失敗しないためのホームページ制作会社(業者)の選び方・比較のポイントとは?
更新日:2024.11.22
「ホームページ(HP)を開設・リニューアルしたいから、委託する制作会社を選んでいるんだけど、たくさん業者がありすぎて困っている…」
こんなお悩みはありませんか?
ホームページ制作会社(業者)は小規模なものも含めると、日本各地に膨大な数が存在しているので「結局、どのホームページ制作会社(業者)に頼めばいいの!?」と途方に暮れてしまう方も多いと思います。
今回は、そんな方のために長く信頼関係を築けるホームページ制作会社(業者)の選び方や、比較するポイントをご紹介します。
ホームページ(HP)の開設・リニューアルを成功させたい方は、ぜひご覧ください。
目次
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- ホームページ制作会社(業者)の検討に入る前には、きちんと準備しておこう
- どんなホームページを制作したいか、社内の意思を統一しよう
- ホームページ制作会社の担当者(業者)が訪問して打合せしてくれるか?
- 社員数や会社の設立年をチェックする
- 開設・リニューアル後のサポート体制は整備されているか?
- ホームページ内の更新やページ追加を自社で簡単にできるか?
- 初回は訪問してホームページの編集方法をレクチャーしてくれるか?
- デザイン重視のホームページ制作会社(業者)の選定が危険な理由
- ホームページ制作会社(業者)の自社サイトは充実しているか?
- コンペ・相見積もりの意外なデメリットや注意点とは?
- ホームページ制作会社(業者)選びを成功させるコツは、自社の準備を綿密にしておくこと!
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ホームページ制作会社(業者)の検討に入る前には、きちんと準備しておこう
いきなりホームページ制作会社(業者)の検討に移るまえに、どんなホームページを目指しているのかをしっかりと確認しておく
「そろそろ、ホームページの開設(リニューアル)が必要だから、委託する制作会社(業者)を選ぼうかな…?」と考えて、いきなりYahoo!やGoogleで調査している方がいれば、少しお待ちください。
委託するホームページ制作会社(業者)を調べるまえに、まずは自社がどんなホームページを作りたいのか、どんな成果を得たいのかを簡単にまとめてみましょう。
この部分の分析が甘いと、優秀なホームページ制作会社(業者)に委託しても大失敗に終わることになりかねません。
ホームページの開設・リニューアル時にまとめておきたい情報
- ホームページのターゲットはどんな方か?(どんな人にホームページを見てもらいたいのか?)
- ホームページでアピールしたい、自社の商品・サービスの特徴は何か?
- ホームページを通して、訪問者にはどんなアクション(コンバージョン)を起こしてもらいたいのか?
- 競合他社のホームページをチェックして、良いと思ったサイトはどれか?
- 現在のホームページの欠点や改善したい部分は何か?
- ホームページに欲しい機能は何か?
- 公開予定日や簡単なスケジュールは決定しているか?
以上のような内容を簡単にWordやメモ帳にまとめて、ホームページ制作会社(業者)には商談時やメールで渡すようにしましょう。
簡単なRFP(提案依頼書)を作っておくだけで、ホームページのクオリティは激変する
なお、このようなホームページ開設・リニューアルの目的や要件をまとめた資料を、RFP(Request For Proposal、提案依頼書)と呼びます。
「なんでお金を払う発注者側がわざわざ資料を作らなければいけないの?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、このひと手間をおこなうか否かで、同じホームページ制作会社(業者)に依頼したとしても提案の質が激変します。
【RFP(提案依頼書)制作のメリット】
- 要件や要望の伝え忘れを防止できる
- あらかじめホームページ制作会社にメール等でRFPを送付しておけば、商談の時間を削減できる
- クライアント側と制作側の意思統一が簡単になる
- 複数のホームページ制作会社をコンペ・相見積もりする場合、各商談に割く労力が省ける
- ホームページ制作会社側の営業⇒Webディレクター・デザイナーなどの情報伝達の漏れを抑制できる(営業担当者のスキルのバラつきで、ホームページの完成度が左右されづらくなる)
依頼前に下準備を綿密におこなうことで、ホームページ制作会社(業者)を選ぶときの失敗を低減できる
実際、大手企業の優れたホームページ担当者は、綿密に発注要件を練り上げてRFPを制作してから制作会社に依頼することが多いです。
どのホームページ制作会社(業者)を選ぶかだけでなく、クライアント側の発注の精度もホームページの完成度を大きく左右する要素であることを理解しているからです。
中小企業は大手企業と比較して、ホームページの開設やリニューアルに大きな予算を割けないことが多いと思います。
そのため、このようなお金をかけなくてもホームページのクオリティをアップできる部分については、積極的にみずから動くようにしましょう。
予算が少なく、情報提供の努力もしない…という姿勢では、どんなに優れたホームページ制作会社(業者)に依頼しても、かけた値段相応かそれ以下のクオリティのホームページになってしまいます。
逆にいえば、自社の分析、お客様の分析、競合分析を緻密におこない、それをきちんと伝えることができれば、どのホームページ制作会社(業者)を選んだとしても失敗する確率が減少します。
どんなホームページを制作したいか、社内の意思を統一しよう
ホームページの制作作業が進んだ段階で、自社の上層部や他部署から変更要請を受けると、多大な修正費用が発生してしまう
企業ホームページの開設・リニューアルにおいては、ホームページ制作会社(業者)にどのようにオーダーするか以前に、社内のオーダーをどのように取りまとめるかも重要になります。
ホームページ制作会社(業者)の選定も決定し、デザインも完成した。
さて、あとはホームページを公開して運営していくだけ――。
さて、あとはホームページを公開して運営していくだけ――。
このような段階で、会社の上層部や他部署から大規模な変更依頼が来たらどうなるでしょうか?
建築業でたとえれば、すでに工事が8割がた完了して、基礎や柱・外壁などの施工も終えた段階で、「やっぱり部屋をもうひとつ追加してほしい」「洋風の家が良いって伝えていたけど、和風住宅に作り直してもらえないか?」とのリクエストを受けるようなものです。
当然、ホームページに対して膨大な修正作業が発生して、高額な追加料金を支払うことになってしまいます。
社内の意思統一ができていないと、ホームページのクオリティとは関係ない部分で予算を浪費する
あるいは、「営業部の意見でデザインを修正したら、常務がそれに反対して再度修正。でも、社長がさらに反論を唱えて…」と、社内で百家争鳴になってしまい、いつまで経っても修正作業が終わらないというケースもあります。
このような「船頭多くして船山に登る」のことわざを地で行くシチュエーションになると、ホームページのクオリティとは関係ないところでコストと時間が湯水のごとく浪費されてしまいます。
仮に修正費用を滞りなくすべて支払っていたとしても、ホームページ制作会社(業者)側のモチベーション低下は避けられません。
最悪の場合、「これ以上付き合っていると、他のお客様の制作作業に支障が出る」と判断されて、ホームページ制作会社(業者)側から手を切られてしまうこともありえます。
ホームページ制作会社(業者)の選定前に、他部署へのヒアリングや社内の意思統一は済ませておこう
これらの失敗例の二の舞になることを防ぎ、無駄な追加料金の発生を抑えるためにも、社内での意思統一を最低限完了させてから、ホームページ制作会社(業者)の選定と見積依頼をするに越したことはありません。
ホームページの開設・リニューアルでは、「どのホームページ制作会社(業者)を選ぶか?」「どれだけ高額な予算を確保するか?」以前に、このようなクライアント側のガバナンス力と事前準備も出来映えに大きく影響します。
たとえ大企業であっても、社内のガバナンスが取れなかったばかりに、ホームページの制作・リニューアルで大失敗してしまった例はあとを絶ちません。
せっかくの予算を無駄にしないためにも、社内でのヒアリング・意見のすり合わせはきちんと完了させてから、ホームページ制作会社(業者)には見積依頼をするようにしましょう。
※また、ホームページリニューアルのポイントは以下のページでも詳しく解説しています。
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ホームページ制作会社(業者)を比較・選定するときのポイントとは? |
ホームページ制作会社の担当者(業者)が訪問して打合せしてくれるか?
さまざまなWebツールで遠隔のやり取りができる昨今ですが、いまだFace to Faceのやり取りで得られる情報量や信頼感にはかないません。
格安のホームページ制作会社(業者)の多くは、実際にお客様と顔を合わせることなく、遠隔のやり取りのみで商談・制作を進めます。
この場合、お互いの意思疎通に齟齬が生じますし、デザインなどの精密さが要求される作業では、修正が多発してしまいます。その分、修正の追加費用も積みあがっていくことでしょう。
もちろん、社内にホームページやデザインの知識に長けた人材がいて、ホームページ制作会社(業者)をうまくコントロールできるという場合なら問題ありません。
しかし、そうでないなら、きちんと訪問してリアルな声を聴いてくれるホームページ制作会社(業者)を選ぶべきです。
社員数や会社の設立年をチェックする
ホームページ制作業はパソコンが1台あれば始められるので、小さな会社やフリーランスが乱立している
ホームページ制作業は飛び抜けて参入障壁が低い業界です。
極端な話をすれば、パソコン1台さえ用意すれば明日からホームページ制作者を名乗ることができます。
1人で活動しているフリーランスの方も多く、社員数10名以下のホームページ制作会社(業者)が日本全国に乱立しています。
これらの小規模なホームページ制作会社(業者)は、受注数を確保するために格安で対応してくれるところも多いです。
ホームページ制作業は新陳代謝が激しい業界なので、小さな会社や若い会社は数年後に倒産・廃業するケースも多い
ただ、企業ホームページは5年10年と長期にわたって運用するものです。
小規模な格安ホームページ制作会社(業者)のなかには、数年で倒産・廃業してしまう例が少なくありません。
参入が容易であるがゆえに、新規設立と倒産が頻繁に繰り返されているのが、ホームページ制作業界の実情なのです。
実際、「あるとき委託しているホームページ制作会社(業者)に電話しても誰も出ず、音信不通になってしまった…」「ホームページ制作会社(業者)のオフィスに確認しに行ってみたら、すでに夜逃げ同然に引っ越したあとで、もぬけの殻になっていた…」という被害は多数報告されています。
弊社が「これまで委託していたホームページ制作会社(業者)がつぶれてしまったから、あなたの会社でホームページをリニューアルしてほしい」というご相談をお客様から受けたことも一度や二度ではありません。
委託していたホームページ制作会社(業者)が倒産してしまうと、最悪の場合はホームページ自体が消滅し、リニューアルに成功しても不利益が生じやすい
そして、「ホームページを委託していた制作会社(業者)が倒産した」というシチュエーションは、あらゆるホームページのトラブルのなかでも、非常に深刻な部類に入ります。
また、何とか会社のホームページ自体の移行作業は達成できても、ドメインを継続できずに新規取得せざるをえない例も多々あります。
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの評価はドメインごとになされています。
そのドメインが変更されてしまうと、今まで積み上げた評価がなくなるわけですから、検索順位が悪化してしまう危険性がきわめて高いです。
一応、ドメイン変更による検索順位への悪影響を抑える方法もありますが、初心者にはハードルが高いので、結局は信頼できるホームページ制作会社(業者)を新しく探してリニューアルを任せるほかないでしょう。
※ドメイン・サーバーについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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ホームページ制作会社(業者)を比較・選定するときは、社員数や設立年をチェックして倒産のリスクを勘案しよう
以上のように「格安で良い仕事をしてくれるから」と安価なホームページ制作会社(業者)に依頼すると、数年後に倒産・夜逃げされたときに多大な被害と金銭コストを背負うことになりかねません。
ホームページは長期的に運営していくものですから、委託するホームページ制作会社(業者)の安定性は想像以上に重要です。
ホームページ制作会社(業者)を選ぶときには、社員数や設立年をチェックして倒産するリスクがどれだけ高いかを勘案してから、契約する会社を決定しましょう。
開設・リニューアル後のサポート体制は整備されているか?
ホームページの集客数を高めるには更新とコンテンツ追加が重要だが、編集方法がわからなくなる場面はたびたびある
ホームページは開設・リニューアルしたら終わりではありません。
むしろ、それからがスタートであり、定期的にコンテンツを追加して集客力を高めなければ、売上げにはつながらないのです。
※ホームページの更新や、コンテンツ追加の重要性については、以下のページをご覧ください。
ですが、ホームページを運営するなかで、トラブルはつきものです。
一番よくあるのが、「ホームページの編集方法がわからない」という事態でしょう。
現在のCMSは操作方法がかなり簡単になっているとはいえ、それでも思ったとおりの表現ができず、編集の途中で詰まってしまう場面はたびたび発生します。
※CMSとはコンテンツ管理システムとも呼ばれ、HTMLなどの専門知識がなくてもホームページ制作・更新ができるシステムのことを指します。詳しくは以下のページをご覧ください。
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社員数が少ないホームページ制作会社(業者)では、構造的にサポート体制が脆弱になってしまう
そんなときに「ホームページ制作会社(業者)にサポート窓口がきちんと用意されているか?」「サポートスタッフはどれくらいの人数が配置されているのか?」はきわめて重要になります。
格安のホームページ制作会社(業者)では、このサポート体制が脆弱であるケースが多いです。
そもそも全体の社員数が5人~10人程度と少ないわけですから、社員の士気や熱意がどうこうというよりも、構造的にきめ細やかな対応が不可能なのです。
サポートが悪いホームページ制作会社(業者)だと、更新するモチベーションが低下して放置状態になることも
サポートスタッフが少ないホームページ制作会社(業者)だと、操作方法がわからないときや、ホームページの運営方針について相談したいとき、何らかの不具合が発生したときなどに何度電話してもつながらない…という事態が頻発します。
そこで発生する無駄な待ち時間やストレス、不具合を迅速に直せないことによる機会損失は、驚くほど大きなものとなるでしょう。
「操作方法を訊くために何回か電話したら、露骨に面倒そうな態度をとられたので、もう電話する気が起きず、結局ホームページも放置してしまった…」という例はよく耳にします。
とりわけ中小企業にとっては、サポート体制の良し悪しはホームページ運営の生命線となるのです。
社内のホームページ担当者が退職したときなどは、ホームページ制作会社(業者)のサポートの悪さがダメージを大きくしてしまう
特にサポート体制の質が重要になるタイミングがあります。
それは現在のホームページ担当者が退職したときです。
「今まで頼りにしていたホームページ担当者が退職したあとは、編集方法が誰もわからなくなってしまい、企業ホームページが放置状態に追い込まれてしまった…」というケースは枚挙にいとまがありません。
ホームページの操作方法はただでさえ引継ぎが大変なのに、それにくわえてSEO(検索エンジン最適化)対策などのWebマーケティングの基礎知識まで後任に教え込むのは至難の業です。
サポート体制が乏しいホームページ制作会社(業者)に委託してしまうと、後任の担当者が電話してもなかなかつながらず、アドバイスもしてくれないので、会社のホームページが高確率で管理不能になってしまうのです。
各ホームページ制作会社(業者)のサポート体制をチェックするため、サポート専任の社員が何人在籍しているかを質問してみよう
Webに詳しい人材が豊富な大企業であればいくらでもカバーできるのでしょうが、そうはいかない中小企業ではサポート体制の充実度は死活問題となります。
パソコンやWebの初心者が中心の会社であれば、きめ細かく電話で相談できてホームページの運営方針についてもアドバイスしてくれるホームページ制作会社(業者)を選ぶべきです。
商談の時点で、「御社のサポート専任のスタッフは何人ぐらいいますか?」と訊いてみるのがよいでしょう。
ホームページ内の更新やページ追加を自社で簡単にできるか?
ホームページは開設・リニューアルしただけで効果が見込めるものではありません。
とくにSEO対策で集客するには、新しいコンテンツページを追加していって内容を増強する必要があります。
そのため、自社で更新できず「ページを追加するには、ホームページ制作会社(業者)に3万円ほどの作業費を毎回支払う必要がある」といったサービスは絶対に選ぶべきではありません。
CMSなどを導入して、社内でも更新しやすい体制を整備してくれるホームページ制作会社を必ず選びましょう。
※コンテンツ追加と集客の関係性については、以下のページをご覧ください。
初回は訪問してホームページの編集方法をレクチャーしてくれるか?
簡単といわれるCMSでも初心者がゼロから操作するのは難しいため、訪問してレクチャーしてくれるホームページ制作会社(業者)を選ぼう
現在のCMSの多くは、操作方法がかなり簡単になっていますが、それでもパソコンやWebの初心者が予備知識ゼロの状態から編集方法をマスターするのはハードルが高いのも事実です。
格安のホームページ制作会社(業者)に依頼すると、WordPressなどの無料のオープンソース型のCMSでサイトを構築してくれることが多いと思います。
しかし、「ホームページ制作会社(業者)に『WordPressは操作が簡単ですよ!』といわれて導入してみたけど、結局よくわからなくて困っている…」という中小企業は非常に多いです。
みなさんがホームページ運営の初心者であれば、初回は訪問してCMSの操作方法をきっちりとレクチャーしてくれるホームページ制作会社(業者)を選んだほうが無難です。
CMSの操作方法の講習会を開いてくれる制作会社(業者)なら、社内にホームページ担当者を複数人作れるので利点が大きい
また、会社によっては、クライアント側が複数のパソコンとネット環境を用意すれば、CMSの操作方法の講習会を開いてくれることもあります。
このような講習会形式だと、一度に複数のホームページ担当者を社内に設けることができるのが利点です。
すでにご説明したように、社内のホームページ担当者が1人しかいないと、その方が退職したときに運営体制が崩壊してしまうリスクが高くなります。
あらかじめ複数人のホームページ担当者を設けておけば、そのリスクを抑制することができ、運営が安定化します。
複数人のホームページ担当者で更新を分担すれば、負担も少なくなりコンテンツ追加でアクセス数も伸ばしやすい
さらに、日々の更新やコンテンツ追加の際も作業を分担できるので、1人に負担が集中することがなくなるうえに、更新の質と量も向上するのでアクセス数増加のスピードも加速されるでしょう。
とくに、複数の部署・店舗・施設で更新を分担するときには、操作方法の講習会を開くメリットは非常に大きいので、お見積りのまえにぜひ一度ホームページ制作会社(業者)に相談してみてください。
デザイン重視のホームページ制作会社(業者)の選定が危険な理由
表面的なデザインの美しさは検索順位に大きな影響を与えないので、おしゃれなデザインだけでは集客力は伸びづらい
Webマーケティングの初心者にありがちなのが「安くてデザインの良い会社を選べば問題ないだろう」と考えてホームページ制作会社(業者)を選んで失敗するパターンです。
いくら表面上のデザインが良くても、自社で更新・運営がしづらいサービスだと、アクセス数はほとんど増えず売上げもアップしません。
企業ホームページの新規アクセス数の8割~9割はYahoo!やGoogleなどの検索エンジン経由のものですが、表面的なデザインの美しさは検索順位に大きな影響を与えないからです。
ホームページで売上げをアップさせるには、表面的なデザインのおしゃれさよりもスムーズな運用のほうが重要
いくらデザインが良くても、中身の文章量やページ数が少なければ、アクセス数はほとんど増えません。
表面的なデザインにとらわれるよりも「公開後に問題なく自社でコンテンツを追加していけそうか」などの運用面に注目したほうが成果に直結しやすいです。
候補になる各ホームページ制作会社(業者)には、ページの追加方法などの基本操作のやり方を事前に見せてもらったほうがよいでしょう。
※Webデザインがホームページへの集客に直結しない点や、ページ追加の重要性は以下のページで詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
※弊社では、コストをかけずに集客力・売上げをアップさせる方法についてまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからダウンロードしてください。
ホームページ制作会社(業者)の自社サイトは充実しているか?
自社サイトが更新されておらず、情報量も少ないホームページ制作会社(業者)は候補から外すべき
また、ホームぺージ制作会社(業者)を選定する際には、かならずその会社のサイトもチェックしておきましょう。
なかには、自身がホームページ制作会社(業者)なのに更新がほとんどされておらず、コンテンツ数もわずかしかない例が散見されます。まさしく「医者の不養生」の状態です。
自分たちのホームページですら更新できておらず、アクセス数が少ない…。
検索上位を獲得しているキーワードもほとんどない…というホームページ制作会社(業者)は実は少なくないのです。
そんな状況のホームページ制作会社(業者)が、はたしてお客様のホームページを成功に導けるでしょうか?
自社サイトの情報量が少なく、内容も物足りないホームページ制作会社(業者)は、選定候補から外すべきです。
ホームページ制作会社(業者)の自社サイトチェックでは、ホームページ運営のノウハウがどれだけ紹介されているかもチェックしよう
さらに、ホームページ制作会社(業者)の自社サイトをチェックする際には、提供しているサービスに関してのページだけでなく、ホームページの運営やSEO対策などのノウハウを解説しているコンテンツがどれだけ充実しているかにも注目するとよいでしょう。
その理由は主に二つあります。
- そのホームページ制作会社(業者)の運営ノウハウがどの程度のレベルなのかを確認できる
- Webマーケティングでは必須である、コンテンツマーケティングをきちんと実施できているかどうかを判断できる
ホームページの運営ノウハウなどが乏しい状態だと、コンテンツマーケティングを自分たちですら実施できていないことになる
特に2.のコンテンツマーケティングの実施度は重要です。
現在のWebマーケティングにおいて、有益な情報を発信して自然とアクセスを集めるコンテンツマーケティングは、集客の基本です。
そのコンテンツマーケティングを自社サイトですら実施していないホームページ制作会社(業者)に委託しても、成果が出せる確率は低いといわざるをえないでしょう。
※Yahoo!やGoogleなどから集客できるコンテンツの作り方については、以下のページをご覧ください。
コンペ・相見積もりの意外なデメリットや注意点とは?
コンペ・相見積もりは優れた選定方法に思えるが、実はデメリットや注意点も多い
複数のホームページ制作会社(業者)と打ち合わせを同時並行で進めて、最終的に委託する1社を選択するコンペ・相見積もりは、一見非常に優れた方式に思えます。
しかし、中小企業がホームページ制作・リニューアルのコンペを実施する際には、以下のデメリットや注意点を把握しておかないと失敗するリスクが高いです。
コンペ・相見積もりのデメリット・注意点
- 綿密なRFP(提案依頼書)を作成しなければ、正確な比較ができない
- 口頭で伝えた情報にズレが発生しないようにするなど、各ホームページ制作会社(業者)への情報共有を公平かつ正確にしなければならない
- 価格を重視した選定だと、優良なホームページ制作会社(業者)ほど早々に撤退してしまう
- コンペ・相見積もりの件数を増やすほど、全体的に提案の質が劣化する
- 十分な準備期間(公開予定日まで6ヵ月以上など)がないと、コンペ・相見積もりは実施できない
綿密なRFP(提案依頼書)が作れないときや公開予定日が迫っているときは、コンペ・相見積もりよりも指名発注が適している
とくにRFP(提案依頼書)作成などの準備作業が不十分なときや、公開予定日まで6ヵ月以下のときなどは、コンペ・相見積もりよりも当初から1社に確定する指名発注のほうがスムーズに制作しやすいです。
コンペ・相見積もり・指名発注のなかから、自社に最適な発注方法を選択するようにしましょう。
※コンペ・相見積もりのデメリットや注意点について、さらに詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
ホームページ制作会社(業者)選びを成功させるコツは、自社の準備を綿密にしておくこと!
ホームページ制作会社選びが成功するか失敗するかは、クライアント側の準備が大きく影響する
ここまで、主に中小企業向けに、失敗しないためのホームページ制作会社(業者)の選び方を解説してきました。
企業ホームページはクライアントと制作会社(業者)が二人三脚で作り上げていくものです。
クライアント側の準備があまりに不十分だと、どんなに優秀なホームページ制作会社(業者)を選んでも失敗は避けられません。
逆に、クライアント側の準備が綿密であれば、多少実力が劣るホームページ制作会社(業者)を選んでしまったとしても、支払った料金以上のクオリティのホームページを完成させることは十分可能です。
各ホームページ制作会社(業者)への情報提供を積極的に進めよう!
とりわけ、集客したターゲット層や自社の商品・サービスのメリット、競合他社と差別化できるポイントについては、みなさんクライアント側しか知らない部分になりますので、積極的にホームページ制作会社(業者)に情報提供するようにしましょう。
また、初心者は特にホームページのデザイン面にばかり注目する傾向にあるので、サポート体制はどうか、社員が簡単に更新できそうか、といった運用面にもしっかりと目を向けてください。
ご興味のある方は、ぜひ以下のバナーから詳細をご覧ください。
みなさまからのご連絡をお待ちしております。
この記事を書いた人
岡山 幸太郎
株式会社ディーエスブランド Webマーケター
ディーエスブランド入社後、営業を経験したのち自社サイトやお客様サイトのWebディレクションに携わる。現在はSEO(検索エンジン最適化)やコンテンツマーケティングなど、Webにおける集客分野を担当。また、Webセミナー講師としても活動中。