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アプリとは? 意味やメリットを初心者向けにわかりやすく解説

アプリとは? 意味やメリットを初心者向けにわかりやすく解説
  • 「アプリってよく聞くけど何のこと?」
  • 「たくさんありすぎてどれを選べばいいかわからない!」
  • 「会社からアプリを導入するよう言われたが何から手を付ければいいかわからない・・・」

このような悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。
そこで今回はアプリとはいったい何なのか、その意味やWebサイトとの違いや、アプリを使うメリット、インストール時の注意点などを初心者にもわかりやすく解説していきます。

また後半は、集客・マーケティング目的で自社アプリ導入を検討している企業様向けに、自社アプリの導入方法やメリット・デメリットについてお話します。


目次

アプリとは?

アプリとは?
アプリとは、アプリケーションソフトウェアの略称です。
アプリケーションソフトウェア(application software)とは特定の用途や目的のために設計されたソフトウェアのことで、例えば、Excel(エクセル)は表計算アプリ、ペイントは画像編集アプリなど、種類や呼び名がたくさんあります。スマートフォンのアプリではLINE(ライン)などが有名です。
また、アプリはOS上にインストールして使用します。

※OS(オーエス)とはオペレーティングシステム(operating system)の略称で、私たちが使うすべてのコンピュータ(パソコン、スマホなど)を制御するのに必要なソフトウェアのことです。
パソコンではWindows(ウィンドウズ)、Mac OS(マックオーエス)、スマホではiPhone(アイフォーン)で使われるiOS(アイオーエス)、Android(アンドロイド)が一般的です。

OSはパソコンやスマホを動かすためのソフト、アプリケーションは写真加工など特定の作業を行うためのソフトだと理解しておくとよいでしょう。

スマートフォン・タブレットでのアプリ

スマートフォン・タブレットでのアプリ
今、アプリという言葉を目にするのはパソコンよりも、スマートフォンやタブレットを使っているときが圧倒的に多いです。

「ガラケー(フィーチャーフォン)から、スマホに変えた」という経験をお持ちの方も多いと思いますが、スマホとガラケーの大きな違いのひとつが、多くのアプリを使える点です。
アプリ
右の画像のように、スマートフォンのホーム画面などに並んでいるマーク(アイコン)のひとつひとつのことをアプリといいます。

アプリにはスマートフォンやタブレットに最初から入っているもの(プリインストール)も多いですが、新しいアプリを追加することもできます。

iPhoneやiPadなどのアップルの端末はApp Store(アップストア)、Androidの端末はGoogle Play(グーグルプレイ)から新しいアプリをインストールできます。

※インストール…ソフトウェアを追加して保存し、使用可能な状態にすること。

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アプリを使うメリット

アプリを使うメリット
アプリを使うメリットは大きく3つあります。

  1. 一度インストールすればすぐにアクセスできる 
  2. 機能性の高さ 
  3. インターネット環境がなくても利用できるものもある 

この3つです。順番に説明していきます。

1.一度インストールすればすぐにアクセスできる

1.一度インストールすればすぐにアクセスできる
Webサイトは目的のページに辿り着くまでに、ブラウザにURLを入力するかGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索をかけなければいけませんが、アプリなら起動すればすぐに目的の機能を利用できます。

例えば、ブラウザ経由で地図検索をする場合には「まずGoogleに移動して地名を入力して地図検索のメニューをクリックする…」などの手間が必要です。

一方、Google Mapのアプリをインストールしていれば、起動後にすぐに地図機能を使うことが可能です。

※ブラウザ…Webサイトを閲覧するためのソフトウェア。Google ChromeやSafariが有名。
詳しくは以下のページを参照。


※URL(ユーアールエル)…「https://ds-b.jp」などのように、インターネット上のWebページやファイルの場所を示す文字列のこと。アドレスとも呼ぶ。

2.機能性の高さ

2.機能性の高さ
アプリは最初に述べたように、特定の目的のために設計されています。そのため高度な機能を実装できます。

例えば、新着情報があると自動的に通知してくれる「プッシュ通知機能」はアプリならではの機能です。

また、PayPay(ペイペイ)LINE Pay(ラインペイ)などといったキャッシュレス決済などの高度な機能もアプリ特有のものであり、ブラウザ経由では直接利用することができません。

3.インターネット環境がなくても利用できるものもある

3.インターネット環境がなくても利用できるものもある
Webサイトはインターネット回線に繋がっていなければ見ることができません。しかしアプリの中には一度インストールしてしまえば、インターネット環境がなくても使用できるものがあります。

例えば、ネットにつなぐ必要のないスマホゲームアプリなどがその典型です。
音楽配信アプリなどは事前に楽曲をダウンロードすれば、ネット環境がないところでも利用できる
また、Apple Music(アップルミュージック)やSpotify(スポティファイ)などの音楽配信アプリや、Netflix(ネットフリックス)Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)などの映像配信アプリでも、音楽や映像をあらかじめスマホにダウンロードしておけば、ネット回線がなくても問題なく利用できます。

音楽や映像などのコンテンツはデータ容量が大きく、使用できる通信量に制限がある場合、あっという間に通信量を消費してしまいます。

そのため、自宅や喫茶店などの通信量に制限がないWi-Fi(ワイファイ、無線で使えるネット通信環境のこと)につなげた状態で音楽や映像はダウンロードしておき、外出先ではそれらを再生するようにすれば、通信量を節約して音楽や映像を楽しめます。

これもネット環境に依存せずに利用できる、アプリの特性を活かした使い方です。

アプリとブラウザ(Webサイト閲覧)の違い

アプリとブラウザ(Webサイト閲覧)の違い
ここまでアプリについて説明してきましたが、次にアプリとブラウザ(Webサイト閲覧)の違いについて紹介していきます。

1.アプリが特定の作業に特化しているのに対し、ブラウザ(Webサイト閲覧)はさまざまなサービスが利用可能

1.アプリが特定の作業に特化しているのに対し、ブラウザ(Webサイト閲覧)はさまざまなサービスが利用可能
アプリとブラウザ(Webサイト閲覧)の大きな違いが、アプリが特定の作業に特化しているのに対し、ブラウザ(Webサイト閲覧)はさまざまなサービスが利用可能であることです。

例えば、YouTube(ユーチューブ)などの動画アプリで動画を見ているとき、同時にそのアプリで直接Twitter(ツイッター)からツイートすることはできません。

あくまでYouTubeアプリは動画サービスの利用に特化したものです。その分動画を高画質で見ることができたり、アプリ1つで動画投稿やLive配信を行ったりすることができます。

その反対にブラウザ(Webサイト閲覧)では、YouTubeのWebサイトにアクセスする、TwitterなどのSNSを操作するなど複数の用途をブラウザ内でこなせます。

2.インストールの必要性の有無

2.インストールの必要性の有無
アプリを使うためには、スマートフォンやタブレットに個別のアプリをインストールする必要があります。

先述したようにアプリのインストールは、iPhoneやiPadなどのアップル製品では「App Store」、Androidのスマートフォン・タブレットでは「Google Play」を介しておこなわれます。

アプリをインストールする際には、データをダウンロードする通信量と、スマートフォン・タブレット内にデータを保存する容量(ストレージ容量)の2つが消費されます。

よく「ギガが減る」という言葉を耳にしますが、アプリのインストールの時には通信量に制限がない Wi-Fi環境下でないと、通信量(通称:ギガ)を浪費するため、通信速度に制限がかかり遅くなってしまうなどの状態に陥ります。
また、大量にアプリをインストールすることで、端末のデータを保存する容量がなくなり、別のアプリをインストールできなくなってしまいます。
 ただし、1度インストールしてしまえば、すぐにアクセスすることができるという利点もあります。
 
それに比べて、Webサイトの利用ではほとんどの場合、個別のソフトをインストールする必要はありません。
それぞれのサイトにアクセスするだけで問題なく利用ができます。消費する通信量も、Webページを見た分だけです。

3.操作のスピード・わかりやすさ

3.操作のスピード・わかりやすさ
最初はインストールする手間が必要なため、時間がかかるアプリですが、一度インストールしたあとは、ブラウザよりも迅速に利用できます。

例えばYouTubeで動画を見たいとき、ブラウザであればまずGoogleやYahoo!から検索するか、ブックマークからサイトにアクセスする必要がありますが、YouTubeのアプリであればスマートフォン画面上のアイコンをタップするだけで即座にサービスにアクセスできます。

また、アプリをインストールするとデータの一部がスマホにすでに保存されている状態になっています。
そのため、毎回データをすべて読み込む必要があるブラウザ経由よりも、アプリのほうが動作も機敏です。

アプリとブラウザ(Webサイト)の違い比較表


アプリ
ブラウザ(Webサイト閲覧)
用途
特定の用途に特化
Webサイトの閲覧だけでなく
さまざまなサービスを利用可能
インストールの必要性
必須
不要
初回利用時の通信量
大きい
小さい
リピート利用時の通信量
小さい
大きい
操作のスピード
わかりやすさ
迅速で簡便
やや遅く、複雑
機能性の高さ
自由度
機能性・自由度がともに高い
機能性・自由度がともに低め

アプリをインストールするときの注意点

アプリをインストールするときの注意点
ここまでアプリの利便性について紹介してきましたが、ここでは実際にアプリをインストールする際の注意点を説明します。

1.アプリの安全性を確認する

1.アプリの安全性を確認する
今からこのアプリをインストールしたい!と思ったときに、事前に安全なアプリなのかどうかを確認した方が良いでしょう。

安全ではないアプリ、つまり危険なアプリとは、スマホに入っている情報や画像が不正に送られてしまったり、スマホ本体に影響を与えてしまったりするアプリのことです。

そのようなアプリをインストールしないためにも、事前に利用した人の感想(レビュー)やアプリの説明を読んだり、公式のWebサイトがあればそちらも見たりするなどの確認が大切です。

2.有料アプリと無料アプリがある

ほとんどのアプリは無料ですが、有料のものもあります。

有料アプリは購入時にお金を一度だけ支払うものや、毎月支払うもの(サブスクリプション)があります。

音楽配信アプリのApple Musicや、映像配信アプリのNetflix(ネットフリックス)などがサブスクリプション型サービスの典型例です。
2.有料アプリと無料アプリがある
また無料でインストールできるアプリでも、一部が有料になっているアプリもあります。

例えばゲームのアプリでは、新しい衣装や仲間が欲しいと思ったときに「ガチャ」と呼ばれる機能があります。

そのガチャを回すために「課金」というシステムがあり、お金を払ってガチャを回すことができるというものです。

この課金を巡るトラブルも近年では増加しており、気づかないうちに何十万円も使っていたなんてこともありますので、十分に注意が必要です。

他にも、YouTubeなど有料で広告を非表示にするというプランが存在するアプリもあります。必ず確認をして利用しましょう。

さて、ここまで個人でアプリを利用する際のメリットや注意点について説明してきました。

この後は集客やマーケティングにアプリを活用したい企業様向けに、自社アプリを導入するメリットとデメリットについて紹介していきます。

企業で自社アプリを導入するメリット

企業で自社アプリを導入するメリット

1.アイコン表示で企業を想起させる

1.アイコン表示で企業を想起させる
アプリをインストールすると、スマートフォンのホーム画面などに自動的に「アイコン」というそのアプリ固有のマークが生成されます。

ユーザーがスマホを開くたびにそのアイコンが表示されるため、自社の認知度を上げ、商品・サービスを想起してもらえる機会が増加します。

2.プッシュ通知を使って、能動的に情報を伝えられる

2.プッシュ通知を使って、能動的に情報を伝えられる
アプリにはプッシュ通知という機能があります。
プッシュ通知とは、ユーザーがたとえそのアプリを起動していなくても最新情報を通知できる機能のことです。

プッシュ通知を活用すれば、新商品・サービスの告知やセール・クーポンの情報などを、ユーザーへ能動的に伝えられます。

一方、企業ホームページはユーザーに見に来てもらわないと情報を伝えられませんから、能動的な情報発信ができるのは自社アプリならではの大きなメリットです。

アプリをインストールするユーザーが増えるほど、プッシュ通知を目にするユーザー数も増えていきますので販売促進に活用できます。

3.クーポン機能で集客を促進できる

3.クーポン機能で集客を促進できる
自社アプリでは割引クーポンなどの発行が可能です。
クーポンの活用で来店を促進し、リピーターを獲得できます。

また、割引クーポンが使えることをチラシやメールなどでアピールすれば、ユーザーがアプリをインストールする動機付けにもなりますので、アプリのダウンロード数の増加にも貢献します。

企業で自社アプリを導入するデメリット

1.アプリをインストールするかどうかはユーザー次第

1.アプリをインストールするかどうかはユーザー次第
App StoreやGoogle Playで自社アプリを配信しても、それだけではインストール数はほとんど増えません。

その自社アプリの存在自体が知られていないからです。

自社アプリを開発したのはいいものの告知ができておらず、ほとんどユーザーにインストールしてもらえない…という事態もありがちです。

実際にユーザーにインストールしてもらうためには、企業ホームページやSNS、チラシ、店頭での告知などでまずは自社アプリの存在自体を知らせなければなりません。

2.開発にコストがかかる

2.開発にコストがかかる
自社アプリは、社内にプログラマーなどがいない限り、開発を外注することになります。

一からオリジナルの自社アプリを制作するには多額の費用が発生しますから、それだけのコストを回収できるのか事前に見極める必要があります。

3.自社アプリを有効に活用できる業種は限定される

3.自社アプリを有効に活用できる業種は限定される
自分たちの業種で本当にアプリを活用できるかは事前に吟味する必要があります。
自社アプリを活用しやすい業種とそうでない業種が存在するからです。

例えば、アパレル企業やスーパーなどの小売店ではセール・クーポンなど情報発信をしやすいです。
また、店舗への来客数も多いですし、チラシなどの広告手段もありますので、アプリの存在自体を顧客に知ってもらえる機会も多くなります。
しかし、建築会社や工務店ではどうでしょうか。
クーポンなどは使いづらいですし、小売店と比較すると顧客がアプリをインストールする必要性があまりありません。

これらの業種では、お客様への新着情報を自社アプリで発信するよりも、企業ホームページを使ってこれまで建築した建物の紹介や、会社の概要をしっかりと記載したほうが集客しやすいです。

このように自社アプリを活用しやすい業種と、そうでない業種があるため注意が必要です。

自社アプリと企業ホームページは併用したほうが集客・売り上げアップには効果的

自社アプリと企業ホームページは併用したほうが集客・売り上げアップには効果的
以上のメリットやデメリットを踏まえて、自社アプリを導入して集客力や会社の認知度が上がるのかどうか吟味をすることが必要です。

自社アプリを導入するよりも、企業ホームページの情報を充実させたほうが集客・売り上げに直結する例も多いです。

ホームページであれば顧客にインストールしてもらう必要がありませんし、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから不特定多数の新規顧客を集客しやすいからです。

また、自社アプリと違って、業種を選ばずに企業ホームページは活用できます。
一方、企業ホームページではプッシュ通知などの能動的な情報発信はできず、ホームページに訪問してもらうのを待つ受動的な集客スタイルになってしまいます。

このように、アプリとホームページは一長一短です。

アプリとホームページを上手に使い分けながら導入することが重要だと言えるでしょう。

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