CX(カスタマーエクスペリエンス・顧客体験)とは? 意味や価値を高める方法

更新日:2026.06.01
CX(カスタマーエクスペリエンス・顧客体験)とは? 意味や価値を高める方法
「他社との競争において、製品の価格や機能だけでは差別化が難しくなってきた…」
「新規の顧客獲得だけでなく、既存顧客のリピート率など継続して売上を向上させたい…」
「CS(顧客満足度)を高めるための具体的な施策や、デジタルを活用した効果的なアプローチが知りたい…」

市場の成熟や情報技術が日々進歩する現代のビジネスにおいて、多くの企業やマーケティング担当者が他社との差別化が難しいコモディティ化の課題に直面しています。製品・サービスのスペックや価格だけで選ばれる時代は終わり、購入前の認知から購入後のアフターサポートにいたるまでのすべての接点で心理的な価値、すなわちCX(カスタマーエクスペリエンス・顧客体験)が重要なカギとなっています。

しかし、CXの価値向上を目指すうえで、従来のCS(顧客満足度)やUX(ユーザー体験)との違いを正しく理解し、自社に合った施策に着実に落とし込む必要があります。顧客との接点が多様化する今、適切なステップを踏まずに的外れな施策をおこなってしまうと、逆に顧客の離脱を招き機会損失になりかねません。

この記事では、CXの基礎知識やCXの価値を高めることで得られるメリット、また顧客心理を意識した5つの具体的なステップ、効果測定のための代表的なKPI(評価指標)までを網羅して解説します。さらに、CX向上を強力に後押しするAIチャットボットの活用術もあわせて紹介します。自社ブランドの価値を高め、顧客に選ばれ続ける仕組みを構築するための実践的なガイドとして、ぜひ最後までご覧ください。

CX(カスタマーエクスペリエンス)とは? 基礎知識と重要性

顧客との接点が多様化し、ユーザーの情報網が広がっている現代、多くの企業が選ばれ続けるための施策を模索しています。なかでもビジネスの成長に欠かせないのが、CX(カスタマーエクスペリエンス)です。この章では、CXの意味や類似語との違い、そしてなぜCXが重要視されているかについて詳しく解説します。

CX(顧客体験)の定義と意味

CX(顧客体験)の定義と意味
CX(カスタマーエクスペリエンス)とは、顧客体験もしくは顧客体験価値を意味する言葉です。

顧客が商品・サービスを認知する「購入前」から「購入時」、そして「購入後」のアフターサポートや利用終了に至るまでのあらゆるシーンで、企業と顧客との接点(タッチポイント)で生まれる体験を指します。

この体験を価値として提供し、顧客満足度やブランドへの信頼感を高められます。

従来のビジネスでは、製品の機能の高さや価格の安さといった物質的価値、あるいは支払ったコストに対する経済的価値が重視されてきました。しかしCXにおいて最も重要視されるのは、企業との接点を通じて顧客が抱く心理的・感情的な価値です。

「このブランドのWebサイトは商品を探しやすくて助かる」「困ったときの対応が親切で感動した」といった、顧客のポジティブな体験や感情こそがCXの本質といえます。どれほど優れた製品であっても、購入前から購入後までのどこかの接点で感情的価値が損なわれると、顧客はすぐに離脱したり他社へ流出したりしてしまいます。 

UX(ユーザー体験)やCS(顧客満足度)との違い

UX(ユーザー体験)やCS(顧客満足度)との違い
CX向上のために施策をおこなうなら、CXと混同されがちな「UX」や「CS」との違いを正しく理解する必要があります。

  • UX(ユーザーエクスペリエンス)
UXはUser eXperienceの略で、ユーザーが製品やサービスを使う際の「体験」を指す言葉です。

特定の製品・システム、またはWebサイトそのものの使いやすさなどを指します。たとえば、「アプリの操作がカンタンだ」「Webサイトのデザインがオシャレだ」といった、個別のプロダクトやデジタル領域における直接的な利用体験が該当します。


【CXとの違い】
UXが特定の製品やWebサイトの使い心地という単一の接点に焦点を当てるのに対し、CXは購入前からアフターサポートまで顧客とのすべての接点を網羅します。つまり、UXの積み重ねの先にCXがあるという関係性になります。どれだけUXが良くても、購入後のサポート対応が悪ければ、全体のCXは低下してしまいます。

  • CS(カスタマーサティスファクション)
CSはCustomer Satisfactionの略で、顧客の満足度を指す言葉です。顧客アンケートやレビューなどで数値化しやすく、「購入した商品の品質に満足したか」「コールセンターのオペレーターの受け答えは良かったか」といった、特定の取引やサービスに対する評価が該当します。 

また、CSはCustomer Success(顧客の成功体験)を意味する場合もあります。これは顧客が自社の製品やサービスを活用し、期待する成果を達成できるように支援する活動を指す言葉です。

【CXとの違い】
CSが商品や接点に対する、ある一時点の『評価・結果』であるのに対し、CXは顧客がたどる一連の『プロセス・体験そのもの』を指します。また、CSは満足度に主眼が置かれますが、CXは満足度の先にある「ファンになるか」「愛着(ロイヤルティ)を持てるか」という感情的な価値までを包括している点が異なります。

なぜ今、CXがこれほど重要視されているのか?

なぜ今、CXがこれほど重要視されているのか?
ビジネスの持続的成長においてCXが必要とされる背景には、以下のようなトレンドが関係しています。

  • 価値観の変化
モノや情報があふれる現代は、製品のスペック・機能・価格だけで他社と差別化を図ることは限界に達しています。これらの物質的価値や経済的価値だけでは、顧客に選ばれつづける魅力としては不十分です。

また、消費者の価値観は、モノの所有からサービスを通じた心地よい体験へとシフトしています。実際、所有せずに必要な時に必要なだけ使い続けたいという消費者のニーズに応じて、サブスクリプション型ビジネスの市場規模は右肩上がりに拡大し、2023年には9,430億円を突破しています*。使い続けてもらうほど収益の基盤は大きくなり、LTV(顧客生涯価値)の最大化につながります。

  • 環境の変化
デジタルシフトの加速により、企業と顧客をつなぐ顧客接点(タッチポイント)は急速に増加・複雑化しています。店舗に足を運んだり、電話やメールを出したりする手段だけでなく、公式Webサイト・SNS・チャット・アプリなど、顧客はあらゆるチャネルを自由に行き来しながら企業と関わるようになっています。

この多様化したチャネルのどこか一か所でも不快な体験があれば、顧客の感情的価値はすぐに崩壊します。たとえば、「SNSの写真を見て期待していたのに、予約の電話で10分も待たされた」というケースです。SNSの普及によって個人の口コミ・レビューが強大な拡散力を持つ今、一つの負の体験が企業のブランド価値に致命傷を与えるリスクがあります。

新規顧客を1人獲得するコストは既存顧客を維持するコストの5倍かかるという「1対5の法則」があります。CXの向上によりポジティブなレビューが増えると、新たな顧客獲得につながりやすくなります。

  • テクノロジーの変化
これまでは顧客がどう感じたかという心理的な変化を企業がリアルタイムに把握することは困難でした。しかし、デジタル上で顧客のデータを管理・共有するCRM(顧客関係管理)やCDP(顧客データ基盤)や、生成AIツールの活用により、顧客の細かく多様なデータを収集し、マーケティングに活用できるようになりました。

データに基づいた正確なCX改善は、非常に効率的な経営戦略です。多くの企業が、発展したIT技術やAIをビジネスに積極的に活用し仕組みをアップデートしています。

なお弊社では、AIチャットボットをホームページ改善や業務効率化に役立てるための活用術をまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからぜひダウンロードしてください。

CXの価値を高めることで得られる4つのメリット

近年、多くの企業が「CX(カスタマーエクスペリエンス)」を重視するようになっています。CXとは、商品やサービスを利用する中で顧客が感じる体験全体のことです。

たとえば、商品を探しやすい、問い合わせ対応が丁寧、購入後も安心して利用できるといった体験もCXに含まれます。単に「良い商品を作る」だけではなく、「顧客にどんな体験を提供するか」が企業の成長に大きく影響する時代になっています。

ここでは、CXの価値を高めることで得られる4つのメリットについて見ていきましょう。

1. リピート率・LTV(顧客生涯価値)の向上

1. リピート率・LTV(顧客生涯価値)の向上
CXを高める最大のメリットのひとつが、リピート率の向上です。顧客は「また利用したい」と感じる体験をすると、継続的に商品やサービスを利用するようになります。

たとえば、
  • スムーズに購入できる
  • サポート対応が早い
  • 自分に合った提案をしてくれる

といった体験が積み重なると、企業への信頼が高まります。その結果、顧客が長期間にわたって商品やサービスを利用し続けるようになり、LTV(顧客生涯価値)が向上します。LTVとは、「1人の顧客が取引期間全体を通じて企業にもたらす利益」のことです。

新規顧客を獲得するよりも、既存顧客に継続利用してもらう方がコストを抑えやすいため、CX向上は企業収益の安定化にもつながります。

2. 競合他社との差別化(価格競争からの脱却)

2. 競合他社との差別化(価格競争からの脱却)
商品やサービスの機能だけでは、他社との差別化が難しくなっています。似たような商品が増える中で、「価格の安さ」だけで勝負すると、利益率の低下につながる可能性があります。 そこで重要になるのがCXです。

たとえば、
  • 接客の丁寧さ
  • 使いやすいアプリやサイト
  • 購入後のフォロー体制
  • ブランドへの安心感

など、顧客体験そのものが企業の強みになります。顧客は「価格が安いから」ではなく、「この会社だから利用したい」と感じるようになり、価格競争から抜け出しやすくなります。

実際に、顧客体験(CX)を1つ星や2つ星といった不満足なレベルから、標準的な「3つ星」レベルへ改善するだけでも、再購入率は1.6倍に高まるというクアルトリクス合同会社の調査結果があります。こうした背景から、CXの向上は、企業独自の価値を生み出す重要な戦略といえるでしょう。

3. 良好な口コミ(UGC)による新規顧客の獲得コスト(CPA)削減

3. 良好な口コミ(UGC)による新規顧客の獲得コスト(CPA)削減
CXが優れている企業は、自然と良い口コミが広がりやすくなります。とくにSNSやレビューサイトでは、実際の利用者の声が大きな影響力を持っています。

このようなユーザーによる投稿やレビューを「UGC(User Generated Content)」と呼びます。UGCとは、企業ではなく一般ユーザーが作成したコンテンツのことです。

たとえば、
  • SNS投稿
  • 商品レビュー
  • 口コミ記事
  • 動画レビュー

などが該当します。顧客満足度が高いと、「おすすめしたい」という気持ちからUGCが増え、新規顧客の獲得につながります。

さらに、広告費に頼りすぎずに集客できるため、CPA(顧客獲得単価)の削減にも効果があります。CPAとは、「1人の顧客を獲得するためにかかった広告費や販促費」のことです。企業発信の広告よりも、実際の利用者の口コミの方が信頼されやすいため、CX向上はマーケティング面でも大きなメリットを生み出します。

4. 顧客の声(VOC)の活用による製品・サービスの改善

4. 顧客の声(VOC)の活用による製品・サービスの改善
CX向上に取り組む企業は、顧客の声を積極的に収集・分析しています。この顧客の声を「VOC(Voice of Customer)」と呼びます。

VOCには、アンケート回答や問い合わせ内容、SNSへの投稿、レビューコメントなど、顧客から寄せられるさまざまな意見や感想が含まれます。VOCを活用できれば、企業は顧客が感じている不満や要望を把握できるようになります。

たとえば、
  • 操作方法がわかりにくい
  • 配送が遅い
  • サポート対応を改善してほしい

といった課題を発見し、改善につなげられます。顧客目線で改善を繰り返すと、さらに満足度が向上し、結果としてリピート率やブランド評価の向上にもつながります。つまり、VOCはCX改善の重要なヒントになるのです。

CX(カスタマーエクスペリエンス)の向上は、単なる顧客満足度の改善にとどまりません。企業の成長そのものに直結する重要な取り組みです。具体的には、リピート率やLTV(顧客生涯価値)の向上、競合他社との差別化、UGC(口コミや投稿)による新規獲得コストの削減、VOC(顧客の声)を活用したサービス改善など、多くのメリットがあります。

今後は「何を売るか」だけでなく、「どのような体験を提供するか」が企業価値を大きく左右します。顧客に選ばれ続ける企業になるためには、CXの強化が欠かせない取り組みといえるでしょう。

CXの価値を高める5つのステップ

CXの重要性やメリットを理解したところで、実際に自社のビジネスにおいてどのようにCX(顧客体験)の価値を高めていけばよいのでしょうか。この章では、顧客の心をつかみ、ロイヤルカスタマーを育てるための実践的な5つのステップを具体的に解説します。

ステップ1|ペルソナ(詳細なターゲット像)の設定

ステップ1|ペルソナ(詳細なターゲット像)の設定
CX向上の出発点は、自社にとって理想となる顧客像を明確にするペルソナの設定です。社内の思い込みや主観ではなく、実際の既存顧客の定量・定性データに基づいてターゲット像をできるだけ詳細に設定します。

顧客接点を多く持つ営業社員や店舗スタッフ、カスタマーセンターなどにヒアリングし、協力してもらうのがおすすめです。

年齢・性別・職業といった基本的な属性情報だけでなく、その人物のライフスタイルや行動心理・行動パターンまで細かく定義するとよいでしょう。これにより、ターゲット顧客が抱える潜在ニーズや日常生活で解決したい課題が浮き彫りになり、組織全体で共有すべき共通の顧客視点が確立されます。

ステップ2|カスタマージャーニーマップの作成(顧客心理の可視化)

ステップ2|カスタマージャーニーマップの作成(顧客心理の可視化)
ペルソナが定まったら、その人物が商品やサービスを知り、ファンになるまでの時系列をカスタマージャーニーマップとして図式化します。

顧客の行動プロセスを「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」「利用」「推奨・共有」といったフェーズに細分化します。各段階で顧客がどの接点(タッチポイント)を経て、どんな行動や感情を示しているかをマッピングします。

顧客がどこでモチベーションが上がり、どこで不安やストレスを感じるかを客観的に捉えると、CXとしてアプローチすべき本質的なポイントが見えてきます。

ステップ3|すべての顧客接点の洗い出しと課題特定

ステップ3|すべての顧客接点の洗い出しと課題特定
次に、企業と顧客をつなぐすべての接点(チャネル)を洗い出します。現代の顧客は、公式Webサイト・SNS・店舗・コールセンターなど、多様なチャネルを使い分けるネオムニチャネルに慣れています。

ステップ2で作成したカスタマージャーニーマップと実際の各チャネルでの対応を照らし合わせ、理想の体験と現実の対応にどんなギャップがあるか検証します。

たとえば、「Webサイトで疑問が解決できずに離脱している(ボトルネックの存在)」「購入後のサポートが不十分で不満が溜まっている(離脱ポイントの発生)」といった、CXを阻害している具体的な課題を特定しましょう。

ステップ4|施策の実行(デジタルとリアルの融合)

ステップ4|施策の実行(デジタルとリアルの融合)
課題が特定できたら、いよいよ具体的な施策の実行フェーズです。IT技術が発展した現在、CX向上において重要なのは、店舗や商談のようなリアル接点と同等の価値をデジタル上でも提供できるかどうかです。

有人対応と自動化(セルフサービス)を上手く使い分ければ、企業と顧客双方にとって快適な環境を整備できます。たとえば、よくある質問や匿名で聞きたい疑問は、AIツールを使って顧客がスマホから24時間解決できる環境を整え、個別の複雑な悩みやトラブルにはスタッフが親身に対応する体制などです。

この連携がスムーズであるほどストレスフリーになり、さらに定型的な問い合わせ対応から解放されたスタッフがおもてなしに時間が使えるようになるため、ブランド価値も高められます。

ステップ5|データ分析と定期的な効果測定

ステップ5|データ分析と定期的な効果測定
施策後はデータ分析と定期的な効果測定が不可欠です。CX価値が本当に向上したのかを検証する指標には、他者への推奨度(NPS®)や顧客満足度(CSAT)などのKPIを活用し、定量データとして効果を測定します。これらについては次の章で詳しく解説します。

また、アンケートの自由記述やチャットボットの履歴から得られる顧客の声(VOC)という定性データも要チェックです。顧客の価値観や市場環境は常に変化するため、データに基づいて改善を繰り返すPDCAサイクルこそが、CXを高め続けるコツです。

結論|ステップを効率的に実施するならAIツールが必要

結論|ステップを効率的に実施するならAIツールが必要
ここまでCX向上のための5つのステップを見てきました。これらをすべて手作業でおこないつつ、さらにWebサイトを訪れるユーザーにリアルタイムで最適な体験を提供しつづけるには、膨大な時間と人手が必要です。

そこでおすすめなのがAIツールの活用です。とくに自動的に顧客データを集め、セルフサービスの自動化と有人対応のシームレスな連携を同時に叶えるAIチャットボットを導入すれば、これら5つのステップを非常に効率的に、かつ高精度で実行できるようになります。

CXを測定するための代表的なKPI

CX(カスタマーエクスペリエンス:顧客体験)は、顧客がサービスや商品を利用する中で感じる体験全体を指します。このCXの良し悪しを数値で把握するために使われるのがKPIです。

ここでは、代表的な3つのKPIを見ていきましょう。

NPS(ネットプロモータースコア)

NPS(ネットプロモータースコア)
NPSは、「そのサービスや商品を友人や家族にどれくらい勧めたいか」を数値化した指標です。

顧客に「0〜10点で評価してください」と質問し、
  • 9〜10点:推奨者(満足して強く勧める)
  • 7〜8点:中立
  • 0〜6点:批判者(不満を持っている)
に分類して計算します。

ポイント:NPSが高いほど、顧客が“ファン化”している状態といえます。

CSAT(顧客満足度)

CSAT(顧客満足度)
CSATは、サービスや商品に対する「満足度」を直接評価する指標です。

たとえば、
  • このサービスに満足していますか?
  • 今回の体験はいかがでしたか?
といった質問に対し、「満足・やや満足・普通・不満」などで回答してもらいます。

ポイント:短期的な満足度を把握するのに適しており、改善点の発見に役立ちます。

CES(顧客努力指標)

CES(顧客努力指標)
CESは、顧客がサービスを利用する際に「どれだけ簡単だったか」「どれだけストレスがなかったか」を測る指標です。

たとえば、
  • 商品購入まで迷わずできたか
  • 問い合わせがスムーズに解決したか
  • 手続きに手間がかからなかったか
などを評価します。

ポイント:顧客の“負担の少なさ”に注目するのが特徴です。手間が少ないほど、継続利用につながりやすくなります。

CXを改善するには、KPIで数値的に把握するのが重要です。代表的な指標として、NPS(推奨度)、CSAT(満足度)、CES(使いやすさ)があります。

これらの改善手段として、AIチャットボットは非常に有効です。問い合わせへの即時対応や24時間対応により、顧客のストレスを減らし、CESの改善につながります。また、待ち時間の削減やスムーズな問題解決によりCSATの向上も期待できます。

その結果、NPSの向上にもつながりやすく、CX改善を効率的かつスピーディに進める手段としてAIチャットボットは有力な選択肢となります。

CX向上におけるAI活用の必要性

CX向上のステップやKPI測定を手作業だけでおこなうと、膨大なリソースとコストの壁にぶつかりがちです。良質なCXをリアルタイムに提供しつづけるには、最新AIの活用がとても効率的です。この章では、CXにおけるAIの必要性を5つの観点から具体的に解説します。

24時間365日の即時応答でストレスゼロ

24時間365日の即時応答でストレスゼロ
顧客は、深夜・休日・移動中などでもすぐに疑問を解消したいと思っています。そのため、営業時間外の疑問や課題の放置、混雑時の待ち時間などが発生すると、離脱して機会損失に直結します。

AIチャットボットを活用すれば、Webサイト上に24時間365日対応の窓口を設置し、問い合わせに対してリアルタイムで即時回答できるようになります。

顧客が「知りたい」「買いたい」と思った瞬間に、電話の手間や返信の待ち時間のストレスなく疑問が解消されるため、前章で述べたCES(顧客努力指標)の削減において大きな効果を発揮します。これまでは問い合わせの手間を嫌って離脱していたサイレントカスタマーをつなぎとめ、さらに顧客満足度を高められます。

RAGによる正確で自然な対話

RAGによる正確で自然な対話
現在の生成AIはRAG(検索拡張生成)という技術により、高い回答精度を実現しています。RAGとは、社内の正確なデータ(WebサイトのURLや製品マニュアルPDFなど)に基づいてAIが情報を探し出し、回答を生成する技術です。

ChatGPTなどの汎用生成AIは、世の中の幅広い知識には精通していても、自社固有の商品仕様や社内ルールといった情報を持っていません。そのため、最悪の場合は事実とは異なる回答(ハルシネーション)を生成してしまうなど、そのままビジネスに活用するにはリスクがありました。

しかしRAG対応のAIチャットボットであれば、自社のWebサイトのURL・製品マニュアルなどのPDF資料・FAQデータなどを読み込ませ、それらの正確なデータに基づいてAIが回答を生成できます。つまり、自社の商品やサービス、会社情報のすべてに精通した、優秀な専任スタッフをAIとして瞬時に育成できるのが最大のメリットです。

さらに、高度な自然言語処理(NLP)によって、顧客が入力した複雑な質問の文脈を正しく理解し、人間の専門スタッフと話しているような自然な対話が可能です。企業の信頼性を損なわずに、優れたCXを提供できます。

多言語でのリアルタイム対応

多言語でのリアルタイム対応
インバウンド対策や海外展開に注力している、あるいは在留外国人の多い地域の企業にとって、多言語対応は今やCXの必須条件です。しかし、ニーズの高い各言語に対応できる専任のグローバルスタッフを常駐させるのは現実的ではありません。

AIを活用すれば、英語・中国語・韓国語・ベトナム語など世界各国の言語を瞬時に理解し、リアルタイムで翻訳や応答が可能です。時差に左右されない多言語の問い合わせ窓口が簡単に開設でき、新規ニーズの獲得やブランドの海外発信、さらには優秀な外国人材の採用など幅広く役立ちます。

客観的なデータに基づく改善施策

客観的なデータに基づく改善施策
CX向上のための施策は、常にアップデートしていく必要があります。AIは単に顧客の疑問に答えるだけでなく、顧客の声(VOC)を自動で蓄積・分析します。

AIによる客観的な会話のログ分析により、アンケートなどには明確に現れない、「顧客がWebサイトのどこで迷っているのか」「製品のどの部分に不満を抱きやすいのか」といった潜在ニーズが正確に可視化されます。

このデータを基にWebサイトの拡充や迅速なサービスのアップデートなどをおこなえば、データ駆動型のより刺さりやすいCX施策となり、最も効率的かつ確実なビジネスの経営戦略となります。

キャラクター(アバター)によるブランド発信

キャラクター(アバター)によるブランド発信
デジタル上の顧客との接点は、効率的である反面、冷たく無機質な印象になってしまうのではと不安な方もいるでしょう。そこで注目なのが、AIのインターフェースに企業キャラクターやブランドアイコンを反映させたデジタルアバターです。

画面上でキャラクター(アバター)が顧客をナビゲートすると、テキストだけのやり取りにはない情緒的価値が生まれます。「このブランドは親しみやすい」という親近感や、ブランドへのエンゲージメント(愛着)を促すことができます。デジタル技術による高い利便性と、アバターによる人間味のある温かさを融合させた次世代のWeb接客は、他社との決定的な差別化を生むCXの切り札となります。

これらの特徴をすべて兼ね備えたAIチャットボットが「DSチャットボット」です。月額5,500円からという低コストで、WebサイトやPDF資料さえ読み込ませれば、誰でも簡単に運用を開始できます。さらに80言語以上に対応可能な多言語オプションや、オリジナルアバター作成オプションなど、CX価値向上に必要な拡張性も揃っています。

DSチャットボットは多言語オプションをふくめ、すべての機能を無料でお試しいただけます。ぜひ以下のバナーからお気軽にお申し込みください。

CX(顧客体験)向上に役立つAIチャットボットとは?

AIチャットボットは顧客の質問・要望にAIが自動返答するプログラム

AIチャットボットは顧客の質問・要望にAIが自動返答するプログラム
AIチャットボットとは、ユーザーの質問や要望に対してAI(人工知能)が自動で回答を生成するシステムです。主にWebサイトやデジタルサイネージに搭載されます。この記事を読んでいる方も、ChatGPTやGeminiを利用した経験があるでしょう。これらの発展した生成AIを活用したチャットボットは、人間と錯覚させるほど自然な会話やコミュニケーションが可能です。また、人間のオペレーターと違い、膨大な情報を学習・記憶(履歴)できます。

AI型チャットボットと従来のチャットボットのちがい

AI型チャットボットと従来のチャットボットのちがい
従来の「シナリオ型(ルールベース型)」と「生成AI型(自然言語処理型)」のチャットボットでは、導入にかかる手間と時間に大きな差があります。

シナリオ型(ルールベース型)
シナリオ型(ルールベース型)とは、あらかじめ作成・設定したQ&Aのシナリオに基づいて応答するチャットボットです。正確でブレのない回答を返します。その反面、ユーザーが聞いてくる質問のシナリオを予想し、Q&Aをすべて事前に作成・設定しなければならないので手間がかかります。

生成AI型(自然言語処理型)
生成AI型(自然言語処理型)とは、ユーザーの意図を理解して柔軟に回答するチャットボットです。抽象的な質問や複雑な表現にも対応でき、会話の文脈をふまえた自然な回答を返せる点が特徴です。シナリオ型と異なり、ゼロからQ&Aシナリオを設計する手間がなく、WebサイトURLやPDFファイルなどを読み込ませるだけでAIが学習するため、労力をかけずに導入できるのが利点です。

チャットボットを導入するなら、幅広く対応できる生成AI型をおすすめします。自然なコミュニケーションは顧客体験をさらに向上させられます。

CX(顧客体験)向上におすすめのAIチャットボット7選

DSチャットボット

DSチャットボット
DSチャットボット
公式サイト:https://dschatbot.ai/

DSチャットボットは、WebサイトのURLやPDFデータを指定するだけでAIが学習するため、すぐに運用を開始できます。タグ1行でWebサイトに設置でき、管理画面もシンプルで使いやすく、初心者にも安心の設計。導入後も、応答率98%のカスタマーサポートセンターが手厚くフォローし、操作・運用を強力にサポートします。業務効率化と顧客満足度の向上に大きく貢献します。

管理画面では、頻出キーワード・利用時間帯・よく閲覧されているページなど、マーケティングに必要なさまざまなポイントをわかりやすくレポート形式で表示します。

また80言語以上に対応可能な「多言語オプション」があり、インバウンドの訪日観光客や、在留外国人の方々にも外国語で柔軟に対応できます。オプションを含めて無料で体験できます。管理画面の使いやすさや分析レポートの充実度をぜひその目でお確かめください。

Chat Plus

Chat Plus
料金:88,000円/月(AIチャットボットの場合)
無料体験:あり(10日間)

Chat Plusは社内・社外、業種・業界にかかわらず、業務効率化・顧客満足度の向上・売上機会の創出に貢献するチャットボット。人間のオペレーターのような自然な回答と、チャットボットならではの24時間のスピード対応を実現しています。導入から運用まで、専任サポートチームが徹底支援します。さらに有償サポートプランでは、チャットボットの定期メンテナンスやカスタマイズもプロにお任せできます。

MOBI BOT

MOBI BOT
料金:要問い合わせ
無料体験:要問い合わせ

特長:MOBI BOTは、AIやその他のシステムと柔軟に連携でき、問い合わせ対応から手続き処理まで自動化できます。顧客からの問い合わせに対応するためのシナリオが管理画面上で簡単に作成、編集可能です。急な問い合わせ増にもシナリオ変更で素早く対応。また、専門家に頼らず、チャットボットの精度向上を支援・効率化するため、独自に開発したAI学習支援機能を備えています。

チャネルトーク

チャネルトーク
公式サイト:https://channel.io/ja
料金:約3,600円~12,000円/月
無料体験:あり(14日間)

チャネルトークは主にカスタマーサポート用のAIチャットボットです。用途や目的に合わせたテンプレートがあり、はじめての担当者でも簡単に設定・シナリオ改善できます。顧客フィードバックをもとに開発した管理画面はわかりやすく、問い合わせの現状や応答履歴をAIがリアルタイムで分析し、最適なカスタマーサポートに導きます。

Generative Navigator “GeN”

Generative Navigator “GeN”
料金:要問い合わせ
無料体験:要問い合わせ

GeN(Generative Navigator)は、顧客対応の本質である「問題特定」のプロセスをAIで再現する技術で特許を取得。顧客の発話の意図を深く理解し、適切な回答へと導き、顧客対応の質と効率を飛躍的に向上させます。従来の機械学習型AIチャットボットと異なり、複雑なシナリオ構築や学習プロセスが要らず、導入時のチューニングや運用後のメンテナンス負担を最小限に抑えます。

sinclo

sinclo
公式サイト:https://chat.sinclo.jp/
料金:コスト重視プラン 10,000円~/月 成果重視プラン 50,000円~/月
無料体験:あり(14日間)

sincloは、サイト訪問者の“今”に合わせて最適な話しかけ(オートメッセージ機能)を実現し、離脱の軽減・コンバージョンの増加などWebサイトの改善に活用できます。ユーザーファーストで、マニュアルを見なくても直感的に操作できるように設計されています。Webサイトにタグを1行追加するだけで導入できます。

Helpfeel Marketing

Helpfeel Marketing
料金:要問い合わせ
無料体験:要問い合わせ

Helpfeel Marketingは、高性能なAIによる検索機能と的確な回答提案により、ユーザーの疑問を瞬時に解消し、顧客体験(CX)の向上を実現します。質問への答えから、興味を持ちそうなサービスや商品へ自然につながるように誘導できる設計です。また、ユーザーの疑問を可視化することで、施策立案に役立つデータが得られます。

CX(顧客体験)向上を手軽に実施! サポートも充実の「DSチャットボット」

AIチャットボット導入による業務効率化・人材獲得・売上拡大など、さまざまな場面で成果を出したい方々へ。使いやすさと手厚いサポート体制が特長の、おすすめAIチャットボット「DSチャットボット」をご紹介します。
DSチャットボット

1. 学習の手間が最小限。 既存のPDFやURLを読み込むだけで即戦力

DSチャットボットなら、自社のWebサイトのURLやPDF資料を指定するだけで、AIがその内容を数分で丸ごと学習します。プランに応じて学習量が選択でき、上限内であればワンクリックでいつでも増減可能です。

従来のチャットボットのように、Q&Aのシナリオをすべて書き出す必要はありません。また、Webサイトへの設置もタグ1行で完了するため、効率的に導入できます。

2. ITが苦手でも直感的に操作できるカンタンな管理画面

DSチャットボットはITの専門知識がない担当者でも、ほとんどマニュアルなしで操作できるシンプルな設計です。直感的に操作でき、日々の管理や回答の修正がスムーズにできるため、運用の属人化を防ぎます。

ベンダーの株式会社ディーエスブランドは、ホームページ作成ソフト「おりこうブログ」の導入実績40,000ライセンスを誇り、カンタンで誰でも使いやすいサービスに定評があります。

3. 電話サポートの応答率98% IT初心者にも優しい支援体制

DSチャットボットなら、カスタマーサポートセンターの応答率は98%。万一操作に困ったときも、すぐにお電話で相談できるサポート体制を整えています。

どんなささいな困りごともいっしょに解決し、活用方法のアドバイスなど、日々忙しい企業の担当者に寄り添った手厚い伴走型支援を提供します。ITツールをはじめて導入する方にぴったりの、安心サービスです。

4. 分析機能で「顧客の声」を可視化。 サービス改善のヒントに

DSチャットボットは、AIが対話履歴を自動で集計し、グラフやレポートで可視化します。顧客が何に困っているのか、どの時間帯に問い合わせが多いのか、役に立った回答は何かなどがひと目でわかるため、主観に頼らないデータに基づいたサービス改善が可能です。

「顧客の本音」をWebサイトの改善や新商品のアイデア、またマーケティング戦略にすぐに活用できます。

5. 多言語オプションで外国語対応もラクラク

DSチャットボットの多言語オプションは、最新のAI翻訳エンジンを搭載し、英語・中国語・韓国語をはじめとする80言語以上に対応できます。社内に外国語ができる人材がいなくても、インバウンド顧客や海外ユーザーの問い合わせにリアルタイムに即答できます。

海外市場のニーズ把握や、商品・観光地の多言語案内など、さまざまな用途でのグローバル対応を強力にバックアップします。


DSチャットボットは無料で全機能をお試しいただけます(多言語オプションを含む)。 管理や運用の手間が心配な方、ITの専門知識がなく不安な方、まずはツールを実際に触ってみるところから始めてみませんか。だれでもカンタンに操作できると実感いただけるはずです。体験期間中の対話履歴や学習データは、購入後も引き継がれるのでご安心ください。

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CX(カスタマーエクスペリエンス・顧客体験)に関するよくある質問

Q. CX(カスタマーエクスペリエンス)とは?
Q. CX(カスタマーエクスペリエンス)を高めるメリットは?
Q. CX(カスタマーエクスペリエンス)を高める方法は?
Q. 手軽にCX(カスタマーエクスペリエンス)を向上させるには?
Q. CX(カスタマーエクスペリエンス)向上におすすめのAIチャットボットは?

まとめ

この記事では、現代のビジネスにおいて他社との差別化や顧客の定着を図るカギとなる、CX(カスタマーエクスペリエンス・顧客体験)の基礎知識からCXを向上させる具体的プロセスまで解説しました。商品やサービスの機能・価格といった物質的な価値だけでなく、購入前からアフターサポートに至るすべての接点で顧客の心理的・感情的な価値を高められれば、良好な口コミの拡散や売上・新規顧客の獲得につながります。

CXの価値を最大化するためには、ペルソナの設定やカスタマージャーニーマップの作成によって顧客心理を可視化し、適切なKPIを用いて客観的に効果測定をおこなうPDCAサイクルが不可欠だと紹介しました。

これら一連のステップを効率的かつスピーディに推進し、顧客のストレスをゼロにするための手段が、最新のAIチャットボットの活用です。24時間365日の即時応答や多言語対応、データに基づく深い顧客分析を最小限の手間で実現し、ビジネスにおけるCX戦略の要となります。

既存のWebサイトやPDF資料を読み込ませるだけで、最短10分で運用を開始できる「DSチャットボット」はとくにおすすめです。ITの専門知識やシナリオ設計の面倒な手間は一切不要で、初心者でも簡単に運用できます。月額5,500円という低コストも特長です。

DSチャットボットはすべての機能を無料で体験できます。まずは自社のデータを実際に読み込ませ、その運用の簡単さやCXにおける効果を体感してみませんか。ぜひ以下のバナーからお気軽にお申し込みください。