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建築・建設会社ホームページの施工事例・施工実績の作り方・書き方

建築・建設会社ホームページの施工事例・施工実績の作り方・書き方
  • 「施工事例ページを作りたいけど、どんな風に内容を書けばいいのかわからない…」
  • 「集客や売り上げアップに施工事例を活かす方法を知りたい…」
  • 「施工実績ページなんて、ただ写真を並べておけば大丈夫でしょ?」

こんなお悩み・ご要望はありませんか?

建築・建設会社や工務店の企業ホームページにとって、施工事例・施工実績はもっとも重要なコンテンツとも言われますが、初心者には書くのが難しいのも事実です。

そこで、集客・売り上げアップに直結しやすい施工事例・施工実績コンテンツの作り方・書き方を初心者向けに解説します。

施工事例・施工実績を作成するノウハウを知りたい方はぜひご覧ください。

【このページが役に立つ業種の例】
  • 注文住宅メインの工務店
  • リフォーム・リノベーションメインの工務店
  • 設計事務所
  • 外構・エクステリア・造園
  • 外壁塗装・屋根塗装
  • 店舗・オフィスなどの内装デザイン・内装リフォーム
  • マンション・ビルなどのBtoB工事
  • 公共事業系の土木建設
  • その他、施工事例・施工実績コンテンツが必要な業種すべて


目次

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  1. 施工事例・施工実績コンテンツの必要性やメリットとは?
  2. 訪問者は施工事例・施工実績を見て、その建設会社や工務店の信頼度を判断する
  3. 訪問者は施工事例・施工実績を見て、自分が求めている工事ができるかをチェックする
  4. BtoBメインの建設・土木会社でも施工事例・施工実績コンテンツが新規案件の獲得数に影響する
  5. 施工事例・施工実績コンテンツによって、SEO(検索エンジン最適化)効果が発揮されGoogleやYahoo!から集客しやすくなる
  6. 【BtoC工事の場合】施工事例・施工実績の写真はInstagramなどのSNSにも投稿しよう
  7. 競合他社・同業他社の企業ホームページ内の施工事例・施工実績コンテンツを分析しよう
  8. 施工事例・施工実績ページの作り方
  9. 施工事例・施工実績ページの基本構成
  10. 1.施工事例・施工実績のタイトルの付け方
  11. 2.メイン写真
  12. 3.基本情報
  13. 4.リード文(お客様の要望・提案内容なども含む)
  14. 5.各施工箇所の写真
  15. 写真の掲載はCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を利用すると簡単
  16. 施工中の写真を掲載するかどうかは、案件の種類やブランドイメージで判断がわかれる
  17. 6.お客様の感想
  18. 7.担当者のコメント
  19. 8.施工事例・施工実績ページの最下部には、資料請求・お問い合わせのバナーボタンなどのCTAをかならず設置する
  20. 施工事例・施工実績の写真には、SEO強化のため代替テキスト(alt属性)を付けよう
  21. 検索エンジンから集客するため、titleタグやmeta descriptionタグも最適化する
  22. 施工事例・施工実績を作成するときにオススメの本・参考書籍
  23. 一度作成した施工事例・施工実績は、企業ホームページだけでなくチラシ・カタログ・などさまざまな媒体で販促に利用できる
  24. あわせて読みたい記事
  25. 国産ホームページサービス満足度No.1のおりこうブログで、自社サイトを開設・リニューアル!

施工事例・施工実績コンテンツの必要性やメリットとは?

まずは、建築・建設会社や工務店の企業ホームページに施工事例・施工実績コンテンツがなぜ必要なのかを、わかりやすく解説します。

訪問者は施工事例・施工実績を見て、その建設会社や工務店の信頼度を判断する

訪問者は施工事例・施工実績を見て、その建設会社や工務店の信頼度を判断する
建築・建設会社や工務店にとって施工事例が重要な理由は、訪問者はそれらのコンテンツを見て各企業の信頼度を判断しているからです。

著名な大企業でもないかぎり、地元の建設会社や工務店の一般的な知名度は低いのが現状です。

そのため「家を新築したい」「リフォームしたい」というときに「○○市 リフォーム」などのキーワードで検索したとしても、どの会社に依頼すべきなのか訪問者には確信が持てません。

そこで、訪問者は各社の企業ホームページの施工事例・施工実績を見て、会社の信頼度や自分たちのニーズにマッチしそうかを判断するのです。

実際、施工事例・施工実績コンテンツのアクセス数は企業ホームページのなかでは上位にランクインすることが多いです。

それだけ訪問者は熱心に施工事例・施工実績コンテンツを見にきているのですから、新規顧客を集客するなら充実化は不可欠です。

訪問者は施工事例・施工実績を見て、自分が求めている工事ができるかをチェックする

ニッチなニーズについては、トップページや工事の紹介ページなどには記載がないので、施工事例・施工実績をチェックするしかない

ニッチなニーズについては、トップページや工事の紹介ページなどには記載がないので、施工事例・施工実績をチェックするしかない
建設会社・工務店の企業ホームページの訪問者は「この会社は自分たちが求めている工事をやってくれるのかな?」との疑問・不安を持っています。

たとえば浴室暖房付きのお風呂リフォームをしたい訪問者の場合、工務店のホームページを見たときに情報が足りていないと「そもそもこの会社はお風呂のリフォームってやってくれるのかな?」と疑問に思います。

もちろん、お風呂のリフォームほどの主要サービスであればトップページや、リフォームサービスの紹介ページなどを見れば、対応の可否程度はわかることも多いでしょう。

ですが、「お風呂のリフォームで滑りづらい床に変更したい」「キッチンのリフォームでパントリーを設置したい」「ペットが暮らしやすい家を建てたい」などの、ピンポイントかつニッチなニーズになってくると、それらの主要ページには情報が掲載されていないことも往々にしてありえます。

ですが施工事例・施工実績に「滑りづらい床にリフォームし、高齢の両親の入浴も安心!」「収納たっぷりのパントリーでキッチンがすっきり!」「愛犬が暮らしやすい家になるように工夫してくれました!」などの施工事例・施工実績があれば、訪問者にも安心してもらえるでしょう。

本来、注文住宅・リフォームを希望するお客様のニーズはそれぞれ異なるので、そのすべてをトップページやサービスページに盛りこむのは難しいです。

ですが施工事例・施工実績コンテンツを充実化していけば、細かなニーズももれなく拾える企業ホームページになっていきます。

BtoBメインの建設・土木会社でも施工事例・施工実績コンテンツが新規案件の獲得数に影響する

ゼネコン・サブコンが委託業者を探す際には、その会社の施工事例・施工実績をチェックして案件にマッチするかを判断している

ゼネコン・サブコンが委託業者を探す際には、その会社の施工事例・施工実績をチェックして案件にマッチするかを判断している
ここまでお読みになって「自分の会社はマンションやビル工事がメインのBtoBビジネスだから、そこまで施工事例・施工実績コンテンツに力を入れる必要はなさそうだ」と考えている方もいるかもしれません。

ですがBtoBメインの建設業・土木業であっても、施工事例・施工実績コンテンツの充実度は新規案件の獲得数に大きく影響します。

元請けのゼネコンやサブコンが委託業者を探すときの判断材料として、その会社のホームページの施工事例・施工実績コンテンツが使われるからです。

施工事例・施工実績コンテンツがきちんと作られているかどうかで、「この規模の工事ができる業者なら大丈夫そうだな。問い合わせしてみよう」「この会社は小規模な案件の施工事例しかないから、ウチの案件を任せるのは難しそうだな…。別の会社を探そう」「このジョイントベンチャーでの施工経験があるなら、任せられそうだ」などと、判断されるのです。

BtoB案件は受注金額が大きいので、施工事例・施工実績コンテンツの充実度で売り上げが数千万円~数億円変わることもありうる

BtoB案件は受注金額が大きいので、施工事例・施工実績コンテンツの充実度で売り上げが数千万円~数億円変わることもありうる
BtoBではひとつの案件の受注金額が大きいので、施工事例・施工実績コンテンツの充実度によって、売り上げが数千万円~数億円変わることにもなりかねません。

また、建設・土木会社だけでなく、店舗・オフィスの内装デザイン・内装工事や電気設備工事などのBtoB向け工事会社でも施工事例・施工実績は訪問者・見込み客から注目されます。

【BtoB向け工事会社の見込み客が施工事例・施工実績で注目するポイント】
  • マンション・ビルなどの大規模工事…空調・電気設備などの工事の種類や範囲、規模(マンションの場合、戸数・棟数など)、地区
  • 公共事業…下水道工事・道路舗装などの工事の種類や範囲、規模、地区、竣工した年
  • 店舗・オフィス向けの内装デザイン・リフォーム…どの業態の店舗の施工経験があるか(飲食店・美容室・病院・デイサービスなど)、工事の種類や範囲(仮設工事・建具工事・サイン工事など)、店舗デザインのテイスト(和モダン、シンプル、木目基調など)

一般家庭向けの新築・リフォームからBtoBの大規模工事に至るまで、施工事例・施工実績は売り上げに直結するコンテンツなのです。

施工事例・施工実績コンテンツによって、SEO(検索エンジン最適化)効果が発揮されGoogleやYahoo!から集客しやすくなる

施工事例・施工実績ページが増えると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの入り口が増えるのでアクセス数が増加する

施工事例・施工実績コンテンツによって、SEO(検索エンジン最適化)効果が発揮されGoogleやYahoo!から集客しやすくなる
また、中身の濃い施工事例・施工実績ページを作れば、SEO(検索エンジン最適化)の効果が発揮され、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから集客しやすくなるメリットも大きいです。

参考ページ:SEO対策とは? 10年・20年と長期的に企業ホームページで集客できる基本を、初心者にもわかりやすく解説!

GoogleやYahoo!などの検索エンジンはWebサイトをページ単位でインデックスして、検索結果に表示します。

それらのページは訪問者を呼びこむ入り口となるので、施工事例・施工実績コンテンツが増えるほどアクセスの流入経路が大きくなり、アクセス数が増加するのです。

参考ページ:集客に直結する知識! 検索エンジンの仕組みとインデックスの意味とは?
参考ページ:SEO対策の初心者はページ数を増やすことから始めよう! ホームページの集客とページ数の関係とは?

写真だけしか掲載されていない施工事例・施工実績では、検索エンジンから高く評価されずアクセス数を集められない

写真だけしか掲載されていない施工事例・施工実績では、検索エンジンから高く評価されずアクセス数を集められない
ただしGoogleやYahoo!などの検索エンジンは写真などの画像データの内容をあまり把握できず、主にテキスト情報でページのクオリティを判断しています。

そのため施工事例・施工実績コンテンツに写真しか掲載されておらず、文章がほとんどないページでは検索エンジンから、情報量が少なくスカスカのページだと判断されかねません。

集客効果をアップして売り上げを獲得する施工事例・施工実績を作りたいのであれば、写真を掲載するだけでなくかならずテキストも添えるようにしてください。

参考ページ:文章をしっかり書けば検索順位が上がる! SEOと文字数の関係とは?

施工事例・施工実績はニッチな検索キーワードでの集客に適している

施工事例・施工実績はニッチな検索キーワードでの集客に適している
なお、施工事例・施工実績コンテンツはSEOにも有用ですが、単に「リフォーム」「注文住宅」のようなビッグキーワードでの検索上位表示には向いていません。

ですが施工事例・施工実績コンテンツは「○○市」「○○区」などの地名キーワードをからめた複合キーワードで集客するには適しています。


とくに施工事例・施工実績コンテンツはお客様に寄り添ったミクロな視点で書かれることが多いので、「○○県」や「○○市」などの地名キーワードも絡めたうえで、ニッチなスモールキーワードでの上位表示を目指すと効果的でしょう。

【注文住宅・リフォーム系の工務店・建設会社が狙えるニッチキーワードの例】
  • 土地についてのキーワード…狭小地、旗竿地、セットバックなど
  • 部屋の各所についてのキーワード…パントリー、屋根裏収納、床下収納、在宅ワークしやすいワークスペース、ダイニングキッチン(アイランドキッチン)、浴室暖房、シューズクローク、ウォークインクローゼット、ガレージなど
  • 住みやすさについてのキーワード…家事動線、耐震設計、耐熱、防音、結露対策、カビ対策など
  • 建材・素材についてのキーワード…断熱材、珪藻土の壁面、エコカラット、無垢材など

【ニッチキーワードでの集客を想定した施工事例・施工実績ページのタイトル文例】
  • リフォームで大収納のパントリーを設置し、キッチンがすっきりとお洒落に! 【○○県○○市・K様】

SEOで集客するなら各施工事例・施工実績はページを分けるべき

なお、GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由で集客したい場合、各施工事例・施工実績は1ページにすべての事例をまとめるのではなく、事例ごとにページ分けをすべきです。

1ページにすべての事例をまとめてしまうと、異なる地域や異なるカテゴリー(リフォームの箇所など)の内容が混在してしまうため、どの検索キーワードでも上位表示ができないということになりがちだからです。

「○○市」や「○○区」などのミクロな地名キーワードで、集客の受け皿を作るためにも各事例はきちんとページ分けするようにしましょう。

【BtoC工事の場合】施工事例・施工実績の写真はInstagramなどのSNSにも投稿しよう

【BtoC工事の場合】施工事例・施工実績の写真はInstagramなどのSNSにも投稿しよう
一般家庭向けの新築・リフォーム工事の場合、施工事例・施工実績作成用に写真撮影をしたら、それらの写真は企業ホームページだけでなくSNSにも投稿しましょう。

企業ホームページの施工事例・施工実績コンテンツは主に集客をSEO(検索エンジン最適化)に依存しますが、SNSを利用することでSEO以外の新しい流入経路を獲得できるからです。

とくに写真中心のSNSであるInstagramでの活用がオススメです。


Instagramではハッシュタグを活用すれば効率的に閲覧数を増やせるので、以下のページを参考にしてみてください。

競合他社・同業他社の企業ホームページ内の施工事例・施工実績コンテンツを分析しよう

優れた競合他社・同業他社の施工事例・施工実績コンテンツを読みこむほど、良質な施工事例・施工実績の作成が楽になる

優れた競合他社・同業他社の施工事例・施工実績コンテンツを読みこむほど、良質な施工事例・施工実績の作成が楽になる
施工事例・施工実績の作成を始めるときに、いきなり実作業をスタートさせるのはあまり得策ではありません。

「どんな施工事例コンテンツを作ればいいのか?」のイメージがあいまいだと、原稿作りなどのすべてのステップにおいて支障をきたしてしまうからです。

これは施工事例・施工実績コンテンツに限ったことではなく、Webコンテンツの作成の場面ではインプットを綿密におこなうほど優れたアウトプットをしやすくなります。

参考ページ:Webコンテンツとは何か? 企業ホームぺージのコンテンツ作成を基礎から徹底解説!

そのため、まずは自社の同業他社・競合他社がどんな施工事例・施工実績コンテンツを作っているのかを企業ホームページをチェックして参考にしてみてください。

とくに検索上位を獲得している同業他社・競合他社の企業ホームページは良質なことが多いので、ぜひ熟読しましょう。

【成功している同業他社・競合他社の企業ホームページを探すときの検索キーワード例】

【成功している同業他社・競合他社の企業ホームページを探すときの検索キーワード例】
■注文住宅…「○○県 注文住宅」・「○○県 デザイン住宅」・「○○県 注文住宅 施工事例」など
※「○○県 新築」や「○○県 一戸建て」なども有用だが、工務店だけでなく不動産会社のページもヒットしてしまうので使いづらい

■リフォーム…「○○県 リフォーム」・「○○県 リノベーション」・「○○県 お風呂 リフォーム」などのリフォーム箇所を絡めたキーワード・「○○県 リフォーム 施工事例」など 

■外構・エクステリア・造園…「○○県 外構工事」・「○○県 エクステリア」・「○○県 造園」・「○○県 外構 施工事例」など

■店舗・オフィスのデザイン…「○○県 内装工事」・「○○県 店舗 内装工事」・「○○県 店舗 デザイン」「○○県 店舗設計」・「○○県 店舗デザイン 施工事例」

■土木建設…「○○県 土木工事」・「○○県 建設会社」・「○○県 道路 舗装」などの施工箇所を絡めたキーワード

東京・大阪・神奈川などの大都市圏の激戦区の競合他社ホームページは、あらゆる面が参考になる宝の山のようなもの

東京・大阪・神奈川などの大都市圏の激戦区の競合他社ホームページは、あらゆる面が参考になる宝の山のようなもの
成功している競合他社・同業他社の施工事例・施工実績の声ページを読み込めば、インタビューの質問項目の組み方から、文章の構成方法、写真の見せ方などあらゆる面で発見があるはずです。

とくに東京・大阪・神奈川などの激戦区で検索上位のホームページはレベルが高いので、一度確認してみることをオススメします。

参考ページ:競合他社のホームページに勝つ方法・対策と、差別化のポイントを解説

とくに作り方がうまいと感じた競合他社・同業他社の施工事例・施工実績は、紙に印刷して保管しておき何度も熟読するようにしてください。

施工事例・施工実績を作る際はもちろん、企業ホームページの文章の書き方や見せ方全般で役に立ちます。

優れた競合他社・同業他社のサイトはすべての面から学びが導き出せる、まさに宝の山です。

施工事例・施工実績ページの作り方

充実した「お客様の声・お客様インタビュー」のコンテンツが別に存在するのであれば、施工事例・施工実績は写真メインの薄めのページで十分

充実した「お客様の声・お客様インタビュー」のコンテンツが別に存在するのであれば、施工事例・施工実績は写真メインの薄めのページで十分
それでは、いよいよ施工事例・施工実績ページの作成方法を紹介していきます。

企業ホームページ全体の構成によって、施工事例・施工実績の作り方は主に2種類にわかれます。

それは施工事例・施工実績コンテンツとは別に、お客様の声・お客様インタビューのコンテンツを設置しているかどうかです。

もしお客様の声・お客様インタビューコンテンツが別途存在しているのであれば、施工事例・施工実績ページにはそこまで多くの文章や情報を掲載する必要はありません。

SEOによる集客や読みごたえのある内容は、お客様の声・お客様インタビューコンテンツ群に任せて十分です。

※お客様の声・お客様インタビューコンテンツの作り方については、以下のページをご覧ください。

参考ページ:お客様の声・導入事例とは? ホームページ掲載の必要性・メリット
参考ページ:【BtoC】ホームページのお客様の声・事例の書き方と依頼・インタビュー
参考ページ:【BtoB】導入事例・お客様事例の書き方と依頼・インタビューのポイント

お客様の声・お客様インタビューコンテンツが他にある場合、各施工事例・施工実績ページは写真メインの構成にして、そこに短めのコメントを挟みこんだり基礎的な情報を掲載しりするとよいでしょう。

お客様の声・お客様インタビューコンテンツを別途作らない場合は、施工事例・施工実績内の情報量・文章を充実させるべき

お客様の声・お客様インタビューコンテンツを別途作らない場合は、施工事例・施工実績内の情報量・文章を充実させるべき
お客様の声・お客様インタビューコンテンツが他に存在しない場合は、施工事例・施工実績ページ内にしっかりと文章・情報を盛りこむ必要があります。

先述しましたが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンはテキスト情報を中心に各ページのクオリティを判断しているからです。

写真のみしか掲載されていない施工事例・施工実績だと、情報がほとんどないスカスカのページだと検索エンジンから判断されかねず、検索順位も上昇しづらくなります。

参考ページ:文章をしっかり書けば検索順位が上がる! SEOと文字数の関係とは?
参考ページ:【SEO対策】なぜ企業ホームページの集客では、Webデザインよりもコンテンツ(文章)のほうが圧倒的に重要なのか?

お客様の声・お客様インタビューコンテンツを設けない場合は、施工事例・施工実績コンテンツで集客できるよう、テキスト情報もしっかり掲載しましょう。

お客様インタビューやお客様アンケートなどの情報収集作業も不可欠ですので、以下のページを参考に作業を進めてみてください。

参考ページ:【BtoC】ホームページのお客様の声・事例の書き方と依頼・インタビュー

施工事例・施工実績ページの基本構成

充実した施工事例・施工実績ページを作る場合、以下のような構成にするとよいでしょう。

【施工事例・施工実績の基本構成】
  1. 施工事例・施工実績のタイトル
  2. メインの写真
  3. 基本情報
  4. リード文(お客様の要望・提案内容なども含む)
  5. 各施工箇所の写真
  6. お客様の感想
  7. 担当者のコメント
  8. 資料請求や見積もり依頼・お問い合わせなどへの誘導(CTA)

こちらは注文住宅やリフォームメインの工務店を想定とした構成ですが、外構・エクステリアや外壁塗装などの他のBtoC系工事にも応用可能です。

なお、BtoBの建設・土木工事などであれば、ここまで詳細な情報が必要ないこともあります。
それらについては後ほど後述します。

1.施工事例・施工実績のタイトルの付け方

施工事例・施工実績のタイトルでは、工事内容や施工後のお客様の利益(ベネフィット)が一読して伝わるように書く

施工事例・施工実績のタイトルでは、工事内容や施工後のお客様の利益(ベネフィット)が一読して伝わるように書く
施工事例・施工実績のタイトルは、ページのなかで一番重要なテキスト情報になります。

ですが、企業ホームページ運営やWebマーケティングの初心者は「リフォーム施工事例 ○○市・K様邸」のようなお客様名しかわからないタイトルを付けがちです。

このような無味乾燥としたタイトルでは、訪問者は施工事例・施工実績ページへのバナーボタンやリンクをクリックしてくれません。

施工事例・施工実績のタイトルでは一読しただけで、施工後にお客様が得た成果やベネフィット(利益)が、即座に伝わるように書いてください。

また、工事内容がタイトルに含まれていないと検索エンジンからの集客が難しくなりますので、タイトルを読んだだけで工事内容も把握できるように書きましょう。

施工事例・施工実績のタイトル例(リフォーム):お風呂のリフォーム後、それまで入浴を嫌っていたお子さんが、毎日楽しくお風呂に入るように!【■■市 山田様】

なお、土木などの公共事業系の施工事例・施工実績では、ここまで訪問者の感情を惹起するようなタイトルにする必要はありません。
「どこで実施された、何の工事なのか?」が端的に伝わるタイトルになっていれば十分です。

施工事例・施工実績のタイトル例(土木建設):○○市 道路拡幅工事(令和○年)

施工事例・施工実績のタイトルにはかならず「○○県」「○○市」などの地名キーワードを入れて、検索エンジンからの集客を狙う

施工事例・施工実績のタイトルにはかならず「○○県」「○○市」などの地名キーワードを入れて、検索エンジンからの集客を狙う
GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの集客の観点から、施工事例・施工実績ページのタイトル(titleタグ)にはかならず「○○県」「○○市」などの地名キーワードを入れるようにしましょう。

地名キーワードがtitleタグに入っているか否かで、検索順位やアクセス数が格段に変化することもありますので、titleタグの最適化はぜひ実施してください。

※titleタグの詳細や、SEO設定については以下のページをご覧ください。
参考ページ:検索順位とクリック率をアップさせやすいtitleタグ(ページタイトル)の付け方を徹底解説!

2.メイン写真

施工事例・施工実績 メイン画像
タイトルの直下には、この施工事例・施工実績のメインとなる写真を掲載します。

注文住宅であれば家の外観になりますし、リフォームであれば施工後の箇所の全体をとらえた写真になるでしょう。

メイン写真は施工事例・施工実績のカテゴリーページのバナーボタンとして使用するほか、OGP画像(SNSでそのページのURLが共有されたときに表示される画像)としても使いますので、一番クオリティが高い写真を配置してください。

3.基本情報

注文住宅の施工事例・施工実績の基本情報ではそこまで細かい記載は必要ない

メイン写真の下には基本情報を設置し、お客様の情報や工事の概略などを書きます。
どんな事例なのかの最低限の情報をまずは訪問者にインプットしてもらいましょう。

【注文住宅の施工事例・施工実績 基本情報テンプレート例】
○○県○○市 K様邸(注文住宅・二世帯住宅)

注文住宅や新築の基本情報ではそこまで多くの情報を書く必要はありません。
おおまかな地区とお客様のお名前(イニシャル)があれば十分です。
すでにタイトルに地区やお客様名が入っている場合は、基本情報の枠自体が不要です。

ただし二世帯住宅や賃貸併用住宅、狭小地・変形地・旗竿地などの特徴がある家の場合は、検索キーワードとしてのニーズがありますのでそちらも書いておいたほうがよいでしょう。

リフォーム・リノベーションでは、お客様のニーズが具体的なので基本情報を詳細に記載したほうがよい

リフォーム・リノベーションでは、お客様のニーズが具体的なので基本情報を詳細に記載したほうがよい
リフォームやリノベーションの場合、注文住宅よりもお客様のニーズや課題・予算感などが具体的です。

そのためリフォーム・リノベーションでは基本情報もしっかり書いてください。

【リフォームの施工事例・施工実績 基本情報テンプレート文例】
  • リフォーム箇所:お風呂・キッチン…など
  • 建物種別:戸建て・マンション…など
  • 築年数:築○年
  • 施工期間:○日
  • 費用・価格帯:260万円、あるいは200万円~400万円などの価格帯で記載
  • 施工内容:ユニットバス入れ替え・浴室暖房乾燥機設置・クロス張り替え…など
  • 使用商品:TOTO ○○、LIXIL ○○ 
※お風呂やキッチンなどは商品名も重要になるが、それ以外の箇所のリフォームでは省いても問題ない

店舗・オフィスの内装デザイン・リフォームでは、お客様店舗の業種などを記載する

店舗・オフィスの内装デザイン・リフォームでは、お客様店舗の業種などを記載する
【店舗・オフィスの内装デザインの施工事例・施工実績 基本情報テンプレート文例】
  • お客様名(店舗名): ○○様
  • 所在地:○○県○○市
  • 業種・業態:飲食店・美容室・病院・デイサービス…など
  • 施工内容:新規開業工事(デザイン・設計・施工)
  • デザインコンセプト:和モダン、スタイリッシュ、シンプル…など

4.リード文(お客様の要望・提案内容なども含む)

リード文ではお客様の要望・お悩み、提案内容・施工内容の解説の2種類の情報を書く

基本情報をコンパクトに掲載したら、その下にリード文を配置します。

リード文とは、コンテンツの本題に入るまえに「このページにはこんな内容が書かれていますよ」と概略を訪問者に伝えて、理解を助けるための文章のことです。導入文とも呼ばれます。
※リード文の詳細については以下のページをご覧ください。


施工事例・施工実績ページのリード文では以下の2つの要素を含めて書いてください。

  • お客様の要望・お悩み
  • 提案内容・施工内容の解説

文章を構成するのが難しい方は、箇条書きにすると楽にリード文を構成できる

文章を構成するのが難しいと感じる方は、以下のように箇条書きを使っても結構です。

■注文住宅メインの工務店の施工事例・施工実績 リード文テンプレート例
【お客様のご要望】
  • 狭小地でも圧迫感のない広々とした印象の家にしたい
  • キッチンや浴室などの家事動線を効率的にしたい
  • 断熱・気密を徹底して夏は涼しくて、冬はあたたかい家にしたい

【提案・施工内容】
  • 縦の空間とデッドスペースをフル活用し、狭小地でも快適な生活空間を実現
  • キッチン・リビング・洗面脱衣所・浴室をスムーズに移動できる間取り・動線設計
  • 優れた断熱性・気密性で過ごしやすさも抜群! 電気代の節約にも


■リフォームメインの工務店の施工事例・施工実績 リード文テンプレート例
【お客様のご要望】
  • 冬場の入浴が寒くて辛いので浴室暖房を設置したい
  • カビや湯垢がつきづらく、手入れをしやすい素材にしたい
  • 家族が帰宅する時間がバラバラなので、追い焚き機能がほしい

【提案・施工内容】
  • 浴室暖房乾燥機で冬場の入浴も快適に! 梅雨や花粉シーズンの洗濯物の部屋干しにも便利!
  • 水はけがよく速乾性が高い床材・壁材なので、掃除・お手入れが簡単に!
  • 追い焚き機能でいつでもあたたかいお風呂に! お湯が冷めにくい浴槽で省エネにも!

5.各施工箇所の写真

業種ごとに適した施工箇所の写真を複数枚掲載することで、施工事例・施工実績ページがよりわかりやすくなる

業種ごとに適した施工箇所の写真を複数枚掲載することで、施工事例・施工実績ページがよりわかりやすくなる
リード文や基本情報の作成が完了したら、次は施工した箇所の写真を複数枚掲載する画像メインのブロックになります。

以下のような写真を掲載すると効果的です。

【掲載写真の参考例】
  • 注文住宅…家の外観写真(メイン画像とは別アングル)、リビング・キッチンなど各部屋の写真
  • リフォーム・リノベーション…リフォーム前・リフォーム後の写真(いわゆるビフォーアフター)、システムキッチンや浴槽などリフォームして入れ替えた資材の写真、施工中の写真
  • 土木工事…工事箇所を俯瞰した写真(メイン画像とは別アングル、可能ならドローン空撮などを活用)、施工中の写真(重機などがあれば、そちらも入れて撮影)
  • 店舗・オフィスのデザイン・リフォーム…リノベーション前・リノベーション後の写真(いわゆるビフォーアフター、スケルトン状態の写真も含む)、照明設計

各写真のそばには簡単な解説コメントを添えよう

単に写真だけを複数枚掲載しているだけの施工事例・施工実績も多いですが、できれば写真の内容を端的に解説するコメントを適宜添えるようにしましょう。

写真だけが掲載されていても、訪問者には良さそうな雰囲気やお洒落さは伝わるのですが、どんな意図を持って施工されたのかが見当もつかないからです。

また、壁材に珪藻土のような調湿機能を持つこだわりの素材を使用していたとしても、写真だけでは訪問者にはそれが珪藻土かどうかもわかりませんし、珪藻土が調湿効果を持つことを知っている人も少数派です。
このように素材や工法のポイントを訪問者へ的確に伝えるには、コメントが必須なのです。

以下のようなコメントがあることで、訪問者はなんとなくの雰囲気ではなく、より高い理解度で施工事例を閲覧できます。

【写真に添えるコメントの例】
  • キッチンの写真…「ダイニングキッチンから庭の風景を楽しめるよう、オープンキッチンにリフォームしました」
  • お風呂のリフォーム…「床材は水はけがよく、あたたかみのある素材にしました。お手入れも簡単ですし、冬場の寒い時期の入浴もつらくありません」

コメントの書き方には慣れが必要なので、コメントを書くのがうまい競合他社・同業他社の施工事例・施工実績を熟読して参考にしよう

このあたりのコメントの添え方は慣れていないと、書くのが難しいのも事実です。

初心者はコメントの挿入がうまい競合他社・同業他社の施工事例・施工実績ページを紙に印刷・熟読して、参考にするのがよいでしょう。

また、写真だけでなくテキスト情報が入ることでSEO(検索エンジン最適化)効果も高まり、GoogleやYahoo!から集客するうえでも有効です。

写真の掲載はCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を利用すると簡単

CMSを導入すれば、ホームページ制作会社やデザイナーに依頼しなくても自由に施工写真を掲載、追加できる

CMSを導入すれば、ホームページ制作会社やデザイナーに依頼しなくても自由に施工写真を掲載、追加できる
なお、施工事例・施工実績の写真掲載についてはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を使うのがよいでしょう。

CMSとは、ホームページを簡単に編集・更新できるシステムのことです。

参考ページ:CMSとは? その意味と企業ホームページへの導入のメリットを初心者にもわかりやすく解説

CMSを利用すれば、いちいちホームページ制作会社に依頼しなくても自社で自由に写真掲載やページ追加ができますので、施工事例・施工実績ページを充実させて集客・売り上げアップを目指すのであれば、必須といってよいでしょう。

無料のCMSはサポート体制が脆弱なので、ITやマーケティング専門の部署が存在しない中小企業には運用のハードルが高い

無料のCMSはサポート体制が脆弱なので、ITやマーケティング専門の部署が存在しない中小企業にはハードルが高い
なお、CMSには無料・有料の2種類がありますが、情報システム部やマーケティングなどの専門部署がない中小企業には、無料CMSはあまりオススメできません。

無料CMSはサポート体制が脆弱なので、操作で不明点があったり表示が崩れるなどのトラブルが発生したりした際に、すべて自分で原因を究明して解決しなければならないからです。

参考ページ:なぜ無料(フリー)CMSでのホームページ作成は、中小企業にはオススメできないのか?
参考ページ:無料ホームページ作成ソフトのメリット・デメリットを、初心者にも簡単に解説!

さらに、無料CMSはオープンソースゆえにセキュリティの脆弱性を突かれやすいので、常に最新バージョンへアップデートしなければなりませんが、Webに詳しい人材が少ない中小企業ではその作業が難しいのも課題になっています。

参考ページ:WordPressなどの無料CMSはなぜサイバー攻撃で狙われやすく、セキュリティ対策上の問題が発生しやすいのか?

無料CMSはホームページ担当者の退職で管理が不可能になるケースが多いので、企業での利用の場合は運営の安定性が低いのがネック

無料CMSはホームページ担当者の退職で管理が不可能になるケースが多いので、企業での利用の場合は運営の安定性が低いのがネック
また、「パソコンに詳しい社員が無料CMSを使って企業ホームページを開設したものの、その社員が退職した途端、誰も会社のホームページを編集できなくなってしまった…」という事態もありがちです。

有料のCMSであれば、電話サポートが利用できることも多いですし、セキュリティについてもサービス提供者側が対策してくれます。

趣味やサークルのホームページであれば無料CMSで十分なのですが、継続性が求められる企業ホームページでは有料CMSを使うほうが安心だといえるでしょう。

また、弊社のCMS・おりこうブログのように企業ホームページ向けの機能が充実しているCMSであれば、スライドショーやアニメーションなどの凝った写真の見せ方も簡単操作で実現できるのでオススメです。

施工中の写真を掲載するかどうかは、案件の種類やブランドイメージで判断がわかれる

施工中の写真を掲載するかどうかは、案件の種類やブランドイメージで判断がわかれる
なお、職人さんなどが建築作業をしている様子の写真を掲載すべきかどうかは、判断がわかれる部分になります。

施工中の写真を掲載すれば、作業工程が見える化されて安心感につながりますし、職人さんの顔や姿が見えるぶん、あたたかみや「ひと気」が醸成されます。

※「ひと気」については以下のページをご覧ください。

その一方、高級感を強く打ち出している会社などでは、施工中の完成していない写真を掲載するのはイメージにそぐわないと判断されることもあります。

結論からいえば、案件の種類によって施工事例を掲載したほうが効果的かどうかが分かれます。

【施工中の写真を載せたほうがいい案件】 
  • リフォーム・リノベーション
  • 土木建設
  • 店舗・オフィスのデザイン・リフォーム(スケルトン状態から店が完成するまでの過程を見せる例が多い)
  • 屋根塗装・外壁塗装
  • 電気・空調などの設備工事
  • マンションの大規模修繕などのBtoB案件

【施工中の写真を載せないほうがいい案件】
  • 注文住宅
  • その他、高級路線の施工案件

自社の顧客層、イメージやブランディングの方針も視野に入れて、施工中の写真を掲載するかどうかは判断してみましょう。

6.お客様の感想

お客様インタビューやアンケートを使って、施工事例・施工実績にお客様の感想を書くことで、訪問者へメリットが具体的に伝わる

お客様インタビューやアンケートを使って、施工事例・施工実績にお客様の感想を書くことで、訪問者へメリットが具体的に伝わる
施工後の写真を掲載したあとは、お客様の感想やインタビュー、アンケートの内容を記載しましょう。
※ただし、土木建設やBtoBの設備工事(下請け)などの案件では、お客様の感想の記載は不要です。

施工後にどのようなポイントが良くなったのか、どの部分を気に入っているのかなどを簡単に記載します。

【お客様の感想で書くと効果的な情報】
  • 自社を知ったきっかけ
  • 新築・リフォームが完成したのを見たときの気持ち
  • 実際に住んだあとの変化
  • とくに気に入っているポイント
  • どんなに方なら自社の新築・リフォームサービスをオススメできそうか

※なお、お客様インタビューやお客様アンケートの依頼方法や実施方法については、以下のページで詳しく解説しています。


また、店舗・オフィスのデザイン・リフォームなど元請けのBtoB系工事では、お客様インタビューのやり方については以下のページが参考になります。

お客様の感想 サンプル文例

以下にお客様の感想のサンプル文例をいくつか紹介しますので、お客様アンケートのサンプル文や、文章をまとめる際の参考としてぜひご利用ください。

【お客様の感想 サンプル文例:注文住宅】
2人目の子どもが生まれ、賃貸マンションでは手狭になってきたので一戸建てに引っ越したいと考えていました。最初は中古物件も含めて探していたのですが、軽い気持ちで参加した○○工務店さんの新築完成見学会で見たお家が想像以上に良かったため、私たちもお願いすることにしました。

洗面台やアイランドキッチンの雰囲気や使いやすさにはかなりこだわりましたので、無事完成したのを見たときはうれしかったです。

実際に住んでみると今までの家との断熱性や防音性のちがいに驚きました。エアコンを付けなくてもかなり快適ですし、子どもが大声で泣いてもほとんど外には聞こえないので安心感があります。

狭かったマンションと比べて動線もスッキリして家事もしやすいですし、お子さんが新しく生まれるご家族には○○工務店さんをぜひオススメしたいですね。


【お客様の感想 サンプル文例:お風呂のリフォーム】
以前の浴室の床はタイル貼りだったので冬は冷たくて大変でしたが、リフォーム後の床はあたたかく水はけもいいので不満がなくなりました。掃除・手入れも簡単なのでとても助かっています。きれいになったお風呂を今後も大事に使っていきたいです。どうもありがとうございました!

【お客様の感想 サンプル文例:外壁塗装】
見積もりの提出や電話・メールの返事が迅速で、他の会社とくらべて営業スタッフさんの提案内容もわかりやすかったので○○塗装さんにお願いしました。艶消しのナチュラルな色味に仕上がり、出来栄えにはとても満足しています。次の塗装の時期が来たらまたお願いしたいです

可能であれば、お客様の感想の近くにはお客様の写真やアンケート用紙のスキャン画像を掲載しよう

可能であれば、お客様の感想の近くにはお客様の写真やアンケート用紙のスキャン画像を掲載しよう
可能であれば、お客様が施工後の家でほほえんでいる写真などがあれば、掲載するとさらに効果的です。

また、紙のアンケートを回収しているのであればそちらのスキャン画像も掲載するとよいでしょう。

ただし、お客様アンケートのスキャン画像だけを載せるのではなく、かならずその内容は「お客様の感想」として文字起こしして掲載してください。

手書きのアンケートはあたたかみや親しみやすさは伝わるのですが、スマートフォンなどの小さい画面では内容が読みとりづらく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからも画像上の文字は評価されないからです。

多少手間はかかりますが、SEOで集客したいならお客様の感想はテキストでも忘れずに書きましょう。

7.担当者のコメント

担当者のコメントで、お客様の要望を実現したプロセスや工夫したポイントを書くことで、訪問者に施工事例・施工実績の内容がより具体的に伝わる

担当者のコメントで、お客様の要望を実現したプロセスや工夫したポイントを書くことで、訪問者に施工事例・施工実績の内容がより具体的に伝わる
施工事例・施工実績ページの末尾には担当者のコメントがあると、訪問者がさらに内容を理解しやすくなります。

お客様の要望をどのように実現したかや、工夫したポイントなどを端的にまとめて書いてください。

【担当者のコメントでアピールすると効果的なポイント】
  • 注文住宅…家族のつながりを意識した設計、家事動線や収納などの利便性、デザインコンセプト、狭小地・変形地などの土地の制約をどのように解決したか
  • リフォーム…リフォームまえの不満の解決、掃除・手入れなどの利便性、予算とお客様のご要望実現のバランス、バリアフリーの安全性
  • 店舗・オフィスのデザイン・リフォーム…デザインコンセプト、採光や照明設計、業種特有の設備・機器(飲食店での厨房、病院でのレントゲン室など)
  • 土木建設…工事中の安全性確保、近隣住民への配慮と周知の徹底、納期の遵守、資材や工法の工夫

施工事例・施工実績の担当者コメント サンプル文例集

各業種・施工案件ごとの担当者コメントのサンプル文例を紹介しますので、ぜひ文章作成時の参考にしてください。

【工務店の担当者コメントのサンプル文例:注文住宅】
リビングでは居心地がよく、家族が自然に集まる開放的な空間を目指して設計しました。アイランドキッチンからの景色・目線の想定や、家事動線の効率性がとくにこだわったポイントです。建ぺい率・容積率が厳しい面もありましたが、それを感じさせないゆとりのある家に仕上がったと思います。狭小地・変形地などの難しい土地でも理想の住宅を建てることはできますので、まずは弊社までお気軽にご相談ください。

【店舗・オフィスの内装デザイン・リフォーム 担当者コメントのサンプル文例】
新しくデイサービスの事業所を開業されるとのことで、弊社に内装工事のご依頼をいただきました。床は木目調のクッションフロアにして、ナチュラルで明るい雰囲気を演出。トイレでは車椅子の方でも楽に入れるように大きめの空間にしたほか、手すりやユニバーサルシートを設置し、バリアフリー化に注力しました。

【土木建設の担当者コメントのサンプル文例:道路舗装】
かなり狭隘な道路で、しかも近くに小学校があったため、施工期間中の歩行者の通路確保と安全対策に注力しました。その結果、無事故で工期内に納めることができ、クレームや苦情もありませんでした。今後も安全に最大限配慮し、工期を遵守した施工を徹底してまいります。

【土木建設の担当者コメントのサンプル文例:水道管取り替え工事(布設替え工事)】
工事のエリア内に商店街の歩道部や幅の狭い生活道路が含まれていたため、水道工事お知らせのチラシ配布や訪問しての説明など、近隣住民のみなさまへの配慮・周知を徹底しました。その結果、大きな苦情もなくスムーズに工事を完了できました。
工事では、水の供給を確保しながら古い水道管を取り替える仮配管方式を採用。
従来の工法と比較して、断水時間の大幅な短縮に成功しました。

8.施工事例・施工実績ページの最下部には、資料請求・お問い合わせのバナーボタンなどのCTAをかならず設置する

施工事例・施工実績ページの最下部には、資料請求・お問い合わせのバナーボタンなどのCTAをかならず設置する
企業ホームページでは、単に訪問者にコンテンツを読んでもらうだけでは、新規顧客や売り上げが増えることはありえません。

訪問者には資料請求やお問い合わせ、見積もり依頼・無料相談などのアクションを起こしてもらう必要があります。

これらの資料請求・お問い合わせ、見積もり依頼・無料相談などの、企業ホームページの獲得目標となるアクションのことをコンバージョンと呼びます。

※コンバージョンについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
参考ページ:Webマーケティングの理解に不可欠な言葉、コンバージョンとは何か? ゴールを明確にすれば、ホームページの方針が決まる!

施工事例・施工実績ページの最下部にはかならず、これらのコンバージョンにつながるバナーボタンやリンク、電話番号などを配置するようにしてください。

なお、これらの行動喚起のためのバナーボタンやリンク、電話番号のことをCTA(Call To Action)と呼びます。

お客様の声・事例ページを読んで興味を持った訪問者がすぐにアクションを起こせるよう、CTAは絶対に配置しましょう。

施工事例・施工実績の写真には、SEO強化のため代替テキスト(alt属性)を付けよう

施工事例・施工実績の写真には、SEO強化のため代替テキスト(alt属性)を付けよう
代替テキスト(alt属性)を設定した画像には、マウスを合わせると設定したテキストが表示される
施工事例・施工実績には多数の写真を掲載すると思いますが、本気でGoogleやYahoo!などの検索エンジンからの集客を強化したいのであれば、代替テキスト(alt属性、オルト属性、altタグ)を忘れずに設定しましょう。

代替テキスト(alt属性)とは、画像データの内容をユーザーや検索エンジンに伝える役割を持つ設定のことです。

検索エンジンのクローラー(サイトの情報を読み取るコンピュータープログラム)は、画像データの内容を把握するのが得意ではありません。

そのため、その画像データの内容を伝える代替テキスト(altタグ)を別途設定することで検索エンジンが内容を把握しやすくなります。

代替テキスト(alt属性)の設定で、画像検索や通常検索でアクセスを集めやすくなりますので、その写真の内容を端的に伝えるような文を設定するようにしましょう。

【施工事例・施工実績の写真の代替テキスト(alt属性) 設定例】
  • お風呂のリフォーム施工事例 ユニットバス (○○市 Y様)
  • 和モダン 注文住宅施工事例 ダイニングキッチン (○○市 K様)

検索エンジンから集客するため、titleタグやmeta descriptionタグも最適化する

検索エンジンから集客するため、titleタグやmeta descriptionタグも最適化する
施工事例・施工実績ページの作成が完了したら、titleタグmeta descriptionタグの最適化などのSEO設定を忘れずに実施してください。

施工事例・施工実績ページは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの評価を高めて集客するための有力な資源になります。

施工事例・施工実績ページ単体でビッグキーワードで上位表示してアクセスを稼ぐのは難しいですが、複数のキーワードを組み合わせたスモールキーワードであれば十分集客の余地があります。

参考ページ:SEOの基本 ビッグキーワードとスモールキーワードとは?

ぜひ以下のページを参考に、titleタグやmeta descriptionタグの最適化を実施しましょう。

施工事例・施工実績を作成するときにオススメの本・参考書籍

施工事例・施工実績コンテンツ作成に応用できるインタビューのコツや原稿作成のやり方を、詳しく知りたい方はぜひ以下の本をご覧ください。

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ』(唐木元・インプレス)

こちらは毎月1500万人以上の読者を獲得しているカルチャーニュースメディア「ナタリー」が、自社の新人ライターへの研修ノウハウを本にまとめたもので、とても実践的で役に立つ文章テクニックが多数紹介されています。

アーティストやクリエイターへのインタビュー記事などを掲載することも多いナタリーの性質上、インタビュー原稿を読みやすくまとめる際に使えるテクニックも豊富です。

また、「Webライティングのスピード・技術をもっと向上させたい」「広告費を使わずに、検索エンジンからの集客を強化したい…」「商品・サービスの紹介を充実させたい」という方もぜひ一度お読みください。
文章執筆の場ならどこでも使える、一生役に立つテクニックが身につきます。
新しい文章力の教室

新しい文章力の教室

  • 作者:唐木元
  • 出版社:インプレス
  • 発売日: 2015年08月

『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』(古賀史健・ダイヤモンド社)

文章術のなかでも取材・インタビューを大きなテーマとして詳しく解説している点で突出している書籍です。

著者は『嫌われる勇気』などのベストセラーを上梓しているライターの古賀史健さんで、小手先のテクニックではなく文章を執筆するときの大局観やコアな考え方を学べる本です。

同じ著者の『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、文章を書くことに苦手意識を持っている人でも簡単に長い文章を書けるようになる名著ですので、こちらを先にお読みいただいてもよいでしょう。
取材・執筆・推敲

取材・執筆・推敲

  • 作者:古賀 史健
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2021年04月08日頃
20歳の自分に受けさせたい文章講義

20歳の自分に受けさせたい文章講義

  • 作者:古賀 史健
  • 出版社:星海社
  • 発売日: 2012年01月26日頃

一度作成した施工事例・施工実績は、企業ホームページだけでなくチラシ・カタログ・などさまざまな媒体で販促に利用できる

一度作成した施工事例・施工実績は、企業ホームページだけでなくチラシ・カタログ・などさまざまな媒体で販促に利用できる
以上が、建築・建設会社や工務店の施工事例・施工実績の書き方・作り方になります。

質が高く内容も濃い施工事例・施工実績を作るのは大変ですし手間もかかりますが、それに見合っただけのメリットを得られます。

そのうえ、施工事例・施工実績は企業ホームページ内のコンテンツ、チラシ・カタログ、提案書、イベント用のPowerPoint資料など、さまざまな媒体で使い回せるのも特徴です。

長期的に集客・売り上げをアップさせたい方は、ぜひ今回のページを参考に施工事例・施工実績の作成にチャレンジしてみましょう。

また、弊社でも建築業・工務店様のホームページ制作・リニューアルを多く手がけておりますので、ご興味のある方は以下から詳細をご覧ください。

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