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ブラウザとは? 意味と種類、どれがオススメかを初心者向けに解説

ブラウザとは? 意味と種類、どれがオススメかを初心者向けに解説
  • 「ブラウザという言葉を聞いたことはあるけど、意味はよく知らない…」
  • ホームページ制作会社との打ち合わせで『ブラウザ』って単語がときどき出るけど、どんな意味?」
  • 「パソコンやスマートフォンの初心者にオススメのブラウザはどれ?」

今回はこんな疑問をお持ちの方のために、ブラウザの意味や種類をわかりやすく解説します。

パソコン・スマートフォンの初心者にオススメのブラウザも紹介しますので、ぜひご覧ください。

目次

ブラウザとは?

ブラウザとは?
ブラウザとは、インターネットを介してホームページ(Webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのことです。Webブラウザとも呼ばれ、Chromeやsafari、Internet Explorerなどが有名です。

ブラウザ(browser)の語源は英語のbrowse(ブラウズ)であり、「拾い読みをする」「ざっと見る」などを意味します。

ブラウザはその名のとおり、ネット上に存在する莫大な数のWebページのなかから、ユーザーが読みたいページを選択して自由に拾い読みするためのソフトウェアだと言えるでしょう。
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ブラウザの役割・機能

専門知識がないと理解しづらいHTMLなどのプログラミング言語の記述を、ブラウザがWebページへと変換している

専門知識がないと理解しづらいHTMLなどのプログラミング言語の記述を、ブラウザがWebページへと変換している
各ホームページ(Webサイト)はHTMLやCSSなどの言語で構成されています。

それらの言語で構成されたソースコードを読み込み、解釈して、一般の方でも見やすいWebページとして表示するのが、ブラウザの主な役割・機能です。

現在は単にホームページを閲覧するだけでなく、ブラウザはさまざまなWebサービスの入り口になっている

現在は単にホームページを閲覧するだけでなく、ブラウザはさまざまなWebサービスの入り口になっている
また、2000年代~2010年代をとおして、ブラウザは単にホームページを読むだけのツールではなくなり、多彩な用途で利用されるようになってきました。

たとえば、Youtubeなどの動画サイトをブラウザ上で見ることもできますし、ブラウザゲームのように単体のアプリのインストールなしに、ブラウザ上でゲームを楽しめるサービスも存在します。

勤怠管理システムや経費申請、労務管理システムなど、会社の業務で使うクラウドサービスを、ブラウザを介して日々操作している方も多いでしょう。


弊社のCMS(ホームページを簡単作成できるシステム)おりこうブログもブラウザを利用して企業ホームページを編集・更新するソフトウェアです。

※CMSについて詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

参考ページ:CMSとは? その意味と企業ホームページへの導入のメリットを初心者にもわかりやすく解説

一種類のブラウザで、すべてのWebサービスを問題なく動かすのは不可能なので、ブラウザは複数種類を使い分けるべき

このように、現在ブラウザはあらゆるWebサービスの入り口や運用のプラットフォームとして活用されています。

現在のブラウザには極めて多彩な使い方が求められていますから、一種類のブラウザで世界中のあらゆるWebサービスを問題なく動かすことはできないのが現実です。

もっともポピュラーなブラウザであるGoogle Chromeであれば、大半の主要なWebサービスには問題なく対応できるでしょうが、それでもかなり古いシステムなどではGoogle Chromeでは不具合が発生することもあります。

普段は特定のブラウザをメインで使用しておき、Webサービスの利用時に何か不具合が起きたら他の種類のブラウザで試してみる…という使い方をするのがよいでしょう。

タブブラウザとは?

タブブラウザとはひとつのウィンドウのなかで複数のWebページを切り替え表示できる機能を持ったブラウザのことです。

タブブラウザの登場以前は、ひとつのWebページはひとつのブラウザウィンドウで開くしかありませんでした。

そうすると複数のWebページを閲覧する際にはウィンドウをいくつも開く必要があり、デスクトップがブラウザウィンドウだらけになるうえに、画面の切り替えも面倒でした。

しかしタブブラウザでは、現在開いているWebページがウィンドウ上部にまとめてタブとして並べて表示されます。

このタブによる管理のおかげで、ウィンドウの無駄な増加がなくなり、Webページの切り替えも簡単・手軽になりました。

現在は主要ブラウザのほとんどがタブブラウザ化されています。
タブブラウザの図(Google Chrome)

現在の主要ブラウザの種類

現在の主要ブラウザの種類
かつてはブラウザといえばInternet Explorer一色だった時代もありましたが、現在はさまざまな種類のブラウザが利用されています。

さらに2010年代以降はパソコンだけでなく、スマートフォンなどの携帯端末でもブラウザが使われるようになりました。

主要なブラウザの種類と特徴をこれから簡単にご紹介しますので、自分に合いそうなブラウザをぜひみなさんも見つけてみてください。

Google Chrome(グーグルクローム)

【初心者にはもっともオススメのブラウザ ※iPhone・Macユーザーを除く】

Google Chromeは、現在日本国内・世界ともにもっともシェアが大きく、利用している人数が多いブラウザです。単にChrome(クローム)と呼ばれることも多いです。

Androidのスマートフォン・タブレットの多くでChromeが標準ブラウザとされており、動作も軽快なためパソコンでも利用者が多いことが最大シェアの要因になっています。

※また、日本ではスマートフォンといえばiPhoneがかなり優勢ですが、世界的に見るとAndroidスマートフォンのシェアのほうが圧倒的に高いことも、Chromeのシェア率を押し上げている一因です。

最大シェアのブラウザであるため、各WebサービスもChromeには対応しており、推奨動作環境となっていることが多いです。

標準の検索エンジンがGoogleなので使いやすく、GmailやGoogleカレンダーなどの各種Googleサービスとも連携しています。

「そろそろInternet Explorerから乗り換えないと…」と感じている方には、もっともオススメできるブラウザです。

Chromeのダウンロードページ:Google Chrome公式サイト

※なお、自社のホームページをChromeで閲覧した際に「保護されていない通信」との警告が表示される場合がありますが、これはそのサイトに暗号化通信(SSL)が導入されていないときに表示されます。
警告を消す方法などを詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)

 Internet Explorerは、かつてWindowsのパソコンに標準搭載されていたブラウザです。
略してIE(アイイー)とも呼ばれます。

昔からインターネットを利用してきた人のなかには、「ブラウザといえばInternet Explorer」のイメージが強い方も多いでしょう。

正式名称は憶えていなくても、「インターネットにつなげられる、あの青いEのマークのアイコンのソフト」と言えば、おわかりになる方もいるかもしれません。

Internet Explorerはかつて日本国内・世界ともに圧倒的なシェアを誇っていましたが、セキュリティの問題がクローズアップされたことや、2000年代にChromeやFirefoxなどの使いやすい新興ブラウザが勢力を伸ばしたことが原因で退潮しました。

現在は後継となるマイクロソフトのブラウザ、Microsoft Edgeが誕生し、サポートの終了が予告されたことで、Internet Explorerから他のブラウザへの乗り換えが進んでいます。

2021/5/20 追記:Microsoftの公式ブログよりInternet Explorerのサポートが2022年6月15日(日本時間で6月16日)で終了するとの正式発表がありました。Microsoftもセキュリティの観点から、IEからの移行を推奨しておりますので、もしInternet Explorerをまだお使いの方はお早めにMicrosoft EdgeやGoogle Chromeに移行することをお勧めいたします。

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)

 Microsoft EdgeはInternet Explorerの後継となる、現在のWindowsの標準ブラウザです。

Internet Explorerよりも機能性や表示速度が向上しており、Windows10以降はこちらに乗り換えた方も多いでしょう。

ただ、Microsoft Edgeは標準(デフォルト)の検索エンジンが、GoogleやYahoo!ではなくBingなので、その点で戸惑った人もいるかもしれません。

Bing(ビング)はマイクロソフトが開発した検索エンジンです。

参考ページ:Bing トップページ

BingはGoogleとはちがう独自のアルゴリズムで動いているので、検索結果がGoogleやYahoo!の順位と大きく異なります。

※アルゴリズム…ここでは検索順位を決定する計算式のこと

そのため「いつもGoogleからアクセスしていたあのサイトが、Microsoft Edgeだと出てこない…」ということが頻発しがちです。

検索結果がGoogleやYahoo!と大幅にちがうことが気になる方は、ChromeやFirefoxなどの他のブラウザに切り替えるか、Microsoft Edgeのデフォルトの検索エンジンを変更するとよいでしょう。

※ちなみにYahoo!は現在Googleのアルゴリズムを採用しているので、GoogleとYahoo!の検索順位はほぼ同じになります。
検索エンジンの仕組みについて詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

参考ページ:集客に直結する知識! 検索エンジンの仕組みとインデックスの意味とは?

Safari(サファリ)

SafariはiPhoneやiPad、Macのパソコンなどのアップル製品の標準ブラウザです。

日本ではiPhoneのシェアが抜群に大きいので、「スマホだとSafariをメインで利用している」という方も多いのではないでしょうか。

その反面、Androidのスマートフォン・タブレットでは利用することができません。

シンプルで見やすく、iPhoneなどのiOS端末との連携がしやすいのが最大の特徴です。

Firefox(ファイアフォックス)

 FirefoxはMozilla Foundationが開発・提供している、炎と狐をモチーフにしたアイコンが特徴的なブラウザです。

オープンソースゆえの高い拡張性を誇り、アドオンと呼ばれる拡張機能を自由に追加することで、ユーザーが好きなようにカスタマイズできる点が大きな魅力です。

しかし現在はChromeなどの他のブラウザにもアドオン(拡張機能)が充実していますので、以前ほどの突出した優位性はなくなりつつあります。

結局、オススメのブラウザはどれ?

ぜひ自分に合ったブラウザを使って快適なインターネット生活を実現してみてください
総合的にいえば、パソコン・スマートフォン(Android)の初心者にオススメのブラウザは、 Chromeです。

操作性がシンプルであり、もっともシェアが大きいブラウザであるためWebサービスの大半が対応していて不具合も少ないため、初心者には一番使いやすいでしょう。

chromeにブラウザを切り替えたい方は、以下のページから無料でダウンロードできますのでぜひ試してみてください。

Chromeのダウンロードページ:Google Chrome公式サイト

ただ、MacやiPhone、iPadのユーザーはSafariを使い続けて問題ありません。

もし長く使っていくなかでデフォルト(標準)のChromeやSafariに物足りなくなってきたら、アドオン(拡張機能)の追加を試してみるか、他のブラウザの利用を検討する…という流れがよいと思います。

また、各Webページ・Webサービスを利用するなかで何らかの不具合が生じた際、他のブラウザで開いてみると問題が改善することもあります。
そのためメインで使用するブラウザ以外にもサブのブラウザを、パソコンやスマートフォンにはあらかじめインストールしておくのをオススメします。

ぜひ自分に合ったブラウザを使って快適なインターネット生活を実現してみてください。
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