サーバーとは何か? ホームページ作成との関係を初心者へわかりやすく解説
更新日:2024.11.21
- 「ホームページを作るにはサーバーが必要と聞いたけど、意味がよくわからない…」
- 「サーバーとドメインはどのように関係しているの?」
こんな疑問・お悩みをお持ちの方のために、今回はサーバーとは何かを初心者向けにわかりやすく解説します。
ホームページ(HP) の作成時になぜサーバーが必要なのか、ドメインやメールアドレスとはどのように関係してくるのかも紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
[非表示]
- サーバーとは?
- 作成したホームページが訪問者に閲覧されるまでの、サーバーとネットワークの仕組み
- サーバーの種類について
- Webサーバー
- メールサーバー
- DNSサーバー
- FTPサーバー
- サーバーの利用方法のちがい 自社サーバーとレンタルサーバー
- 自社サーバーとは
- レンタルサーバーとは
- ホームページの開設には、サーバーだけでなくドメインも必須
- 会社・団体のホームページには独自ドメインを使おう
- ホームページリニューアル時に制作会社が変わる際は、ドメインの管理をどうするのかを注意!
- ホームページ=家 ドメイン=住所 サーバー=土地 の関係性
- ドメインとサーバーの取得と維持には費用が必要
- 無料のレンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスは、企業のホームページ運営には不向き
- サーバー・ドメインの契約・準備は、パソコンやネットが苦手な方にはハードルが高い
- サーバーやWebに詳しい社員がいない会社は、サーバー・ドメインも一括で準備してもらえる制作会社に委託するのがオススメ
- あわせて読みたい記事
- 国産Webサイトサービス満足度No.1のおりこうブログで、自社サイトを開設・リニューアル!
サーバーとは?
サーバーとはネットワーク上のデータの保管庫のことです。
たとえばWebサーバーであれば、ホームページのデータを保存しておき、アクセスがあればHTMLや画像などのホームページを構成するデータをユーザーのパソコンやスマートフォンに提供する役割を担っています。
このように、
- データを保管する
- ネットワーク経由でリクエストがあったときに、対応するデータを引き出しユーザーに提供する
この2種類の役割を果たすコンピューターがサーバーだと言えます。
※弊社では、Webサイトを運用するうえで必要な用語の基礎知識をまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからダウンロードしてください。
作成したホームページが訪問者に閲覧されるまでの、サーバーとネットワークの仕組み
まずはホームページのデータをサーバーにアップロードしないと、ネット上では閲覧できない
次に、作成したホームページが訪問者に見られるまでの流れを確認しましょう。
ホームページをインターネットユーザーに見てもらうには、単にみなさんのパソコンのなかにホームページのデータがあるだけではダメです。
ホームページを見られる状態にするためには、そのホームページのデータをサーバーに保存しなければいけません。
サーバー上にホームページを含め、各データやファイルを保存する作業のことをアップロードと呼びます。
ホームページをインターネットユーザーに見てもらうには、単にみなさんのパソコンのなかにホームページのデータがあるだけではダメです。
ホームページを見られる状態にするためには、そのホームページのデータをサーバーに保存しなければいけません。
サーバー上にホームページを含め、各データやファイルを保存する作業のことをアップロードと呼びます。
訪問者がホームページのURLをブラウザに入力すると、サーバー側にリクエストが届く
その後、訪問者がそのホームページのURLをGoogle Chromeなどのブラウザに入力してエンターキーを押したら、サーバー側にリクエストが届きます。
URL…Webページの場所を示す文字列のこと。アドレスとも呼ばれる。当サイトのトップページのURLは「http://ds-b.jp/dsmagazine/」。
※ブラウザ…インターネットを介してホームページ(Webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのこと。Google ChromeやMicrosoft Edge、Safari、Internet Explorerなどが有名。
参考ページ:ブラウザとは? 意味と種類、どれがオススメかを初心者向けに解説
URL…Webページの場所を示す文字列のこと。アドレスとも呼ばれる。当サイトのトップページのURLは「http://ds-b.jp/dsmagazine/」。
※ブラウザ…インターネットを介してホームページ(Webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのこと。Google ChromeやMicrosoft Edge、Safari、Internet Explorerなどが有名。
参考ページ:ブラウザとは? 意味と種類、どれがオススメかを初心者向けに解説
リクエストに応じて、サーバーはWebページのデータを訪問者のパソコンやスマートフォンに提供する
そうすると、サーバーはURLに応じたページのデータを引き出し、そのページのHTMLや画像などのファイルを訪問者のパソコンやスマートフォンなどの端末に提供します。
最後にパソコン・スマートフォン内のブラウザがサーバーからもらったデータを人間が読んで理解できるように、解釈・構成してWebページを表示します。
これがホームページの管理者・サーバー・訪問者の基本的な関係性になります。
最後にパソコン・スマートフォン内のブラウザがサーバーからもらったデータを人間が読んで理解できるように、解釈・構成してWebページを表示します。
これがホームページの管理者・サーバー・訪問者の基本的な関係性になります。
※GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由でアクセスできるようにするには、サーバーにホームページのデータをアップロードするだけでなくインデックス(登録)が必要
※なお、先ほどの説明ではブラウザへURLを直接入力してホームページにアクセスした場合を想定してお話ししましたが、GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由でアクセスしたときも基本的にサーバーの動作は同じになります。
ただし、単にサーバーにホームページのデータをアップロードしただけでは、GoogleやYahoo!でいくら検索してもそのサイトはヒットしません。
検索エンジン側のデータベースに、まだそのホームページのデータがインデックス(登録)されていないからです。
企業ホームページでGoogleやYahoo!から集客したい場合はサーバーにホームページのデータをアップロードして公開するだけでなく、インデックスが不可欠です。
インデックスについては以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
参考ページ:集客に直結する知識! 検索エンジンの仕組みとインデックスの意味とは?
ただし、単にサーバーにホームページのデータをアップロードしただけでは、GoogleやYahoo!でいくら検索してもそのサイトはヒットしません。
検索エンジン側のデータベースに、まだそのホームページのデータがインデックス(登録)されていないからです。
企業ホームページでGoogleやYahoo!から集客したい場合はサーバーにホームページのデータをアップロードして公開するだけでなく、インデックスが不可欠です。
インデックスについては以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
参考ページ:集客に直結する知識! 検索エンジンの仕組みとインデックスの意味とは?
※弊社ディーエスブランドでは、コストをかけずに集客力・売上げをアップさせる方法についてまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからダウンロードしてください。
サーバーの種類について
次に、ホームページ運営に関連する代表的なサーバーの種類を解説します。
ホームページを自作する予定の方は、しっかり憶えるようにしてください。
逆に、制作会社に委託してホームページを運営する予定の方は、そこまで詳細に理解する必要はなく大ざっぱに把握できていれば十分です。
ホームページを自作する予定の方は、しっかり憶えるようにしてください。
逆に、制作会社に委託してホームページを運営する予定の方は、そこまで詳細に理解する必要はなく大ざっぱに把握できていれば十分です。
Webサーバー
ホームページの運営で必須になるのがWebサーバーです。
Webサーバーにはホームページを構成する主要なファイルであるHTMLや、サイトのデザイン・装飾にかかわるCSS、写真などの画像ファイルが保管されています。
ホームページへアクセスがあると、それらWebページを構成する情報を訪問者のパソコンやスマートフォンに提供します。
ホームページへアクセスがあると、それらWebページを構成する情報を訪問者のパソコンやスマートフォンに提供します。
メールサーバー
メールサーバーは普段あまり意識されないが、Eメールの送受信で重要な役割を担っている
メールサーバーとは、Eメールの送受信をするときに必要になるサーバーのことです。
たとえばみなさんがパソコンやスマートフォンの電源を切っているあいだにメールが送られてきたときのことを思い出してください。
再度電源を入れてメールソフトを立ち上げれば、電源を切っていた間に送られてきたメールも問題なく受信できるはずです。
これは、送られてきたメールのデータがメールサーバー内にいったん保存されているからです。
メールサーバーはこのようにメールの送受信で重要な役割を担っています。
たとえばみなさんがパソコンやスマートフォンの電源を切っているあいだにメールが送られてきたときのことを思い出してください。
再度電源を入れてメールソフトを立ち上げれば、電源を切っていた間に送られてきたメールも問題なく受信できるはずです。
これは、送られてきたメールのデータがメールサーバー内にいったん保存されているからです。
メールサーバーはこのようにメールの送受信で重要な役割を担っています。
メールの受信時はPOP3サーバーかIMAPサーバーかでメールの利用形態が変わってくる
なお、メールサーバーでは送信時と受信時で別の種類のサーバーが使われています。
- メールの送信時…SMTPサーバー
- メールの受信時…POP3サーバーもしくはIMAPサーバー
POP3サーバーとIMAPサーバーの最大のちがいは、メールのデータをサーバー内に保存しつづけるかどうかです。
POP3サーバーでも最初はサーバー内にメールデータは保存されるのですが、メールソフトで受信した際にそのデータはパソコンやスマートフォン内にダウンロードされて、サーバー内からは削除されます。
パソコンやスマートフォンなどの端末をネットワークにつないでいない(=メールサーバーにアクセスできない)状態であっても、過去に受信したメールを読めるのはメールのデータが端末内に保存されているからです。
それに対して、IMAPサーバーではメールを受信してもデータを削除せず、サーバー内に残しつづけます。
そのためパソコンやスマートフォンなど複数の端末を使い分けているときは、問題なく同じメールを読むことができるので便利です。
GmailやYahoo!メールにおいて、ログインさえすればパソコンでもスマートフォンでも同じメールを読めるのは、このIMAPサーバーを利用しているからです。
ただ、IMAPサーバーではメールのデータがサーバーに貯まりつづけるので、サーバーの容量を圧迫しやすいという欠点があります。
ホームページとメールはドメインが同一の場合、開設・リニューアル時に深く関係してくる
ホームページとメールは一見とくに関係がなさそうですが、メールアドレスとホームページのドメインが同一の場合はリニューアル時などに深く関係してきます。
ドメインとはインターネット上の住所のことで、以下のようなホームページURLとメールアドレスがあった場合、赤字の部分がドメインになります。
ホームページURL:https://ds-b.jp
メールアドレス:tarou-yamada@ds-b.jp
※ドメインについては後ほどさらに詳しく解説します。
また、ホームページの新設時にも「ホームページと同じドメインのメールアドレスが欲しい」という場合は、制作会社に「メールサーバーやメールアドレスも用意してもらえるのか?」とあらかじめ質問しておくとよいでしょう。
ドメインとはインターネット上の住所のことで、以下のようなホームページURLとメールアドレスがあった場合、赤字の部分がドメインになります。
ホームページURL:https://ds-b.jp
メールアドレス:tarou-yamada@ds-b.jp
※ドメインについては後ほどさらに詳しく解説します。
また、ホームページの新設時にも「ホームページと同じドメインのメールアドレスが欲しい」という場合は、制作会社に「メールサーバーやメールアドレスも用意してもらえるのか?」とあらかじめ質問しておくとよいでしょう。
DNSサーバー
DNS (Domain Name System)サーバーとは、ドメインとIPアドレスを変換してインターネットを利用しやすくするためのサーバーのことです。
IPアドレスとは、ネットワークに接続している機器(サーバーを含む)にそれぞれ割り振られた固有の番号のことで、パソコンやスマートフォンでホームページにアクセスするときも実はこのIPアドレスを使ってアクセスがおこなわれています。
ですがIPアドレスは数字の羅列なので、コンピューターが処理するうえでは問題ありませんが、人間にとっては憶えづらく、使いづらいという欠点があります。
そこで、IPアドレスをds-b.jpなどのドメインに変換して利用しているわけですが、その変換作業を担っているのがDNSサーバーです。
ホームページの運用の場面では、ホームページを自作するときのドメイン新規取得時や、リニューアルでドメインの移管をする際にこのDNSサーバーが関わってきます。
IPアドレスとは、ネットワークに接続している機器(サーバーを含む)にそれぞれ割り振られた固有の番号のことで、パソコンやスマートフォンでホームページにアクセスするときも実はこのIPアドレスを使ってアクセスがおこなわれています。
ですがIPアドレスは数字の羅列なので、コンピューターが処理するうえでは問題ありませんが、人間にとっては憶えづらく、使いづらいという欠点があります。
そこで、IPアドレスをds-b.jpなどのドメインに変換して利用しているわけですが、その変換作業を担っているのがDNSサーバーです。
ホームページの運用の場面では、ホームページを自作するときのドメイン新規取得時や、リニューアルでドメインの移管をする際にこのDNSサーバーが関わってきます。
なお、ドメインやDNSサーバーの関係についてはJPRS(株式会社日本レジストリサービス、全国のjpドメインを管理している企業)が配布している解説漫画がわかりやすいので、ご興味があれば一読をオススメします。
FTPサーバー
FTP(File Transfer Protocol)サーバーとは、Webサーバーにファイルを送受信する際に使われるサーバーのことです。
ホームページの作成時にはこのFTPサーバーを用いて、HTMLやCSS、画像ファイルなどのサイトを構成するデータをWebサーバーへアップロードします。
ただし近年ではWordPressや弊社のおりこうブログのようなCMS(ホームページを簡単作成できるシステム)が普及しているので、ホームページ運営でかつてほどFTPが多用されることは少なくなってきています。
※CMSについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
ホームページの作成時にはこのFTPサーバーを用いて、HTMLやCSS、画像ファイルなどのサイトを構成するデータをWebサーバーへアップロードします。
ただし近年ではWordPressや弊社のおりこうブログのようなCMS(ホームページを簡単作成できるシステム)が普及しているので、ホームページ運営でかつてほどFTPが多用されることは少なくなってきています。
※CMSについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
参考ページ:CMSのメリット・デメリットを初心者向けに解説
なお、弊社では手軽に企業・団体向けホームページを作れるCMS・おりこうブログを提供しております。ご興味のある方はぜひ以下のバナーから詳細をご覧ください。
サーバーの利用方法のちがい 自社サーバーとレンタルサーバー
次にホームページのデータを保管する際のサーバーの利用方法についてご紹介します。
企業がサーバーを利用する際には大きく分けて2種類の方法があります。
それが自社サーバーとレンタルサーバーです。
企業がサーバーを利用する際には大きく分けて2種類の方法があります。
それが自社サーバーとレンタルサーバーです。
自社サーバーとは
自社サーバーは、その名のとおり自社でサーバーを丸ごと購入し、社内に設置して運用する方法です。
後述するレンタルサーバーと比較して、OSやアプリケーションを社内でカスタマイズできるので自由度が高いのがメリットです。
しかしサーバーを購入すると高額な初期費用がかかりますし、メンテナンスやセキュリティもすべて社内でまかなわなければなりません。
サーバーの専門知識・技術を持った社員が必要なので、情報システム部などが存在する規模が大きめの企業かもしくはIT企業でないと、自社サーバーの運用は難しいでしょう。
そのため中小企業などの多くの会社にとってホームページを運用する際は、レンタルサーバーを使うのが現実的な選択肢となります。
後述するレンタルサーバーと比較して、OSやアプリケーションを社内でカスタマイズできるので自由度が高いのがメリットです。
しかしサーバーを購入すると高額な初期費用がかかりますし、メンテナンスやセキュリティもすべて社内でまかなわなければなりません。
サーバーの専門知識・技術を持った社員が必要なので、情報システム部などが存在する規模が大きめの企業かもしくはIT企業でないと、自社サーバーの運用は難しいでしょう。
そのため中小企業などの多くの会社にとってホームページを運用する際は、レンタルサーバーを使うのが現実的な選択肢となります。
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーとは、サーバー会社からサーバーを借りて運用する方法のことです。
ホスティングとも呼ばれます。
レンタルサーバーであれば低コストで始められるうえに、運用・保守・セキュリティ対策をサーバー会社のプロのスタッフが24時間・365日実施してくれるので安心です。
手軽に企業ホームページを立ち上げたい場合は、レンタルサーバーを利用するのがよいでしょう。
ホスティングとも呼ばれます。
レンタルサーバーであれば低コストで始められるうえに、運用・保守・セキュリティ対策をサーバー会社のプロのスタッフが24時間・365日実施してくれるので安心です。
手軽に企業ホームページを立ち上げたい場合は、レンタルサーバーを利用するのがよいでしょう。
ホームページの開設には、サーバーだけでなくドメインも必須
ホームページの開設に必須なものがサーバー以外にももうひとつあります。
それがドメインです。
ドメイン(Domain)とは、簡単に言えばインターネット上の住所のことです。
主にホームページのURLやメールアドレスで使われています。
たとえば、以下のようなホームページURLとメールアドレスがあった場合、赤字の部分がドメインになります。
ホームページURL:https://ds-b.jp
メールアドレス:tarou-yamada@ds-b.jp
ドメインがなければ住所がないようなものなので、ホームページを開設することもできなければ、メールを送受信することもできません。
それがドメインです。
ドメイン(Domain)とは、簡単に言えばインターネット上の住所のことです。
主にホームページのURLやメールアドレスで使われています。
たとえば、以下のようなホームページURLとメールアドレスがあった場合、赤字の部分がドメインになります。
ホームページURL:https://ds-b.jp
メールアドレス:tarou-yamada@ds-b.jp
ドメインがなければ住所がないようなものなので、ホームページを開設することもできなければ、メールを送受信することもできません。
※弊社では、Webサイトを運用するうえで必要な用語の基礎知識をまとめた資料を無料で配布しています。ご興味のある方は、以下のバナーからダウンロードしてください。
会社・団体のホームページには独自ドメインを使おう
ホームぺージを開設するときは、間借りドメイン(サブディレクトリ・サブドメイン)と独自ドメインの二つの形式がある
ホームページのドメインには、各Webサービス会社のドメインを間借りする形式(サブディレクトリもしくはサブドメイン)と、会社・団体オリジナルのドメインを取得する独自ドメインの二種類があります。
個人の趣味やサークルなどのホームページであれば、無料のホームページ作成サービスなどを利用してサブディレクトリ・サブドメインを使用してもまったく問題ありません。
個人の趣味やサークルなどのホームページであれば、無料のホームページ作成サービスなどを利用してサブディレクトリ・サブドメインを使用してもまったく問題ありません。
サブディレクトリとは
サブディレクトリ形式では、全利用者共通のドメイン部分の後ろを/(スラッシュ)で区切り、各ホームページのURLとして使用します。
サブドメインとは
サブドメイン形式では、全利用者共通のドメイン部分の前を.(ドット)で区切り、各ホームページのURLとして使用します。
サブディレクトリ・サブドメインなどの間借りドメインでは、お客さまや求職者に無料ホームページサービスを使っていることがバレやすい
企業のホームページを作る場合、独自ドメイン(自社専用のドメイン)を取得することをおすすめします。
独自ドメインか間借りドメインかで会社の信頼性に大きな差が付いてしまうからです。
ホームページのURLは名刺やパンフレットにも記載されますし、ドメイン部分はメールアドレスの@の後ろ側にも利用されます。
たとえば、以下の2種類の企業ホームページのURLがあるとします。
独自ドメインか間借りドメインかで会社の信頼性に大きな差が付いてしまうからです。
ホームページのURLは名刺やパンフレットにも記載されますし、ドメイン部分はメールアドレスの@の後ろ側にも利用されます。
たとえば、以下の2種類の企業ホームページのURLがあるとします。
http://www. dsbrand.co.jp
http://f-homepage.com/dsbrand/
どちらが、名刺に書かれていたときに見た目が良く、信頼できるでしょうか?
直接ブラウザに打ち込んでホームページを見ようと思った時に、どちらが入力しやすいでしょうか?
断然前者だと思います。
Bの間借りドメインでは、ある程度Webの知識がある人が見たら「この会社は無料のサービスを使ってホームページを開設しているんだな」ということがすぐにバレてしまうでしょう。
http://f-homepage.com/dsbrand/
どちらが、名刺に書かれていたときに見た目が良く、信頼できるでしょうか?
直接ブラウザに打ち込んでホームページを見ようと思った時に、どちらが入力しやすいでしょうか?
断然前者だと思います。
Bの間借りドメインでは、ある程度Webの知識がある人が見たら「この会社は無料のサービスを使ってホームページを開設しているんだな」ということがすぐにバレてしまうでしょう。
間借りドメインでは「この会社はホームページを制作するお金もないのか…」とお客さまや求職者に誤解されるリスクがある
BtoC、BtoB問わず、顧客は「せっかく商品・サービスを購入するなら、経営や財務が安定していて信頼できる会社にお願いしたい」と考えています。
間借りドメインだと、そこで「この会社はホームページを制作する費用も出せないのか…。売上げや経営状態があまり良くないのかな?」と誤解されかねません。
また、求職者も売上げや経営が良くない会社に入るのは避けたいと考えていますから、採用面でもマイナスになるでしょう。
以上の理由から、企業ホームページを立ち上げるなら独自ドメインが必須だといえます。
間借りドメインだと、そこで「この会社はホームページを制作する費用も出せないのか…。売上げや経営状態があまり良くないのかな?」と誤解されかねません。
また、求職者も売上げや経営が良くない会社に入るのは避けたいと考えていますから、採用面でもマイナスになるでしょう。
以上の理由から、企業ホームページを立ち上げるなら独自ドメインが必須だといえます。
ホームページリニューアル時に制作会社が変わる際は、ドメインの管理をどうするのかを注意!
また、ホームページの新規開設時だけでなくリニューアル時に制作会社を変える際にも、ドメインの管理をどうするかがポイントになります。
リニューアル時には「現在のホームページのドメインを引き継いで使えるのか?」などをかならず制作会社に確認しておきましょう。
さらに、ホームページのドメインが現在会社で利用しているメールアドレスのドメインと同じ場合(ドメインがメールアドレスと紐付いている場合)はより注意が必要です。
ドメインをリニューアル後の制作会社へ移管する際に、新たなメールサーバーの準備が必要なこともありますので、そのあたりも事前に打ち合わせておく必要があります。
リニューアル時には「現在のホームページのドメインを引き継いで使えるのか?」などをかならず制作会社に確認しておきましょう。
さらに、ホームページのドメインが現在会社で利用しているメールアドレスのドメインと同じ場合(ドメインがメールアドレスと紐付いている場合)はより注意が必要です。
ドメインをリニューアル後の制作会社へ移管する際に、新たなメールサーバーの準備が必要なこともありますので、そのあたりも事前に打ち合わせておく必要があります。
※なお、その他のホームページリニューアルの注意点やポイントは以下のページで詳しく解説しています。
なお、弊社ディーエスブランドでは、ホームページのリニューアルも承っております。ご興味のある方は、ぜひ以下のバナーから詳細をご覧ください。
ホームページ=家 ドメイン=住所 サーバー=土地 の関係性
ホームページが家だとすれば、ドメインは住所で、サーバーは土地のようなものだと考えれば、感覚的に理解しやすいでしょう。
住所と土地をまず確保しなければ家を建てることはできませんし、どれだけ大きな家(大規模なホームページ)を建てられるのかは土地の広さ(サーバーの容量)に依存するということです。
住所と土地をまず確保しなければ家を建てることはできませんし、どれだけ大きな家(大規模なホームページ)を建てられるのかは土地の広さ(サーバーの容量)に依存するということです。
ドメインとサーバーの取得と維持には費用が必要
現実世界で家を建てるために住所や土地を購入・維持するとお金がかかるのと同様に、ドメイン・サーバーの取得・維持にも費用がかかります。
WordPressなどのCMS(ホームページを簡単作成できるシステム)自体は無料でも、ドメイン・サーバーの維持費は支払い続けなければなりません。
もしドメインの有効期限の更新やサーバーの維持をしなかった場合、住所や土地が喪失してしまうようなものですから、ホームページ自体も閲覧できなくなってしまいます。
最悪の場合はこれまでのホームページのデータが全て失われてしまう可能性もありますので、もし企業ホームページを自作する場合は、ドメインの有効期限切れ・サーバー料金の支払い忘れには十分注意しましょう。
とくに「ホームページ担当者が退職してしまい、ドメイン・サーバーの情報もわからずまったくホームページの管理ができなくなった…」というパターンはありがちなので、かならず退職まえに引き継いでおくか、それも難しければ制作会社に相談するのがオススメです。
WordPressなどのCMS(ホームページを簡単作成できるシステム)自体は無料でも、ドメイン・サーバーの維持費は支払い続けなければなりません。
もしドメインの有効期限の更新やサーバーの維持をしなかった場合、住所や土地が喪失してしまうようなものですから、ホームページ自体も閲覧できなくなってしまいます。
最悪の場合はこれまでのホームページのデータが全て失われてしまう可能性もありますので、もし企業ホームページを自作する場合は、ドメインの有効期限切れ・サーバー料金の支払い忘れには十分注意しましょう。
とくに「ホームページ担当者が退職してしまい、ドメイン・サーバーの情報もわからずまったくホームページの管理ができなくなった…」というパターンはありがちなので、かならず退職まえに引き継いでおくか、それも難しければ制作会社に相談するのがオススメです。
無料のレンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスは、企業のホームページ運営には不向き
世の中には無料のレンタルサーバーや無料のホームページ作成サービスもあるが…
「世の中には無料のレンタルサーバーや、無料のホームページ作成サービスもあるみたいだから、別に料金を支払わなくてもドメインとサーバーは用意できるんじゃないの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
たしかに現在はそのような無料サービスが豊富に用意されていますから、個人の趣味やサークルのホームページであれば、無料サービスをぜひ活用すべきです。
ですが、企業ホームページの場合は無料のレンタルサーバーや、無料のホームページ作成サービスを利用するのはあまりオススメできません。
たしかに現在はそのような無料サービスが豊富に用意されていますから、個人の趣味やサークルのホームページであれば、無料サービスをぜひ活用すべきです。
ですが、企業ホームページの場合は無料のレンタルサーバーや、無料のホームページ作成サービスを利用するのはあまりオススメできません。
サイト内に広告が表示されてしまうため、企業ホームページでは無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスがオススメできない
無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスは、コストなしでホームページを立ち上げられるのでとても魅力です。
しかし、無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスの運営会社は慈善事業団体ではなく、れっきとした営利企業です。
それでは、これらの無料サービスの運営会社はどのように収益を確保しているのでしょうか?
実は、無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスの多くがホームページ上に掲載される広告収入でビジネスを成り立たせています。
よって、無料サービスを利用するなら、自社のホームページに広告が表示されてしまう点は受け入れなければなりません。
しかし、無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスの運営会社は慈善事業団体ではなく、れっきとした営利企業です。
それでは、これらの無料サービスの運営会社はどのように収益を確保しているのでしょうか?
実は、無料レンタルサーバーや無料ホームページ作成サービスの多くがホームページ上に掲載される広告収入でビジネスを成り立たせています。
よって、無料サービスを利用するなら、自社のホームページに広告が表示されてしまう点は受け入れなければなりません。
企業ホームページに広告が表示されると、会社の信頼性が損なわれてしまううえに競合他社の広告が掲載されるリスクも…
企業ホームページに広告が表示されてしまうと、会社の信頼性が大きく損なわれてしまいます。
まず、独自ドメインの必要性について解説したときと同じ理屈ですが、広告を見たお客さまや求職者から「この会社はホームページを運用する費用も出せないほど、お金に困っているんだな」と邪推されかねません。
また、現在のWeb広告では訪問者の興味・関心が高い分野の広告が自動的に表示されるようになっています。
たとえばマイホームを新築したいと考えている訪問者の場合は、広告枠にハウスメーカーのWeb広告が表示されやすくなります。
工務店のホームページであれば、そのサイトにアクセスしている訪問者は「家を建てたい、リフォームしたい」と考えている確率が高いわけですから、その広告枠には他社のハウスメーカーの広告が表示されやすくなるでしょう。
つまり、無料ホームページでは競合他社の広告が自社のサイトに表示されるリスクを払拭できないということです。
自社の売上げをアップするために企業ホームページを開設したのに、みすみす競合他社に新規顧客を献上する事態になってしまっては、何のために企業ホームページを運営しているのかわからず、本末転倒です。
まず、独自ドメインの必要性について解説したときと同じ理屈ですが、広告を見たお客さまや求職者から「この会社はホームページを運用する費用も出せないほど、お金に困っているんだな」と邪推されかねません。
また、現在のWeb広告では訪問者の興味・関心が高い分野の広告が自動的に表示されるようになっています。
たとえばマイホームを新築したいと考えている訪問者の場合は、広告枠にハウスメーカーのWeb広告が表示されやすくなります。
工務店のホームページであれば、そのサイトにアクセスしている訪問者は「家を建てたい、リフォームしたい」と考えている確率が高いわけですから、その広告枠には他社のハウスメーカーの広告が表示されやすくなるでしょう。
つまり、無料ホームページでは競合他社の広告が自社のサイトに表示されるリスクを払拭できないということです。
自社の売上げをアップするために企業ホームページを開設したのに、みすみす競合他社に新規顧客を献上する事態になってしまっては、何のために企業ホームページを運営しているのかわからず、本末転倒です。
他にも無料レンタルサーバーや無料ホームページサービスは、アフターサポートの乏しさなどの欠点があるため安定的な運営が難しい
そのため企業ホームページでは広告が表示される無料レンタルサーバー、無料ホームページ作成サービスを使うのは、あまりオススメできないのが現状です。
他にも無料サービスは以下のような点が、企業で利用する際にはネックになってきます。
他にも無料サービスは以下のような点が、企業で利用する際にはネックになってきます。
【企業ホームページでの無料サービス利用のデメリット】
- 無料だと独自ドメインが利用できない
- 操作方法の習熟に労力と時間がかかる
- 導入後のアフターサポートが乏しい
- トラブルが発生しても、自分で解決する必要がある
- 効果的なホームページ運営について相談できない
- 複数人のホームページ担当者を設置しづらい
- 担当者が退職してしまったときのリスクが大きい
- サービス自体が終了してしまう可能性がある
以下のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
サーバー・ドメインの契約・準備は、パソコンやネットが苦手な方にはハードルが高い
ここまで説明してきたように、企業ホームページを開設するにはサーバー・ドメインの準備が必要です。
ですが、サーバーやドメインの契約・準備は、パソコンやネットにあまり詳しくない人にとってはかなりハードルが高い作業なのも事実です。
また、もしパソコンやネットが得意な社員にサーバー・ドメインの準備作業をしてもらったとしても、その社員が退職してしまったときのことまで考えておかなくてはいけません。
あとを引き継げる知識のある社員がいないと、サーバーやドメインの更新ができないなどの問題が起こる可能性があるからです。
ドメインやサーバーの更新をしないと最悪の場合、せっかく作ったホームページが消えてしまい、メールアドレスがいきなり使えなくなってしまう、ということにもなりかねません。
ですが、サーバーやドメインの契約・準備は、パソコンやネットにあまり詳しくない人にとってはかなりハードルが高い作業なのも事実です。
また、もしパソコンやネットが得意な社員にサーバー・ドメインの準備作業をしてもらったとしても、その社員が退職してしまったときのことまで考えておかなくてはいけません。
あとを引き継げる知識のある社員がいないと、サーバーやドメインの更新ができないなどの問題が起こる可能性があるからです。
ドメインやサーバーの更新をしないと最悪の場合、せっかく作ったホームページが消えてしまい、メールアドレスがいきなり使えなくなってしまう、ということにもなりかねません。
サーバーやWebに詳しい社員がいない会社は、サーバー・ドメインも一括で準備してもらえる制作会社に委託するのがオススメ
以上のリスクを考えると情報システム部などのIT専門の部署がなく、サーバーやWebに詳しい社員が複数人いない企業では、それらをホームページと併せて準備してくれる制作会社などに委託したほうがよいでしょう。
独自ドメインの取得から更新、サーバーの準備などを一括して代行してくれますので、面倒な手続きはすべてお任せできます。
また、「ドメインの有効期限やサーバーの維持を更新し忘れてホームページが消えてしまった…」というトラブルも起こりません。
社員や担当者が変わっても引き継ぎを心配しなくて良いのです。
安定して運営すべき企業ホームページは、制作会社に依頼するのがオススメです。
なお、弊社の企業向けホームページ作成ソフト・おりこうブログではドメインの取得や更新、サーバーの維持などの作業を代行いたしますので、安心して会社のホームページを運用いただけます。
ご興味のある方は、ぜひ以下のバナーから詳細をご覧ください。
独自ドメインの取得から更新、サーバーの準備などを一括して代行してくれますので、面倒な手続きはすべてお任せできます。
また、「ドメインの有効期限やサーバーの維持を更新し忘れてホームページが消えてしまった…」というトラブルも起こりません。
社員や担当者が変わっても引き継ぎを心配しなくて良いのです。
安定して運営すべき企業ホームページは、制作会社に依頼するのがオススメです。
なお、弊社の企業向けホームページ作成ソフト・おりこうブログではドメインの取得や更新、サーバーの維持などの作業を代行いたしますので、安心して会社のホームページを運用いただけます。
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この記事を書いた人
岡山 幸太郎
株式会社ディーエスブランド Webマーケター
ディーエスブランド入社後、営業を経験したのち自社サイトやお客様サイトのWebディレクションに携わる。現在はSEO(検索エンジン最適化)やコンテンツマーケティングなど、Webにおける集客分野を担当。また、Webセミナー講師としても活動中。