エバーグリーンコンテンツとは? 企業ホームページで永続的にアクセス数を増やす方法
- 「毎日更新してコンテンツを追加しているのに、アクセス数が増えない…」
- 「会社のホームページに、どんなコンテンツを追加すればいいのか見当もつかない」
こんなお悩みを抱えている方は更新頻度だけにこだわるのではなく、5年・10年と長期間にわたり価値を発揮する良質なコンテンツをじっくりと作成していきましょう。
そのような不朽のコンテンツのことを、エバーグリーンコンテンツと呼びます。
今回はコンテンツマーケティングの観点から、企業に永続的な集客をもたらしてくれるエバーグリーンコンテンツのメリットと、作成方法を詳しく解説します。
目次
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- エバーグリーンコンテンツとは何か?
- どんなテーマがエバーグリーンコンテンツになりやすいのか?
- エバーグリーンコンテンツは長期的に集客できる
- エバーグリーンコンテンツは修正・更新の手間がかからない
- 潜在顧客の開拓→顧客育成を促進し、コンテンツマーケティングに利用できる
- エバーグリーンコンテンツはSNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる
- エバーグリーンコンテンツは会社のブランドイメージをアップさせる
- エバーグリーンコンテンツは既存顧客の満足度や信頼感もアップさせる
- 集客効果の持続期間が長いエバーグリーンコンテンツは、ホームページ担当者の作業負担を軽減できる
- エバーグリーンコンテンツで得た注文は機会損失にならず、確実に売上げへ転化できる
- 日々の業務のなかで、お客様から実際に受けた質問からテーマを見つける
- 新入社員に入社直後に理解できなかった部分をヒアリングする
- 競合他社のホームページのコンテンツをチェックする
- コンテンツを読んだ方が疑問やお悩みを100%解消できるような記事を書こう
- SEO対策ではビッグキーワードだけでなく、スモールキーワードも意識しよう
- 内容の薄いページを毎日更新するよりも、月に数回良質なコンテンツを追加してエバーグリーン化を目指そう!
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エバーグリーンコンテンツとは何か?
長期間にわたり価値が失われないコンテンツがエバーグリーンコンテンツ
エバーグリーンコンテンツとは、時間が経過しても内容が古びず価値を失わない、普遍的なテーマを扱ったコンテンツのことです。
エバーグリーンコンテンツは検索エンジンを中心に、企業ホームページへ何年にもわたって訪問者を集客してくれます。
エバーグリーンコンテンツの反対の性質を持つのが、バズコンテンツ
エバーグリーンコンテンツの反対が、バズコンテンツです。
バズコンテンツはFacebookやTwitterなどのSNSで一気にシェアされて短期間で莫大なアクセス数を稼ぐことができますが、時間が経つにつれ急速に情報の価値は失われて訪問者も激減します。
それに対し、エバーグリーン(Evergreen)は常緑樹の意味なので、エバーグリーンコンテンツはいつまでも枯れることなく良質な情報を訪問者に提供しつづけるコンテンツだと考えてください。
どんなテーマがエバーグリーンコンテンツになりやすいのか?
ハウツー系・課題解決型のテーマはエバーグリーンコンテンツにしやすい
エバーグリーンコンテンツの具体例としては、以下のタイプが挙げられます。
【エバーグリーンコンテンツになりやすいテーマ】
- ハウツー系・ノウハウ系の記事
- 課題解決型の記事
- Q&Aなど
特にハウツー系・課題解決型のテーマはエバーグリーンコンテンツの宝庫です。
たとえば、「ペット初心者にオススメの犬種、ベスト3を紹介!」という記事を作成すれば、初めて犬を飼いたいという人がいなくならないかぎり、その情報は永遠に価値を発揮します。
トレンド情報や最新ニュースはエバーグリーンコンテンツにはならない
それに対して、以下のような一過性のコンテンツはエバーグリーンコンテンツになりえません。
【エバーグリーンコンテンツにしづらいテーマ】
- 流行やトレンドの紹介
- 最新のニュース
- 季節性のあるイベントや一度だけのイベントの情報
業種にもよりますが、企業ホームページ全体のコンテンツ数・ページ数が少ない初期段階では、一過性のコンテンツよりもエバーグリーンコンテンツの作成に力を注いだほうが結果的に大きな成果を得られます。
※ただし、訪問者のリピーター化やSNSでのシェア施策を促進するうえではトレンドや最新ニュースの発信は有効な手段です。
エバーグリーンコンテンツの充実化がある程度終了したら、トレンド系・ニュース系のコンテンツの比率を多めにする・・・などの使い分けをするとよいでしょう。
エバーグリーンコンテンツのメリットとは? |
それではエバーグリーンコンテンツは通常のコンテンツと比べて、何が優れているのでしょうか?
そのメリットを具体的にご説明します。
エバーグリーンコンテンツは長期的に集客できる
先ほど例示した記事、「ペット初心者にオススメの犬種、ベスト3を紹介!」のように、常にニーズが存在する定番の情報は、長いスパンで安定的にアクセスを集められます。
流行に依存しないエバーグリーンコンテンツを拡充させれば、企業ホームページ全体の集客の土台が固まります。
エバーグリーンコンテンツは、一度ページを追加すれば、1年・2年・・・と継続して集客に貢献するのでROI(Return On Investment、投資対効果)が極めて良好です。
エバーグリーンコンテンツは修正・更新の手間がかからない
エバーグリーンコンテンツには、普遍的な情報が掲載されているので、情報の経年劣化による更新・修正を何度も実施する必要がありません。
一度ページを公開すれば、メンテナンスの手間をかけずに運用できます。
※ただし、ヒートマップなどで訪問者の動きを分析して有効な改善策が立案できたときは、コンテンツの見せ方について修正をおこなうべきです。
記事の修正・更新がなくなり浮いた時間を、新たなエバーグリーンコンテンツの作成に充てることで効率的かつ着実にアクセス数を積み上げられます。
潜在顧客の開拓→顧客育成を促進し、コンテンツマーケティングに利用できる
エバーグリーンコンテンツは莫大な数の「そのうち客」へアプローチできる
ハウツー系の記事や課題解決型の記事では、自社のことを知らない情報収集段階の顧客も集客できます。
これらのニーズを明確化していない顧客のことを潜在顧客、あるいは「そのうち客」と呼びます。
検索ユーザーのほとんどはこの「そのうち客」であり、自社の商品の購入をすでに検討している見込み客(「今すぐ客」)はごく少数です。
エバーグリーンコンテンツでは、莫大な数の「そのうち客」との接点を確保できます。
エバーグリーンコンテンツは顧客育成にも寄与し、コンテンツマーケティングの中核となる
あとは、エバーグリーンコンテンツを掲載しているページ内に自社の商品・サービスへ誘導するバナーを掲載すれば、ニーズを喚起して見込み客へ育成できます。
このような顧客育成のプロセスをリードナーチャリング(Lead Nurturing)と呼びます。
エバーグリーンコンテンツはリードナーチャリングを促進し、見込み客の獲得にも寄与します。
以上のように、コンテンツを潜在顧客の開拓→育成など幅広い場面で利用する戦略のことをコンテンツマーケティングと呼びます。
安定的に集客できるエバーグリーンコンテンツは、コンテンツマーケティングの基盤となり戦略を下支えします。
エバーグリーンコンテンツはSNSでの拡散や、自然な被リンクを獲得できる
ハウツー系・課題解決系の記事は、売り込み系の記事よりもFacebookやTwitterなどのSNSで拡散されやすい
ハウツー系・課題解決系のエバーグリーンコンテンツは、商品紹介ページなどの売り込み系のコンテンツよりも、SNSでのシェアを獲得しやすいです。
そのため、自然な被リンクを獲得できSEO効果を高められます。
各コンテンツに貼られた自然な被リンクはサイト全体の評価を押し上げ、商品紹介のページの順位もアップさせます。
内部リンクの増強による、リンク先ページの検索順位の上昇も期待できる
良質で訪問者の役に立つエバーグリーンコンテンツが掲載されたページに、他のページへの文字リンクやバナーボタンを設置すると、リンク先のページの評価も高まり検索順位が上昇します。
これにより、単体ではコンバージョンに直結しないテーマのコンテンツでも、間接的に来店やお問い合わせを増やす効果が期待できます。
※内部リンクやコンバージョンについて詳しくは、以下のページをご覧ください。
エバーグリーンコンテンツは会社のブランドイメージをアップさせる
優れたエバーグリーンコンテンツはブランディングにも貢献する
ハウツー系や課題解決に特化したエバーグリーンコンテンツを追加し蓄積していけば、訪問者は「こんなに役立つ情報をプロの視点からしっかりと書いてくれているのだから、この会社は信頼できそうだ!」と感じるので、会社のイメージアップにつながります。
たとえば、以下のAとBのホームページがあるとき、あなたはどちらの会社にリフォームを依頼したいと思うでしょうか?
A:全体で合計5ページ程度しかなく、対応できるリフォームの種類なども数行で簡単にまとめられているだけのホームページ
B:予算別のオススメリフォームの方法や、補助金・税金の控除の仕組みの詳細など、お得な情報も掲載されているホームページ
断然、Bのホームページだと思います。
プロフェッショナルとしての知識や経験を公開すれば訪問者のロイヤルティが高まり、コンバージョン数もアップする
専門家としての深い知識や経験に裏打ちされたコンテンツは検索エンジンやSNSから集客するだけでなく、訪問者にロイヤルティを与え信頼感を醸成します。
その結果、訪問者がお問い合わせや来店する確率が増え、より多くのコンバージョンを獲得できます。
また、顧客との信頼関係が厚くなるので多少価格が高くても自社の商品・サービスを選んでもらえるようになり、価格競争からの脱却にもつながります。
エバーグリーンコンテンツは既存顧客の満足度や信頼感もアップさせる
商品・サービスを購入した直後のお客様は、期待と同時に不安も抱えています。
「本当にお金を支払っただけの価値が得られるんだろうか・・・。心配だ」という感情を抱くからです。
このような購入直後の不安のことをバイヤーズリモース(Buyer’s Remorse)と呼びます。
顧客満足度を向上してお客様にリピーターになってもらうには、このバイヤーズリモースの払拭が重要です。
エバーグリーンコンテンツは訪問者のニーズを満たすと同時に、自社への信頼感や安心感を育むのでバイヤーズリモースを軽減できます。
その結果、顧客満足度の向上と信頼感を醸成しリピーター化を促進します。
バズコンテンツよりも、エバーグリーンコンテンツのほうが会社には有益である理由とは? |
先述のとおり、エバーグリーンコンテンツの対極には、短期間で大量のアクセス数を獲得するバズコンテンツがあります。
企業にとってはエバーグリーンコンテンツとバズコンテンツ、どちらのほうが有益なのでしょうか?
これは明らかにエバーグリーンコンテンツに軍配が上がります。
理由は主に二つあります。
集客効果の持続期間が長いエバーグリーンコンテンツは、ホームページ担当者の作業負担を軽減できる
バズコンテンツは賞味期限が短いので、ホームページ担当の社員が常にコンテンツを作り続けなければならない
ひとつは集客効果の持続期間です。
バズコンテンツは一瞬で大量のアクセスを確保できますが、時間が経つにつれその量は急速に減少します。
バズコンテンツは、いわば賞味期限が短いのです。
バズコンテンツでアクセス数を継続的に稼ぎたいなら、常に刹那的なコンテンツ作成を続けざるをえず、社員の業務負担が大きくなります。
エバーグリーンコンテンツは放置していても、集客しつづけてくれるので長期的にみると社員の作業負担が軽くなる
それに対して、エバーグリーンコンテンツは一度公開すれば、あとは放置していても継続的にアクセスを集めつづけてくれます。
よって、エバーグリーンコンテンツは完成させるまでが大変ですが、長期的なスパンでみると作業負担が非常に軽くなります。
特に中小企業の場合は、ホームページ担当者が他の業務も兼務している場合がほとんどなので、効率的なコンテンツ管理が求められます。
消耗戦になりがちなバズコンテンツよりも、着実に効果が蓄積されるエバーグリーンコンテンツのほうが、企業にとっては適しています。
エバーグリーンコンテンツで得た注文は機会損失にならず、確実に売上げへ転化できる
来店・注文を売上げに確定させるには、商品・サービスの供給力が需要を満たさなければならない
「商品・サービスの注文を確実に売上げに転化できるか?」という観点でも、細く長く集客できるエバーグリーンコンテンツのほうが有利です。
バズコンテンツは拡散力に長けているので、短期間に大量の注文を獲得できる可能性があります。
しかし、ここで冷静になって確認していただきたいことがあります。
どんなに多くの注文をいただいても、商品・サービスをきちんとお客様にお届けしなければ売上げは確定しません。
利益を出すには、商品・サービスの供給力がそのときの需要に見合ったものでなければいけないのです。
バズコンテンツで瞬間的に大量の注文を獲得できても、供給力不足がネックとなり機会損失となる可能性が高い
しかし、商品・サービスの供給力は短期間で簡単に増減できるものではありません。
したがって、バズコンテンツで多くの来店や注文を獲得できても、供給がそれに追いつかないケースが頻発します。
典型的な例が飲食店です。
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで一時的にバズって、大量のお客様が来店してもテーブル数には限りがあるので、相当な時間お待たせすることになってしまいます。
また、従業員が通常の数倍の注文をさばききれないことも多いでしょう。
当然、行列や大量の待ち時間を見て来店をやめるお客様も続出し、機会損失が発生します。
このように飲食店では商品・サービスの供給力不足が如実に表れますが、製造業などでも問題の本質はいっしょです。
一時的な大量注文が来ると、製品や部品・材料の在庫が払底して機会損失になりますし、生産に携わる従業員の数も簡単には増やせません。
どんな業種でも、従業員数や材料の在庫数などは平常時の需要をもとに算定されていますので、バズコンテンツでいきなり想定外の注文が舞い込んできても供給力不足がネックとなり、思ったほど売上げが増えないのです。
バズコンテンツで盛り上がった需要への対応を間違えると、不良在庫などの深刻なリスクが発生し会社を傾かせかねない
かといって、バズコンテンツで盛り上がった需要に対応できるだけの商品在庫や供給力を常時抱えるのも深刻なリスクを招きます。
バズコンテンツで膨れ上がった需要は、その後は急速にしぼんでいくからです。
大量の注文が来てからあわてて在庫や人材の確保に走っても、それらが準備できたころには需要が落ち着いてしまい、不良在庫や余剰人材を抱え込むことになりかねません。
現に、出版業界には「ベストセラー倒産」という言葉があります。
何十万部・何百万部も売れるヒット作を生み出した出版社が増刷をかけすぎてしまって、大量の不良在庫を抱えて倒産に追いこまれてしまう現象のことです。
ことほどさように、企業にとって短期的な需要の爆発は対応するのが難しく、下手をすれば会社を傾かせる原因にもなりかねません。
少量の注文を長く獲得するエバーグリーンコンテンツなら、供給力不足に陥る可能性が低く機会損失を防げる
それに対して、エバーグリーンコンテンツには爆発力こそありませんが、長期間にわたり少しずつお問い合わせや来店に貢献します。
そのため、商品・サービスの供給力不足に陥る可能性が低く機会損失を起こさずに、すべてを売上げに転換できます。
もちろん社員に余計な負担をかけることもないうえに、過剰な供給力を持て余して負債を抱えるリスクもありません。
以上のご説明で、企業ホームページではエバーグリーンコンテンツの拡充を目指すべき理由をご理解いただけたかと思います。
それでは次に、エバーグリーンコンテンツを作成するにはどうすればいいのかをご説明します。
エバーグリーンコンテンツの作り方 |
日々の業務のなかで、お客様から実際に受けた質問からテーマを見つける
エバーグリーンコンテンツの種は、日々のお客様対応のなかに眠っている
企業がエバーグリーンコンテンツを構築するうえで、一番の参考になるのが日々の業務のなかで実際にお客様から受けた質問です。
- 予算100万以内でお風呂のバリアフリー化のリフォームをするなら、どんなプランがお勧め?
- 断熱リフォームによる冷暖房の節約効果は年間どれくらい?
- 初めてペットを飼うんだけど、お勧めの犬種はどれ?
これらの質問はまず無くなることがなく、他のお客様も同様に気にしている内容です。
実際にお客様から受けた質問は、確実にニーズがあるので検索エンジンやSNSからの集客が見込みやすい
よって、これらの質問への回答をページ化してホームページに掲載すれば、検索エンジンから継続的な集客が見込めます。
さらに、同じ問題を抱えている潜在層が多数存在することから、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアされる確率も高いでしょう。
特に、長期間にわたり同じ質問を受けているテーマはエバーグリーンコンテンツの有力な候補です。
新入社員に入社直後に理解できなかった部分をヒアリングする
業界の常識にとらわれず、フレッシュな態度で業務に臨んでいる新人社員は、一番お客様と近い視点を持っているのでコンテンツの種の塊です。
実際に、自社の営業や販売員、広報などの新入社員にヒアリングして「最初、理解できなかった部分」「違いがわからなかった箇所」などを確認しましょう。
それらの内容は高確率でお客様も理解できていない部分です。
新入社員からヒアリングした内容を文章化・ページ化することで、ニーズを捉えたエバーグリーンコンテンツを作成できます。
さらに、作成したコンテンツは印刷すれば新人研修の資料としても転用できます。
※作成したコンテンツの社内利用と業務効率化については、以下のページで詳しく解説しています。
競合他社のホームページのコンテンツをチェックする
競合他社の良質なホームページをチェックしてコンテンツ作成の参考にする
検索上位を獲得している競合他社のホームページのコンテンツを参考にするのもお勧めです。
なお、競合調査のときは「東京 リフォーム」「大阪 板金」など激戦区の地名キーワードで検索するのがよいでしょう。
競争が激しい地域でランキング上位を維持しているホームページは全体的にクオリティが高く、参考になるコンテンツが多いです。
競合他社の良質なページは、コンテンツ作りの先生となりSEO対策のキーワード選びでも活用できる
競合他社のホームページをチェックするときは、以下のようなコンテンツに注目しましょう。
【競合他社のホームページでチェックすべきコンテンツ】
- 普遍性が高い内容のコンテンツ
- 自社と共通した情報が記されているコンテンツ
- 同業のプロの目から見ても、解説が丁寧で詳しいコンテンツ
特に参考になると感じたページは印刷してストックしておき、自社のコンテンツ作成時に常に手元に置いておくのがお勧めです。
「どんなコンテンツを作ればいいのかわからない・・・」と途方に暮れている会社の多くは、この競合他社のホームページ調査が不足しています。
競合他社のホームページは、自社のコンテンツを作成するうえで一番有力な先生になります。
また、SEOチェキなどのツールを利用すると競合他社がどのようなキーワードをターゲットとしているのかも調査できます。
これも自社のSEOキーワード選びのときに、とても役立ちます。
※SEOキーワードの選び方については、以下のページでも詳しく解説していますのでぜひこちらもご覧ください。
コンテンツを読んだ方が疑問やお悩みを100%解消できるような記事を書こう
エバーグリーンコンテンツでは長期間検索上位を維持できるだけの、質の高さが必要
エバーグリーンコンテンツはYahoo!やGoogleの検索上位を獲得し、FacebookやTwitter経由のアクセスを呼びこむことが求められますので、量より質が大事です。
特にSEO面でいえば、長期間にわたり検索上位を維持するだけの高品質なコンテンツでないと、エバーグリーンコンテンツとして機能しません。
高品質なコンテンツとは、訪問者の疑問やお悩みを100%解消できるようなコンテンツのこと
それでは、高品質なコンテンツとはどういったものでしょうか?
それは訪問者が抱えている疑問やお悩みを100%解消し、自身でその解決策を実行できるような内容のコンテンツです。
コンテンツを作るときは、自分が実際にお客様にコンテンツの核となる質問をされたときのことを想定してください
その質問に対する自分のできるかぎり最良の回答を、お客様に語りかけるように文章化しましょう。
ホームページのコンテンツ作りも、その本質はお客様とのコミュニケーション
ホームページのコンテンツ作りは、リアルでのお客様対応とその本質は何ら変わりません。
熱心な回答をすればお客様にご納得いただけ笑顔がもらえるように、ホームページに全力の回答を掲載すればYahoo!やGoogleからのアクセスと、SNSでのシェアが獲得できます。
ただ一点、リアルのお客様対応とホームページのコンテンツ作成で大きく違う点があります。
コンテンツ作成では、お客様の時間の都合を気にすることなく、じっくりと回答を練り上げることができます。
これはリアルでのお客様対応にはない大きなメリットです。
時間をかけて、自社ができるかぎり最良の回答を作成しましょう。
※良質なコンテンツを継続的に追加することで、長期的な集客を目指す手法のことをコンテンツSEOと呼びます。以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
SEO対策ではビッグキーワードだけでなく、スモールキーワードも意識しよう
コンテンツの中身ができあがったら、検索上位を獲りやすくクリックを誘導できるページタイトルを模索する
コンテンツの文章ができあがったら、SEO対策で一番重要な設定であるtitleタグ(ページタイトル)を決めます。
ページタイトルを決めるときは、主に以下の4点を意識してください。
【効果的なページタイトルの条件】
- ページの内容をきちんと反映している(ページタイトルを読んだだけで、ある程度内容が推測できる)
- ターゲットにしているSEOキーワードを含める
- 検索結果に並んだときに自分がクリックしたいと思うような文になっている
- 文字数が全体で30字程度に収まっている
※上の項目ほど重要になります。より詳細なページタイトル設定のテクニックを知りたい方はぜひ以下のページをご覧ください。
コンテンツのエバーグリーン化を狙うときは、スモールキーワードも意識してSEO対策する
このなかの「ターゲットにしているSEOキーワードを含める」ですが、ここで選んだキーワード次第で検索順位は大きく変動します。
コンテンツをエバーグリーン化するコツとして、「ビッグキーワードやミドルキーワードだけでなく、スモールキーワードも保険として混ぜておく」というテクニックが挙げられます。
ビッグキーワード・・・検索回数が多いメジャーなキーワードのこと。1単語だけのキーワードがビッグキーワードとされることが多い。「イタリアン」「ペットショップ」「リフォーム」など。
ミドルキーワード・・・2語の複合キーワードなどのこと。例:「富山市 イタリアン」「横浜 ペットショップ」「お風呂 リフォーム」
スモールキーワード・・・3語以上のニッチな複合キーワード。
例:「富山市 イタリアン 個室」「横浜 ペットショップ トイプードル」「お風呂 バリアフリー リフォーム」
※ビッグキーワードやスモールキーワードについて、さらに詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください
保険としてスモールキーワードも含めることで、細く長くアクセス数を得られる確率が高まる
以下のように、ビッグキーワードからスモールキーワードまでを包含するようなページタイトルを設定すると、コンテンツのエバーグリーン化の確率が大幅に上昇します。
【ビッグキーワード~スモールキーワードを網羅したページタイトル例】
「富山市のパスタ・イタリアンなら●●(店名)へ│個室完備」
このtitleであれば、「富山市」「イタリアン」などのビッグキーワードや、「富山市 イタリアン」というミドルキーワードで上位表示が難しくても、「富山市 イタリアン 個室」というスモールキーワードでランキング上位が獲れる余地が残ります。
よって、「富山市 イタリアン」で上位表示したときよりはアクセス数は少なくなるでしょうが、細く長く訪問者を集められます。
ページタイトルを付けるときは保険としてスモールキーワードも含むような言葉の組み合わせを選び、エバーグリーン化を目指しましょう。
内容の薄いページを毎日更新するよりも、月に数回良質なコンテンツを追加してエバーグリーン化を目指そう!
これまでご説明してきたように、エバーグリーンコンテンツは企業ホームページへ半永久的な集客を保証し、会社の財産になります。
すぐに集客効果がなくなってしまう内容の薄いページを量産するよりも、長期間集客と顧客育成に貢献する質の高いページを月に数回アップするほうが着実にアクセス数を増加できます。
以下の関連ページで、SEO対策で上位を獲れるページの作り方やテクニックなどを詳しく解説していますので、ぜひこれらをお読みいただいたうえでエバーグリーンコンテンツの作成を目指しましょう!