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メタバースとは? 意味やメリット、仮想空間の活用法をわかりやすく解説

メタバースとは?意味やメリット、仮想空間の活用法をわかりやすく解説
  • 「メタバースという言葉を目にする機会が増えたが、意味がよくわからない…」
  • 「メタバースを活用するメリットや事例を知りたい」

こんな疑問やご要望はありませんか?

そんな方のために、今回はメタバースの意味やメリット、注目されている背景、仮想空間の活用法を詳しく解説します。

メタバースと混同されがちなVRやXRなどの概念についても紹介しますので、メタバースを基礎から理解したい方はぜひご覧ください。

目次

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  1. メタバースとは?
  2. メタバースは3次元のインターネット
  3. インターネットの情報のメインストリームが、SNSや動画からメタバースに変わる可能性も
  4. メタバースとVR・AR・MR・XR
  5. VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)とは
  6. AR(オグメンテッド・リアリティ、拡張現実)とは
  7. MR(ミックスド・リアリティ、複合現実)とは
  8. XR(クロスリアリティ、エクステンデッド・リアリティ)とは
  9. メタバースにおいて、NFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の技術は必須ではない
  10. メタバースが近年注目されている背景
  11. 背景1.VR技術の発展と普及
  12. 背景2.メタバースの市場規模は、今後飛躍的に拡大していくと予測されている
  13. 背景3.各プラットフォーマーや大企業のメタバース参入と莫大な投資
  14. 背景4.新型コロナウイルスの感染拡大で、リアルでのコミュニケーションが大きく阻害された
  15. メタバースのメリット
  16. メリット1.リアルで自由度が高い対話やコミュニケーションが可能になる
  17. メリット2.現実と同じような偶発的なコミュニケーションから、アイディアやイノベーションが生まれる
  18. メリット3.遠隔地にいるユーザーもイベントやミーティングに参加しやすい
  19. メリット4.他のユーザーとの一体感や、臨場感を味わえる
  20. メリット5.現実ではできない体験ができる
  21. メタバースは個人の生き方をどう変えるか?
  22. 現実での格差や人種、性別、障害の有無などにとらわれない、フラットなコミュニケーションが可能になる
  23. 現実とは全く異なる自分・異なる視点を見つけられる
  24. メタバースをビジネスで活用するメリット
  25. メタバースのビジネス活用の方法
  26. メタバースは、個人・企業・社会に新たな可能性を広げる
  27. あわせて読みたい記事

メタバースとは?

メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間のことです。自分の分身であるアバターを操作して、空間内の移動や他のユーザーとの会話、共同作業などが可能です。

参考ページ:アバターとは? 意味とゲーム・メタバースでの活用方法を簡単に解説

超越を意味するmetaとuniverse(世界)を組み合わせた造語で、ニール・スティーブンスンのSF小説『スノウクラッシュ』に登場する仮想空間の名前が由来になっています。

現在はメタバースと言えば、「Fortnite(フォートナイト)」などのゲーム分野や、VRChatなどのエンターテインメント分野が注目されがちですが、ビジネスの分野でもメタバースの活用が少しずつ広がっています。

※なお、ビジネスでのメタバースの活用については以下のページで詳しく解説しています。

メタバースは3次元のインターネット

インターネット上の表現は技術の進歩によって、テキストから音楽・動画・ゲームなどリッチな表現に進化してきた

「メタバース=インターネット上の3次元の仮想空間」という定義だけでは、その意義や革新性がわかりづらいと感じている方も多いと思います。

そんな方はこれまでのインターネットの進化の流れを振り返ると、メタバースがなぜここまで注目されているのかを理解しやすくなるでしょう。

インターネット黎明期はテキスト情報や簡素な画像データしかネット上では扱えませんでした。

しかし、光回線などの通信インフラの発達やパソコン・スマートフォンなどのデバイスの性能向上によって、現在は動画や音楽、ゲームなど多様なコンテンツをネット上で楽しめるようになっています。

インターネット上の情報は時代とともに、簡素・素朴だった表現から格段にリッチな表現へと進化してきたのです。

メタバースはそれまで平面的だったインターネットを、3次元に変革する

メタバースはそれまで平面的だったインターネットを、3次元に変革する
しかし、もはや我々の生活に欠かせない存在になったYouTubeの動画も、テキストや画像と同じく画面上の2次元の情報であることに変わりはありません。

メタバースは2次元中心だったインターネットに、それまでにはなかった奥行きと没入感を与える「3次元のインターネット」だといえます。

Meta社(旧Facebook社)のCEOであるマーク・ザッカーバーグは、アメリカのオースティンで2022年に開催されたカルチャーとテクノロジーの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」において、ネット技術の進歩とメタバースについて以下のように語っています。

「04年に会社を設立した当時、コミュニケーションの手段はほとんどがテキストでした。Facebookはプロフィールをテキストで入力するWebサイトだったのです。その数年後、私たちはカメラ付きの携帯電話を持つようになり、モバイル通信の帯域が十分でなかったため、アップロードに時間がかかりました。ここ数年でテキストや写真から、現在は動画へと移行しました。

私はそれが終着点だとは思っていません。その次の段階は、没頭し、他の人と一緒にいるような感覚を味わえるメディアだと思うのです。それがメタバースの本質です。」

2次元中心のインターネットを根本から変革する力を秘めているからこそ、Meta社(旧Facebook社)やMicrosoftなど、名だたる大企業がメタバースに注目しているのです。

※なお、弊社ディーエスブランドでは大企業だけでなく、中小企業・団体でも手軽に使えるメタバースソリューション・おりこうブログCXを提供しております。

インターネットの情報のメインストリームが、SNSや動画からメタバースに変わる可能性も

ネット上の情報のメインストリームは、これまでも時代とともに変遷してきました。

かつてはインターネット上の情報のメインストリームは、Webサイトやメールが中心でした。

しかし2010年代以降、情報のメインストリームがWebサイト・Webページから、FacebookTwitterLINEInstagramTikTokなどのSNSに変化していったのは、みなさんも経験しているはずです。

参考ページ:SNSとは? 意味や種類・メリットを初心者向けにわかりやすく解説

インターネットの3次元化が推進されることで、次はSNSからメタバースへの情報のメインストリームの変化が起きていく可能性があります。

「SNS最大シェアであるFacebookを擁するMeta社が、メタバースに多額の投資をしているのは、情報のメインストリームがSNSからメタバースへ変化することを予測しているからでは」との見方が強いです。

参考書籍:『メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」』(著:岡嶋裕史)

このように、メタバースはSNSの次に来る情報のメインストリームとしても、注目されています。

メタバースとVR・AR・MR・XR

メタバースと関連する技術として、VR・AR・MR・XRが挙げられます。
それぞれ解説していきます。

VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)とは

VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)とは
VRとはVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で、ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)などのデバイスを身に付けることで、仮想空間を現実のように疑似体験できる技術のことです。日本語ではVRは「仮想現実」とも呼ばれます。

参考ページ:VR(バーチャルリアリティ)とは? 意味や仕組み、ビジネス活用事例

3次元のインターネットであるメタバースの真価を発揮するには、やはりVRを使用するのが最適です

しかし、VRを使える環境がないと、メタバースを利用できないわけではありません。

実際に、「あつまれ どうぶつの森」や「Second Life(セカンドライフ)」のように、VR要素を含まなくても楽しめるメタバース的なサービスは多数存在します。

参考ページ:Second Life(セカンドライフ)とは? メタバースとの違いを解説

弊社のビジネス向けのメタバースソリューション・おりこうブログCXも、VRゴーグルを使わなくても、パソコンやスマートフォンからアバターを自由に動かして利用できます。

VRとメタバースの違いについては、以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

参考ページ:メタバースとVRの違い・特徴・メリット・ビジネスでの活用を解説

AR(オグメンテッド・リアリティ、拡張現実)とは

現実の映像や視界に、デジタル情報を重ねるのがAR(拡張現実)

現実の映像や視界に、デジタル情報を重ねるのがAR(拡張現実)
ARとはAugmented Reality(オグメンテッド・リアリティ)の略で、現実の世界にデジタル情報を付加して重ね合わせる技術のことです。日本語では「拡張現実」とも呼ばれます。

参考ページ:AR(拡張現実)とは? 意味やVRとの違い、ビジネス活用事例を解説

スマートフォンのカメラで映している現実の映像に、バーチャルの視覚情報を重ねるなどの使用方法が現在では一般的です。大ヒットしたスマホ用ゲーム「ポケモンGO」がその代表例です。

ARはゲームなどのエンターテインメント分野だけでなく、今後はビジネス分野でも活用が期待されています。

スマートグラス(眼鏡のような形状で、レンズ部分のディスプレイに視覚情報を表示できるウェアラブル端末)を利用すれば、マニュアルや手順書などの情報を視界に重ねて作業ができるからです。

マニュアルを手で持たなくてよいので両手を空けたままスムーズに作業できるうえに、紙のマニュアルと違って、大量のマニュアル内の必要な箇所をスピーディに検索・表示して閲覧できます。

病院での手術室や、設備工事の現場、自動車整備工場などで、ARは徐々に普及しつつあります。

今後、ARはメタバースと現実空間をつなげる技術として活用される

メタバースはVRとの結びつきが強いですが、今後はARもメタバースと強く連携していくと予想されています。

ARと連携すれば、現実とバーチャル空間をつなげた体験が可能です。
『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)では、ARとメタバースが今後連携する姿を以下のように紹介しています。

「メタバースを目指すプラットフォームの中には、現実世界からメタバースの世界に接続するというアクセスを考えているものが少なからずある。例えば、現実世界で目の前に他人のアバターが現れて会話をするといったシチュエーションや、リアル店舗で働く店員がバーチャル店舗でも勤務しているといったシチュエーションだ。(中略)

デジタルツインをそのままバーチャル空間として使えば、現実と同じ構造のバーチャル空間に没入できることになる。「バーチャル渋谷」など、すでに多くのメタバースの取り組みでも活用されている。

そのデジタルツインのデータが、実はARとも連携すると現実とバーチャル空間がつながった体験が可能となる。例えば、以下の2つが代表的だ。

・バーチャル空間で表示されている看板が、現実の街中でもARグラスをかけてみると対応する場所で同じように表示されており、デジタル上で書き換えたらリアルタイムで同期される。

・現実の店舗でARグラスをかけると、バーチャル空間の店舗にアバター姿でいる店員が見え、そのまま接客を受けられる。

マイクロソフトやMetaなどは、まさにこうした現実空間とVRやARでつながったメタバースを提唱している。」

※デジタルツイン…現実世界のデータを、バーチャル空間上にまるで双子のように丸ごと再現する技術のこと。

出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

ARとの連携で、今後メタバースは仮想空間だけでなく、現実とも深く結びついた空間になっていく可能性があるのです。

MR(ミックスド・リアリティ、複合現実)とは

MRとはMixed Reality(ミックスド・リアリティ)の略で、現実世界とバーチャルの情報を融合させて、複合的な空間認知を可能にする技術のことです。

参考ページ:MR(複合現実)とは? VR・ARとの違いやビジネス事例を紹介

ARと似た技術ですが、MRでは現実世界の3次元形状を認識することで、現実空間の地面や机などにバーチャルな物体を置いたり、手で触れたりといった操作が可能です。

代表的なMRデバイスが、Microsoftの「Hololens2」です。

MRがどのような技術かを知るには、以下のHololens2の紹介動画をご覧いただくのが一番わかりやすいでしょう。
参考動画:Introducing Dynamics 365 Remote Assist for HoloLens 2 and mobile devices

XR(クロスリアリティ、エクステンデッド・リアリティ)とは

XRとは、「Cross Reality(クロスリアリティ)/Extended Reality(エクステンデッド・リアリティ)」の略称で、VR・AR・MRなどの現実世界と仮想世界を融合して新しい体験を生み出す技術の総称です。

近年、VRとARを組み合わせたサービスが登場するなど、各技術の境界線があいまいになり越境するサービスも増えてきているため、XRという言葉が生み出されました。

メタバースとXRは、しばしば意味を混同されます。
メタバースが仮想空間そのものや場所を示すのに対し、XRは仮想空間を表現するための技術だと憶えるとよいでしょう。

※XRについては、以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

参考ページ:XR(クロスリアリティ)とは? VR・AR・MRとの違いを解説

メタバースにおいて、NFT・暗号資産(仮想通貨)・Web3の技術は必須ではない

メタバースの話題で頻出する単語として、「NFT」・「暗号資産(仮想通貨)」・「Web3」があります。

※これらの技術の詳細については、以下のページで詳しく解説しています。

今後メタバースにおいてNFT・暗号資産・Web3の技術は広く利用される可能性があります。

ですが、これらの技術やサービスがメタバースにおいて必須というわけではありません。

NFT・暗号資産・Web3の技術を用いなくても、利用できるメタバースサービスも多数存在します。

書籍『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』においても、以下のように注意喚起されています。

「大切なのは、「NFTやWeb3のような技術=メタバース」ではないということだ。もちろん、メタバースの構成要素の中で、NFTやWeb3関連の技術が重要な位置を占めることはあるだろうが、絶対に必要とされる技術ではない」


出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

とりわけバーチャルオフィスや住宅展示場メタバースのようなBtoBの分野においては、NFT・暗号資産・Web3の要素が含まれないメタバースも普及していくと思われます。

メタバースが近年注目されている背景

近年はメタバースという言葉を目にする機会が急激に増えましたが、なぜ注目されはじめたのでしょうか?

その背景は大きく分けて以下の4つです。

  1. VR技術の発展と普及
  2. メタバースの市場規模は、今後飛躍的に拡大していくと予測されている
  3. 各プラットフォーマーや大企業のメタバース参入と莫大な投資
  4. 新型コロナウイルスの感染拡大でリアルでの企業活動が大きく阻害された

それぞれ具体的に解説していきます。

背景1.VR技術の発展と普及

VR技術の発展と普及
メタバースが昨今注目されている背景のひとつに、VR技術が近年になって急激に発展し、一般層にも普及しはじめていることが挙げられます。

VRの技術自体は1960年代時点ですでにその萌芽が存在しましたが、当時はコンピューターの性能が低かったうえに、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルが極めて高価で重量も大きかったため、一部の大企業や研究機関以外では使われない時代が長く続きました。

しかし2010年代以降にスマートフォンの普及で、半導体・ディスプレイ・バッテリーなどの性能向上・軽量化が急速に進んだ結果、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルの開発も大きく進展しました。

現在ではMeta Quest 2(メタクエスト・ツー)のように、数万円程度で購入できて重量もそこまで大きくないヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルが発売されており、一般層にも普及しつつあります。

3次元の仮想空間であるメタバースの真価をもっとも引き出すにはVRが最適ですので、VR技術の発展と普及に併せてメタバースも注目されているわけです。

背景2.メタバースの市場規模は、今後飛躍的に拡大していくと予測されている

「将来のインターネットの中核を担うメタバースの市場規模は、今後飛躍的に拡大していく」と多くの研究機関や組織が予測しています。

三菱総合研究所は「メタバースの国内市場規模は2025年には4兆円程度、2030年には24兆円規模の国内市場が期待される」と発表しました。

参考ページ:メタバースの国内市場は2030年に約24兆円規模へ、三菱総研が調査(日経クロステック)

また、総務省は「メタバースの世界市場は2030年には78兆8,705億円まで拡大する」との資料を紹介しています。
世界のメタバース市場規模

メタバースの市場規模は将来的に現在とは比べものにならない規模にまで発展すると予想されているため、数多くの企業がメタバース分野への進出を表明しているのです。

参考ページ:メタバースの市場規模は? 2030年の日本・世界市場の推移予測を解説

背景3.各プラットフォーマーや大企業のメタバース参入と莫大な投資

Meta社(旧Facebook社)は、メタバース関連技術の研究開発に1.1兆円もの巨額を投資

近年になって世界的なプラットフォーマーや大企業が、こぞってメタバースへの参入を宣言したのも、ビジネス界の耳目を集めた一因です。

その代表例がMeta社(旧Facebook社)です。

Facebook社(当時)は、ヘッドマウントディスプレイを開発・販売していたスタートアップ企業・Oculus(オキュラス)を2014年に20億ドルで買収し、2021年にはFacebook社は社名を「Meta」に変更して、メタバース事業の推進をさらに加速させました。

現在はメタバース関連技術の研究に、100億ドル(約1.1兆円)もの巨額を投資しています。

参考書籍:『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』(西田宗千佳)

Microsoftもビジネス向けメタバースをリリースし、大手ゲームパブリッシャーを約7兆8000億円かけて買収

また、Microsoftも自社のコミュニケーションツール「Teams」をメタバースに拡張するサービス、「Mesh for Microsoft Teams」をリリースしました。

それだけでなく、Microsoftはゲームパブリッシャー大手のActivision Blizzard(アクティビジョン・ブリザード)を、687億ドル(約7兆8000億円)もの巨費をかけて買収する計画も発表しました。

Activision Blizzardは「Call of Duty(コール・オブ・デューティ)」や「Overwatch(オーバーウォッチ)」などの人気ゲームで知られるパブリッシャーですが、この買収計画は単にゲーム分野での成長のみを目的としたものではなく、メタバース分野に進出するための布石であると考えられています。

ゲームに使われている3DCGなどの技術は、メタバースとも親和性が高く応用しやすいからです。

参考ページ:マイクロソフトが米大手ゲーム会社を7.8兆円で買収、背後には「メタバース」も?(Mogura VR News)

ソニーもPlayStation VR2をリリースし、「メタバースが今後の成長の中核となる」と発表

さらに、ソニーも今後は「メタバースが成長の中核となる」との経営方針を発表。

メタバースを「ソーシャルの空間であるとともに、ゲーム、IP、音楽が交差するライブネットワーク空間だ」と位置づけ、
「仮想空間に入り込むためのキーデバイス」としてPlayStation 5向けの次世代VRシステム「PlayStation VR2」をリリースしました。

参考ページ:ソニーはメタバースとモビリティで成長する。新経営方針(Impress Watch)

このように世界的な大企業が、次々にメタバースへの参入と巨額の投資を始めたことからも、メタバースへの注目が集まっています。

背景4.新型コロナウイルスの感染拡大で、リアルでのコミュニケーションが大きく阻害された

新型コロナウイルスの感染拡大で、リアルでのコミュニケーションが大きく阻害された
さらに、2020年以降の新型コロナウイルスの感染拡大も、思わぬ形でメタバースの注目に拍車をかけました。

コロナ禍以降は、複数人が集まって参加する形式のイベントの開催が難しくなりました。

BtoCではライブや舞台・講演会などの開催が次々に自粛されたほか、地元の工務店が小規模におこなっていた住宅の完成見学会なども開催できないケースが続出したのです。

BtoBでも、商談やリードの獲得を展示会やイベントなどでの名刺交換に依存していた企業は少なくなかったため、大打撃を受けました。

またテレワークの浸透により、訪問営業の有効性が大きく低下した点も決して無視できません。

以上のように、コロナ禍でリアルでのイベントや、販売活動・営業活動の実施が難しくなった結果、バーチャル空間上で人を集めるメタバースがにわかに脚光を浴びはじめたのです。

※弊社でも採用イベントや住宅展示会などをメタバース上でできるサービス・おりこうブログCXを提供しております。

メタバースのメリット

それではメタバースには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

以下のように大別して、それぞれ紹介していきます。

【メタバースのメリット】
  1. リアルで自由度が高い対話やコミュニケーションが可能になる
  2. 現実と同じような偶発的なコミュニケーションから、アイディアやイノベーションが生まれる
  3. 遠隔地にいるユーザーもイベントやミーティングに参加しやすい
  4. 他のユーザーとの一体感や、臨場感を味わえる
  5. 現実ではできない体験ができる

メリット1.リアルで自由度が高い対話やコミュニケーションが可能になる

メタバースを使えば、リアルに対面しているような感覚で会話できる

メタバースを使えば、リアルに対面しているような感覚で会話できる
メタバースとVRを活用すれば、音声だけでなくアバターの身振りや手振りでも意思疎通できるので、実際に対面しているような感覚で会話できます。

Meta社CEOのマーク・ザッカーバーグは、先述した2022年のイベント「SXSW」で以下のように語っています。

「メタバースの最大の特徴は、世界中のどこにいても、自分がそこにいて、他の人と一緒に存在しているように感じられることです。それは素晴らしい感覚で、非常に人間的なものです。現在のインターネットとは、その部分が異なります。」


出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

なかには、「ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議システムで十分じゃないの?」と考えている方もいるかと思いますが、メタバースはWeb会議システムよりも会話の自由度が高い点で異なります。以下より具体的に紹介します。

Web会議システムでは話を一方的に聴くだけの受け身の時間が多くなるが、メタバースでは全員が主体性を持って会話しやすい

ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議システムでは、基本的に一人が話しているときは別の参加者は沈黙していなければなりません。
Web会議システムでは複数人が同時にしゃべると、音声が極端に聴き取りづらくなってしまうからです。

そのため、少人数のオンラインミーティングだとWeb会議システムでも闊達に意見交換できるのですが、参加する人数が増えれば増えるほど「他人の話を黙って聴いているだけの受け身の時間」が多くなっていきます。

それに対してメタバースでは、空間のなかから会話する相手を自由に選んで会話する形式なので、自発的なコミュニケーションが取りやすいです。

メタバースは会話する相手を自由に選べて、グループ構成も臨機応変に変更できる

会話する相手を柔軟に組み替えられるのもメタバースの特長のひとつです。

たとえば、A・B・C・D・Eの5名が参加するオンラインミーティングがあるとします。

このときにWeb会議システムでは、A・Bが会話しているのと同時平行して、C・D・Eがまったく別の話をすることはできません(元から別々の接続URLを用意している場合を除きます)。

また、会話する相手を自由にその場で組み替えることも困難です。

一方、メタバースでは参加者が複数のグループを作って同時に会話できますし、その組み合わせも臨機応変に変更できます。

このような会話の自由度は、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議システムにはない、メタバースならではの魅力です。
Zoomは一人が主体になって話す形式
メタバースは自由に会話する相手を変更できる
※総括すると、メタバースは参加者同士が自由に会話するミーティングや交流会に向いており、Web会議システムはウェビナーなどの登壇者が一方的に話す形式のイベントに向いているといえます。

メタバースとWeb会議システムの違いについては、以下のページでも詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
参考ページ:メタバースとZoomなどのWeb会議システムの違いとメリット・デメリットは?

メリット2.現実と同じような偶発的なコミュニケーションから、アイディアやイノベーションが生まれる

コロナ禍以降は雑談のように偶発性のある会話が激減したので、新たなアイディアや生産性向上を阻害している可能性がある

2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、テレワークが日本においても定着し、「通常の業務はフルリモートで問題なくこなせる」という職場が圧倒的に増えました。

しかし、一方で「テレワークだと雑談しづらいから、アイディアを生み出しづらくなった」「他の社員のアドバイスを気軽に受けて、仕事を洗練させることが難しくなった」との声も上がっています。

テレワークだと、偶然の会話が起きる余地がほとんどないため雑談が少なくなり、それが新しいアイディアの創出や生産性向上、イノベーションを阻害している可能性があるのです。

雑談や偶発性のある会話ができる環境は、組織内の助け合いや心理的安全性の形成を促進して、アイディアやイノベーションを生み出す

雑談や偶発性のある会話ができる環境は、組織内の助け合いや心理的安全性の形成を促進して、アイディアやイノベーションを生み出す
上智大学 言語教育研究センターの清水崇文教授は、雑談が生産性やイノベーションを生むメカニズムを以下のように紹介しています。

「雑談がなぜ、組織の生産性やイノベーションにつながるのでしょうか。

まず生産性について話をすると、雑談を通して、つながりや信頼関係を築いた相手には、声をかけやすいですよね。

業務中にわからないことがあったり、行き詰まったりしたときに、早い段階で人に相談し、アドバイスを得ることができます。些細なことに思えますが、この積み重ねが、生産性に少なくはない影響を与えるんです。

また、チームや配属部署の垣根を越えた雑談の場が設けられた場合には、業務での接触機会が少ない人との関わりが生まれます。

イノベーションとは、"すでにあるアイデアの意外な組み合わせ"だと言われていますが、所属する部署や職場にはない考え方やアイデアに触れることで、イノベーションが生まれやすくなるのです。

もう一つ、雑談の大きな効果として注目したいのが、社員の心理的安全性の向上です。雑談ができる相手が多い職場は、その社員にとっての「ホーム」となり、心理的安全性をもたらしてくれます。
気心の知れた人たちとの会議であれば、言い出すのがためらわれるような意見でも、気軽に発言できたりしますよね。

しかしアウェーだと感じられる場では「こんなことを言ったら、ダメなやつだと思われるかもしれない」などと考えて、言動が制限されてしまいます。

このように心理的安全性が確保されていないと、働く人のモチベーションを低下させ、結果として組織の生産性やクリエイティビティを損なわせる一因になります。

雑談ができる職場とは、要するに、話しやすい環境ということ。
社員が職場に対して愛着や帰属意識を感じていて、社員一人ひとりの心理的安全性が高い状態です。

企業として見れば、それは生産性や創造性を発揮しやすい状態といえます。」

出典:仕事の生産性やイノベーションに影響を与える"雑談" コロナ禍で変化する、職場コミュニケーションのあるべき姿とは(日本の人事部)

※なお、心理的安全性については以下のページで詳しく解説しています。
参考ページ:心理的安全性とは? 意味とGoogleが提唱する作り方・高める方法を解説

ZoomなどのWeb会議システムを利用すれば、テレワークで業務をこなすことはできるのですが、新たな生産性向上やイノベーションは生み出しづらい状況になります。

メタバースではリアルと同じく空間内でコミュニケーションをするので、偶発的な雑談が生まれやすい

メタバースではリアルと同じく空間内でコミュニケーションをするので、偶発的な雑談が生まれやすい
ZoomなどのWeb会議システムとは違い、メタバースでは空間内でコミュニケーションするので、偶然会った人などとの雑談が生まれやすくなります。

立教大学特任教授でゲームAI研究者・開発者の三宅陽一郎さんは、メタバース上のコミュニケーションを以下のように語っています。

「インターネット上に空間が生まれるメタバースは、「空間を取り戻す」という意味があると考えています。(中略)空間があることで何が生まれるか。それが偶発的な出会いです。この偶発性の重要さは、新型コロナウイルス禍で在宅勤務になり、オンライン化が進んだことで再認識されたと思います。(中略)

最近、2頭身のアバターで空間を自由に動き回って交流できる「Gather(ギャザー)」を使った国際学会に参加しましたが、話が終わると懇親会が始まり、参加者同士が自由に話せるという体験をしました。

非常に小さなメタバース空間ですが、その場でうろうろしていると誰かが話しかけてくるという、偶発性が生まれていました。空間があることの重要性を改めて感じました。」


出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

以上のように、メタバースを活用すれば偶発的な会話や雑談が生まれますので、イノベーションのアイディアや生産性向上につなげやすくなります。

メリット3.遠隔地にいるユーザーもイベントやミーティングに参加しやすい

遠隔地にいるユーザーもイベントやミーティングに参加しやすい
メタバースを活用すれば、遠隔地にいるユーザーも気軽にイベントやミーティングに参加できます。

ユーザー側にとっては交通費や時間を節約できるメリットがありますし、イベントを主催する企業側はこれまで集客できていなかった顧客層を開拓できます。

また、企業内においても各地の営業所・拠点間でコストをかけずにミーティングできますので、社内の連帯感も生まれるでしょう。

メリット4.他のユーザーとの一体感や、臨場感を味わえる

ZoomなどのWeb会議システムと違い、メタバースでは他のユーザーのアバターと同じ空間を共有しますので、一体感や臨場感を味わえます。

ゲーム企業の起業家でありゲームデザイナーでもあるジョン・ラドフは、「メタバース上の体験はこれまでのコンテンツにはない没入感を生み出す」と語っています。

「メタバースでは、ユーザーがこれまでのように平面的な文章や画像、動画ではなく、没入環境において空間的・全身体的な体験をするようになる。この体験には、まさにメタバースの可能性がすべて詰まっている。(中略)メタバースにおける体験は、多くがソーシャルな人と関わることができるものであり、さらにユーザー自らがコミュニケーションの中から体験をつくり出していくことができる、とラドフ氏は語っている。

「かつてUGC(引用者注:User Generated Contents、ユーザーが作成するコンテンツ)という考え方があったが、メタバースにおけるコンテンツは人々の相互作用から生まれる」とし、没入感は単なる空間や物語への没入感というだけではなく、「社会的な没入感」になるだろうとしている。」


出典:『メタバース未来戦略 現実と仮想世界が融け合うビジネスの羅針盤』(著:久保田瞬・石村尚也)

このように、メタバースは従来のコンテンツにはない没入感を生み出し、人々の相互作用を喚起します。

メリット5.現実ではできない体験ができる

メタバースでは「自分がしたいこと」「自分がなりたいもの」を実現できる

メタバースでは「自分がしたいこと」「自分がなりたいもの」を実現できる
メタバースならば、現実の制約を受けずに「自分がしたいこと」「自分がなりたいもの」を実現して、他ではできない体験を味わえます。

先ほど引用したゲームデザイナーであるジョン・ラドフの言葉を再び紹介します。

「ラドフ氏は、メタバースによって物理的な現実空間の脱物質化が進むと考えている。これまで夢のようだった「○○になる」という体験を実際できるようになるということだ。例えば、なりたいと思っていた宇宙飛行士にも、アーティストにも、冒険家にも、はたまた動物や自分の若い頃にも戻れるかもしれない。

もっと身近な例で考えれば、物理空間のライブコンサートには座席の制約があるが、バーチャルコンサートでは各個人の周りにパーソナライズされたエリアが広がり、すべての人が最高の席でコンサートを楽しめるようになる」

このように現実世界では実現が難しかった体験を思う存分味わえるのも、メタバースの魅力のひとつです。

メタバース上ではスローモーションや一時停止などができるので、トレーニングには最適

また、「現実では不可能なことができる」というメタバースやVRの特性を利用すれば、仮想空間で楽しむだけでなく、現実世界での経験にも役立てられます。

たとえば、けん玉の練習をするときのことを考えてみましょう。

現実世界でけん玉が上手くなるには、とにかく反復して練習する必要があります。

しかし、VR上であればスローモーションでけん玉を動かせるので、苦手な人でもコツをつかみやすくなるのです。実際、VRでけん玉の練習をすると、現実でも上手くなるとの研究結果が存在します。

参考書籍:『メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」』(著:岡嶋裕史)

危険な事故のシミュレーションもメタバースやVRでは簡単にできるので、現実での事故防止や研修・トレーニングに使える

危険な事故のシミュレーションもメタバースでは簡単にできるので、現実での事故防止や研修・トレーニングに使える
また、メタバースやVRであれば、危険な事故のシミュレーションも安全を確保して実施できます。

たとえば、製造業で衣服が機械に巻き込まれて起きる事故や、建設業で高所作業中に転落してしまう事故などは、当然ながら現実では新入社員に体験してもらうことは不可能です。

しかし、VRではそれらの危険な事故を疑似体験できるので、どういう行動が危険な状況につながるのかを肌感覚で体験できます。

ITに詳しいフリージャーナリスト、西田宗千佳さんは著書『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』のなかで、高所作業のVR体験を以下のように書いています。

「中でも興味深かったのは、建築現場の高所作業を体験するものだった。HMD(引用者注:ヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグルのこと)を被ると建築現場が現れ、その中を動いてみるのだが、建材を持っていることになっている(実際は持っていない)ので、自由には動けない。危ない方向を向いて動くと、自分がその場にある建材に押されて落ちてしまった。実際には「現実で人が自分を押した」のだが、VRの中では事故のように感じられる。それが実際に、視界には「落ちていく映像」として見えるので、かなりドッキリした記憶がある。」


出典:『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』(西田宗千佳)

座学の研修では切迫感を持って理解できない危険な事故も、VRを使えばまさに自分ごととして体験ができるので、教育・トレーニングにもVRは非常に効果的です。

このようにメタバースやVRは仮想空間で楽しむだけでなく、現実に体験をフィードバックして活用することもできます。

メタバースは個人の生き方をどう変えるか?

メタバースの普及は、私たちの生活をどのように変えるのでしょうか?

まずは個人の生き方に与えるメタバースの影響を解説します。

現実での格差や人種、性別、障害の有無などにとらわれない、フラットなコミュニケーションが可能になる

現実での格差や差別が人々のコミュニケーションを阻害しており、インターネット普及後もフラットな関係構築は難しい

現実世界では収入の多寡や容姿、社会的地位などの格差が人々のコミュニケーションにも影響し、フラットな関係を築きづらい面があります。

インターネットの草創期は「ネットがそれらの格差をリセットするのでは?」との見方もありました。

しかし実際はInstagramなどのSNSで「キラキラした他人の生活」を見る機会が増加したため、他人を羨み格差を感じる構造がより強化されている側面があります。

参考ページ:インスタ疲れには「プチ断ち」もオススメ 「前より幸せ」と実感する人も

また、性別やLGBTQなどの性自認、人種・国籍などによる差別が、現実・ネット上問わず根強く残っている点も、みなさんご存じのとおりです。

さらに、障害の有無や年齢差などもフラットな関係を阻害する要因になりえます。

現実での格差がメタバース上ではリセットされる

メタバース上では、ユーザーは自分の好きな見た目のアバターに生まれ変われます。

現実とは性別や人種が異なるアバターを選択することも可能ですし、そもそも人間ではない動物やロボットのようなアバターにも姿を変えられます。

また、障害や病気を抱えている方もメタバース上ではハンディキャップを感じることなく、フラットにコミュニケーションができるでしょう。

このように、メタバースは現実の自分にとらわれない、新たな人生の選択肢をわたしたちにもたらします。
参考動画:【メタバース】リアルが生きづらい人を救う?人類の選択肢増やす「バーチャルファースト」/外見 性格 コミュニティに縛られずに生きる/未来はあるべき方向にしか行かない【Web3 のフロントランナーに聞く】

現実とは全く異なる自分・異なる視点を見つけられる

現実とは全く異なる自分・異なる視点を見つけられる
先述したとおり、メタバースは現実から解放された「なりたい自分」「新しい自分」を私たちにもたらします。

さらに、メタバース上で現実とは異なる自分を体験することは、現実の自分にも少なからず影響を与えます。

IT分野に詳しいフリージャーナリストの西田宗千佳さんは「アバターの姿が現実に影響する事例を実際に見た」と、著書の『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』で紹介しています。

西田さんがゲームイベントを取材中に、VR機器を使ってバットマンになりきるゲームを操作している男性の姿を見たときのことです。

その男性は特に筋肉質でもなく、姿勢もそこまで良くない普通の中年男性だったそうです。

ですが、ゲームを始めるとその男性に変化が見られました。

「その人物の様子が、ゲームが始まるとちょっと変わってきた。そのゲームは、HMDをかけた状態で「バットマンの武器と衣装を身につけていく」ところから始まる。すなわち、プレイしている人にとっては、自分がバットマンになっていくさまを体験していることになる。

すると、後ろで見ていた自分からは、プレイ中の男性の姿勢がみるみる良くなっていくのがわかった。彼はいわゆる「スーパーヒーローの姿勢」になっていったのだ。自分がスーパーヒーローになったのだから、そのように立ちたい、と感じたのだろう。

そこまでの劇的な変化が日常にあるかはともかく、「なりたい自分になる」「なりたい自分を見せる」ことは自分自身に悪い影響を与えないはずだ。それは現実からの逃避ではなく、「別の世界の体験」であり、新しい生活の一幕でもあるだろう。」


出典:『メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略』(西田宗千佳)

以上のようにメタバースを活用すれば、現実とは異なる自分・異なる視点を得て、日々の生活をより豊かにできます。

メタバースをビジネスで活用するメリット

メタバースをビジネスで活用するメリット
先ほどはメタバースが個人に与える影響を紹介しましたが、ビジネス面ではどのような活用できるのでしょうか?

ビジネス分野でメタバースを活用すると、以下のようなメリットを得られます。

  1. より効果的な採用活動・求人を実施できる
  2. 新たな販促活動やマーケティングに利用できる
  3. 現実の会場を用意・維持するコストや手間が不要になる
  4. 現実世界で格差やハンディキャップを抱えた方も活躍しやすくなる
  5. ブランディングと、他社との差別化につながる

以下のページでそれぞれ解説していますので、詳細はこちらをご覧ください。

メタバースのビジネス活用の方法

メタバースのビジネス活用の方法
先述したように、メタバースの市場規模は今後急激に拡大していくと予測されますが、その潮流に合わせてビジネスを成長させるには、「自社がどのようにメタバースを活用するか?」を適切に判断するのが重要です。

メタバースのビジネス活用の方法には、大別して以下のような方法があります。

  1. イベント・交流会
  2. ショールームの設置
  3. 住宅展示場・モデルハウス
  4. バーチャルオフィス・バーチャル会議室
  5. 教育・トレーニング
  6. バーチャルストア・バーチャルマーケット
  7. ゲームでの活用や、ゲーム空間内での広告・販売

詳しくは以下のページで紹介していますので、自社のビジネスでメタバースを活用したい方はぜひご覧ください。

メタバースは、個人・企業・社会に新たな可能性を広げる

メタバースは、個人・企業・社会に新たな可能性を広げる
ここまで説明してきたように、メタバースは個人・企業・社会に対して新たな可能性を広げる技術です。

とりわけメタバースを導入したい企業・団体は、競合他社との差別化や先行者利益を得るために早めに準備を進めるとよいでしょう。

なお、弊社ディーエスブランドでは、中小企業・団体でも利用しやすいメタバースソリューション・おりこうブログCXを提供しています。

アバターを操作して3D空間内で会話・チャットするなどのメタバースの基本機能に加えて、訪問者をメタバース空間に誘導するためのホームページやランディングページ(LP)も作成できます。

採用活動での会社説明会やや交流会などのイベントに利用して、他社との差別化が可能です。

また、建築業・工務店であれば、住宅営業支援システム・ALTA Revolutionで作成した住宅データをメタバース上に設置して、お客様オリジナルの住宅展示場・モデルハウスを構築できます。

メタバースを自社でも手軽に始めたい方は、ぜひ以下から詳細をご覧ください。

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