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Twitter(X)とは? メリット・デメリットをSNS初心者向けにわかりやすく解説!

Twitter(X)とは?SNS初心者の方向けに簡単解説!
  • Twitter(ツイッター、X)を利用したいけど、他のSNSとの違いがわからない…
  • Twitterでよく聞く「リツイート」などの言葉の意味を知りたい
  • 企業でTwitterを導入したいが、運用の仕方や炎上対策などどのようにすればよいかわからない
 
このような悩みをおもちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
そこで今回は、TwitterとはどんなSNSなのかや、用語の説明や、個人・企業それぞれで活用するメリット・デメリットについて紹介していきます。
 
SNSや、パソコン・スマートフォンの初心者にもわかりやすく紹介しますので、ぜひご覧ください。

目次

Twitter(X)とは

Twitterとは
Twitter(ツイッター)は、世界での利用者数が3億人を超える匿名登録制SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。
2006年3月21日にアメリカで公開され、日本では2008年から普及しはじめました。

参考ページ:Twitter 公式サイト

日本国内のユーザー数は約4500万人で、LINEについで2番目に利用者の多いSNSです。20代の利用が最も多いですが、幅広い年齢層の人々に利用されており、利用者の平均年齢は36歳となっています(2020年12月時点)。

※なお、オーナーのイーロン・マスク氏が主導し、Twitterは2023年に名称を「X」に改めました。

Twitterの特徴

Twitterの特徴
Twitterの大きな特徴は投稿に140字の文字数制限があること、そして誰もが一言からでも気軽に投稿できるという点です。

「今起きた~」「お腹すいたな」などの日常のつぶやきから、企業のプロモーションコンテンツまでさまざまなコンテンツを文字数制限の中で投稿できます。

また、匿名性が強く本名で利用するユーザーが少ないことも特徴の1つです。
お互いが承認し合ってつながりをもつSNSとは違い、自分の興味のあるユーザーを一方的にフォロー(お気に入り登録のようなもの)することもできます。

現実の友達はもちろんですが、自分の趣味や興味のあるものでユーザー同士がつながるため、まったく知らない人とも交流しやすいSNSです。

Twitterで用いられる用語

1.ツイート

ツイート
Twitterに文章や画像・動画を投稿する行為、もしくはその投稿自体のことを指します。「ツイートする」「つぶやく」などと表現されることが多いです。

テキストには140文字の文字数制限があり、1つのツイートにつき画像は4枚、動画は1本(2分20秒)までという制限があります。比較的短文や少しの画像などで投稿することが多いです。

2.タイムライン(TL)

Twitterを開いたときに最初に表示される画面のことで、自分やフォローしているユーザーのツイートが流れてきます。

3.フォロー/フォロワー

フォローとは、自分の興味のあるユーザーをお気に入り登録して、自分のタイムラインにその人の投稿が流れてくるようにすることです。
フォロワーは自分をフォローしている人たちのことを指します。

4.RT(リツイート)/引用RT

4.RT(リツイート)/引用RT
自分がいいと思ったツイートを自分のタイムラインに流して拡散することをRT(リツイート)と言います。

また自分のコメントを添えてRTする際は引用RTと呼びます。
どちらもTwitterの大きな特徴のひとつである拡散機能です。

5.リプライ(リプ)

他の人のツイートに返信してメッセージを残すこと。略してリプとも言います。
リプライは他のユーザーからもやり取りが見られるようになっています。

6.いいね

ツイートを自分のお気に入りに登録し、相手にも共感を示す機能です。
以前は「お気に入り(favorite)」という名称だったので、利用年数の長いユーザーはいまだに「お気に入り」や「ふぁぼ(favoriteの略)」と呼ぶ人もいますが、他のSNSでも「いいね」が使われているため、かなり定着してきています。

7.DM(ダイレクトメッセージ)

7.DM(ダイレクトメッセージ)
ユーザー同士で個人的に連絡を取り合う機能で、DM内でのやり取りは他のユーザーからは見えません。近年は仕様変更で複数のユーザーとグループチャットができるようになりました。

8.ブロック

迷惑なユーザーに対して制限をかける機能です。ブロックをすると相手からのフォローが外れる、お互いのツイートが見られなくなるなどの制限がかかります。

Twitterを個人・企業で活用するメリットとデメリット

Twitterを個人・企業で活用するメリットとデメリット
さて、ここまでTwitterの概要について説明してきましたが、ここからはTwitterを個人・企業で活用するメリットとデメリットについてそれぞれ紹介していきます。

Twitterを個人で活用するメリット

1.常に最新の情報を得られる

Twitterを個人で活用するメリット
Twitterではニュースやエンタメ情報、トレンド(流行) などあらゆる種類の情報がリアルタイムでツイートされています。これらのツイートを見ることで、常に最新の情報を大量に得られます。

とくに、自分の知りたい情報をツイートしているユーザーをフォローすることで、自分の欲しい情報がタイムラインに流れてくるのです。

2.趣味の合う友人とコミュニケーションが図れる

検索機能を使って自分の趣味や興味のある内容を調べることで、同じ内容のツイートをしている人を簡単に探せます。
共通の趣味をもつユーザー同士、ネット上のつながりだけで新しく友達をつくれます。

3.災害時における緊急連絡手段になる

災害時はライフラインが遮断され、電話やメールを使用することが困難になります。そのような時に、Twitterを連絡手段の1つとして利用できます。

また、今どこで何が起こっているのか、テレビのニュースなどよりも早くリアルタイムの情報が得られるため、状況を把握するにも非常に便利です。

4.匿名制なので、気軽に投稿できる

Twitterの他のSNSとの1番大きな違いは、匿名性が高いことです。
Twitterでは自分の年齢・性別・職業などの立場に関係なく、自由に発言できます。
リアルでの人間関係の延長線上にある他のSNSと違い、あくまでネット上での関係なのでTwitter自体をやめることも簡単です。

Twitterを個人で活用するデメリット

1.文字数制限があり、長い文章の投稿には向いていない

他のSNSと比べ、Twitterには140字という文字数制限があり、長い文章を投稿するのにはあまり向いていません。1つの投稿に対してリプで自分の投稿を補足していく(これをツリーといいます)こともできますが、フォロワーからしたら非常に見にくいです。

また、1つのツイートに対し、画像は4枚まで、動画は1本(2分20秒まで)という制限があるため、一度に投稿できる内容があまり多くないというデメリットがあります。

2.情報の精査が必要

Twitterを個人で活用するデメリット
Twitterでは膨大な情報が行きかっているため、間違った情報が拡散されることも少なくありません。

自分のタイムラインに流れてきた情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、その情報が本当に正しいものかどうか精査する必要があります。

3.マナーに配慮しないと炎上してしまうリスクがある

誰でも気軽にツイートできるのがTwitterの魅力ですが、ツイートの内容によっては誰かを傷つけるような表現になってしまい、それが炎上するリスクにもつながります。自分がツイートする際は、誰かがツイートを見た時に不愉快に思われるような表現をしていないか、ツイート前にあらためて確認することが大切です。

Twitterを企業で運用するメリット

1.拡散力の高さから、PRやキャンペーンを行うのに最適

Twitterを企業で運用するメリット
企業が商品やサービスを宣伝するには、広告費を払ってチラシやテレビCMなどを作る必要がありますが、Twitterは商品についてツイートするだけで、広告費をかけずに宣伝やキャンペーンを実施できます。
 
また、RT機能で情報が拡散されていくことで、多くのユーザーに商品・サービスについて知ってもらえるのもポイントです。
 
たとえ自社のTwitterアカウントに100人しかフォロワーがいなくても、1万人のフォロワーを持つ人にRTされれば1万人以上に届く可能性があるわけです。
 
このような情報拡散の爆発力は他のSNSにも見られる特徴でもありますが、Twitterは投稿をタイムラインに表示するアルゴリズムやRT機能の関係上、最も拡散力が高いSNSだと考えられています。

2.企業の認知度上昇が見込める

商品やサービスのPRを通して、企業についても認知度の上昇が見込めます。

また、あえて商品やサービスとは直接関係のないツイートをして、幅広いユーザーの興味を引くことも可能です。
たとえば、「SHARP株式会社」のTwitterアカウントは、自社製品の宣伝だけでなく、ユーザーとのコミュニケーションやネットで話題になった出来事に絡めたツイートをするなど、おもしろい投稿を多く行っています。

このように、あえて商品やサービス以外の部分でおもしろいツイートをすることで、人気を高めている企業もあるのです。

新規ファン(フォロワー)の獲得によって企業の認知度を高め、商品やサービスの存在を知ってもらう効果を得られることがあります。

3.リアルなユーザーの意見をチェックでき、コミュニケーションも取れる

商品・サービス名や企業名で検索することで、ユーザーのリアルな意見が得られるのもTwitterならではのメリットの1つです。

Twitterは匿名制で誰でも気軽にツイートができるので、商品・サービスの感想や意見が書き込まれることがよくあります。
Twitter内で商品・サービス名などで検索をかけることで、どんな評判や感想があるのかを手軽にチェックできます。

また、不満点や気に入らなかった部分が書かれていたとしても、それをもとに商品・サービスの改善に活かせるわけです。

さらに、企業のツイートに対して直接ユーザーからリプライが送られてくることも多くあります。そのような場合に直接ユーザーとコミュニケーションをとれるのも1つの強みと言えるでしょう。
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Twitterを企業で運用するデメリット

1.炎上のリスクがある

Twitterを企業で運用するデメリット
個人活用の部分でも説明しましたが、企業で運用するにあたっても炎上のリスクはあります。

拡散力が高く、PRに向いているのがTwitterの強みですが、従業員の不用意な発言や、担当者の誤操作などで、不適切な内容が拡散し、炎上してしまうことも起こりえます。

炎上を防止するためには、SNS運用マニュアルなどを作成し、どのように運用していくかを社内全体に周知したり、情報リテラシーについて学んだりすることが大切です。

2.成果を出すために継続した運用が必要

SNS開設直後は、フォロワーが0人の状態からスタートします。そこからコンテンツをツイートし、いかにフォロワーを増やすか、アカウントの認知度を高めるかが非常に大切です。

そのためには頻繁なコンテンツのツイートや別のSNS、ホームページなどでのTwitterアカウントの告知が必要になります。アカウントを大きくしていくためにも継続した運用は必要不可欠です。

3.匿名性の高さから顧客層の分析がしにくい

顧客層の分析がしにくい
前述でユーザーとコミュニケーションが取りやすいと説明しましたが、そのユーザーが匿名であることから一体どの客層なのかがつかみにくいというデメリットもあります。

自社の商品・サービスについて投稿しているユーザーが多くいたとしても、性別・年齢などが分からなければ、それらのデータを蓄積して販売戦略に活かすことなどは難しいです。

自社のユーザーがどのくらいの数いて、商品・サービスについてどう思っているのかなどはフォロワー数やツイートからわかりますが、顧客層の分析がしにくいのはデメリットといえるでしょう。

Twitterを企業で運用する際のポイント・注意点

Twitterを企業で運用する際のポイント・注意点
最後に、Twitterを企業で運用する際のポイント・注意点について説明します。ポイントは大きく3つあります。

1.運用戦略をきちんと立てる

ペルソナの設定
Twitterの効果を発揮するには戦略を立てた運用が必要になります。

まずはPRのターゲットが一人ひとりのユーザーであることを共通理解しておくこと、具体的にどのようなユーザーに向けてのコンテンツか、ターゲットのペルソナを考えることも大切です。

2.どのような投稿をするか事前に社内でコンセンサス(共通理解)を形成する

企業の公式Twitterでフォロワーを増やすには、前述したような親しみやすさが必要です。

自社の商品・サービスについての投稿だけではなく、幅広い内容で投稿するのが効果的ですが、あまり関係のないことばかり投稿していると、炎上リスクを高めることにもなりかねません。かといって、投稿するたびに1つ1つ上司に確認してもらうのも、Twitterの気軽に投稿できるという良さを削いでしまうことになります。

このようにTwitterを企業のPR活動に活用するためには、メリットとデメリットのバランスを調整していくことが重要になります。
それを担当者1人で判断するのは難しいため、あらかじめ社内で共通理解を作っておくことが必要です。

3.炎上対策を行う

炎上対策を行うために、まずはTwitter運用ポリシー(社内マニュアル)を作成し、内容を社内に周知しましょう。
また、具体的な事例を共有しておくことも予防につながります。Twitterで実際に起きた企業の炎上事例をまとめ、共有しておくこともまた大切です。

TwitterはSNSの中で最も拡散力が高く、情報が集まるサービス

Twitterは若者を中心に幅広い年代のユーザーに利用されています。
他のSNSと比較して匿名性が高く、リアルタイムの情報が多く集まっています。またその情報を一気に拡散することも可能です。

情報収集、情報拡散のどちらにおいてもとても優れたサービスですので、情報リテラシーの観点からマナーに気をつけながら、ぜひ有効に利用してみてください。
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