無料で全文読めるマーケティングの参考記事のなかでは、最もクオリティが高い記事の一つです。筆者は、P&Gでファブリーズやジョイのブランドマネージャーを務めた経歴を持つ、株式会社MDの石井賢介さん。

タイトルの「P&G流マーケティング」という言葉で、「ウチみたいな中小企業では実行できず、参考にならない記事なんじゃないの？」と感じた方もいるかもしれませんが、個人事業主・中小企業・大企業関係なく応用できる販売戦略・マーケティングの本質を平易な言葉で解説してくれています。

「マーケティングとは、顧客のJob（片付けるべき課題や悩み）を発見し、解決するプロセスである」との定義を知るだけでも、今まで難しいと感じていたマーケティングもぐっと理解しやすくなるはずです。

また、「売り上げをアップする」という言葉はあいまいなので、何をすればいいのかがわかりづらいですが、以下の公式の「どのプロセスを改善させるのか」にフォーカスすることで施策を立てやすくなる、との話も非常に参考になります。

売り上げ＝人口×認知率×購入率×購入個数×購入頻度×購入単価

※BtoBの場合は、以下のような公式になると思います。
売り上げ＝ターゲット企業数×認知率×商談化率×受注率×購入単価

この中の人口（ターゲット企業数）や購入個数・購入頻度などは、企業側でコントロールができないので、売り上げをアップするには認知率・購入率（商談化率と受注率）・購入単価の3つにフォーカスすべきだと石井さんは語ります。

「売り上げをアップしないといけないが、何から手をつければいいのかわからない…」とお悩みの方も、この考え方を身に付けるだけで販売施策の立て方が格段に明瞭になるでしょう。

他にも台所用洗剤ジョイを利用しているお客様への地道なインタビューから、新たなニーズを見つけて販売戦略に活かした話なども、大企業・中小企業関係なく参考になるはずです。

先程の【1時間で分かる】P&G流マーケティングの教科書の後編で、著者は同じくP&G出身の石井賢介さんです。

あいまいに捉えられがちなブランディングという言葉を、「商品・サービスに意味や約束を付け加える行為である」と非常に明確に定義して、その本質を解説しています。

「ブランド　＝　製品　＋　意味や約束

出典：【45分で分かる】P&Gでも教わらないブランディングの教科書

また、「ブランドは企業がどんなメッセージを発しているかではなく、結果として顧客の頭の中にどのように意味や約束が知覚されているかが全て」「ブランドとは本質的に顧客によって保有されているもの」との言葉も極めて本質的であり、販売活動やマーケティングに携わっている人なら身が引き締まるような思いを抱くでしょう。

さらに、「商品・サービスを提供するのに必要な原価・人件費はどの企業も大差ないため、利益を出すためにはブランディングに真剣に取り組むしかない」との言葉も非常に説得力があります。

ブランディングに興味がある方だけでなく、自社の利益確保でお悩みの方にとっても必読の記事です。

BtoBマーケティングでまず何をすればいいのかを具体的かつ端的に紹介している記事です。著者は博報堂出身のマーケターの板橋洋輔さん。

会社のホームページに「資料ダウンロード」のメールフォームを設置して、ユーザーが資料をダウンロードしたら即フォローするというBtoBマーケティングの鉄則をわかりやすく紹介しています。

実際、弊社がサイト運営をお手伝いするなかでも資料請求のメールフォームを設けるだけでお問い合わせ数が数倍に伸びることは珍しくありません。

Web経由でお問い合わせ数・商談数をアップさせたい方はぜひこちらの記事をご覧ください。

BtoBマーケティングの全体像を把握して、どのように施策を立案すればいいのかを明快に解説しています。著者は、日本トップクラスのBtoBマーケティング会社である株式会社才流の安住久美子さんです。

BtoBマーケティングでの売れるロジックの組み立て方や、顧客理解の重要性などを初心者にもわかりやすく紹介しています。

また、各マーケティング施策の優先順位や商談を獲得するまでの階段設計についても、図を使って直感的に解説しているので、初心者にもわかりやすいです。

BtoBマーケティングに初めて取り組む方には必見の記事です。

当サイト・ディーエスマガジンからも販売戦略・マーケティングについての記事を紹介します。

ランチェスター戦略は、数あるマーケティング戦略・フレームワークのなかでも、中小企業で実行しやすいものの一つです。

日本全国2万社以上の中小企業のお客様のホームページ開設・リニューアルを担当してきた弊社ディーエスブランドならではの視点で、ランチェスター戦略をWebマーケティングに具体的に活かす方法について紹介していますのでぜひご覧ください。