの工事に丁寧かつ迅速に対応します。」
- 「こちらでは初心者にもわかりやすく、●●の方法やメリットをご紹介します。」
第三文の役割と具体例
第三文では、アクションキーワードや差別化系・限定系のキーワードを配置します。
補足情報を盛り込むのもよいでしょう。
第三文はスマートフォン検索では高確率で省略されるので、表示されなくてもmeta descriptionタグ全体の意味が通るような情報を入れてください。
【meta descriptionタグ 第三文の例】
- 「お見積り・ご相談は無料です。」
- 「~な方は、ぜひご覧ください。」
- 「~のプランもご用意しております。」
- 「お客様のご要望に丁寧に対応いたします。」
- 「経験豊富なスタッフがお応えします!」
- 「月10件までの限定販売!」
それでは、以上の3文構成を意識しながら具体的なmeta descriptionタグの作成例を見ていきましょう。
ページの性質によって書き方も変化するので、パターン別のmeta descriptionタグの作成方法を紹介します。
ページの性質別 |
トップページのmeta descriptionタグの書き方と具体例
トップページのmeta descriptionタグでは、主要商品・サービスを網羅して伝える
トップページのmeta descriptionタグでは、主要商品・サービスを網羅して過不足なく伝える必要があります。
そのため最も文字数の制限が厳しく感じられるでしょう。
titleタグには入れられなかったSEOキーワードを補完しつつ、コンパクトにまとめてください。
また、企業ホームページのトップページでは社名も確実に入れるようにしましょう。
「株式会社」や「有限会社」は文字数が厳しければ省略して結構です。
【トップページ meta descriptionタグの具体例】
■建築系
「島根県松江市の新築・リフォームなら高橋建築にお任せください! 和風住宅や耐震構造の家などの注文住宅、お風呂・リビングのリフォームまで様々なご相談に対応します。創業60年の実績があるので安心です。」(95字)
■機械製造
「金属加工メーカー・株式会社山田製作所の公式ホームページです。弊社のステンレス・チタンの加工部品は、半導体や航空部品・精密医療機器などの製造現場で広く利用されています。図面からのお見積りも承ります。」(98字)
■介護
「青森県弘前市で特別養護老人ホーム・ショートステイ・デイサービスをお探しの方は、社会福祉法人やまぶき会までご相談ください。ゆとりのある居住空間で快適な生活をお過ごしいただけます。経験豊富なスタッフが充実した介護サービスを提供します。」(115字)
■幼稚園・保育園
「富山県黒部市のすこやか幼稚園では、豊かな自然環境の中で毎日の保育を行っています。十分に広い敷地で、子どもたちが安心して遊びに熱中できる環境を整備。園バスを2台完備し、週5回給食を提供しています。」(100字)
■小売り・卸売り
「プロ用包丁販売店の株式会社キムラの公式ホームページ。出刃包丁・菜切包丁・柳刃包丁などの和包丁から、牛刀・ペティナイフなどの洋包丁まで幅広く取り揃えております。飲食店に不可欠な包丁を集めたセットなら、送料無料です。」(105字)
商品・サービス紹介ページのmeta descriptionタグの書き方と具体例
商品・サービスのカテゴリーごとにページ分けしたほうが、アクセス数は増加する
通常の企業ホームぺージでは最も重要なコンテンツになります。
事業が複数のカテゴリーに分かれる場合は、必ずそれぞれの商品・サービス専用のページを設けましょう。
たとえば工務店なら、新築とリフォームにカテゴリーを分け、そのなかでも新築なら和風住宅・洋風住宅、リフォームならリビング・キッチン・お風呂・・・、などにページを細分化していきます。
現在の企業ホームページでは、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを経由してトップページを介さず、商品・サービスページへダイレクトに流入するケースが増えています。
ターゲットごとに細かくページを分けたほうが、キーワードの的が絞りやすくなるうえに、集客力もアップします。
※多数のページで集客する重要性と、トップページ依存型ホームページの危険性については、以下のページで詳しく解説しています。
商品・サービス紹介ページのmeta descriptionタグでは、複数のキーワードを組み合わせたスモールキーワードを意識する
商品・サービスの紹介ページでは、複数のキーワードを組み合わせたスモールキーワードを意識して、meta descriptionタグをつくりあげてください。
特に商圏が県内などに限定されている場合は、忘れずに地名キーワードを入れましょう。
※なお、スモールキーワードとビッグキーワードの詳細については、以下のページをご覧ください。
その商品・サービスを求めている人のニーズをとらえ、購入後のメリットを明確に示す
また、その商品・サービスを求めている方の固有のニーズをピンポイントに刺激する内容を含めることも大切です。
商品・サービスを購入すると、どんなメリットがあるのか? どんな課題を解決できるのかを明確に提示すると、クリック率が上昇します。
【商品・サービス紹介ページ meta descriptionタグの具体例】
■建築系
「島根県でお風呂のバリアフリーのリフォームをするなら、高橋建築へ。ご親族が高齢で入浴が心配、というお悩みを解消します。手すりの取り付けや暖房の設置など、さまざまなご要望に対応します。」(90字)
■機械製造
「山田製作所ではチタンの切削・冷間鍛造・マシニング加工を得意としています。ミクロン精度の加工技術を駆使し、自動車・航空部品の納品実績多数。試作から量産まで総合的にサポートします。」(88字)
■介護
「青森県弘前市の社会福祉法人やまぶき会では、家庭的な落ち着いた雰囲気でデイサービスを提供しています。細やかな送迎サービス、入浴やマッサージ、リハビリ運動など、経験豊富なスタッフがご利用者の生活を援助します。見学はお気軽にお問い合わせください。」
(120字)
知識・教育系コンテンツのmeta descriptionタグの書き方と具体例
これからの企業ホームページでは、知識・教育系コンテンツを利用したマーケティングがアクセス数や売上げを決定する
商品・サービスの売り込みではない、知識・教育系のコンテンツは最も幅広い層に訴求し、FacebookやTwitterなどのSNSでも拡散されやすい傾向にあります(ただし、コンバージョン率は単体では低め)。
知識・教育系コンテンツはアクセス数の大半を稼ぎ出す、企業ホームページの中核となります。
現在では知識・教育系コンテンツを利用したコンテンツマーケティング、オウンドメディアが隆盛しており多くの大企業が力を注いでいます。
これから企業ホームページを成長させていくうえで一番のカギとなるのが、知識・教育系コンテンツなのです。
知識・教育系コンテンツのmeta descriptionタグでは、ページを読むことで何が理解できるのか、身につくノウハウを示す
知識・教育系コンテンツのmeta descriptionタグでは、そのページを読めばどんなことが理解できるのか、どんなノウハウが身につくのかを明確に示してください。
紹介している知識やノウハウを検索ユーザーが得たときのメリットも併せて紹介しましょう。
【知識・教育系コンテンツページ meta descriptionタグの具体例】
■建築系
「リフォームに興味はあるけど、高いから…と諦めていませんか? 実は補助制度やプランを賢く利用・選定することで、驚くほど安くリフォームは実施できるのです。島根県で創業60年以上のリフォームのプロが、お得なリフォーム方法を解説します。」(112字)
■機械製造
「チタン素材は軽いうえに強度が強く、錆びないという非常に優れた性質を持っています。
航空機やロケット、時計やゴルフクラブなど幅広い分野でチタンは利用されています。チタンのメリットやその性質について、初心者にも簡単に解説します。」(111字)
■幼稚園・保育園
「富山県黒部市のすこやか幼稚園ではモンテッソーリ教育を実施。これは子どもの自主性を重視した教育方法で、イギリス王室などでも取り入れられ、GoogleやAmazonの創業者が受けていたことで有名です。モンテッソーリ教育の詳細とメリットを、わかりやすくご紹介します。」(120字)
meta descriptionタグの編集やSEOライティングにオススメの本・参考書籍
実際にWebライティングやSEOライティングを始めるファーストステップで参考になる本です。
イラストや写真なども豊富でとっつきやすく、企業ホームページにおけるSEO対策・Webライティングの基礎を学べます。
特に以下のようなWebライティングの基礎的なテクニックは決して古びることなく、何年経っても有効活用できるでしょう。
- ページは「総論」→「各論」→「総論」で構成する
- クリックされやすいタイトルの作り方
- ファーストビュー(ページを開いたときの最初の画面)ではプラスの欲求もマイナスの欲求のいずれかを刺激する
- 購入ボタン(お問い合わせボタン)の前にはかならず「~してください」と行動をうながす文を入れる
企業ホームページにおけるWebライティングを初めて担当する方や、SEO対策の初心者には非常に有益な本です。
posted with カエレバ
SEOライティングだけというよりも、効果的なコンテンツページの構成方法の面でも参考になる本です。
なお、SEO対策を総論的に紹介する書籍には決定版といえるような本が少なく、「バズ部」や「SEO検索エンジン最適化」、「ナイルのSEO相談室」などの優良解説サイトを熟読したほうがよいこともあります。
なお、SEO対策を総論的に紹介する書籍には決定版といえるような本が少なく、「バズ部」や「SEO検索エンジン最適化」、「ナイルのSEO相談室」などの優良解説サイトを熟読したほうがよいこともあります。
(その数少ないSEO対策初心者向けの決定版の解説書としては、『10年つかえるSEOの基本』が挙げられます)
ただし、本書のようなWebライティングやコンテンツ作成の視点でSEO対策を解説している書籍には、参考になる本が多いです。
前述の「SEOに効く! Webサイトの文章作成術」の著者と同じ方の本ですが、こちらはより具体的なテクニックが多めで、実践につなげやすい内容になっています。
最初に『SEOに効く! Webサイトの文章作成術』を読んで、次にこちらの『 SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64 』を読むことをオススメします。
ただし、本書のようなWebライティングやコンテンツ作成の視点でSEO対策を解説している書籍には、参考になる本が多いです。
前述の「SEOに効く! Webサイトの文章作成術」の著者と同じ方の本ですが、こちらはより具体的なテクニックが多めで、実践につなげやすい内容になっています。
最初に『SEOに効く! Webサイトの文章作成術』を読んで、次にこちらの『 SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64 』を読むことをオススメします。
こちらはWebライターへの研修ノウハウを本にまとめたもので、非常に実践的で役に立つテクニックが多数紹介されています。
特に第一章の「書く前に準備する」の内容が優れており、「悩まず書くために『プラモデル』を用意する」「書きたいことのパーツをそろえる」といったテクニックを意識するだけで、長い文章を書くのが苦手な方も時間をかければ確実に原稿を完成させられるようになります。
また、タイトルや記事の内容の要約文(サマリー)の書き方のコツも紹介されているので、titleタグやmeta descriptionタグの作成時にも役立ちます。
「広告費を使わずに、検索エンジンからの集客を強化したい…」「商品・サービスの紹介を充実させたい」という方はぜひ一度お読みください。
ホームページだけでなく文章執筆の場ならどこでも使える、一生役に立つテクニックが身につきます。
ホームページだけでなく文章執筆の場ならどこでも使える、一生役に立つテクニックが身につきます。
meta descriptionタグは60点程度のクオリティで十分と考える
meta descriptionタグを完璧にすることに時間を割くより、titleタグやコンテンツ作成に注力すべき
ここまでmeta descriptionタグの書き方のノウハウを詳しく解説してきましたが、「これらすべてを守らなければいけないのか・・・」と不安に思ったり気落ちしたりする必要はありません。
meta descriptionタグの作成では100点を目指さなくても、60点程度の出来であれば十分合格点だからです。
meta descriptionタグはtitleタグとちがって検索順位に直接影響するわけではありませんし、meta descriptionタグに設定した文章が常に検索結果上に反映されることもありません。
完璧なmeta descriptionタグを作るのに時間を割くよりもtitleタグを調整したほうが効果的ですし、何よりコンテンツの追加を進めたほうがはるかにアクセス数は増やせるでしょう。
このページで解説したノウハウや具体例を参考に、手早くmeta descriptionタグを作ろう!
meta descriptionタグについては、それなりのクオリティのものが書けたら十分と考え、公開後にもし検索上位が獲れたら修正を考える・・・ぐらいのファジーな考え方でとらえるのがよいでしょう。
ホームページ担当者が全力を尽くすべきなのはmeta descriptionタグではなく、コンテンツの作成です。
特に中小企業のホームページ担当者は、他の業務も担当していることが多く、あまり運営に時間をかけられません。
このページで紹介したmeta descriptionタグのノウハウや具体例を参考にしながら、meta descriptionタグを手早く作成していきましょう。
それで余った時間は新コンテンツの作成に費やしてください。
meta descriptionタグの最適化で、いつまでも集客できる企業ホームページへ!
meta descriptionタグの最適化で、いつまでも集客できる企業ホームページへ
ここまで、meta descriptionタグの重要性や、効果的な書き方について詳しく解説してきました。
meta descriptionタグの設定には確かに手間がかかりますが、ページごとにこまめに入力していくことで、長期的なアクセス数に多大な影響が発生します。
ぜひ、みなさんもmeta descriptionタグの最適化で、いつまでも効率よく集客できるホームページを目指してください。