電話対応を減らしたい産婦人科病院がAIチャットボット導入で解決した事例

更新日:2026.06.11
電話対応を減らしたい産婦人科がAIチャットボット導入で解決した事例
  • 電話が一日中鳴り止まない
  • Webサイトに情報を掲載しているのに、同じ質問の電話が繰り返しかかってくる
  • 夜間の問い合わせに対応できない
 
こうした悩みは、多くの病院・クリニックで共通しています。
 
弊社に今回ご相談のあった産婦人科病院のお客様でも、日々の電話対応が業務を圧迫しており、問い合わせ対応の多さが課題になっていました。そこで検討されたのが、AIチャットボットの活用です。
 
本記事では、AIチャットボット導入前の課題から、体験版でどのように効果を実感いただき、導入が決定されたのか、事例をもとに紹介します。「ITツールを導入しても運用できるのか不安」という担当者の方にも、参考になる内容です。
 
AIチャットボットで問い合わせ対応を効率化したい方はぜひご覧ください。

電話での問い合わせが集中し、担当部署の負担が増えていた

電話での問い合わせが集中し、担当部署の負担が増えていた
今回ご相談をいただいた東京都にある産婦人科病院では、病院外からのすべての電話を特定の担当部署で対応されていました。
 
「外来の診療時間は?」「検診の予約方法は?」「入院の日程や持ち物、注意事項は?」といった多岐にわたる問い合わせが日常的に寄せられており、その結果、電話対応が業務全体の中で大きな割合を占めていました。
 
また、夜間や早朝にも問い合わせがあるものの、対応できない時間帯の電話は取りこぼされてしまう状態でした。こうした状況が続き、問い合わせ対応が通常業務を圧迫するなかで、「このままの運用では限界がある」と日々感じられていました。
 

Webサイト更新だけでは解消できなかった問い合わせ対応

Webサイト更新だけでは解消できなかった問い合わせ対応
電話対応を減らすため、Webサイトには必要な情報を随時追加・更新していました。しかし、実際にはWebサイトに情報が掲載されていても、患者さんが該当ページにたどり着く前に電話で確認してしまうケースが多く、電話件数は思うようには減りませんでした。
 
現場で見えてきたのは、「Webサイトに情報を載せていること」と「必要な情報にすぐたどり着けること」は別だという点です。Webサイトを充実させるだけでは電話での問い合わせは減らず、このギャップが担当者の悩みをより大きなものにしていました。

電話対応削減の手段として注目したAIチャットボット

問い合わせ対応をこのまま続けるのは難しいと感じていたものの、当初は「具体的に何を導入すべきか」までは決めきれていませんでした。そうした中で、改善策の一つとして挙がったのがAIチャットボットです。
 
着目したのは、「電話や問い合わせフォームに集中している質問の一部を、Web上で自動回答できる」という点でした。患者さんが疑問を感じたタイミングで、すぐ確認できる仕組みがあれば、電話件数の削減につながるのではないかと考えたのです。
 
一方で、検討を進めるなかで「自分たちで本当にチャットボットを運用できるのか」という不安もありました。医療現場ではIT専任の担当者を置くことが難しいため、「導入後に現場が混乱しないか」という懸念は、検討段階で避けて通れないポイントでした。
AIチャットボットとは?

AIチャットボットの体験版を通じて、実際の運用をイメージできた

まずは、弊社の担当者が病院のWebサイトに掲載されている情報を学習させたAIチャットボットの体験版を用意しました。
 
従来のシナリオ型チャットボットでは、運用のまえに綿密なQ&Aシナリオを作成する必要があります。そのため準備に非常に多くの手間と時間がかかってしまいます。しかし、AIチャットボットであれば、WebサイトのURLやPDF文書を読み込ませれば、その内容をもとに生成AIが自動学習・回答してくれるので、すぐに体験版を運用いただけました。
チャットボットの仕組みの違い
体験版では機能の理解だけでなく、実際の業務での活用方法についても、お客様に確認していただきました。
 
操作方法の紹介では、実際に患者さんが使った場合にどう動くのかを想定しながら、回答内容の修正や追加がどの画面で、どの程度の操作でおこなえるのかを一つずつ試していただきました。「難しい設定はなく、管理画面から必要な調整を自分たちでおこなえそうだ」という手応えがお客様のなかで生まれたようです。
 

親身なサポートのおかげで、スムーズに操作確認と回答調整が進行

お客様が体験版の利用を進めるなかでは、操作に迷う点や設定が進まない箇所もありました。そうした場合は、弊社の担当者がログイン状況や登録済みの学習内容、テスト時の回答結果などを確認しながら、操作方法や次にどこを調整するとよいかをサポートしました。
 
AIチャットボットが質問にうまく回答できていない履歴があった際には、弊社から追加すべき学習内容を提案しました。誤答があった場合は状況を共有したうえで補足説明をおこなうなど、問題点を都度切り分けながら対応していきました。困った点があればすぐに弊社に相談できる状態が保たれていたことも、体験がスムーズに進んだ理由の一つです。
 
「質問回数が多い内容は『よくある質問』として固定表示して、回答に画像を追加する」など、より使いやすくできる点を改善していきました。こうした確認を重ねる中で、導入後の運用イメージが少しずつ具体的になっていきました。

実際のWebサイトに設置して改善をつづけ、どんどん使いやすいチャットボットに!

体験版での検証が一通り進んだ段階で、次のステップとして、病院のWebサイトに試験的にAIチャットボットを設置しました。患者さんからの実際の質問内容がわかり、Webサイト上での動きを具体的に体感できました。
 
設置後の対応履歴から、「この内容は追加したい」「この表現は現場の言い回しと少し違う」といった点を一つずつ確認し、Q&Aの追加や内容の調整を進めていきました。
 
この段階では、お客様はAIチャットボットの基本的な操作方法をすでに理解されており、運用中に出てくる細かな疑問をその都度解決していくことが中心になりました。迷ったときにすぐ相談できる電話サポートがあったことで、スムーズに検討できたそうです。
 
なお弊社では、AIチャットボットをホームページ改善や業務効率化に役立てるための活用術をまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからぜひダウンロードしてください。

問い合わせ履歴を活用して、患者さんに寄り添ったWebサイトへ改善

AIチャットボットの運用を続けるなかで、質問内容や利用履歴が少しずつ蓄積されていきました。その過程で、「この質問に関する説明が不足している」「このページはもう少し補足したほうがよさそうだ」といった点が見えるようになり、Webサイト上の情報を追加していきました。
 
AIチャットボットによって問い合わせ内容が可視化されることで、電話対応の効率化にとどまらず、Webサイト運用そのものを見直すための材料としても活用できるようになりました。患者さんが何を知りたがっているのかを、履歴として確認できるため、次の改善に向けた判断がしやすくなっていったそうです。

夜間や早朝の問い合わせにもAIチャットボットが問題なく対応

夜間や早朝の問い合わせにもAIチャットボットが問題なく対応
AIチャットボットは、外来の診療時間帯に限らず、夜間や早朝の問い合わせにも対応していました。病院の担当者が不在の時間帯であっても、患者さんが来院前に必要な情報を確認できる状態が保たれていました。
 
産婦人科では、妊婦健診の日程や持ち物、注意事項、入院準備に関する内容など、事前に確認しておきたい情報が多くあります。こうした問い合わせをAIチャットボットが常時対応することで、電話で確認しなくても情報にたどり着ける導線が整備されて、利便性が向上していきました。

700件以上の対応履歴と、「電話の件数が明らかに減った」という現場の声をふまえて導入が決定

試験的な設置と運用を続けるなかで、AIチャットボットの対応履歴は700件を超えていました。普段問い合わせを担当している職員からも「電話の件数が以前より明らかに減っている」という声がありました。
 
対応履歴という客観的なデータと、日々の業務のなかで感じられていた変化が重なったことで、業務効率化に役立つ確信が得られたそうです。「なんとなく良さそう」という印象ではなく、実際の体験版の運用状況を踏まえたうえで、導入を決定しました。
 
また、夜間や時間外にも想定以上の問い合わせが発生していたことが履歴から確認でき、担当者が対応できない時間帯にもAIチャットボットが一定の役割を果たしていたことが見えてきました。来院前に情報を確認できる患者さんが増えたことで、「来院時のやり取りがスムーズになっている」と感じる場面もあったといいます。

まとめ――AIチャットボットで現場の問い合わせ対応を削減

今回の産婦人科病院の事例では、AIチャットボットを導入前に試用することで、現場の問い合わせ対応にどの程度効果があるかを具体的に確認しました。
 
その結果、700件以上の質問に自動で対応できるようになり、電話対応が減少しました。問い合わせ対応にかかる業務負荷が軽減され、日常業務への影響が小さくなったことから、業務効率化につながると判断し、AIチャットボットの導入を決定しました。
 
DSチャットボットは、URLやPDFを登録するだけで簡単に導入でき、応答率98%以上の電話サポートや80言語以上に対応できる多言語機能などを備えた、病院でも安心して運用しやすいAIチャットボットです。価格も月額5,500円の低価格で始められるため、初めてAIチャットボットを導入する場合でも、コスト面の不安を抑えながら導入できます。
 
「AIは難しそう」「自分たちの現場で使いこなせるだろうか」と感じている場合でも、まずは無料体験版で実際の操作性を確認できます。医療現場の業務改善と、よりわかりやすい患者さんへの対応を実現する第一歩として、DSチャットボットの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
DSマガジン編集部
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株式会社ディーエスブランド
株式会社ディーエスブランドが運営するメディア「DSマガジン」では、中小企業のWebやAIチャットボット活用に関する情報を幅広く紹介。ディーエスブランドは、中小企業・団体におすすめの手軽に使えるAIチャットボット「DSチャットボット」を提供しています。