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『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』 企業ホームページ運営参考書籍レビュー

更新日:2024.07.24
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』メタバース参考書籍レビュー
企業ホームページ運営やライティングに関する本・書籍をご紹介。今回は『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(著:藤豊/小川真理子)の読みどころやポイントを紹介します。
現役ライターの藤豊さんと小川真理子さんが文章術の名著100冊を読み込み、文章作成のポイントをランキング化した書籍です。1位~7位は「基本的な文章術」、8位~20位は「ワンランク上の文章術」、40位まで読むと「プロの文章術」が身につきます。初心者から現役ライターまで幅広く学べる1冊です。
【特に重要なポイント・内容】
  • わかりやすい文章を書くには、余計な言葉を削って簡潔に書く
(例)
×新型コロナウイルスというものは、人に感染する7番目のコロナウイルスです。
 世界中のいたるところすべてで、とても大きな被害が発生する状況が続いているのです
〇新型コロナウイルスは、人の感染する7番目のコロナウイルスです。世界中で大きな被害が出ています。

-修正箇所-
というものは…「というもの」に実質的な意味はないため削る
いたるところすべて…「世界中」と類語のため削る
とても大きな被害が発生する状況が続いているのです…回りくどい言い方はやめて短い文章にする

削っても文章の意味が変わらない言葉は省略することで、読者がわかりやすい文章になる。

  • 文章は必ず「推敲」する
    ※推敲…より良い文章になるように練り直すこと

【4つの推敲ポイント】
1. 時間を置く
書いた直後だと、書いた時の気持ちが残っていて客観的に読むことができない。
そのため、寝かせる時間の目安は、「理想は1週間、最低でもひと晩」。

2. プリントアウトする
画面だと、全体を一望して構成を見るのが難しい。用紙に出力することで、書き手から読み手に意識が変わって、第三者の視点でチェックできる。

3. 声に出す(音読)
声に出すことで、すらすら読めないところや読みにくいところを見つけやすくなる。

4. 他人に読んでもらう
第三者は先入観を持たない分、自分では気づけないミスを指摘してくれる。

  • 「主語と述語が対応していない」「主語と述語が離れている」「主語がない」となると、理解しづらい文章になるため、主語と述語はワンセットで考える。

1. 主語を書いたら必ず対応している述語を書く
(例)
×私は結婚記念日に食事をしたかったレストランは海沿いでした。
私は結婚記念日に海沿いのレストランで食事をしたいと思っていました

2. 主語と述語はなるべく近づける
(例)
山田さんが、子どもたちが林間学校に出かけていないので、
週末に天気がよければ佐藤さんに声をかけて3人で高尾山に登ろうと誘ってくれた
×子どもたちが林間学校に出かけていない。もし、週末に天気がよければ、
佐藤さんに声をかけて、3人で高尾山に登ろうと、山田さんが誘ってくれた

3. 主語を自分勝手に省略しない
(例)
×2100年には109億人になると予想されています。
〇2100年には、世界の人口は、109億人になると予想されています。

  • 「、」「。」をテキトーに打たない。伝えたい意味によって「、」の位置は異なる。
(例1)
生まれてはじめてフランス料理のフルコースを食べて感激しました。
意味:いままでもフランス料理を食べたことがあるけれど、「(今回)生まれてはじめて感激した」。
(例2)
生まれてはじめてフランス料理のフルコースを食べて感激しました。
意味:(今回)生まれてはじめてフランス料理のフルコースを食べた。そのことが感激だった。

  • 修飾する語と修飾される語は近くに置く
(例)
×原稿を印刷所に渡すまでの時間があまりなかったので、
  大急ぎで私が仕上げた原稿に編集者は目を通した
〇原稿を印刷所に渡すまでの時間があまりなかったので、
   私が仕上げた原稿に編集者は大急ぎで目を通した

悪い例では、「大急ぎで」が「仕上げた」か「目を通した」のどちらにかかっているかわからない。
良い例のように修飾する語とされる語を近くに置くことで、わかりやすい文章になる

  • 「は」と「が」の使い分けをマスターすれば、わかりやすい文章が書ける
    「は」はすでにわかっていること、「が」はわかっていないことに使う
    (例)
    ×昨日、お金持ちそうな紳士、バーのカウンターにいました。
      その紳士、マティーニを飲んでいました。
    〇昨日、お金持ちそうな紳士、バーのカウンターにいました。
      その紳士、マティーニを飲んでいました。
    お金持ちそうな紳士…明確ではない
    その紳士…前の行ですでに「紳士」が出ているから明確な情報

  • 文末の「である」と「ですます」を混在させると読みにくくなるため、文末表現をそろえるのが原則
    「である調」…力強さやキレの良さを与える。
    「ですます調」…丁寧でやさしい印象を与える。

    (例)
    ×民主政治の原則である多数決は、人々の意見を集約し、決定する際に用いる方法である
     奥の支持を得たものを代表者にすることによって、政治の安定化を図ります
     選手によって選ばれた代表者は、国民の代表である
     代表者は、すべての国民や住民のために職務を行います

    <である調で統一>
    〇民主政治の原則である多数決は、人々の意見を集約し、決定する際に用いる方法である
     奥の支持を得たものを代表者にすることによって、政治の安定化を図る
     選手によって選ばれた代表者は、国民の代表である
     代表者は、すべての国民や住民のために職務を行なう

  • 自分が経験した「エピソード」を入れると、説得力のある文章が書ける
    (例)
    ×筋トレを習慣化すると、ボディメイクに繋げることができます。
    〇筋トレを習慣化すると、ボディメイクに繋げることができます。
    私も筋トレの効果を実感しているひとりです。筋トレをする前は好きなものを好きなだけ
    食べている生活でした。約1年で、体重が10㎏近く増えてしまったのです。
    その後、筋トレを開始。週3回、1回40分の筋トレを6週間続けた結果、体重が3㎏、体脂肪率が5%減りました。


  • 同じ言葉の重複を避ける
    「1文の中に、同じ言葉が2回以上登場する」「段落の中に、同じ言葉が何度も出てくる」と文章のリズムが悪くなる。どちらかを削るか(3つ以上の場合は数を減らすか)、別の言葉に置き換えて、冗長さをなくす。
    (例)
    ×クルマ選びで大切なのは、クルマに乗る人数やクルマの用途、クルマの予算などを踏まえて、自分にとってのベストなクルマを選ぶことです。
    クルマ選びで大切なのは、乗る人数、用途予算などを踏まえて、自分にとってのベストな1台を選ぶことです。


本書籍は、今すぐ使える基本的な文章術からプロに近づける文章術まで豊富に学べる1冊です。
ライティング初心者から、もう一度基本から学びたい現役ライターにも役立つでしょう。
100冊分の文章術が1冊にまとめられているので、「短期間で学びたい方」や「どの本から手に取ればいいかわからない方」にオススメです。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

  • 作者:藤吉 豊/小川 真理子
  • 出版社:日経BP
  • 発売日: 2021年01月09日頃
 この記事を書いた人
田中
田中
株式会社ディーエスブランド Webデザイナー
ディーエスブランド入社後、各種Webサイトやランディングページ、メールマガジンのバナーなど、さまざまなデザイン制作に携わる。その他にも、DSマガジンのデザイン関連の記事を中心にライティングを担当。

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