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会社・団体のホームページを自作するメリット・デメリットを徹底比較!

会社・団体のホームページを自作するメリット・デメリットを徹底比較!
ホームページ(Webサイト)を作成する方法は大きく分けて2種類あります。

それが、自社作成(自作)ホームページ制作会社への委託(業者委託)です。
 
こちらでは、会社・団体のホームページ(HP)を自作する場合のメリット・デメリットを比較して、初心者向けにわかりやすく解説します。

企業ホームページを開設・リニューアルしたい方は、ぜひご覧ください。


目次

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  1. 企業・団体のホームページの自作とは?
  2. ホームページ自作のメリット1. サイト作成の費用が格安になる
  3. ホームページ自作のメリット2. 自社の好きなタイミングに好きな内容を更新・追加できる
  4. ホームページ自作のメリット3. コストをかけずにホームページを育てられる
  5. ホームページ自作のデメリット1. ホームページ作成の専門知識が必要
  6. ホームページ自作のデメリット2. 更新作業に、手間と時間がかかって大変
  7. ホームページ自作のデメリット3. ドメインやサーバーの知識も必要
  8. ホームページ自作のデメリット4. デザインも自社で作るのでクオリティが低くなりやすい
  9. ホームページ自作のデメリット5. SEOなどのホームページ特有の集客方法も学ばなければならない
  10. ホームページ自作のデメリット6. 不明な部分やトラブルを全て自力で解決しなければならない
  11. ホームページ自作のデメリット7. ホームページ担当者に負担がかかる
  12. ホームページ自作のデメリット8. 引継ぎが難しく、ホームページ担当者が退職したときに対応できない
  13. まとめ:IT専門部署がない中小企業・団体では、難しい分野は制作会社に任せて、ホームページの更新は自社でできる体制を整えるのがオススメ
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企業・団体のホームページの自作とは?

企業・団体のホームページの自作とは?
家電量販店やパソコンショップに行くと、「ホームページビルダー」などのホームページ作成ソフトが販売されています。

これらのソフトを購入して、経営者や社員が自らホームページを作成していくのがホームページの自作(自社作成)です。

あるいは、現在ならオンライン上に無料もしくは安価で使えるホームページ作成サービスが多数存在しますので、それらを使用するのが近年だと主流の自作のスタイルだといえます。

会社・団体のホームページを
自作するメリット
 

ホームページ自作のメリット1. サイト作成の費用が格安になる

ホームページ自作のメリット1.サイト作成の費用が格安になる
全て自分で作ることになるので、費用が低額で済む点が最大のメリットです。更新・編集も全て自分たちで行うので、更新費用もかかりません。
 
制作会社にホームページを委託すると、初期費用だけで数十万円~300万円かかることも珍しくありません。
加えて、月々の維持コストや更新を依頼するたびに5000円~数万円の費用が発生してしまいます。
 
たとえホームページ制作の初期費用が安くても、これらの更新費用を合算していくと、とんでもない金額になってしまっていた、というケースもよくあります。
ただ、これらのホームページ制作会社の経費のうちほとんどは人件費なので、プロの手を動かして制作を委託する以上はある程度は高額の料金が発生するのは仕方ないともいえます。

その点、ホームページを自作すれば、もっとも高額である制作会社側の人件費がなくなるので、業者委託に比べてはるかに軽いコストで運営ができます。

ただし、ホームページを自作する場合もドメイン・サーバーの維持費が発生する点は注意してください。

※ドメイン・サーバーとは、ホームページを運用・維持するための住所・土地のようなものです。詳しくは以下のページをご覧ください。


また、これらの「ホームページ関係の基礎的なIT専門用語がよくわからない…」という方には、以下のページがオススメです。

ホームページ自作のメリット2. 自社の好きなタイミングに好きな内容を更新・追加できる

ホームページ自作のメリット2. 自社の好きなタイミングに好きな内容を更新・追加できる
自作の場合、好きなタイミングで好きな場所を更新できる点も見逃せません。

イベント情報の変更など、急遽ホームページを変更しなければいけない場合でも問題なく対応できます。業者委託の場合は、「明日までに情報の追加と更新をしてほしい!」という時に納期の問題で断られてしまうこともあります。
 
さらに、「新着情報しか自社更新できない」など、更新できるエリアに制限が設けられているパターンも多いです。

自作であれば、そのような制限がないので好きなようにページを更新・編集していけます。

会社・団体のホームページを必要に応じて更新することは、アクセス数や集客力の強化や信頼性獲得の面で非常に重要です。

ホームページ自作のメリット3. コストをかけずにホームページを育てられる

ホームページ自作のメリット3. コストをかけずにホームページを育てられる
お金をかけず、自由にホームページの内容を拡張していけるのも自作の大きなメリットです。
 
  • 「新商品が発売したのでPRするページを新たに作りたい」
  • 「新卒採用に関するページを追加したい」
  • 「最近、お客様からよく問い合わせがある質問の内容を、ホームページ上にまとめたい」
 
ホームページを運営していく上で、このようなシチュエーションはよく発生しますが、自作であれば費用をかけずに対応できます。ホームページ制作会社に委託している場合は、
1ページ追加するのに数万円の費用が発生することも多いです。
 
現在、GoogleやYahoo!からの集客力を高めてホームページで成功するには、良質なコンテンツをできるだけ多く掲載する必要があります。
よって、成果を出したいなら内容の拡張は避けては通れません。

※なお、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセス数を増やして集客する手法のことをSEO(検索エンジン最適化)と呼びます。
詳しくは以下のページをご覧ください。


ですが、全てのコンテンツ作成を制作会社に委託すると、作成量にコストが比例するので莫大な費用が発生してしまいます。
 
それに対して、自作の場合は社内で自由にページの追加ができますから、努力次第で費用をかけずに充実したホームページを育てられます。
会社・団体のホームページを
自作するデメリット
 

ホームページ自作のデメリット1. ホームページ作成の専門知識が必要

ホームページ自作のデメリット1. ホームページ作成の専門知識が必要
現在のホームページ作成ソフトは従来のものに比べて、かなり簡単になっています。

しかし、企業のホームページとして恥ずかしくないものを作るには最低限のパソコンの知識、HTMLなどのWeb分野の知識が必要です。
 
初心者がこれらの知識を習得するには相当な時間がかかります。社員に一から勉強させるとなると、その時間は他の仕事ができないわけですから、実質的に人件費を浪費してしまうことになりかねません。

ホームページ自作のデメリット2. 更新作業に、手間と時間がかかって大変

ホームページ自作のデメリット2. 更新作業に、手間と時間がかかって大変
以上のようにホームページ作成ソフトの利用には一定の知識が必要ですから、更新作業も大変です。
 
特に古めのホームページ作成ソフトを利用している場合、この点でつまづいている方がかなり多いです。

実際、古い市販のホームページ作成ソフトで自作されているお客様にお困りごとをヒアリングしてみると、画像をホームページに載せる際に位置やサイズの調整に手間取ってしまい、たった一枚を載せるのに数十分かかってしまっていた、との声をよく聞きます。
 
更新に非常に手間がかかる状況だと、ホームページの編集自体が面倒になってしまいます。

そうなると、なかなかこまめに更新するモチベーションが起きないので、開設してからほとんど更新できていない、というケースも数多く発生しています。
 
つまり、更新が自由にできて内容を拡張していけるという自作のメリットが潰れてしまうのです。

このような放置状態のホームページでは集客や売上につなげることはできませんし、会社のイメージも損なってしまいます。

ホームページ自作のデメリット3. ドメインやサーバーの知識も必要

ドメインやサーバーの知識も必要
ホームページを運用するには、ドメイン・サーバーの契約・管理も必要になってきます。

これらの準備・契約作業も初心者にとっては大きなハードルになってきます。
 
また、開設後も放置はできません。もしドメインの更新、サーバーの維持作業を怠ると、最悪の場合ホームページが消えてしまう可能性もあります。

ホームページ自作のデメリット4. デザインも自社で作るのでクオリティが低くなりやすい

ホームページ自作のデメリット4. デザインも自社で作るのでクオリティが低くなりやすい
「●●部のA君は確かパソコンが得意だったから、彼にホームページを作ってもらおう」
そのような頼りにできる社員がいる会社も多いと思いますが、ここで一つ考えてみてください。
 
その社員はデザインについても、高い知識と技術をお持ちでしょうか?
特にWebデザインのスキルとセンス、経験があるでしょうか?
 
たとえパソコンが得意な社員でも、デザインの分野には疎く知識が無いというパターンはかなり多く見受けられます。とりわけデザインの場合は、知識・技術にくわえて、センスも絡みますから、それらの全てを兼ね備えた社員はデザイン系の会社でもない限り、ごく少数でしょう。
 
デザインの知識・技術がない方が作ると、どうしてもホームページも素人っぽい出来栄えになってしまいます。個人のホームページであれば別に問題はないのですが、企業としての信頼と安心を勝ち取るためには、やはり一定以上のクオリティは必要です。
 
なかでも、デザインのクオリティが低いと不利になりやすいのは他社との競合時です。ここまでインターネットが普及した現在では、新規取引先を選定している企業も、新しい店を探している一般消費者も、必ずホームページをチェックし比較しています。
 
デザインのクオリティが低いホームページだと、きれいなホームページを持っている他社に競合負けしてしまいます。

ホームページ自作のデメリット5. SEOなどのホームページ特有の集客方法も学ばなければならない

ホームページ自作のデメリット5. SEOなどのホームページ特有の集客方法も学ばなければならない
パソコン、Web制作、ドメイン・サーバー、デザイン。これらの知識を全て一定以上備えれば、ひとまず会社としてのホームページは開設できます。
 
ただし、それだけでホームページからどんどん集客でき、売上アップできるかと言えば、そこまで甘くありません。ホームページの公開はあくまでスタートラインにすぎず、むしろそこからどのようにホームページを育てていくかの方が重要だからです。
 
この段階では、ホームページの「制作」とはまた違う分野の知識が必要になります。
 
代表的な例がSEO(検索対策)の知識です。
どんなに良いホームページを作っても、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンから訪問者を集められなければ意味はありませんから、ホームページを成功させたいならSEOの知識は必須です。
 
このSEOという言葉を今まで聞いたことが無かった人は、大きめの本屋さんのコンピューター関連コーナーを一度覗いてみるのをお勧めします。SEOのテーマだけで何冊もの本が並べられているはずです。これらの本を熟読してSEOを基本から学ぶのは、なかなか骨が折れる作業です。

※なお、SEOやホームページ運営の初心者向けのオススメ書籍を以下にまとめていますので、ご興味のある方はこれらの本をお読みいただければかなり効率的に基礎を習得できます。


また、SEOを継続的に成功させるには、「訪問者がどのようなキーワードで検索して、ホームページに辿りついたか」などを分析するアクセス解析という作業も欠かせません。
 
アクセス解析ではGoogleアナリティクスというサービスが一般に用いられていますが、
これらの設定作業・数値の見方なども初心者にはハードルが高い部分があります。
(ちなみに、「Googleアナリティクス」のテーマだけでも、大きめの本屋さんなら複数の解説書が並べられているはずです。Googleアナリティクスの解説書を読破するのも相当時間がかかります。)
 
自作の場合、企業にとって本当に役立つホームページにするには、SEOなどのホームページ特有の集客方法についても学ばなければなりません。

ホームページ自作のデメリット6. 不明な部分やトラブルを全て自力で解決しなければならない

ホームページ自作のデメリット6. 不明な部分やトラブルを全て自力で解決しなければならない
市販のホームページ作成ソフトや格安のホームページサービスには電話サポート等が基本的についていません。
 
操作が分からないところがあっても、全て自分で解決しなければなりません。

その点がネックになり、ホームページ開設まで漕ぎつけずに挫折することや、納得がいく出来栄えにならない事態が多発します。
 
また、ホームページの表示崩れなどのトラブルが起こった際も、自分で修正する他ありません。

ホームページ自作のデメリット7. ホームページ担当者に負担がかかる

ホームページ自作のデメリット7. ホームページ担当者に負担がかかる
パソコン、Web制作、ドメイン・サーバー、デザイン、SEO
これらの広範な知識と、トラブルを自力で解決できる実力がないと、自作ホームページをうまく活用することはできません。
 
特に中小企業の場合、ホームページ専任の社員を雇うのが難しいことがほとんどですから、既存の社員が空いた時間を見つけて勉強していかなければなりません。

他に任せられる人材がいない場合は、社長自身がこれらの勉強をして知識を積み上げていく必要があります。
 
また、作成・更新作業にも相当な時間がかかりますから、下手をすればホームページに時間と労力を取られて、本来の業務の進行を圧迫してしまう可能性も出てきます。
 
さらに、専門知識が必要でアフターサポートなども無いので複数のホームページ担当者を設置することも難しいです。よって、一人のホームページ担当者にますます負担が集中しがちになります。

ホームページ自作のデメリット8. 引継ぎが難しく、ホームページ担当者が退職したときに対応できない

ホームページ自作のデメリット8. 引継ぎが難しく、ホームページ担当者が退職したときに対応できない
会社のホームページを自作した場合、発生すると一番深刻なデメリットがこれです。

先述のとおり、自作ホームページの運用には幅広い分野の知識が必要なので、ホームページ担当の社員が退職した場合、引き継ぎが非常に困難です。
 
そのため、「結局、誰も会社のホームページを編集できず、手を出せない状況になってしまった」という事態が発生しやすいのです。

実際、弊社がホームページサービスを提案する場面で、「ホームページ担当者が辞めてしまって、どうやって更新したらいいのか分からない、ホームページに全く手をつけられない」とお困りのお客様によく遭遇します。
 
特に、ドメイン・サーバーの管理もおぼつかない場合、そのまま放置しているとホームページが消滅してしまうことすら考えられます。
 
このように、ホームページが事実上コントロールできない状況が発生しやすいのが、自作の大きなデメリットです。

まとめ:IT専門部署がない中小企業・団体では、難しい分野は制作会社に任せて、ホームページの更新は自社でできる体制を整えるのがオススメ

IT専門の部署がない中小企業・団体では、ホームページが自作のみだと長期的な運用時にトラブルが発生しやすい

IT専門の部署がない中小企業・団体では、ホームページが自作のみだと長期的な運用時にトラブルが発生しやすい
ホームページを自作するメリット・デメリットは以上となります。

もし趣味やサークル、あるいは一過性のイベント向けのホームページを作りたいのであれば、断然自作するのがオススメです。

しかし、企業・団体のホームページなど信頼性が重要で、安定的に長期間運用する必要があるサイトであれば、自作だとデザインや運営の安定性がネックとなります。

特に情報システム部などのIT専門の部署がない中小企業や団体の場合だと、ホームページ自作の場合は長期的に安定運用できない可能性が高くなるでしょう。

たまたまパソコンやインターネットに詳しい社員がいたとしても、その方が退職してしまった途端、「会社のホームページを管理・編集できる人が誰もいなくなってしまった…」という状況に陥る会社・団体は枚挙にいとまがありません。

中小企業では自作と業者委託の両方の良いところを組み合わせるような体制で、ホームページ開設・リニューアルするとよい

中小企業では自作と業者委託の両方の良いところを組み合わせるような体制で、ホームページ開設・リニューアルするとよい
IT専門の部署がない中小企業や小規模な団体が、安定的にホームページを運用するには、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

  • ドメイン・サーバーの準備、Webデザインなどの専門知識・技術が必要なところは、ホームページ制作会社に任せる
  • ホームページを簡単に更新できるシステム(CMS)を、委託した制作会社に導入してもらう
  • 電話サポートなどが充実しているサービスや制作会社を選ぶ
  • 可能であれば、初回は訪問やオンラインなどで直接CMSの操作方法を教えてくれるサービスや制作会社が望ましい

※CMSについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

ここまで紹介してきたような観点で、ホームページ開設・リニューアル時にはサービス会社・制作会社を選ぶとよいでしょう。

なお、弊社でも中小企業・団体向けのホームページ制作サービス・おりこうブログを提供しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。