E-E-A-T(E-A-T)とは? Googleの評価基準とSEOでの対策のポイントを解説
更新日:2024.09.30
Web上に情報があふれ、AIが作成したコンテンツも急激に増加している現在、SEOで集客するうえでE-E-A-T(E-A-T)の重要性はますます高まっています。
E-E-A-Tとは何かや各要素の紹介、Googleの評価基準との関係、E-E-A-Tを高めるには何をすべきなのかを、初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
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- E-E-A-Tとは?
- E-E-A-Tの各要素の紹介
- 1.経験(Experience)とは?
- 2.専門性(Expertise)とは?
- 3.権威性(Authoritativeness)とは?
- 4.信頼性(Trust)とは?
- E-E-A-Tのなかで、もっとも大事な要素はどれか?
- YMYLコンテンツではE-E-A-Tをより意識すべき
- E-E-A-Tの各要素を高める方法は?
- 1.経験(Experience)を高める方法
- 2.専門性(Expertise)を高める方法
- 3.権威性(Authoritativeness)を高める方法
- 4.信頼性(Trust)を高める方法
- E-E-A-Tを意識してコンテンツを作ることで、検索エンジンだけでなく訪問者にも信頼されるサイトになる
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E-E-A-Tとは?
E-E-A-Tは、GoogleがWebサイトの品質を評価するための基準で、「Experience(経験)」・「Expertise(専門性)」・「Authoritativeness(権威性)」・「Trust、もしくはTrustworthiness(信頼性)」の4つの要素を略した用語です。読み方は「イー・イー・エー・ティー」もしくは「ダブル・イー・エー・ティー」です。
以前はE-A-Tと呼ばれていましたが、2022年12月に「Experience(経験)」が新たに追加され、E-E-A-Tになりました。
E-E-A-Tの導入により、コンテンツの信頼性がSEOでは一層重視されるようになりました。そのコンテンツがどれだけ正確で実用性があるのか、また実際に体験に基づいているかが評価のポイントになります。そして各コンテンツは、実際にユーザーの課題解決や疑問解消に役立つ、質の高いものでなければなりません。
このように、E-E-A-TはSEOだけでなく、Webサイト全体の品質向上に寄与する重要なポイントです。E-E-A-Tを意識したうえで、良質なコンテンツを作成することが、検索エンジンで高い評価を得る鍵となります。
E-E-A-Tの各要素の紹介
それではE-E-A-Tの各要素はどんな内容なのかを、初心者向けにわかりやすく紹介していきます。
1.経験(Experience)とは?
E-E-A-Tの「経験(Experience)」とは、個人的な体験や実践を通じて得た知識がコンテンツに含まれているかを意味します。Googleはこの経験を、WebサイトやWebページが提供する情報の信頼性を判断する基準のひとつとしています。
経験がコンテンツに反映されているかは、その内容がどれだけ具体的で、詳細かつ実用的であるかによって評価されます。たとえば整体やカイロプラクティックに関するコンテンツであれば、実際に腰痛に悩んでいるお客様を施術したときの経験などが詳細に書かれているほうが高く評価されます。
また、かならずしもコンテンツ作成者自身の経験である必要はありません。専門家や経験者にインタビューして得た体験談を掲載しても問題ないですし、お客様の声や導入事例など顧客側の体験を盛り込むのも効果的です。
SEOとしての経験の重要性は、実体験に基づく信頼できる情報を提供することで、Googleによる評価が高まるためです。経験が豊富に含まれたコンテンツは、ユーザーにとって価値が高く、検索結果でも優位に立ちやすくなります。
とりわけChatGPTなどの生成AIを利用して作成されたコンテンツがWeb上に増えている現在では、「経験」の有無はもっとも有効なAI作成コンテンツとの差別化になります。
先述の整体・カイロプラクティックの例でいえば、これからどんなに技術が進歩したとしても、AIが腰痛解消の施術をする経験を積むのは難しいからです。
インターネット上の情報の引き写しではなく、自分の五感を使って体験した生の声は、AI生成コンテンツに負けない競争力をみなさんのコンテンツにもたらすでしょう。
2.専門性(Expertise)とは?
E-E-A-Tの「専門性(Expertise)」とは、特定の分野において豊富な知識や技能を持っていることを指します。
専門性は信頼性と権威性を支える基盤となり、高品質な情報を提供することが期待されています。
専門性を示すには、正確で詳細な情報を提供し、その分野における最新の知見をコンテンツに反映するのが有効です。
これには、専門的技術のノウハウ、学術的な研究や業界内での実績などが含まれます。たとえば医療系のWebサイトでは、医師や専門家による記事が高く評価されるでしょう。
「自分のコンテンツに専門性が担保されているか」を確認するために、以下の質問に回答して自己評価することをGoogleは推奨しています。
Googleが推奨する自社のコンテンツに専門性があるかをチェックするための質問
【専門性に関する質問】
- コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。
- コンテンツを制作しているサイトを誰かが調査したとしたら、対象トピックの権威としてサイトが信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか。
- このコンテンツは、確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか。
- コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか。
3.権威性(Authoritativeness)とは?
E-E-A-Tの「権威性(Authoritativeness)」は、Webサイトやコンテンツがその分野でどれほど権威がある情報源とみなされるかを示します。
Googleは、情報の正確性や信頼性を高めるために、権威性の高いコンテンツを好む傾向にあります。そのため権威性の向上はSEOではとても重要です。
国・地方の行政機関や、大学などの研究機関から認知・言及されている企業・組織には、高い権威性があります。
「○○の第一人者」といった社会的認知や受賞歴なども権威性を高めるのに効果的です。
権威性を向上させるにはインターネット上だけでなく、現実社会での自社の認知度を高めていく必要があります。
4.信頼性(Trust)とは?
E-E-A-Tの信頼性(Trust)は、「コンテンツ内の情報やWebサイト自体がどれだけ信頼できるか」に焦点を当てた指標です。信頼性の高いコンテンツ・Webサイトはユーザーからの信用を得やすく、その結果SEO面でも評価が向上します。
信頼性を高めるためには、事実にもとづいた正確な情報を提供し、情報源を明確にすることが欠かせません。
たとえば、医療や健康、金融などの専門的なトピックに関しては、専門資格を持つ著者が執筆したり、科学的な研究データや一次資料(エビデンス)を引用したりすると、信頼性を向上できるでしょう。
また、「どんな企業・組織・個人によってこのWebサイトが運営されているのか?」を明示して透明性を高めるのも効果的です。
E-E-A-Tのなかで、もっとも大事な要素はどれか?
GoogleはE-E-A-Tのなかで、もっとも大事で中心に置くべき要素は「Trust(信頼性)」だと発表しています。
総合的に信頼性が高いページであれば、訪問者の疑問やお悩み・要望を解決するのに役立つ可能性が高いからです。そのため、経験・専門性・権威性はもっとも重要な「信頼性」を担保するための要素と考えたほうがよいでしょう。
実際、Googleは「E-E-A-Tのすべてにおいて優れている必要はない」としています。
たとえば小規模な工務店よりも、大企業のハウスメーカーのほうが、ドメインパワーや被リンク・サイテーションの獲得力では優れているため、権威性は高く評価される傾向があります。
しかし小規模な工務店でも、地元密着の家づくりのプロフェッショナルとして活動してきた知識・経験をわかりやすくコンテンツ化して掲載すれば、経験・専門性が高いと評価されて、大企業のハウスメーカーのコンテンツの検索順位を上回る可能性があります。
もちろんE-E-A-Tのすべての要素が高いレベルにあることが望ましいですが、たとえ弱い要素があっても他の要素を充実させることで挽回は可能です。
YMYLコンテンツではE-E-A-Tをより意識すべき
YMYLコンテンツではE-E-A-Tの重要性がより高まります。
YMYL(Your Money or Your Life)とは、Googleの検索品質評価ガイドラインのなかで使われている用語で、人々のお金や健康、安全、幸福に直接影響を与える可能性があるジャンルを指します。
主に金融、健康、法律、社会の福利厚生などの、個人の重要な決断や行動に関連するコンテンツがYMYLに含まれます。
これらの情報は人々の生活や人生に大きな影響を及ぼす可能性があるため、YMYL対象のコンテンツはE-E-A-Tが通常のWebページよりも厳しく評価されます。
Googleの公式情報にもそのことは明記されています。以下に一部を引用します。
「Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。Google はこうしたトピックを「Your Money or Your Life」、または略して YMYL と呼びます。」
人々のお金や健康・人生に大きな影響を与える可能性があるジャンルのコンテンツを作る際は、一層E-E-A-Tを満たすように注意してください。
※具体的にどんなジャンルがYMYLに該当するのかについては、以下のページをご覧ください。
E-E-A-Tの各要素を高める方法は?
それでは「Experience(経験)」・「Expertise(専門性)」・「Authoritativeness(権威性)」・「Trust(信頼性)」の各要素を高めるには、具体的に何をすればいいのか、初心者向けに紹介していきます。
1.経験(Experience)を高める方法
これまでの仕事の体験談を盛り込む
お客様インタビューや事例を紹介する
Webサイト運営者の体験だけでなく、実際に商品・サービスを利用したお客様の声や導入事例を紹介するのも、「経験(Experience)」を高める有効な手段です。
とりわけ企業が運営しているサイト内の情報は、あくまで商品・サービスを売りたい側の言葉なので、訪問者は素直に受け取りづらく客観性にも欠ける傾向にあります。
しかし商品・サービスを購入したお客様の生の声を掲載すれば、訪問者はよりリアリティを持って内容を理解できます。
たとえば家庭用の太陽光発電システム(ソーラーパネル)を販売している会社のホームページでは、以下のようなお客様の声を掲載するとよいでしょう。
【太陽光発電システムを購入したお客様の声】
「我が家に来てくれた社員さんは屋根の大きさや角度を綿密に調査してくれたうえで、予算の範囲内で最大限の発電量を発揮できるソーラーパネルを提案していただけました。
3ヶ月前、台風が来たあとに太陽光発電システムの調子がおかしくなったときは、電話をかけたらすぐに駆けつけてくれて調査してくれました。後日、すぐに修理してもらえたのでアフターサポートも万全だと思います」
企業側から出された一面的な情報よりも、「その商品・サービスがどのように自分たちの要望・課題を解決してくれたのか」が、リアルさや迫真性を持って理解できます。
お客様の声・導入事例は、Web上の情報の引き写しでは作れないオリジナルなコンテンツなので、「経験(Experience)」を担保してE-E-A-T にもポジティブな効果を与えるでしょう。
お客様の声・導入事例を掲載すれば、同じシチュエーションで悩んでいる別の見込み客も集客しやすくなる
また、お客様の声・導入事例はビッグキーワードでの検索上位獲得には不向きですが、お問い合わせ・相談などのコンバージョンに直結しやすい質の高いアクセスを集めやすくなります。
参考ページ:ビッグキーワードとスモールキーワードとは?
以下は弊社がホームページリニューアルを担当した、九州のとある不用品回収・クリーニング会社様の事例です。
こちらのクリーニング会社様では遺品整理のサービスを手がけているのですが、「故人の家は九州にあるのだが、自分は東京に住んでいるので何度も家財の処分に足を運べない」とお困りのお客様からご相談いただきました。
そこで故人のお家の片付けや遺品整理、不動産業者との相談や電気・ガス・水道の手続きに至るまで、可能なかぎりクリーニング会社様で代行したところ、お客様は現地に一度だけ足を運ぶだけで済んだので「交通費を数十万円分、節約できた!」とお喜びいただいたそうです。
そのエピソードを遺品整理のサービス紹介のページに掲載すると、数ヶ月後に「自分は神奈川県に住んでいるのだが、亡くなった親族の家が九州にあるので片付けをお願いできないか?」との新規お客様からのお問い合わせがありました。
「亡くなった親族の家が遠隔地にあるのだが、何度も往復すると交通費も時間も莫大にかかるので、現地の片付けのプロに依頼できないか?」というニーズは、最初にお問い合わせいただいたお客様だけでなく、潜在的な多数のお客様が同じく抱えているわけです。
そのため具体的なお客様のエピソードを掲載すると、「自分も同じ状況だ! この会社さんに相談したら解決してもらえそうだ」と訪問者が感じ、お問い合わせ・コンバージョンにつながります。
商品・サービスの紹介ページでも、お客様の声・導入事例などの専用コンテンツでも結構なので、実際のお客様の体験談・エピソードは積極的にWebサイトに盛り込むようにしましょう。
※お客様の声・導入事例の具体的な作り方については、以下のページをご覧ください。
2.専門性(Expertise)を高める方法
その業種のプロとしての知識・ノウハウを紹介する
自分が扱っている分野における深い知識や経験をコンテンツに反映させるのは、「専門性(Expertise)」を示すうえで非常に有効です。具体的な情報提供や、その業界での経験に基づく洞察を共有して、訪問者に役立つ知見を提供しましょう。
たとえば新規の顧問契約を獲得したい税理士事務所であれば、会社を新規設立したい方向けに役立つ情報やサービスを提供するのが有効です。
【会社を新規設立したい方のお悩みの例】
- 個人事業を会社にしたい(法人成りしたい)が、具体的にどんな手続きをすればいいのかわからない
- 法人成りしたいが、そこまで予算をかけられない
- 設立時の助成金や補助金の利用についても相談したい
- 会社設立には届出書が必要と聞いたが、細かい事務作業は苦手なので代行してほしい
- 記帳業務などをまかせる経理担当者を雇う予算はないが、本業に集中したいので面倒な業務をアウトソーシングしたい…など
税理士ならではの知見を交えたうえで、以上のようなお悩みを解決できるコンテンツやサービス紹介ページを作成していきましょう。
専門資格などの情報を記載する
会社や従業員が保有している資格や認証をWebサイトに記載することも、専門性をアピールする有効な手段です。
たとえば金属加工の製造業であれば、金属熱処理技能士や機械加工技能士、アルミ・ステンレス鋼溶接技能者などの資格・検定を持つ従業員がどれだけ所属しているかを企業ホームページに明記してください。
これらの情報を充実させれば、Googleだけでなく訪問者に対しても専門性を客観的に示せます。
3.権威性(Authoritativeness)を高める方法
被リンクを獲得する
権威性を高める重要な手段のひとつに、信頼できるWebサイトからの被リンクの獲得があります。
被リンクとは、自分のサイトに他のサイトからリンクを貼られている状態のことです。
被リンクが多いサイトは、多くの論文に引用されている出典元の論文のようなものなので、信頼性が高いとみなされてGoogleから高評価を受けます。
ただし被リンクは量も大事ですが、それ以上に質が重要です。
たとえば国や地方自治体などの行政機関、大学などの教育機関や公的施設、その他の公的機関などの、信頼できるサイトからの被リンクは高い評価を得られます。
また、無関係なサイトからの被リンクよりも、自分たちのサイトに関連する内容を扱っているサイトからの被リンクのほうがより高く評価されるでしょう。
多くの良質な被リンクを獲得するのは簡単なことではありません。
信頼できるクオリティの高いコンテンツを地道に積み上げて、自然に被リンクを集めていくことが重要です。
また、他のメディアから取材を受けるなどの、リアルでの活動も被リンクの獲得では大事になってきます。
サイテーションを獲得する
サイテーションの獲得も権威性を示すのに有効な方法です。
サイテーションとは、あなたのWebサイトや企業名が他のサイトで言及されることを指します。
これには必ずしもリンクは伴いません。
たとえば、業界内の報告書や論文であなたのWebサイトが参照されることもサイテーションに該当します。
サイテーションを増やすには、公式な業界イベントへの参加やプレスリリースの配信、地域コミュニティでの活動などが効果的です。
また、FacebookやX(旧Twitter)などのSNSからのリンクは、nofollow(相手先サイトに自サイトの評価を渡さないでリンクさせる設定)が付いているので、被リンクという観点からすると効果が薄いですが、サイテーションを高めるには大いに役立ちます。
これらの戦略を積極的に取り入れることで、Webサイトの権威性を高め、SEOの評価を向上できます。
公的な認定や、受賞歴・表彰歴を掲載する
自社が公的な認定や、何らかの受賞歴・表彰歴を持っている場合、それらを企業ホームページに明記するのも権威性を高めるのに役立ちます。
たとえば健康経営優良法人やえるぼし認定・くるみん認定などの、行政機関による認定制度は権威性の向上に効果的だと思われます。
・健康経営優良法人…健康経営に取り組む優良な大企業・中小企業・その他法人を認定・顕彰する公的制度
・えるぼし認定…女性活躍推進法に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度
・くるみん認定…次世代育成支援対策推進法に基づき、優良な「子育てサポート企業」を認定する制度
とくに健康経営優良法人は業種や規模を問わず取得できる公的認定制度で、健康経営自体のメリットも大きいのでぜひ取得を目指してみてください。
また、会社の商品・サービス・技術が広く認められて表彰された経歴も、権威性を高める効果があります。
従業員の技術コンクールでの受賞などの情報は、積極的に自社のホームページに掲載するようにしましょう。
4.信頼性(Trust)を高める方法
WebサイトにSSL(暗号化通信)を導入する
Webサイトの信頼性を高める初歩的かつ必須のステップが、SSLの導入です。これは、Webサイトとユーザー間のデータが暗号化されて安全に送信されることを保証するものです。
SSL(暗号化通信)とはインターネット上の通信を暗号化する技術です。インターネット上のデータ通信は、第三者によって傍受・改ざんされる危険性が常にありますが、ホームページへSSLを導入すると、訪問者のブラウザとサーバー間のデータ通信が暗号化されるのでリスクを低減できます。
なお、SSLを導入しているWebサイトでは、URLが「http」ではなく「https」と表示されます。
※追加される「s」はSecure(セキュア、安全である)の略です。
GoogleはSSLの導入を推奨しており、現在Google ChromeでSSL未導入のサイトを閲覧すると、「保護されていない通信」という警告がブラウザの上部に表示されるようになっています。
また、SSLはGoogleの順位評価基準にも採用されているので、未導入のまま放置していると、検索順位にも悪影響が生じます。
このようにGoogleはSSL未導入のサイトに対して厳しい判断をしているため、高い信頼性が求められるYMYLサイトではSSLをかならず導入するようにしましょう。
運営会社についての情報を掲載する
Webサイトの透明性は信頼性を高めるうえで極めて重要です。そのために、運営会社の詳細情報(住所、連絡先、運営者の背景など)をWebサイト上に明確に掲載しましょう。
これらの情報の掲載によって、ユーザーはそのサイトが信頼に足る実体を持つ企業によって運営されていることを理解しやすくなります。
また、具体的な連絡先の提示によって、何か問題が発生した場合に迅速に対応できる体制が整っていることも示されます。
Googleビジネスプロフィールを作成する
現代のデジタルマーケティングにおいて、Googleビジネスプロフィールの作成は必須です。Googleビジネスプロフィールとは、Googleの検索結果やGoogleマップで企業情報・店舗情報が正確に表示されるようにするためのサービスです。
Googleビジネスプロフィールの情報が充実しているほど、見込み顧客に対して企業の活動の様子を詳細に伝えられ、信頼性が向上します。
このGoogleビジネスプロフィールを通じて、営業時間、所在地、顧客レビューなどの有益な情報を提供できるため、ユーザーからの信頼獲得が期待できます。
また、Googleビジネスプロフィールは地名などを絡めたローカル検索時の検索順位にも大きく影響するため、商圏が県内・市内などに限定されている場合はかならず作成してください。
E-E-A-Tを意識してコンテンツを作ることで、検索エンジンだけでなく訪問者にも信頼されるサイトになる
ここまでE-E-A-Tの概要や、各要素を向上させる方法について詳しく紹介してきました。
E-E-A-Tの向上は検索順位を高めてアクセス数を増加させるうえで有効ですが、より重要なのはE-E-A-Tを満たしたコンテンツ・Webサイトは訪問者や見込み顧客からも信頼されるようになることです。
訪問者・見込み顧客からの信頼は、検索順位の上昇よりもポジティブな効果をみなさんのビジネスに与えるでしょう。
ぜひ信頼されるWebサイトを目指して、E-E-A-Tを満たしたコンテンツ作成を心がけてください。