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ステップフォームとは? メリットとコンバージョン率をアップさせる理由

更新日:2024.02.07
ステップフォームとは? メリットとコンバージョン率をアップさせる理由
ホームページを運営する際、問い合わせなどに用いるWebフォーム(メールフォーム)は、もはや欠かせない機能となっています。

見込み顧客の獲得や採用募集、商品・サービスへのアンケートなど、ビジネス上のさまざまな目的で活用できます。
今回は従来のフォームに比べて、コンバージョン率(お問い合わせの獲得など)の向上に効果的なステップフォームについて解説します。

問い合わせ数を増加させたい方や新たにフォームの設置を検討している方は、ぜひご覧ください。

目次

ステップフォームとは?

ステップフォームとは、Webサイト上での問い合わせや資料請求などに利用されるWebフォームの形式のひとつです。

通常のフォームのように1ページに収まるのではなく、入力項目を複数のステップに分割して、順序に沿った回答を促します。収集したい情報をグループ化してステップを分けたり、一問一答形式に細かく分割したりと、通常のフォームとは異なり用途に応じてカスタマイズが可能です。

今ではプログラミングなどの専門知識がなくとも、簡単にステップフォームを作成できるサービスも増えてきています。
ステップフォームとは?

従来のフォームの問題点

そもそも、フォームの入力行動はユーザーにとって手間がかかる操作を要するため、最もストレスを感じさせる行動といわれています。アンケートで約75%が「Webフォームの入力中にページを離脱したことがある」と回答した調査結果もあるほどです。

特に入力項目数が多いWebフォームは入力が大変なので、離脱率が上昇してしまいます。そのような課題を解消するために、さまざまな入力支援機能を備えたステップフォームが誕生し、ユーザーにストレスを与えることなくコンバージョンへと導く手法として注目されています。

 

ステップフォームのメリット

途中離脱による機会損失を改善

B to B・B to C問わず、Webフォームからの離脱による機会損失は、大きな課題です。皆さんも入力がしづらいフォームを目にしたことはないでしょうか?

入力必須項目が多くエラー箇所が一目でわからないなどのユーザビリティに乏しいフォームの場合は、入力途中でモチベーションが低下してしまい、送信完了に至らないケースもあるでしょう。

コンバージョンまであと1歩と迫ったユーザーをみすみす逃してしまうのは、企業にとって大きな機会損失です。こうした課題を解消するには、項目数が多くても分割でき入力支援機能を備えたステップフォームが最適でしょう。

入力だけに集中できる環境を提供

項目数が多い縦長のフォームだと、頻繁にスクロールが発生してしまい、視線が散ってしまいます。とくにスマートフォンの場合は、頻繁に入力とスクロールを繰り返す操作はユーザーに大きなストレスを与えてしまうため、注意が必要です。

一方で、ステップフォームであれば1ページに1項目という設計も可能なので、視線は常に固定され、ユーザーは入力だけに集中できます。

また、フォーム以外の情報を表示させないことは途中離脱を防ぐ効果もあり、UX(ユーザーエクスペリエンス=顧客体験)の向上にもつながります。

近年、重要視されているUXの向上はユーザーの満足度に大きく関わり、サービスや商品の購入率へも影響しますので、フォームの見直しによるUXの改善は重要なポイントです。

入力に対する心理的ハードルを下げる

ステップフォームでは、項目ごとに分割させてシンプルに表示できるので、入力を始めるユーザーにとっての心理的ハードルを下げる効果が期待できます。さらに、フォーム入力の進捗状況をユーザーに把握させる支援機能(プログレスバー)により、入力完了までの時間を視覚化できるのでUXの面においても優れています。

また、スマホユーザーが大半を占める時代となっているため、スマホへのフォーム最適化も必ず実施しておきましょう。フォームの見やすさや操作性が改善されるため、スマホユーザーの入力に対するストレスも大幅に軽減できます。


プログレスバー

ステップフォーム化に適した具体例

お問い合わせフォーム

業界を問わず企業のホームページに設置してあるフォームといえば、お問い合わせフォームが挙げられます。下図に示すような一般的なお問い合わせフォームもステップを組むことで、縦長だったフォームもシンプルにまとめられます。

特に商品・サービスに関する質問が多いフォームには、ステップフォームが効果的です。
お問い合わせフォーム

採用応募フォーム

ユーザー情報の入力項目が多く複雑になりがちな採用応募フォームに、ステップフォームを導入するケースも増えています。企業の人材不足が問題となっている昨今、採用活動を強化するためにも、応募フォームのUXの向上が必要です。

採用応募には詳細な個人情報やキャリア情報を多く収集する必要があるため、項目が増えるのは避けられません。そこでステップフォームで項目を分割し、プログレスバーで入力完了までの時間を把握させることで、応募者のストレスを和らげます。

アンケートフォーム

お客様アンケートや満足度アンケートをステップフォーム化すれば、入力情報をシナリオに沿って段階的に表示できます。

大量の情報を一度に求める従来のフォームと比べて、ステップごとに適度な項目を表示するので回答者の負担が軽減されます。こうしたステップフォームの利点を活かすことで、回答者がより焦点を絞って各質問の回答に集中できる環境を提供可能です。

アンケートはお問い合わせなどと比較して受動的であるため、コンバージョン率が低くなりがちですが、ステップフォーム化することで回答率の底上げにつながるでしょう。

条件分岐を用いた、より高度なフォーム

条件分岐とはある条件が満たされた場合に、特定のアクションや処理が実行されるプログラムやシステムの概念です。フォームに条件分岐を用いることで、ユーザーは自分に関連のある項目にだけ回答できるので、無関係な情報を入力する必要がありません。

たとえば工務店のホームページの場合、新築の注文住宅についての問い合わせとリフォームへの問い合わせでは質問内容は全く異なるので、こういった際に条件分岐を用いると効果的でしょう。こうした細やかな改善の結果UXが向上し、スムーズなフォームの入力が可能となります。

留意点として、複雑すぎる条件分岐はメンテナンス性にも影響するため、シンプルで構造を理解しやすい条件にしましょう。

ステップフォーム化に適さない例

もともとの入力項目数が少ないフォームの場合、分割したステップを挟むとコンバージョン率を逆に悪化させる可能性があります。使用する項目が選択形式か自由記述形式かにもよりますが、4~5項目のみの選択形式が主なフォームの場合は、通常のフォームでも十分でしょう。

フォームの内容をよく把握し、訪問者目線を意識してどういった形式のフォームが適しているかを判断して選択しましょう。

目的やターゲットに応じたフォーム設計が重要

フォームの改善は一見効果が薄く思われがちですが、コンバージョン率に影響するため、早急な見直しをオススメします。特にフォームからのコンバージョン率に課題を感じている場合は、ステップフォーム化は有効な改善策となるでしょう。

改善を行う際はフォームの用途やターゲットの目的や心理をよく理解し、ユーザビリティに配慮したフォーム設計が重要です。

ステップフォームの導入なら国産NO.1実績のおりこうブログ

弊社が提供している中小企業向けの国産ホームページ作成ソフト「おりこうブログ」では、ステップフォームをご利用いただけるオプションをご用意しております。プログラミングの知識は不要で、誰でも簡単にステップフォームを利用したホームページを作成・運用できます。
おりこうブログのステップフォームに搭載されている入力支援機能
  • 住所自動入力
  • リアルタイムアラート(適切でない値が入力された場合に、即時に警告や通知を行う)
  • 入力完了・エラーサインの表示
  • エラー時の背景色表示
  • サブミットブロック(必須項目の入力が完了するまで、送信ボタンが押せない)
  • プログレスバーの表示(入力状況の進捗を視覚化)
  • 条件分岐(特定の回答内容に応じた項目の出し分け)
  • 受付可能数の設定
  • 収集した回答をkintone連携することで自動保存(おりこうブログDXのみ)
さらにフォームの投稿者に対して、事前に設定された返信メールを自動送信する機能も備えており、顧客の早期フォローや業務の効率化にもつながります。

他にも社内でホームページを簡単に編集・更新ができるので、制作会社への更新費用などの外注コストの削減にも効果的です。アフターサポート体制も万全で、操作方法やホームページ運営についての電話サポートだけでなく、システムの保守やバックアップまで一括でサポートします。

また、ITツールのレビューサイト「ITreview」においては、ホームページ制作部門で顧客満足度NO.1や「ITreview Best Software in Japan」のTOP50にも選定されています。

コンバージョンの向上に効果的なステップフォームを活用したホームページの作成・リニューアルを検討している方は、ぜひ以下のページから詳細をご覧ください。

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