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企業ホームページの制作を知人・友人などの知り合いに依頼するデメリットとは?

企業ホームページの制作を知人・友人などの知り合いに依頼するデメリットとは?
「ホームページ制作会社に高いお金を払うのは嫌だから、パソコンに詳しい知人・友人に会社のホームページを作ってもらおう」
 
このように考えて、無料もしくは格安でホームページ(HP)を制作するために知人・友人への依頼(個人制作)を検討している方もいるかと思います。
 
ですが、実は知人・友人などの知り合いに制作を依頼したことがきっかけで、ホームページ運営に失敗してしまうケースがあとを絶ちません。
 
なぜ企業ホームページの制作を知人・友人に依頼すると、トラブルや失敗が発生しやすいのか、具体的に解説します。


知人・友人にホームページ制作を依頼したとしても、完全に無料で運営できるわけではない

ホームページの運営・管理にはドメインとサーバーが必要になる

ホームページの運営・管理にはドメインとサーバーが必要になる
知り合いにホームページ制作を依頼する前に、まず理解しておくべきことがあります。
 
もし、知人・友人などの知り合いに自社のホームページを無料で作ってもらったとしても、ランニングコストが別途発生する点についてはご注意ください。
 
代表的なものが、ドメインサーバーの維持費用です。
 
ドメインとは簡単にいえばインターネット上での住所のようなもので、たとえば「https://www.aaa.com/」というURLがあるとすれば、このなかの「aaa.com」がドメイン名になります。

※URLについては以下をご覧ください。
 
そして、サーバーはホームページのデータの保管庫のことです。

家を建てるには土地代を支払う必要があるのと同じで、ドメイン・サーバーには維持費がかかる

家を建てるには土地代を支払う必要があるのと同じで、ドメイン・サーバーには維持費がかかる
ホームページ・ドメイン・サーバーの関係性は、家・住所・土地に例えることができます。
 
家を建てたいと思った時、まず土地を用意しなくてはいけません。
 
その土地がサーバー、そして土地の上に建築する建物がホームページにあたります。
 
家には一軒一軒住所がついていて、その家がどこにあるかを示しています。これがドメインです。
ホームページ・ドメイン・サーバーの関係は、家・住所・土地の関係といっしょ
土地を借りるにはお金が必要なのと同じで、サーバーを維持するには料金が発生します。また、ドメインについても維持費の支払いは避けられません。
 
もし、知人・友人に無料でホームページを制作してもらったとしても、ドメイン・サーバーの維持費が発生しつづける点については理解しておきましょう。
 
※ドメインについて、さらに詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

ホームページの更新を頼みづらく、放置状態になってしまう

ホームページは公開しただけでは意味がなく、その後の更新やコンテンツ追加が重要

ホームページは公開しただけでは意味がなく、その後の更新やコンテンツ追加が重要
知人や友人などの知り合いにホームページを制作してもらったときに、一番トラブルになりやすいのがホームページ開設リニューアル後の更新や、コンテンツの追加です。
 
企業活動を進めていくうえで、新商品・サービスの販売開始や旧商品の廃止、料金の改定など、ホームページ上の情報を修正する必要はたびたび発生します。
 
とくに内覧会や見学会、採用の会社説明会などのイベント情報については、迅速に発信しなければなりません。
 
また、ホームページの集客数を増やすには、ページ追加などのコンテンツの増強は必須です。
 
※ページ数やコンテンツ数が集客に与える効果については、以下のページをご覧ください。

知人・友人に更新作業を依頼しても、なかなかやってもらえず遅延することが多い

知人・友人に更新作業を依頼しても、なかなかやってもらえず遅延することが多い
「自分の友だちは良い人だから、どんなに大変な更新作業でもタダで何度でもやってくれるよ!」と断言できる場合は、お願いしても問題ないかもしれません。
 
ですが、実際に知人・友人に会社のホームページを制作してもらった方の話を弊社が聞いてみると、そうではないケースが大半です。
 
「電話して更新を頼んでも対応が遅くて、なかなか作業してくれない」
「ホームページ更新のお願いを重ねるうちに、なんとなく会うのを避けられるようになってしまった…」
 
以上のようなケースは枚挙にいとまがありません。

ホームページの更新や修正がきっかけで、知人・友人とトラブルや喧嘩になることも

ホームページの更新や修正がきっかけで、知人・友人とトラブルや喧嘩になることも!
最悪の場合は、「知人・友人と険悪な状態になってしまい、喧嘩別れしてしまった…」ということもありえます。
 
わずかなホームページ制作費用を惜しんだばかりに、せっかくこれまで築き上げてきた人間関係を崩壊させてしまうのは、あまりにももったいないです。
 

知人・友人自身は快く引き受けてくれても、依頼者側が遠慮して更新を控えるケースも多い

知人・友人自身は快く引き受けてくれても、依頼者側が遠慮して更新を控えるケースも多い
また、知人・友人自身は快く更新作業に対応してくれていても、「タダで何度も更新作業をお願いするのは、迷惑だろうから控えておこう…」という意識が依頼者側に働き、結局ホームページが放置状態になってしまうというのもよくある話です。
 
知人・友人側から露骨に煙たがれるケースよりは、依頼者側が遠慮してしまって更新が滞ってしまうケースのほうが多いかもしれません。

別の理由で知人・友人と疎遠になってしまった場合も、ホームページ運営が困難になる

別の理由で知人・友人と疎遠になってしまった場合も、ホームページ運営が困難になる
また、知人・友人にホームページ制作を依頼したときの最大のリスクが、何らかの理由でその人と疎遠になってしまった場合に、ホームページの管理ができなくなってしまうことです。
 
知人・友人と険悪な状態になってしまった場合は言うにおよばず、その人が県外などの遠方に引っ越してしまうだけでもホームページの管理は困難になります。
 
「知人・友人が育児や介護、あるいは本業で忙しくなってしまい、とてもホームページのことで相談できる状態じゃない…」というケースも頻発します。
 
知人・友人に制作してもらったホームページでは、以上のようなシチュエーションで容易に管理不能な状態に陥ってしまうのです。
 
実際、「当時ホームページを作ってもらった知人と連絡が取れなくなってしまい、困っています…」というお声は弊社でもよく耳にします。
 
ここまでご説明してきたように、知人・友人にホームページ制作を任せた場合、運営がスムーズにいかず、失敗する例が非常に多いです。

自社の商品・サービスの強みが伝わらないホームページになりやすい

自社のことを深く理解していない知人・友人にすべて丸投げしても、成果が出せるホームページにはならない

自社のことを深く理解していない知人・友人にすべて丸投げしても、成果が出せるホームページにはならない
企業ホームページは訪問者(お客様)に自社の商品・サービスの強みやメリットを伝えるために存在します。
 
どんなに表面上は美しいホームページができたとしても、そこに載せられている情報が不十分だったり、的を射ていないものだったりすると、集客や売上げにはつながりません。
 
「知り合いに格安でホームページを作ってもらおう」と考えている人ほど、制作者への情報提供が不十分で、丸投げしやすい傾向にあります。
 
しかし、ホームページは今や商品・サービスに興味を持ったお客様が最初に見る情報メディアであり、営業ツールです。
 
何の打ち合わせも情報提供もせずに、知り合いにホームページを制作してもらっても、自社のことをまるで知らない素人に営業を任せるようなものですから、成果を出せるはずもありません。

何度も打ち合わせの時間を設けようとすると、知人・友人から敬遠されることが多い

何度も打ち合わせの時間を設けようとすると、知人・友人から敬遠されることが多い
かといって、自社の商品・サービスの強みを十全に伝えるために、何度も打ち合わせたりすると、「こんなに安い金額でこっちは受けているんだから、そんな時間は取れないですよ…」と断られてしまうかもしれません。
 
少なくとも、その知人・友人は顔に出さなくても多大なストレスと疲労感を覚えることは間違いないでしょう。

ホームページ制作のクオリティ判断では「自分が満足したか?」ではなく、「お客様が満足するか?」を常に考えることが重要

ホームページ制作のクオリティ判断では「自分が満足したか?」ではなく、「お客様が満足するか?」を常に考えることが重要
以上のような理由から、知人・友人などの知り合いに作ってもらったホームページは、満足できないクオリティに仕上がることが多いのです。
 
みなさん自身は「いやいや、ウチの会社ならこの程度のクオリティがあれば十分だよ」と考えるかもしれません。
 
しかし、実際にホームページにアクセスする訪問者(お客様)はどのように感じるでしょうか?
 
「この会社なら自分の要望や悩みを解決してくれそうだ!」と信頼感を持てるレベルのクオリティと情報量が備わっていなければ、お客様から選んでもらうことはできません。
 
会社のホームページを制作するときは、「自分が満足したか?」よりも「お客様が満足するか?」のほうが圧倒的に重要です。
 
そして、知人・友人に格安で制作してもらったホームページでは、お客様が満足できるクオリティにはなかなか達しないのが現状です。
ホームページ無料相談ホームページ無料相談

知人・友人に安く作らせたホームページは、サポート体制が脆弱

知人・友人の大半は本業を持っているため、業務中にホームページの操作方法を質問しようとしても対応してもらえない

知人・友人の大半は本業を持っているため、業務中にホームページの操作方法を質問しようとしても対応してもらえない
日々のホームページの運営では、「ページ内でこんな表現・表示方法をしたいけど、編集のやり方がわからない」という場面はたびたび発生します。
 
現在はCMS(コンテンツ管理システム)の普及で初心者でも相当ホームページを更新しやすくなっていますが、それでも編集上の疑問点をすべて払拭するには至りません。
 
そんなときに、ホームページを制作してくれた知人・友人はすぐさま対応して、懇切丁寧に操作方法を教えてくれるでしょうか?
 
おそらく知人・友人の大半は他にも本業を持っているでしょうから、平日はとても対応できないケースがほとんどではないかと思います。
 
たとえ休日であっても、先方の休息や家族サービスの時間を割いて対応してもらわなければなりません。
 
どうしてもレスポンスは遅くなりますし、知人・友人が気分を害するケースも多くなるでしょう。
 
※CMS(コンテンツ管理システム)の詳細については、以下のページをご覧ください。

サポート体制が悪いと他の社員に更新作業を分担できないので、ホームページが放置状態になりがち

サポート体制が悪いと他の社員に更新作業を分担できないので、ホームページが放置状態になりがち
また、自社の他の社員にホームページの更新を分担してもらう場合を想像してみてください。
 
その際、ホームページ制作を依頼した知人・友人は、面識がない社員からの突然の操作方法を確認する電話にも快く対応してくれるでしょうか?
「いきなり知らない社員さんから電話を受けるのはちょっと…」と難色を示す方が大半だと思います。
 
以上のように、知人・友人にホームページ制作を依頼した場合、プロのホームページ制作会社(業者)に依頼したときよりも、サポート体制が極めて脆弱になります。
 
その結果、複数の社員によるコンテンツ追加や更新作業の分担がしづらい状況となるので、やがて放置状態になってしまうホームページが後を絶たないのです。

社内のホームページ担当者が退職したときに致命的な打撃を受ける

サポート体制が弱い状況だと、ホームページ担当の社員が退職した際に引継ぎがしづらい

サポート体制が弱い状況だと、ホームページ担当の社員が退職した際に引継ぎがしづらい
そして、サポート体制の脆弱さは、自社のホームページ担当者が退職した際に致命的な事態を引き起こします。
 
引き継ぎがしづらいのでホームページの編集方法を知る人間が社内にいなくなってしまい、誰にも相談できない状況になりやすいのです。
 
とくに初代のホームページ担当社員の知人・友人にホームページを作ってもらって、その数年後にホームページ担当者が退職した場合は、制作者とのパイプも断絶してしまうため最悪の事態となります。

今後、人手不足が深刻化して離職率上昇が予想される中小企業では、社員の入れ替わりにも対応しやすいサポート体制が必須

今後、人手不足が深刻化して離職率上昇が予想される中小企業では、社員の入れ替わりにも対応しやすいサポート体制が必須
給与面や福利厚生が大企業と比較すると劣ることが多い中小企業では、離職率が高くなりがちです。
 
さらに今後、日本は少子高齢化によって確実に人口減少が起こり、労働力も不足します。
 
パーソナル総合研究所の調査によれば、2025年には日本全国で583万人の労働者が不足するとされています。
 
 
このような状況下では、ホームページ担当者が退職しただけで機能不全に陥る運営体制では致命的な事態を招きます。
 
ホームページ運営を担当する社員が入れ替わったときにも引継ぎしやすい体制でなければ、今後の人手不足社会には対応できません。

ホームページのデザインがイマイチになりがちで、競合他社と比べて見劣りしてしまう

HTMLやサーバーに詳しい人でも、デザインの知識・技術を持ち合わせているとは限らない

HTMLやサーバーに詳しい人でも、デザインの知識・技術を持ち合わせているとは限らない
また、ホームページ制作を請け負う知人・友人がWebデザインの知識を持ち合わせているかどうかも重要です。
 
ホームページをWeb上に構築する知識・技術と、Webデザインはまったく分野が異なる技術だからです。
 
いくらパソコンやHTML、ドメイン・Webサーバーについて詳しい方でも、PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトの操作やWebデザインには疎いことが大半なので、「知人・友人にホームページ制作をお任せしていたら、いかにも素人っぽいデザインの企業ホームページになってしまった…」という例が頻発しています。

明らかに素人っぽいデザインのホームページだと、競合他社との比較で敗北して集客数が減少する

明らかに素人っぽいデザインのホームページだと、競合他社との比較で敗北して集客数が減少する
競合他社と比較してあまりにも劣ったデザインのホームページだと、アクセス数は増えたとしても「ここに問い合わせや電話をするのは気が進まないな…」と訪問者が二の足を踏んでしまうため、肝心の売上げにはつながりません。
 
また、現在ではホームページはその会社のブランドイメージを決定する重要なファクターとなっています。
 
来店前やお問い合わせ、商品を購入するまえに、その会社のホームぺージをチェックして、依頼ができる会社かどうかを判断する人が多いためです。
 
Googleによれば、「お客様の84%は来店や営業マンと対面する前にWeb上で得た情報をもとに、購入する商品・サービスを決定している」とされています。
これをZMOT理論と呼びます。
 
つまり、クオリティが低いデザインのホームページはWeb上だけでなく、リアルの集客数も減少させかねないのです。
 
※ZMOT理論について、さらに詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

表面上は綺麗だが商品・サービスのアピールができないホームページになりやすい

表面上は綺麗だが、商品・サービスのアピールができないホームページになりやすい
また、表面的にはおしゃれで綺麗なホームページができたとしても、それが売上げにつながるとは限りません。
 
会社の販売戦略と合致したデザインでないと、いくら美麗なホームページでもなかなか結果は出せないからです。
 
よくあるのが、「このホームページはパッと見は綺麗だけど、何をやっている会社なのか、さっぱり分からない…」というパターンです。
 
さらに、WebデザインではSEO対策(検索エンジン最適化)やモバイルでの見やすさも考慮してホームページを制作する必要があります。
 
販売戦略が有効に機能するWebデザインを制作することは、少しHTMLやデザインに詳しいだけの個人には相当荷が重いです。
 
以上の理由から、知人・友人に制作してもらったホームページではビジネスに役立つデザインになりづらいのです。
 
※SEO対策の重要性については、以下のページをご覧ください。

知人・友人に無料もしくは格安で制作してもらったホームページは、企業サイトとして安定的に運営するのは難しいのが現状

ここまで、知人・友人などの知り合いにホームぺージ制作を任せたときのデメリットについてご紹介してきました。 もちろん、知人・友人によるホームページ制作がすべて悪いわけではありません。 趣味のサークルや研究発表用のホームページなどであれば、知り合いに任せても十分なクオリティのホームページができるでしょう。 しかし、会社の看板となり販売を促進できるホームページを制作したいなら、知人・友人にお任せするのは安定性が低くリスクが高いといわざるをえません。 会社のホームページの開設・リニューアルをする際には、公開
ここまで、知人・友人などの知り合いにホームぺージ制作を任せたときのデメリットについてご紹介してきました。
 
もちろん、知人・友人によるホームページ制作がすべて悪いわけではありません。
趣味のサークルや研究発表用のホームページなどであれば、知り合いに任せても十分なクオリティのホームページができるでしょう。
 
しかし、会社の看板となり販売を促進できるホームページを制作したいなら、知人・友人にお任せするのは安定性が低くリスクが高いといわざるをえません。
 
会社のホームページの開設・リニューアルをする際には、公開後の更新・運営作業をスムーズにおこなえるかも重視しながら、最適の方法を模索してみてください。
 
なお、以下のページで信頼できるホームページ制作会社の選び方を解説していますので、宜しければこちらもご一読をオススメいたします。
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