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リード文とは?意味と書き方・テンプレート・例文を初心者向けに解説

リード文とは?意味と書き方・テンプレート・例文を初心者向けに解説
  • 「リード文(導入文)を書けと言われたけど、意味がよくわからない…」
  • 「毎回リード文を書くのに時間がかかり苦戦している…」

こんなお悩みはありませんか?

Webページの原稿では最初にリード文を配置することが多いですが、ホームページ運営やWebライティングの初心者はリード文の執筆に不慣れなため時間がかかってしまいます。

また、「クライアントや上司からリード文を書けと言われたけど、実は意味を正確に把握していない」という方もいるでしょう。

そこで今回はリード文の意味と効率的な書き方を、Webライティング初心者向けにわかりやすく徹底解説します。

また、企業ホームページや企業が運営するオウンドメディア・ブログ向けのリード文のテンプレートや、例文も豊富に紹介します。

訪問者の興味を惹きつけ、検索上位を獲得しやすいリード文を手軽に書きたい方はぜひご覧ください。


目次

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  1. リード文とは? その意味と例文
  2. リード文がなぜ必要なのか
  3. リード文の必要性1.ページの内容をわかりやすく説明し、訪問者の理解を助ける
  4. リード文の必要性2.訪問者の興味・関心を惹いて、ページをスクロールさせる
  5. リード文の必要性3.GoogleやYahoo!から集客するSEO対策にも役立つ
  6. リード文はmeta descriptionタグにも転用できる
  7. リード文をうまく書く大原則 「かならず本文を完成させてから、リード文を書くべし」
  8. リード文ライティングの基本の3文
  9. リード文 第1文の作り方
  10. 第1文A 簡単紹介文 自己紹介や前提情報を端的に示し、SEOキーワードも網羅する
  11. 簡単紹介文のテンプレート
  12. オウンドメディアなどの解説系コンテンツでの簡単紹介文の書き方
  13. 第1文B お悩み共感文 訪問者の心の声+~でお悩みではありませんか?
  14. お悩み共感文のメリット 最初から強力な「自分ごと化」ができるため、ページをスクロールされやすい
  15. 解説系コンテンツのお悩み共感文の書き方
  16. リード文の第2文 例示・理由説明文の書き方
  17. リード文の第3文 アクション誘導文の書き方
  18. 解説系コンテンツのリード文 第3文の書き方
  19. リード文の第3文 アクション誘導文のテンプレート
  20. リード文に組み合わせると効果的なキーワード一覧
  21. 基本3文を利用したリード文の構成例
  22. 基本3文が書ければ、あとはそれを肉付けするだけでリード文が書ける
  23. リード文の効果的な書き方のまとめ
  24. リード文の書き方やWebライティングのコツがつかめる本・参考書籍
  25. 基本やテンプレート、例文をおさえれば、リード文は簡単に書ける!
  26. あわせて読みたい記事
  27. 国産ホームページサービス満足度No.1のおりこうブログで、自社サイトを開設・リニューアル!

リード文とは? その意味と例文

リード文とは? その意味と例文
リード文とは、本文に入るまえに「このページにはこんな内容が書かれていますよ」と概略を訪問者に伝えて、理解を助けるための文章のことです。導入文とも呼ばれます。

ページタイトルのあと、目次や本文のまえに配置されることが多いです。リード(lead)とは「先導する」という意味の英単語なので、その名のとおり訪問者をページ本文に導く役割を果たします。

例文を挙げれば、以下に抜き出している箇所がリード文にあたります。

【リード文の例】
  • 「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)という言葉を聞いたことはあるけど、詳しく意味を知らない…」
  • 「CMSを企業ホームページに導入するメリットがわからない…」

こんな疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は、「CMSとは何か?」「CMSを導入することで機能的、あるいはビジネス的にどんなメリットがあるのか?」を、Webマーケティングの初心者にもわかりやすく解説します。

「今度、会社のホームページにCMSを導入するんだけど、どういうものなのかを知りたい」という方や、「CMSをビジネスで活用するにはどうすればいいの?」という方は、ぜひこちらのページをご一読ください。
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リード文がなぜ必要なのか

しかし「リード文なんてわざわざ書く必要があるの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
そこでリード文の必要性と役割について以下で簡単に紹介します。

リード文の必要性1.ページの内容をわかりやすく説明し、訪問者の理解を助ける

リード文でページの内容をあらかじめ示すことで、訪問者の理解度が向上する

リード文でページの内容をあらかじめ示すことで、訪問者の理解度が向上する
リード文の最大の役割は、そのページに何が書いてあるのかを訪問者に端的に示すことです。

リード文があることで、訪問者はスムーズに本文の内容に入っていけるようになり、理解も促進されます。

教育学に「先行オーガナイザー」という言葉があります。
たとえば講義のまえに「これからどんな内容を話すか?」の概略や枠組みをあらかじめしゃべっておくことで、受講者の理解度が向上する現象のことです。

リード文はまさにWebページにおいて先行オーガナイザーの役割を果たし、訪問者がスムーズに本文の内容を理解できるように手助けします。

リード文がなくても、訪問者の内容理解には一見問題がないようにも思えるが…

ただし「ウチの企業ホームページに来ている時点で前提の情報なんてわかっている訪問者のほうが多いだろうから、リード文なんて不要で、いきなり本文から始めたほうがいいんじゃないの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

たとえば千葉県の工務店のホームページで、下層ページとして「お風呂のリフォーム」紹介ページの原稿を執筆するときのことを考えてみてください。
わざわざ「千葉県」や会社名を文章に入れたリード文を書く必要はないように一見思えます。

「お風呂のリフォーム」紹介ページに到達している時点で、トップページやその他のページで千葉県が営業エリアであることや会社名はすでに訪問者が理解しているはずだからです。

ですが、こう考えている方はひとつ見落としていることがあります。

小説などの書籍とちがい、ホームページではすべてのページが検索エンジンを経由してスタート地点になりうる

それは、訪問者はトップページや他のページを経由せずに、ダイレクトに下層ページにアクセスしてくる可能性があることです。

先ほどの例でいえば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「千葉県 お風呂 リフォーム」などの検索キーワードで「お風呂のリフォーム紹介」ページがランキング上位を獲得した場合、トップページを経由せずに訪問者はダイレクトにそのページへアクセスしてきます。


小説などの書籍ではいきなり途中の134ページなどから読みはじめる人は皆無なのですが、ホームページでは訪問者がトップページから順に読みはじめるとは限らず、すべてのページがスタート地点になりうるわけです。

※なお、このような訪問者が最初にそのサイトにアクセスしたページのことを、ランディングページと呼びます(正確には広義のランディングページ)。

詳しくは以下のページをご覧ください。

参考ページ:ランディングページ(LP)とは何か?初心者にもわかりやすく解説!

集客・売上げアップを実現するには、入り口となるページを増やす分散集客型のホームページにしなければならない

そしてWeb広告などに頼らず、集客や売上げ獲得に成功している企業ホームページではほぼ例外なく、入り口となる下層ページを豊富に用意しています。

反対に、アクセス数や集客数が伸びず売上げ獲得に苦戦している企業ホームページは、トップページ以外に訪問者を呼び込めるページが育っていないことがほとんどです。

企業ホームページで集客アップ・売上げアップを実現するには、トップページ依存型から脱却し、分散集客型のホームページへ移行しなければなりません。

トップページ依存型ホームページ
トップページ依存型ホームページ
分散集客型ホームページ
分散集客型ホームページ

検索エンジン経由で下層ページにダイレクトにアクセスしてきた訪問者のためにも、リード文での説明は不可欠

検索エンジン経由で下層ページにダイレクトにアクセスしてきた訪問者のためにも、リード文での説明は不可欠
そして安定的にアクセス数を稼げる分散集客型のホームページを機能させるには、各下層ページにダイレクトにアクセスした訪問者でも、問題なくページ内容が理解できるように作り込む必要があります。

そこで役に立つのがリード文です。

前提として伝えておくべき情報をリード文であらかじめ網羅しておくことによって、GoogleやYahoo!からダイレクトにそのページにアクセスした訪問者でもスムーズに内容を理解できます。

とくに企業ホームページの下層ページのリード文であれば、最低でも以下のような情報を盛り込んでおくのがよいでしょう。

【企業ホームページのリード文に最低限盛り込むべき説明情報】
  • 会社名
  • 営業エリア(特定の県内・市内か。商圏が日本全国なら「日本全国対応可能」と記載)
  • 何を主に事業にしている会社なのか?(何屋さんなのか瞬時でわかるようにする)
  • このページで紹介する商品・サービスは何か?

各下層ページを単独で集客&お問い合わせ獲得のチャネルとして機能させるうえで、リード文は非常に重要な役割を果たすのです。

リード文の必要性2.訪問者の興味・関心を惹いて、ページをスクロールさせる

Webページでは訪問者に画面をスクロールしてもらわないと情報を伝えられない

Webページでは訪問者に画面をスクロールしてもらわないと情報を伝えられない
ページにアクセスした訪問者に本文を読んでもらうようにスクロールを誘発させるのも、リード文の大事な役割のひとつです。

Webページではよほど短いページでもないかぎり、訪問者がアクセスしたときに開いた最初の画面(ファーストビュー)ですべての情報を伝えることは不可能です。

訪問者にページの内容を読んでもらうためには、画面を下にスクロールしてもらわなければなりません。
逆にいえば、ファーストビューより下の部分にどんなに魅力的な情報が掲載されていたとしても、スクロールされなければ訪問者に与える効果はゼロだと言えます。

リード文内に訪問者が続きを読みたくなるような情報を掲載することで、スクロール率を高められます。

訪問者のスクロール率を高めるには、リード文で「自分ごと化」させる

訪問者のスクロール率を高めるには、リード文内で訪問者に「このページは、自分が今抱えている悩み・疑問・要望を解決してくれそうだ」との期待を持たせることが肝要です。

そこで必須なのが「自分ごと化」というテクニックです。

「●●で困っていませんか?」「■■の意味がわからず困っていませんか?」「△△でお悩みの方のために~」など、このページへアクセスする訪問者のシチュエーションを想像してリード文で提示しておくのです。

リード文で訪問者目線に寄り添い、共感の姿勢を示すことで、訪問者は「このページは、自分のためのページだ!」と考えてくれるようになり、スクロール率が大きく向上します。

ライターやホームページ担当者側の視点でいえば、「千葉県内に住んでいて、厳しい冬場の高齢家族の入浴に不安感を抱いている方(浴室暖房追加などのお風呂のリフォームが必要か悩んでいる方)」など、このページのターゲットが明瞭にしたうえで、その人々に向けたメッセージとしてリード文を書くとよいでしょう。

※この「自分ごと化」の具体的なテクニックについては後述します。

ページを読むことで得られる訪問者の利益(ベネフィット)を提示する

スクロール率を高めるには訪問者の利益(ベネフィット)をリード文でわかりやすく紹介するのも有効です。

「このページを読めば(あるいは、このページで紹介している商品・サービスを購入すれば)、こんなお得がありますよ」と、端的に示すことで訪問者のモチベーションを高められます。

金銭的な利益を訴求したければ、「格安」・「割引価格」などの単語を用いるのがよいでしょう。
あるいは「ご相談・お見積りは無料」などのキーワードを散りばめるのも効果的です。

商品・サービスの売り込みが目的でない解説系のコンテンツであれば、「このページを読むことで何がわかるようになるのか? その知識はどのように活かせるのか?」をリード文で伝えてください。

たとえばお風呂のリフォームメインの工務店のホームページで、ヒートショック(入浴時などの急激な温度差が原因で、血圧が大きく変動する健康被害のこと)を解説するページを作るのであれば、「ヒートショックを予防し、自身や家族の健康を守るにはどうすればいいのか、わかりやすく解説します」などの文言を入れます。

このように、「ページを読むまえと読んだあとで何が変わるのか? 何を得られるのか?」を、リード文では明瞭にしてください。

リード文の必要性3.GoogleやYahoo!から集客するSEO対策にも役立つ

そのページでGoogleやYahoo!の検索上位を狙っているSEOキーワードはかならずリード文にも含めるべき

そのページでGoogleやYahoo!の検索上位を狙っているSEOキーワードはかならずリード文にも含めるべき
また、SEO対策の観点でもリード文は重要です。

SEO対策(Search Engine Optimization)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからアクセスを集めるための手法のことです。

※SEO対策について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

参考ページ:SEO対策とは? 10年・20年と長期的に企業ホームページで集客できる基本を、初心者にもわかりやすく解説!

リスティング広告(検索連動型広告)やSNS広告などのWeb広告を利用しないかぎり、企業ホームページではアクセス数の70%~90%をSEO対策で稼ぐ必要があります。

そしてGoogleやYahoo!などの検索エンジンは、主にページ内の文章・テキスト情報をもとにクオリティを判断し、検索順位を決定しています。

とくにページ序盤の文章・テキスト情報は検索エンジン側に重く判断されやすいので、リード文の最適化は検索上位を狙うなら必須です。

そのページで検索上位を狙っているSEOキーワードは、リード文にかならず含むようにしましょう。

たとえば千葉県の工務店のお風呂のリフォーム紹介ページであれば、最低でも「千葉県」「お風呂」「リフォーム」の3つのメインキーワードはリード文に入れるようにしてください。

さらに本文の内容に応じて、「浴室暖房」「ユニットバス入れ替え」「バリアフリー」「手すり」「滑りづらい床」などのサブキーワードを混ぜると効果的です。

ターゲットのSEOキーワードをリード文に含むことで、訪問者の直帰率を減少させる

さらに、そのページで検索上位を狙っているSEOキーワードをリード文に含めることで、訪問者の直帰率減少にも貢献します。

直帰率とは、アクセスした訪問者がそのページしか見ずに帰ってしまった割合のことを指します。

なぜリード文が直帰率に影響するのでしょうか?

たとえば、キーワード「千葉県 お風呂 リフォーム」でGoogleやYahoo!で検索して、アクセスしてきた訪問者がいるとします。

そのときにファーストビュー(ページを開いたときに最初に画面に表示される範囲)内に、「千葉県」・「お風呂」・「リフォーム」の3つの単語がどれもなければ、訪問者は「このページには自分が求めている情報はなさそうだ」と判断してしまいます。

訪問者は検索結果からページを開いて数十秒~1分以内にこのページを読み進めるか、それとも別のページへ移動するかを判断すると言われています。

訪問者に「このページにはあなたが求めている情報が掲載されていますよ!」ときちんと伝えるためにも、ターゲットのSEOキーワードはかならずリード文に入れるようにしてください。

リード文はmeta descriptionタグにも転用できる

リード文はmeta descriptionタグにも転用できる
なお、リード文はSEO対策設定の一部であるmeta descriptionタグ内の文章にも転用できます。

meta descriptionタグとは、ページの概略・要約を検索ユーザーと検索エンジンに伝えるための設定です。

右図のように、meta descriptionタグで設定した文章は検索結果の説明文(スニペット)として表示されます。

※かならずmeta descriptionタグに設定した文章が説明文として採用されるとは限りません。検索キーワードによっては、本文でそのキーワードが記載されている付近の箇所が抜粋されて採用されることも多いです。

meta descriptionタグは検索順位には直接影響しませんが、検索ユーザーがアクセスするページを選ぶ際のクリック率を左右します。

優れたmeta descriptionタグであれば、検索結果のなかから選ばれやすくなるので長期的なアクセス数が上昇します。

meta descriptionタグとリード文は「ページの概略を示して理解を助ける」という役割が一緒なので、リード文の内容をmeta descriptionタグに転用するとよいでしょう。

ただしmeta descriptionタグは100字~120字程度に収めるのがよいので、リード文の内容を適宜削ってから入力してください。

参考ページ:【SEO対策】meta descriptionタグの最適な文字数の目安とクリック率を上げる書き方を徹底解説!

リード文をうまく書く大原則 「かならず本文を完成させてから、リード文を書くべし」

本文がまったくない状態でクオリティの高いリード文を書くのは、Webライティングに慣れた人でもかなり難しい

本文がまったくない状態でクオリティの高いリード文を書くのは、Webライティングに慣れた人でもかなり難しい
リード文を書くときの最大のコツが、かならず本文を書き上げたあとにリード文の執筆に着手することです。

リード文はページの最初の文なので、最初にリード文を書きはじめる方も多いのですが、Webライティングの初心者はそれを絶対にやってはいけません。

「とにかくリード文を書くのが苦手で時間がかかっている…」という方でも、これを徹底するだけで驚くほど簡単にリード文が書けるようになることも多いです。

リード文とはそもそも本文の概略です。
原稿の最初にリード文を書くのは、「まだ存在していない本文の概略を書く」ことになるので、かなり文章執筆に手慣れた方でも苦戦してしまいます。

本文を書き上げた直後はページの内容の理解度が最高レベルまで上がっている状態なので、リード文が驚くほど簡単に書ける

本文を書き上げた直後はページの内容の理解度が最高レベルまで上がっている状態なので、リード文が驚くほど簡単に書ける
反対に、本文を書き上げた直後はそのページの内容についての理解度が、ライターのなかでMAXレベルにまで高まっている状態です。

本文で重要な箇所はどこかも完全に把握できているため、リード文も快調に書けるでしょう。

リード文はどのタイミングで書くかによって執筆の難易度が格段に変わります。

Webライティング初心者はかならず本文執筆後にリード文に着手するように気を付けてください。

次は、実際のリード文の書き方・テンプレートを具体的に紹介していきます。

リード文ライティングの基本の3文

リード文ライティングの基本の3文
リード文のライティングでは、基本的に以下の3種類の文を書き分けることさえできれば問題ありません。

  • 第1文…簡単紹介文orお悩み共感文
  • 第2文…例示・理由説明文
  • 第3文…アクション誘導文

この基本3文は応用の幅が広いため、マスターすればトップページ、商品・サービスの紹介ページ、採用ページなどさまざまな種類のページのリード文を効率的に書けるようになります。

それでは、第1文から順に詳しく書き方を解説していきます。

リード文 第1文の作り方

第1文では商品・サービスを端的に紹介するか、ターゲットのお悩みに共感する

第1文では商品・サービスを端的に紹介するか、ターゲットのお悩みに共感する
リード文の第1文はページタイトルを除けば、訪問者が最初に読む文になります。

ここで訪問者を読む気にさせなければ、訪問者はそこからスクロールする気をなくし、みなさんのサイトから離脱して競合他社のホームページへと去ってしまうでしょう。

このようにリード文の第1文はかなり重要な役割を担っているのですが、企業ホームページにおいては以下の2パターンの文を使い分けるだけで十分です。

それが簡単紹介文もしくはお悩み共感文です。

それぞれ具体的に解説していきます。

第1文A 簡単紹介文 自己紹介や前提情報を端的に示し、SEOキーワードも網羅する

簡単紹介文とは、自社の商品・サービスなどを端的に紹介する文のことです。
たとえば以下のような文です。

第1文 簡単紹介文の例:島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!

これは典型的な第1文の構成で、以下の要素が文に凝縮されています。

  • 「島根県松江市」…地名キーワード。「どこに住んでいる人が商品・サービスの対象なのか」を示す。営業エリアを示してターゲットを限定する。
  • 「注文住宅・リフォーム」…商品・サービス名。「この会社は何を提供しているのか?」を示す。
  • 「高橋建築」…会社名。「今アクセスしているこのホームページは、どんな名前の企業のサイトなのか?」を示す。

文章の序盤で伝えないといけない要素を、たった1文で凝縮・網羅しているのが簡単紹介文の特徴です。

また、「島根県」「松江市」「注文住宅」「リフォーム」と、狙いたいSEOキーワードが4つも入っているため、GoogleやYahoo!からの集客にも極めて効果的です。

派手さやインパクトはありませんが、このように必須情報を正確・端的に伝えられて、クセがなく機能性が高いのが簡単紹介文の利点だといえます。

簡単紹介文のテンプレート

また、企業ホームページにおける簡単紹介文には明確なテンプレートがあるので、ほとんど手間をかけずに作成できるのもメリットです。

【簡単紹介文のテンプレート】
A(サブキーワード)B(メインキーワード)なら、●●株式会社(社名)へお任せください」

A(サブキーワード)とは…メインキーワードに組み合わせて効果を発揮させるのが目的の言葉です。地名キーワードや、「格安」「短納期」「簡単」などの利益を感じさせるキーワードになります。先程の例だと、「島根県松江市」がサブキーワードです。

B(メインキーワード)とは…商品・サービスの内容を示すメインキーワードです。
先程の例だと「注文住宅・リフォーム」がメインキーワードです。

【テンプレートを使った簡単紹介文の作成例】
  • 「長野県飯田市の離婚相談なら●●法律事務所へお任せください」
  • 「高精度のチタンの切削・冷間鍛造・マシニング加工なら山田製作所へお任せください」

以上のように、簡単紹介文であればテンプレートに言葉を当てはめるだけで、数秒で企業ホームページのリード文の第1文が完成します。

ぜひ商品・サービスの紹介ページやトップページのリード文などでご利用ください。

オウンドメディアなどの解説系コンテンツでの簡単紹介文の書き方

現代の企業ホームページでは、売り込み系のページだけでなくオウンドメディアのような解説系コンテンツもないとアクセス数を安定的に増やせない

現代の企業ホームページでは、売り込み系のページだけでなくオウンドメディアのような解説系コンテンツもないとアクセス数を安定的に増やせない
ここまで、主に商品・サービスをPRするための簡単紹介文の書き方を説明してきましたが、企業ホームページには直接商品・サービスを売り込まないコンテンツ・文章も多数存在します。

商品・サービスに関する基礎知識を紹介したり、訪問者が疑問に思っている専門用語の意味を説明したりする、解説系のコンテンツがその筆頭です。

また、リード文の書き方を指南している本ページのように、ノウハウや商品の使い方などをレクチャーするページも、アクセス数を集めやすい人気のコンテンツになります。

現代の企業ホームページでは、商品・サービスを売り込むページだけではなかなか十分なアクセスを集められないので、解説系のコンテンツを充実化させるのが大事です。

企業が運営するオウンドメディアはまさにその典型であり、このページをお読みの方のなかにもオウンドメディア的なページの原稿を仕事で書いたことがある人もいるかもしれません。

※訪問者の役に立つコンテンツを増やして集客する手法のことをコンテンツマーケティングと呼びます。GoogleやYahoo!などの検索エンジンから集客するSEO対策を強化するうえでも、コンテンツ増加は極めて効果的な施策です。詳しくは以下のページをご覧ください。

参考ページ:コンテンツSEOとは? メリットとデメリット、実施する際の具体的な手順をWebマーケティング初心者へ解説!

売り込み系のページではない解説系のコンテンツでは、リード文の書き方も変化する

解説系のコンテンツの場合は、リード文の第1文の書き方が大きく変わってきます。

たとえば3Dプリンターで樹脂部品を製作している製造業の企業ホームページで、「光造形」を解説する文章では、簡単説明文は以下になります。

第1文 簡単説明文:光造形とは、液体性の樹脂に紫外線レーザーを当てて一層ずつ硬化させることで目的の立体物を製作する手法のことです。
あるいは注文住宅における収納の充実性を説く第1文であれば以下のように書くとよいでしょう。

第1文 簡単説明文:生活しやすい注文住宅を建てるときに実は大きなポイントとなるのが、収納の充実度です。

上の文のように、最初に結論を置き、残りの文章でその理由を説明していくという形式も、
解説系のコンテンツのリード文を作るときの基本テクニックです。

【解説系コンテンツでの簡単説明文テンプレート】
  • 「~とは、●●のことです」
  • 「~でポイントになるのが、●●です」
  • 「●●をうまく活用するには、■■が大事です」
  • 「●●を実施する際に、理解しておかなければならないのが■■です」

ぜひ、これらのテンプレート文を駆使して、検索上位を獲得できる解説系コンテンツのリード文を執筆してみてくだい。

第1文B お悩み共感文 訪問者の心の声+~でお悩みではありませんか?

第1文B お悩み共感文 訪問者の心の声+~でお悩みではありませんか?
お悩み共感文とは、訪問者(ターゲット)が抱えていそうなお悩み・課題・要望を言語化して提示して共感する文のことです。

たとえば、以下のような文が典型的なお悩み共感文になります。

第1文 お悩み共感文の例:「高齢の家族がお風呂で転倒しないか心配…」こんなお悩みはありませんか?

お悩み共感文のテンプレートは
「セリフ形式のターゲットの心の声」+こんなお悩みはありませんか?
という構成になります。

「セリフ形式のテーゲットの心の声」は、以下のようなテンプレート文を穴埋めするだけで簡単に作れます。

【お悩み共感文のテンプレート】
  • 「~したいけど、●●できず困っている…」
  • 「~したいが、どうすればいいかわからない…」
  • 「~のやり方で迷っている…」
  • 「~したいけど、●●が不安(心配)…」
  • 「~がほしいけど、料金が高い…」

お悩み共感文のメリット 最初から強力な「自分ごと化」ができるため、ページをスクロールされやすい

お悩み共感文は強烈な「自分ごと化」効果を発揮し、訪問者のスクロールを誘導できる

お悩み共感文は強烈な「自分ごと化」効果を発揮し、訪問者のスクロールを誘導できる
お悩み共感文の最大のメリットが強力なスクロール誘導効果です。
なぜお悩み共感文が訪問者の離脱を防ぎ、ページを読み進めてもらえる確率をアップさせるかといえば、すでに説明した「自分ごと化」ができるからです。

ホームページにアクセスした最初の数秒で「このページは自分とは関係なさそうだな」と思わせてしまうと、訪問者は躊躇なく離脱してしまいます。

ですからリード文では訪問者を逃がさないように、早い段階で「私たちはあなたが抱えているお悩み・課題・要望をきちんと理解していますよ! そしてそれを解決できますよ!」ということを示さなければなりません。

それが「自分ごと化」の作業です。
リード文では、この「自分ごと化」ができているかを常に意識して執筆すべきです。

そして、「~でお悩みではありませんか? 困っていませんか?」と直球で訪問者に問いかけるお悩み共感文は、この「自分ごと化」の効果がもっとも高い文になります。

誰にでも当てはまる抽象的な文は、結局誰の心にも刺さらない

成果が出せるお悩み共感文を作るコツは、特定の狭い範囲の顧客層に向けたメッセージにすることです。

逆にいえば、お悩み共感文では誰にでも当てはまる抽象的な文を書くべきではありません。

ダメなお悩み共感文の例:「安心で豊かな暮らしをしたい」そう思っていませんか?


「安心で豊かな暮らしをしたい」というのは、ごく当たり前で誰もが願っていることでしょう。
それはつまり単なる常識にすぎず、情報量がゼロに等しい退屈な文ということです。

現代のインターネットユーザーは日々莫大な情報に触れているので、退屈な文を読むのに時間を割いてくれるほど暇ではありません。

刺さるお悩み共感文を作るには、特定のシチュエーションが思い浮かぶほど顧客層を狭める必要がある

刺さるお悩み共感文を作るには、特定のシチュエーションが思い浮かぶほど顧客層を狭める必要がある
ですからお悩み共感文では、一気に顧客層を狭めて特定のニーズを持つ層に「自分のことだ」と思ってもらえるメッセージにする必要があります。

たとえば、以下のような文です。

工務店ホームページのお悩み共感文の例:「高齢の家族がいるので、寒い冬の入浴が心配…」こんなお悩みはありませんか? (お風呂のリフォーム紹介ページ)

製造業ホームページのお悩み共感文の例:「チタンなどの難加工材で、精度の高い曲げ加工をしてほしい」こんなご要望はありませんか?


最低でも、これぐらい具体的なシチュエーションが思い浮かぶ文でないと、訪問者は「これは自分のことだ」と思ってくれません。

ピンポイントで狙ったメッセージや施策が特定の顧客層に強く訴求することを、マーケティング用語では「刺さる」と呼びます。

ぜひみなさんもリード文内のお悩み共感文では刺さる文を書くように心がけてください。
企業ホームページのお問い合わせ獲得率が長期的に向上するはずです。

複数のお悩みを箇条書きで並べると、刺さる訪問者の範囲がより広くなる

「でも、そんな特定の狭い層だけに宛てたメッセージでは、ターゲット数が少なすぎて商売が成り立たないのでは?」との疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

そんなときは、リード文の冒頭で以下のように複数のお悩み・課題・要望を箇条書きにすることで解決します。

【お風呂のリフォーム紹介ページのお悩み共感文 箇条書きの例】
  • 「高齢の家族がいるので、寒い冬の入浴が心配…」
  • 「冬は浴室が寒くなりすぎて、お風呂に入るのがつらい…」
  • 「洗濯物が大量にあるし雨の日に困るから、浴室暖房乾燥機がほしい…」
  • 「お風呂が老朽化してきてるから、いい加減きれいにしたい…」

複数のお悩み共感文を羅列すれば、そのなかの一つでも共感してくれた訪問者はそれ以降をスクロールしてページを読んでくれます。

箇条書きなので文章を組み立てるエネルギーがほとんどいらず、単に情報を並べただけで厚みを増せるのもWebライティングの初心者にはうれしいポイントです。

さらにお悩み共感文は、訪問者に「今まで気付かなかったけど、こんなに不便なことが多いのか…」と再確認してもらうきっかけにもなります。

お悩み共感文は「訪問者が商品・サービスを購入しなかったときの未来の姿」です。

リード文内で具体的で真に迫ったお悩み共感文を作れれば、顧客が商品・サービスを購入するモチベーションが一気に上がり、受注率も向上します。

解説系コンテンツのお悩み共感文の書き方

お悩み共感文はセリフ文を書くだけで作れるので、解説系コンテンツでも使いやすい

お悩み共感文はセリフ文を書くだけで作れるので、解説系コンテンツでも使いやすい
また、商品・サービスを直接売り込まない解説系コンテンツのリード文でも、お悩み共感文は非常に使い勝手がいいです。

お悩み・課題の解決策をレクチャーするタイプの解説系コンテンツでは、商品・サービス紹介のお悩み解決文と同じ形式が使えます。

たとえば、地震・台風などの災害による停電への対策として、家庭用の太陽光発電・蓄電池が効果的であることをレクチャーするページであれば、以下のようなお悩み解決文が使えます。

【解説系コンテンツのお悩み共感文の例】
  • 「地震・台風の被害が毎年のようにニュースになっていて、わが家は大丈夫か心配…」
  • 「もし家が停電したら困るけど、どんな対策をすればいいのかわからない…」
  • 「停電対策に蓄電池や太陽光発電が良いって聞くけど、本当に役に立つの?」
こんなお悩みや不安はありませんか?

あとは次に続く文章で、「近年、停電対策として太陽光発電システムや蓄電池を導入するご家庭が増えています。なぜ家庭用太陽光発電システムや蓄電池が停電対策として効果的なのか、わかりやすく解説します」などと書けばリード文が完成します。

専門用語やノウハウの解説まで、お悩み共感文は幅広く利用できる

あるいは、専門用語や専門知識を解説するページであれば、以下のようにリード文を構成します。

【専門用語・専門知識を解説するコンテンツのお悩み共感文例】
「最近、チャットボットという言葉をときどき目にするけど、どんなものかは詳しく知らない…」
「チャットボットを導入するメリットや効果がわからない」
大企業ならともかく、中小企業や小さな団体がチャットボットを使う意味があるのかを知りたい」

こんな疑問やお悩みはありませんか?
近年になってチャットボットのビジネス利用は急速に進んでいますが、いまいちチャットボットの意味やメリットがわからないという方も多いと思います。

また、Webのチャットボットに関する情報は大企業向けのものが多く、中小企業や小さな団体目線のものはまだまだ少ないのが現状です。

今回はチャットボットの意味やメリット・目的を中小企業目線で解説します。自社の業務効率化や顧客満足度向上、売上げアップに興味がある方はぜひご覧ください。


出典:チャットボットとは?中小企業が導入する目的とメリットを解説!


お悩み共感文は、コンテンツマーケティングで役に立つ解説系コンテンツのリード文としても最適なので、ぜひ積極的に試してみてください。

参考ページ:アクセス数を増やせる、良質なSEOコンテンツの作り方を徹底解説!

リード文の第2文 例示・理由説明文の書き方

リード文の第2文 例示・理由説明文の書き方
リード文の第2文となる例示・理由説明文では、商品・サービスのカテゴリーの例示やなぜ自社が信頼できるのかの理由を紹介します。

たとえば「島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!」という第1文のあとに来る例示・理由説明文は以下になります。

【第2文 例示・理由説明文の例】
断熱・耐震に優れた和風住宅・洋風住宅から、キッチン・お風呂のリフォームに至るまで幅広く対応いたします。


こちらでは、断熱・耐震・和風住宅…などの商品・サービスのカテゴリーを羅列することで、そのなかのいずれかのニーズを抱えている訪問者に刺さるような構成にしています。

あるいは、リード文の第1文がお悩み共感文『「高齢の家族がお風呂で転倒しないか心配…」こんなお悩みはありませんか?』なら、以下のとおりです。

【第2文 例示・理由説明文の例】
島根県で年間100件以上、浴室・浴槽のリフォームを手がけている高橋建築なら、高齢者や幼児でも安心して入浴できるお風呂にできます。

「お風呂のリフォームだけで年間100件以上の実績があるから、安心ですよ」と、自社の信頼性を高める情報を付加したうえで、地名キーワード・会社名などの第1文で提示できなかった必須情報を拾い、訪問者のお悩み解決で締めています。

商品・サービスを直接売り込まない、解説系のコンテンツのリード文であれば以下のようにメリットや特徴を紹介する第2文にするとよいでしょう。

第1文:光造形とは、液体性の樹脂に紫外線レーザーを当てて一層ずつ硬化させることで目的の立体物を製作する手法のことです。
第2文:高精細で表面が滑らかな部品を短時間で作れるのが特徴です。

【例示・理由説明文のテンプレート】
  • ■■から●●まで幅広く対応します(サービスを提供します)。
  • ●●の実績がある株式会社■■なら、すぐにお客さまの課題を解決できます。
  • ~なため、株式会社●●の■■は「~したい」という、多くのお客さまにお喜びいただいています。


以上のように、リード文の第2文は「フックとなる第1文」と「アクション誘導用の第3文」の間をブリッジする役割を果たします。

第1文で漏れている情報を補足しつつ、うまく第3文につなげるように意識して書きましょう。

リード文の第3文 アクション誘導文の書き方

リード文の第3文 アクション誘導文の書き方
アクション誘導文は極めて単純な構成の文で、お電話やお問い合わせ、資料請求などのコンバージョンにつながるアクションを訪問者に起こしてもらうための文になります。

※コンバージョンについて詳しくは以下のページをご覧ください。
参考ページ:Webマーケティングの理解に不可欠な言葉、コンバージョンとは何か? ゴールを明確にすれば、ホームページの方針が決まる!

たとえば、以下のリード文の第1文・第2文があるとします。

第1文:島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!
第2文:断熱・耐震に優れた和風住宅・洋風住宅から、キッチン・お風呂のリフォームに至るまで幅広く対応いたします。


そうすると、次の第3文には以下のような文を置くとよいでしょう。

【第3文 アクション誘導文の例】
無料相談やお見積り依頼、資料請求をご希望の方は、お気軽にお電話・メールフォームからご連絡ください。

上の文では「無料相談」「お見積り依頼」「資料請求」などのアクションの種類と、「電話」・「メールフォーム」というアクションの起こし方を端的に紹介しています。

このように訪問者が起こすべきアクションをリード文内で具体的に示すことで、お問い合わせを獲得できる確率をアップできます。

解説系コンテンツのリード文 第3文の書き方

解説系のコンテンツのリード文であれば、第3文では以下のようにページのスクロールを誘導するようにしてください。

第1パート:
「Googleしごと検索というサービスを使えば、無料で求人情報をGoogleに掲載できると聞いたので詳細を知りたい」
「Googleしごと検索を活用したいけど、プログラミングがわからないので登録・掲載ができず困っている…」

第2文:今回はこのような方のために、Googleしごと検索のメリットや掲載方法を初心者にもわかりやすく解説します。

第3文:Googleしごと検索はうまく活用すれば採用コストを節約しながら求人できるサービスなので、採用活動の予算が限られる中小企業のみなさんはぜひご覧ください。


出典:Googleしごと検索とは? メリットと掲載方法、中小企業の求人への活用を解説


解説系コンテンツのリード文では、「このページを読むことで何がわかるようになるのか?」「何ができるようになるのか?」「どんな利益が得られるのか?」を明示することが重要です。

リード文の第3文 アクション誘導文のテンプレート

  • 無料相談・お見積りは、お電話・メールフォームからお気軽にお問い合わせください。
  • お見積り・ご相談は無料です。
  • ~したい方は、ぜひご覧ください。
  • ~のプランもご用意しております。お気軽にお問い合わせください。
  • お客様のご要望に丁寧に対応いたします
  • 経験豊富なスタッフがお応えします!
  • 月●件までの限定販売なのでお早めにご相談ください。
  • 小さなことから何でもご相談ください。
  • ~したい方はぜひこのページをご覧ください


以上のようなテンプレートを駆使して、リード文を締めくくるのがよいでしょう。

リード文に組み合わせると効果的なキーワード一覧

リード文に組み合わせると効果的なキーワード一覧
なお、基本3文やそれをもとにしたリード文では、以下のような訪問者を惹き付けるキーワードを使うことで集客力とコンバージョン率を高めることができます。
ぜひ参考にしてみてください。

【メリット・利益系のキーワード例】
・「~できるようになる」 ・「~になれる」 ・「健康にやさしい~」 ・「業務を効率化する~」

【金銭的メリットのキーワード例】
・「割引価格」 ・「格安」 ・「●●%オフ」 ・「無料」 
・「●●円からはじめられる~」 ・「セットなら●●●円お得に!」 
・「売上げアップ」 ・「経費を節約」 ・「コストをカット」

【簡単・迅速系のキーワード例】
・「簡単」 ・「手軽に~」 ・「いつでも~」 ・「短納期でもOK」 
・「Webから申込可能!」 ・「スピード納品」

【人気・トレンド系のキーワード例】
・「ご導入数年間●●件以上~」 ・「これまで●●名のお客様に選ばれた~」
・「今人気の~」 ・「注目されている~」 ・「当店売上げランキング1位!」 

【ブランド・信頼系のキーワード】
・「創業●●年以上~」 ・「東証一部上場企業にも納入」 ・「プロが選ぶ~」
・「有資格者多数~」 ・「信頼と実績の~」

【高品質系のキーワード例】
・「高品質の~」 ・「良質な~」 ・「経験豊富なスタッフが~」 
・「選び抜かれた~」 ・「ハイグレードな~」 ・「特別な~」 
・「じっくり丁寧に~」 ・「こだわりの~」
・「厳選した素材で~」 ・「自然素材100%」

【限定系のキーワード】
・「今だけ~」 ・「数量限定」 ・「月●●件まで」 ・「期間限定」

【差別化系のキーワード】
・「他社にはない機能~」 ・「独自開発した~」 ・「●●だけの~」

基本3文を利用したリード文の構成例

基本の第1文・第2文・第3文で構成したリード文の例を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

【建築・工務店のリード文の例1】
島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!断熱・耐震に優れた和風住宅・洋風住宅から、キッチン・お風呂のリフォームに至るまで幅広く対応いたします。無料相談やお見積り依頼、資料請求をご希望の方は、お気軽にお電話・メールフォームからご連絡ください。

【建築・工務店のリード文の例2】
  • 「高齢の家族がお風呂で転倒しないか心配…」
  • 「冬場は浴室が寒くてお風呂に入るのがつらい…」
こんなお悩みはありませんか?
島根県で年間100件以上、浴室・浴槽のリフォームを手がけている高橋建築なら、高齢者や幼児でも安心して入浴できるお風呂にできます。
お見積りは無料なので、ぜひお気軽にお電話・メールフォームからご相談ください。


【不動産のリード文の例】
岩手県盛岡市で賃貸マンション・アパート、テナント(店舗・オフィス)をお探しなら、山田不動産までお問い合わせください。お客さまの条件にマッチする物件を親身になってお探しします。まずはお気軽にお電話・ご来店ください。

【機械製造業のリード文の例】
山田製作所ではチタンの切削・冷間鍛造・マシニング加工を得意としています。ミクロン精度の加工技術を駆使し、自動車・航空部品の納品実績多数。試作から量産まで対応可能なので、まずはお電話・メールフォームからお気軽にご相談・見積り依頼をお願いします。

基本3文が書ければ、あとはそれを肉付けするだけでリード文が書ける

基本3文を骨格にして文を肉付けしていくと、さらにボリュームのあるリード文も書ける

基本3文を骨格にして文を肉付けしていくと、さらにボリュームのあるリード文も書ける
ここまで解説してきたリード文の基本3文の書き方を、まずはマスターしてみましょう。

骨格である基本3文が書けるようになれば、あとはそこに情報や文章を追加して肉付けするだけで、実践的なリード文が簡単に執筆できるようになります。

たとえば、基本3文のみで構成された以下の文章があるとします。

【基本3文のみの文章】
第1文:島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!
第2文:断熱・耐震に優れた和風住宅・洋風住宅から、キッチン・お風呂のリフォームに至るまで幅広く対応いたします。
第3文:無料相談やお見積り依頼、資料請求をご希望の方は、お気軽にお電話・メールフォームからご連絡ください。

合計132字

これにさらに情報や文章を付加したい場合はどうすればよいでしょうか?

その際にポイントになるのは、実は第2文になります。

第2文は、第1文・第3文とちがって明確な役割が持たされていないブリッジ的なパートなので内容の柔軟性が高く、ここへの情報追加は非常にやりやすいのです。

第2文は役割が柔軟なので情報を追加しやすい

たとえば、先ほどの例に肉付けしたリード文が以下になります。

【基本3文に肉付けした文章】
第1文:島根県松江市の注文住宅・リフォームなら高橋建築にお任せください!
第2パート:断熱・耐震に優れた和風住宅・洋風住宅から、キッチン・お風呂のリフォームに至るまで幅広く対応いたします。

「子育てや家事をしやすい家にしたい」「デザイン性の高いおしゃれな家がほしい」など、お客さまのご要望を遠慮なくおっしゃってください。

弊社はお客さまのご要望の実現とローコストを両立させた施工を得意にしており、新築・リフォームを合せた施工数は年間100件以上と経験も豊富です。

第3文:無料相談やお見積り依頼、資料請求をご希望の方は、お気軽にお電話・メールフォームからご連絡ください。


合計:258字

基本3文を肉付けする際は、以上のように第2文のパートを中心に情報を加えるように意識するとよいでしょう。

第1文のお悩み共感文も箇条書きでボリュームを自由に増やしやすい

あるいは第1文がお悩み共感文の場合は、量的に自由度が高いのでこちらを膨らますこともできます。

第1パート:
  • 「高齢の家族がいるので、寒い冬の入浴が心配…」
  • 「冬は浴室が寒くなりすぎて、お風呂に入るのがつらい…」
  • 「洗濯物が大量にあるし雨の日に困るから、浴室暖房乾燥機がほしい…」
  • 「お風呂が老朽化してきてるから、いい加減きれいにしたい…」

こんなお悩みはありませんか?

第2文:島根県で年間100件以上、浴室・浴槽のリフォームを手がけている高橋建築なら、高齢者や幼児でも安心して入浴できるお風呂にできます。

第3文:無料相談やお見積り依頼、資料請求をご希望の方は、お気軽にお電話・メールフォームからご連絡ください。

最初のお悩みのセリフを多くすることで、より刺さる範囲を大きくしてスクロールを誘導する構成になっています。

基本3文はリード文の骨格ですから、あとはそこに情報を肉付けしてやるだけで訪問者にスムーズに情報を伝えられる優れたリード文ができあがるでしょう。

リード文の効果的な書き方のまとめ

  • 企業ホームページのリード文では、会社名・営業エリア(地名キーワード)は最低でも入れる(営業エリアが日本全国なら「日本全国対応」と記載)
  • リード文では訪問者の「自分ごと化」を意識する
  • リード文では「このページを読むことで(このページで紹介している商品・サービスを買うことで)訪問者は何が変わるのか? 何を得られるのか?」を明確にする
  • 狙っているSEOキーワードはリード文内にかならず入れる
  • リード文は少し文字数を削ればmeta descriptionタグ内の文章にも転用できる
  • リード文はかならず本文を完成させたあとに書くべし
  • 企業ホームページのリード文は以下の基本3文を軸に構成する

第1文…簡単紹介文orお悩み共感文
第2文…例示・理由説明文
第3文…アクション誘導文

リード文の書き方やWebライティングのコツがつかめる本・参考書籍

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ』(唐木元・インプレス)

こちらはWebライターへの研修ノウハウを本にまとめたもので、非常に実践的で役に立つ文章テクニックが多数紹介されています。

特に第一章の「書く前に準備する」の内容が優れており、「悩まず書くために『プラモデル』を用意する」「書きたいことのパーツをそろえる」といったテクニックを意識するだけで、文章を書くのが苦手な方も簡単にリード文を書けるようになるでしょう。

「Webライティングのスピード・技術をもっと向上させたい」「広告費を使わずに、検索エンジンからの集客を強化したい…」「商品・サービスの紹介を充実させたい」という方はぜひ一度お読みください。
リード文だけでなく文章執筆の場ならどこでも使える、一生役に立つテクニックが身につきます。
新しい文章力の教室

新しい文章力の教室

  • 作者:唐木元
  • 出版社:インプレス
  • 発売日: 2015年08月

基本やテンプレート、例文をおさえれば、リード文は簡単に書ける!

基本やテンプレート、例文をおさえれば、リード文は簡単に書ける!

基本やテンプレート、例文をおさえれば、リード文は簡単に書ける!
今回ご紹介した基本3文のテンプレートや例文をご利用いただくことで、企業ホームページやオウンドメディアのリード文は難なく書けるようになるはずです。

最初は戸惑うかもしれませんが、他のサイトのリード文などを参考にしながら着実に進めることで、いずれは自分でも驚くほどスムーズにリード文が書けるようになります。

その他、企業ホームページでのライティングの準備方法や、書き上げた文章のチェック・推敲に使える参考サイトなども以下に紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

参考ページ:企業ホームページのコンテンツ・文章作成、Webライティングの準備方法
参考ページ:効果的なWebページは三部構成で作成できる! 集客力とお問い合わせ数をアップさせる基本を解説
参考ページ:ホームページの商品説明文の書き方・コツ・例文を初心者向けに解説!
参考ページ:文章をチェック・校正・推敲・添削するコツがつかめる参考サイトを紹介!